プロジェクトX

ちょいと所用があって名古屋へ。でもお金がないので普通運賃の旅です。
鈍行列車の窓から見る風景って、すごくいいですね。新幹線はもちろん、特急から見る風景も流れていきますが、いかに新快速とは言え、そこはけっこう余裕があります。沿線に思わぬ発見があったりして、かなり楽しめました。
などというのんきな感じを楽しんでいたのですが、突然列車が予定外の駅で停車しました。
「信号待ちかなぁ」
と思っていたら、車内アナウンス。
米原駅で信号トラブル発生。復旧の目途はたっていません」
ありゃぁ…。バスに比べてJRの方が時間が読めるかと思ってJRにしたのに、こっちが読めなかったのかorz
1時間ちょっと待ったところで、ふと思いました。
「ここ、K瀬やん…」
近くに3年ほど前にお世話になった友だちがいます。かなり迷ったけど、背に腹は代えられません。M由姉に電話をします。返事は
「いつきちゃん、ちょっと待っててな」
しばらくしたら、前◯長さんが来られました。
◯長さん曰く
「どれくらい待ってたんや?」
「あ、1時間ほどです」
「もっと早う電話せんとあかんやんか(笑)」
なんという優しい人たちやねん…。てことで、無事米原まで送ってもらえました。
まぁものは考えようでして、なんのトラブルも起こっていなければ、それはそれで順調なのかもしれなかったけど、トラブルが起こったおかげでM由姉とか◯長さんとかと久しぶりに話をしたりお会いできたりできたわけで。しかも「仮」をつくってしまったので、また「返す」という機会も増えたわけで。それはそれでええかと。
にしても、マジで人騒がせやなぁ>自分

で、無事名古屋へ。
用事が無事済んだところで、同行のUIコンビ*1と祝杯です。
UIコンビはこの後神奈川へ。わたしは大阪に向かいます。

帰りももちろん普通運賃の旅。さすがに祝杯のあとなのでおねむです。それでも米原で乗り換えて、大阪をめざします。さすがに京都で降りなかった時には
「アホやなぁ」
と思ってしまいましたが、まぁ半分仕事なんで、それもありでしょう。

*1:今後これでいこう

誤算

会議が早く終わったので、そのままみんなで水月亭へ。
あかん、つい呑んでしまう。気がついたら、肉をさんざん食べて、マッコリを何杯も呑んでいました。
どうしよう…。今日は梅田に行く約束をしていたのに…。でも、もうダメポです。とりあえず、梅田に行く前に夜約束をしていた「神奈川からの移住組」のところに陣中見舞いに行って、しばし話をして、そのまま帰り。
ドタキャンしてほんとうにゴメンね*1。でも、おかげさまで、久しぶりにみんなが起きている間に家に帰れましたよ。

*1:→いつものみなさん

たまには場所を変えて

朝起きるとすごい雨です。こんな日は、すごくウトロのことが気になります。大丈夫だろうか…。思わず安否を確かめに行きたくなるのですが、そういうわけにもいきません。
てことで、とりあえず東九条へ。といっても、今日は某在日外国人教育関係の会議です。いつも使っているところが、大人の事情で使えないってことで。
まぁ会議は淡々と進みます。途中、ものすごい眠気がきます。まぁ当たり前ですよね。会議中に寝るのは、実はけっこう珍しい*1んですが、久しぶりにウトウトしてしまいました。
でも、午前遅くから続いた会議は無事終了。

*1:「起きなくちゃ」と思っているというよりは、単純に寝られない性格なんですわ

異種格闘技戦

で、京橋へ移動。今日はこの時に約束した呑み会です。もちろん「熱く語る方」も来られます。さらに「寝た子を起こして仲良くごはん食べる人*1」も合流されます。
案の定、向こうでは「熱く語る方」が熱く語っておられます(笑)。こちらではK崎さんと話。
なんか二人で話をしていると、同じところ・違うところが鮮明にあらわれておもしろいですね。例えば、ブログへの姿勢もぜんぜん違う。K崎さんは、「読んでもらう」ことを前提にしておられる気がします。に対して、わたしは「まぁ、ごく一部にしか読まれてないよなぁ」というのが前提です。このあたりの「読者の数の差」は、メインストリームなのか、傍流なのかというあたりと不可分な気もします。もちろん、だから何がどうということもないのですが…。
やがて、K崎さんのお友だちのM品くんが合流。てか、M品くん、わたしの「スナップ友だち*2ですから、もう、そこからあとは、手首がうるさい(笑)。小指がうるさい(笑)。ふたりで「アヒャヒャヒャヒャ!」と笑いながら、その場を完全制覇しちゃいました。
てことで、時計を見ると、すでに終電の時間が終わってます。まぁしゃーないな。こんな日もありますわ。

