朝、眠いです。が、今日で今週も終わりです。それだけを希望にして出勤です。
金曜の授業は1・2・3の3連続授業です。ということは、12時まで授業をしつづけているということです。ということは、午前いっぱいは他のことはなにもできないということでもありますす。
ただ、幸いにして2クラスは試験前の最後の授業でプリント学習です。なのでPCを持っていきました(笑)。ターゲットの子が質問には来たけど、それくらいですね。もちろん机間巡視[1]「きかんじゅんし」って、たぶん専門用語ですね。変換できません。をしながら質問に答えたりちょっかい出しはするものの、少しは授業以外のこともできたかな。
帰ってきたら、ひと息ついておべんとタイム。おべんと箱を洗い終わったら、出張の準備です。さて、出ようと思って、ついでに書類を出しに事務室に寄ると
「荷物が来てます」
「書類を持って行ってください」
と、次々に言葉が飛んできます。いや、あの、今から出張やねん。電車に間にあわなくなります。
「月曜日に」
と言って、そのまま駅へ。向かうは第2のふるさとです。今日はここの同研の総会です。
まずはみなさんと新年度のあいさつ。やがて総会がスタート。まぁつつがなく総会は終了。総会のあとは専門部会なんだとか。せっかくなので、人権同和学習の部会に参加することにしました。
レジュメを見ると「解放カルタ」とあります。もちろん存在は知っていますが、現物はみたことがないです。どんなんだろう。
と、部会長が「解放カルタ」の説明をされます。なんでも、昨日作成にかかわった方に聞きとりをされたんだとか。
まぁ簡単に言うと、もともとは「識字教室」があったと。ただ、もう少し活動のレンジを広げるために「婦人教室」に改変したと。ところが、活動が拡散してしまった。そんな時に、全研に参加して岡山の実践で「解放カルタ」のとりくみを知ったと。で、自分たちもとりくもうとされたと。
説明を受けたら、実際にカルタをしてみました。
なんというか…。部落解放に向かう熱い気持ちが伝わってきます。なんか、すごく前向きです。そして、希望にあふれている感じがします。なんなんでしょうね。昨日読んでた文章は『月刊スティグマ』の2025年5月号の記事なんですが、それを思い出しました。まさに運動の黎明期という感じがします。いや、解放カルタそのものは1990年代につくられてるので、成熟期なんですが、そこに描かてる世界は黎明期なんですね。
なんか、こういう思いを「引き継ぐ」ことが大切なんだろうなと思います。
そんなことを話したら、ムラ出身の教員が
「この世代の人たちは、子どもたちには同じ思いをさせたくないと思って運動をされてたんです。だから、逆に引き継がせようとは思ってなかったんです」
と言われました。
うん。それはそれでいいんです。「引き継げ」と言わせようとは思っていない。でも、次の世代が「引き継ぎたい」と思えるようなとりくみを、わたしたちはしてきたのかって話です。言い換えると、世代と世代をつなぐとりくみを自分自身はしてきたのかってことです。たぶん不十分だったんだろうなぁ。でも、今からでもできないかな。それはムラの中での「引き継ぎ」ではなく、いろんな人がクロスオーバーしながらの引き継ぎです。
そんなことを考えながら、セッションが終わりました。
うん。今日のセッションはよかったです。自分の原点というか、「実践のふるさと」を思いだして、少し泣きそうになりました。
さてと。このふんわりとした感覚を持って帰ろう。
帰りの駅で、うちのガッコの生徒とか卒業生のお母ちゃんと会ったりして、これまたふんわりしました。
やはり長くいるものだなぁ。
footnotes
↑1 | 「きかんじゅんし」って、たぶん専門用語ですね。変換できません。 |
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