「のど仏を削りたい」という気持ちと、「それでいいんだろうか」という気持ちの間を揺れていて、しかもそこに「リスク」を考えなくちゃならない。かな〜り考え込んでいたのですが、結局次の一歩を決めました。
まずは、もう少し材料を集めようということです。
この間「けて〜い」と書いた時は、「やりたいやりたいやりたい!」という気持ちだったので、「とにかく早く」ということだったけど、いまはもう少し落ちついているので、「やらない」ことや、やるとしても「いつやるか」ということも含めて医者からいろいろ話を聞こうと思っています。まぁ、そのあたりについては、ここに書いておきました。
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阪南市ヒューマンライツセミナー2005
1時間目の授業をサクッとやって、電車に飛び乗って阪南市へ。
はじめて人権啓発課の課長さんと話をしたのですが、豪快な人でした。まぁ、「やぐら*1の街ですから。そう言えば、すでに町中は祭一色という感じでした。
会場に来られたのは100人弱。ただ、ほとんどの方は役所関係のようです。それでも、ひとつの課から数人来られているらしいので、「今日の昼から仕事まわってんのかなぁ?」といらない心配をしたりしていました。
話の方は…。やはり、大阪・泉州のレベルは高いです。「あかんですね、滑ってますね」というところしか笑いがとれません(涙)。でも、かつて姐さんからいただいた「いつきさん、あなたね、あなたの話を聞いて涙を流す人が出てきたらおしまいと思いなさいよ」との言葉を胸に、ひたすらがんばりました。途中、部落や在日の子どもの姿を話している時に、ふと空気がかわり、そこからうなずいてくださる方が増えたのは「さすがだなぁ」と思いました。
話が終わった後、喫茶店で話。「いや、レベルが高かったです」といったら、笑っておられました。ここのヒューマンライツセミナー、いろいろな人を今までに呼んでおられるみたいです。で、そのラインナップを聞くと、「こらぁ、えらいところでしゃべってたんやなぁ」と納得しました。まだまだ修行が足りません(笑)。
てなまじめな話のあとで恐縮ですが…
朝、ちょっと窮屈なブラしかなかったんです。なにが窮屈かというと、アンダーがあわないんですね。すると、カップの位置があわない。内側すぎるんです(涙)。でも、しゃーないのでつけました。それしかないし…。で、そこでふと思いついて、ちょっと外側の肉を寄せ見てみました。すると、あら不思議。谷間ができた。そっかぁ、これがそのシステムかぁ。
たいへん勉強になりました。
で、学校に行くと、生徒が自分の胸を指さして「今日は、ちょっとおっきいね」と、目で合図をしてくれました。わはは。
躊躇?
山をやる人たちの間に、「登る勇気」と「引き返す勇気」みたいな言葉があるそうな。目の前にピークがあって、そのピークをめざすために、ありとあらゆる困難を乗り越えてきた。でも、天候が悪化してきた。その時、どうするか。みたいな話です。
まぁ、比叡山くらいだったら、サルにかまれる程度ですむのかもしれないけど、それがヒマラヤあたりになってくると、その判断が命と関係してくる。
で、この間「のど仏」の手術について、(樹)さんをはじめ、何人かの方から貴重なアドバイスをもらいました。あるいは、「のど仏」に限らずSRSも含めてアドバイスをして下さった方々もおられました。
その人たちの言葉が、今日、次々と思い出されました。
まずは早急に考えなくちゃならないのが「のど毛」の手術です。
考えなくちゃならないのが、そのリスクと効果、そしてその結果が自分にもたらす満足度です。
- リスク
おそらくほとんどが成功しているだろうけど、数少ない「想定内の失敗」がある。その代償は「声」。いずれにしろ豊富な症例数の中で検討をしたか。
- 効果
パスしやすくなる(笑)。というか、自分のボディイメージの中の大切なようそのうちのひとつである「のどの線」が実現される。
- 満足度
「声」を失って「のどの線」が得られた時、自分はどう感じるだろうか?わたしにとってはいまのままで「声」に対する満足度はそれなりに高い*1。となると、どうなるだろうか…。
ふむ。