*1:以下、K崎さん

*2:お互い話をする時、ついスナップをきかせてしまう

活気のある街やなぁ…

「夜」までまだ時間があるので、ちょっと縁のできた大阪府東部のムラに散歩に行くことにしました。ちなみにこのムラ、運動が3つありまして、そのうちひとつはたぶんここだけじゃないかと*1
今回は完全な「散歩」です。頭の中にある地図と、自分の嗅覚だけが頼りです。しばらく歩いていると、細い路地の町並になります。

道がある。道が狭くなる。そこに部落がある。

とは、名作「人間みな兄弟」の冒頭のシーンですが、それは昔のことです。たぶんここは違います。さらにしばらく歩いていると、突然街並が変わりました。見慣れたムラの風景です。とりあえずずんずん進んでいきます。やがてムラの中心街に入ります。すごくお店がたくさんあります。人の行き来も盛んです。さらに、一番にぎやかなところに水平社宣言の碑が建っています。あまりにもすごすぎます。
さらに進んでいくと、またまた突然街並みが変わりました。
「あ、出た」
再びムラの中にもどります。と、お墓があります。
「ムラ墓かな?」
ちょっと中に入るも…。なんか違う。ムラに隣接しているのに、なんだか違います。もうしばらく歩くと、再びお墓があります。
「こっちかなぁ…」
なんだか混乱してきました。と、電話が鳴りました。お友だちのC木さんからの電話でした。
「人権文化センターで待ちあわせましょう」
人権文化センターに入ると、ちょうど識字のおばあちゃんたちがつくられた「法」以前の街並みのジオラマがありました。長い間識字にかかわっておられる方からジオラマを見ながら説明を聞きます。
なんでも、お墓については、もともとは混在していたのを、後に
「一緒はイヤだ」
というムラ外の人の考えで別々にしたんだとか。なるほど、あの妙な違和感はそこにあったわけですね。
一方、このムラ、ずいぶんとまちづくりに力を入れておられるとか。なるほど、活気がある→ムラから出ていく人が少ないのは、そういうこともあるんですね。
自分が感じた空気に、どんどん説明がついていきます。
「またゆっくりと来て下さいね。今度は案内しますよ」
「はい、またゆっくりと来ます」
てことで、再び移動です。

*1:いまでもゼッケン登校しているとか。すごいよなぁ…

やっぱりこっちが楽

今日も試験監督を終えて、大阪府内の某所へ。
ここ、実は昨日と同じ場所だったりします。集まってこられたのは、職員研修とおぼしき方々と、「好きで来ている」感じの市民のみなさん。
今日はもちろんいつものネタです。
担当の方曰く
「いちおう2時間ありますが、質疑応答の時間をとってもらって…」
わたし
「あ、たぶん無理だと思います(笑)」
やはりどうしても2時間必要なんですよ。てことで、あきらめてもらいました(笑)。
で、いつもの旧ネタ。やはりしっくりきます。この間は1時間半で収めないといけないので、ちょっと枝葉末節を刈り取ってしまい、自分なりにちょっと消化不良気味だったのですが、今日はそんなこともなく。
聞いてくださっているみなさんも、はじめは硬い表情だったのが、だんだんと和らいでくるのがわかります。なんと言っても、一列に並んでいる顔、はじめは見えなかったのが、だんだんと首が横に動きはじめて、あちこちから顔が見え始めるのが、前から見ていてわかります。
爆笑はなかったけど、微笑みで充分元気をもらえて最後まで話せました。
話し終わって担当の方に一言。
「あー、しゃべったしゃべった。思いっきりしゃべった。スッとした」
まぁこんなもんですわ。
あ、要約筆記のみなさん、すみませんでしたm(__)m*1

*1:みなさん、終わってから厳しいミーティングをしておられました。にしても、たいへんだよ

こだわり

で、打ち上げ。
あとで主催者の方に聞いたら、コーディネートをされたD口さんが
「いつきさんのお座敷は呑み会がセット」
と主張されたとか。でも、当事者の方も含めて20人ぐらいの方が来られました。うれしいなぁ。
お店に向かったところでトラブル発生。
「お店、どこですか?まさか◯民じゃないでしょうね?」
「え、W民です」
「それだけはやめてください」
しまった、わたしのこだわりを言うのを忘れていました。
「となりに◯民があるのですが、そこならいいですか」
「U民だったらOKです」
経営母体が違うんですよね。
てことで、急遽打ち上げ会場を移動。幹事さん、すみませんすみません。でも、譲れないとこなんですわ。

呑みながら、自己紹介がてら全員から感想をもらいました。
「へー、そこにひっかかったんだ」
「ほー、そこやったんや」
いろいろネタをまぶしてみたんですが、それぞれにいろいろなところでひっかかられるんですね。今後へ向けて大いに参考になりました。
にしても、精神の方々、「オリーブ」の時もそうだったけど、ムチャクチャおもしろい。まぁ呑み会まで来ることができる方々だろうからでしょうけどね。中には2ヶ月に1回だけ許される一杯のビールを、今日に持ってこられた方もおられて、もう、大感激です。
てことで、2次会に行って、気がついたら終電。まぁ、明日は明日だわ。

新ネタ披露

今日から期末試験。
原則的には、お座敷は平日ならば夜と決めているのですが、試験中はまぁええかと。てことで、今日の午後は、精神障碍者授産施設の総会でお座敷です。当事者の方もおられればボランティアの方や職員の方もおられて、すごく幅広い方が対象になります。しかも時間は1時間。どうするべ…。
てことで、今までまだ形になっていなかった「その後」について、新ネタをつくることにしました。
「その後」の難しさは、まだ自分の中で歴史として固定されていない内容について話さなきゃならないということなんですね。なので、「外から見て笑いをとる」ということがきわめてしにくい。ついまじめな話になってしまいがちです。そこにどう笑いをまぶすかですね。なんしか、5分に一度は笑ってもらわないと、なんとなく居心地が悪いわけで、これはやはり悲しい性なんだろうなと。
てことで、新ネタに挑戦。
お座敷直前のわたしを見て、最近ずっと一緒に行動している人たちが後から
「いつきさん、すごい緊張していましたね」
と言っておられました。そりゃそうです。
話をしている最中も、たまになにをしゃべるのか忘れるところがあって、ついネタ帳を見てしまいます。まだまだこなれていませんね。
とは言え、一応の方向性は出てきました。もう数回話をする機会があれば、とりあえず「お座敷」にかけられるレベルまではいけそうです。まぁ問題はその機会を与えてくれる人がいるかどうかですがね(笑)。

人を変えるもの

今日、はじめて「携帯指導」なるものをすることになってしまいました。一度前に注意した子なんだけどなぁ。その時に言ったのは
「人は外圧では変わらない。人が変わるのは内圧なんだ」
ということでした。
基本的に、いくら罰則規定をつくっていっても、その罰則ゆえに数は減るかもしれないけど、根本的な改善はないというのが、わたしの基本的な考えです。もちろん、当面の抑止力として「厳罰化」が必要な場合があることは肯定しながらも、根本的には内側から
「やらない」
と心に刻むところから、行動の変化が出てくるんだと思います。
問題は、その「内圧」をどうやって生み出すようにしていくのかなんですよね。これが難しい。「内圧」を高めるような直接的な働きかけは、基本的には「外圧」なわけで、そういう「外圧」では「内圧」は高まらないと、これまた考えるわけです。そうすると、直接的ではない働きかけを繰り返しながら、本人自身の気づきと力で「内圧」を高めていくという、とても長いスパンのとりくみにならざるを得ません。
でもまぁ、それでお金をかせぐのが「教員」という仕事なんだろうなぁと思うと、のんびりとしかないかなぁと思うわけで…。

なんてことを考えてると、きっと時流から取り残されるんでしょうねぇ。