こういうことを考えながら、ふと気づいたこと。はたして自分はこうしたことをじっくりと見つめてきただろうか。もしかして「焦り」はなかっただろうか。おそらく、いままで比較的順調に「ホルモン」や「改名」といった作業は進んできました。そしていま、目の前にSRSすらぶら下がっています。そんな「おいしい(笑)」状態の中で、でも、もしかしたら「ベルトコンベア」に自ら乗っていなかっただろうかと考えました。そして、そもそも自分のスタンスがぶれていないのだろうかとも。「のど仏」の手術はしたい。もちろんSRSだってしたい。でも、「したい」ことと「する」ことはちがう。そのことと、自分の生き方を照らし合わして、充分な検討をしてきただろうか。「ちんこねぇさん」「まんこにぃさん」はありというのが、基本的なスタンスのはずでした。SRSしてお風呂に入るのではなく*2、一緒に入ってくれる友達をつくっていく(笑)というのが、自分のスタンスのはずでした。その原点を見失っていなかったか。
こんなことを考えながら、「はやる自分」「あせる自分」を押さえて、少し立ち止まってみようかという気になりました。いままでは「まわりが反対する」ことで「立ち止まって振り返る」余裕がつくられてきました。いま、「すべてが許される」時、その余裕を自分自身がつくりだす必要があります。
夜、ある友だちから「のど仏の手術の日程、いつだっけ?」という電話がかかってきました。「いま、どうしようか考えている」と答えました。すると「躊躇する理由はなに?」と聞かれました。
たしかに「躊躇」に聞こえるかもしれない。でも、これは「躊躇」ではないと思います。おそらくは「選択」。どの道を進んでいくのかという選択。迷いが出てきた時にどうするかという選択。それを忘れていたなぁと思いました。
そして、なにより、こういうことを気づかせてくれたたくさんの人に感謝しなくちゃと思いました。「苦言」を呈するのはとてもイヤなことだと思います。でも、それをあえて言ってくれる人が、わたしのまわりに確実にいるということ。本当に幸せだと思いました。みなさん、ありがとうございます。
さて、しばらく考えて、次の一歩を踏み出すことにしようかな。
プロフィールを変更してみました。
つっても、自分のサイトへのリンクと、本の紹介だけです。
[日常]かぶったらしい
今日、1年生の教室に行くと、いきなり生徒(♀)が「かぶった〜!」と叫びました。よく見ると、髪の毛を左の方でくくっています。
実は、最近わたしは髪の毛を右の方でくくっているんですが、そのあたりがかぶったみたいです(笑)。で、その子の友だちが「逆やし、ええやん」と言っているのですが、かぶったもんはかぶっているらしい。んなもん、わたしが最近片方でくくっているのわかっているはずやし、あとからやったあんたが悪い。
で、しばし授業。この講座、一応習熟度の基礎講座で勉強が苦手な子が集まっているはずなんですけど、基本的に「やる」態度を見せています。ていうか、2学期も9月終盤になって、未だこういうふうに勉強するクラスは久しぶりです。ちょっとうれしいなぁ。
で、つっこみはつっこみでやってくれます。今日も「ところで、先生、女なん?」といまだに聞いてきます。「80%そうやな」と答えます。すると、別の子が「んなら、先生変態か?」と聞いてきます。「そうやで」と答えます。と、またまた「んなら、先生、女の人と一緒にいても浮気にならへんの?」と聞いてきます。「ん〜、微妙やなぁ」とこれまた微妙な答え。なにせ、この子らに「タチ」とか「ネコ」とかいう話をしてもわけわからんやろうからなぁ。「男の人が好きになるの?」と聞いてくるので「たまにぐらっとくるなぁ」。「んなら、◯◯先生は?」「あ、けっこう好み」。
まぁ、のんきなもんですわ…。今日はいい天気やなぁ。
さらに人と会ってみたり
で、帰り道にパートナーに電話。「あのさぁ、実は姐さんが京都に来られていて、会えないかって話があるんだけど…」「好きにしたら?」。ということで、姐さんに「晩ご飯くらいならご一緒できます」と連絡(笑)。ついでに、◯子ちゃんにも連絡。
とりあえず、せっかくなので、某おばんざいの店に行こうとしたのですが、日曜日は定休日。しかたないので、「たつみ」に行ってまずは一杯。話の内容は…。まぁ、定番の話でした。つづいて、「あぁ、ここまできたんだから」と思い出したのが「静」。落書きだらけの座敷に入って、しばし話。ここではゴールデン街の昔今みたいな話で盛りあがりました。
でも、やっぱりトランスネタは大切です。いつのまにか、SRSへの思いの今と昔みたいな話になりました。なかでも、
誰でも手術をしたいという思いを、多かれ少なかれ持っている。でも、かつては「そこまでしちゃいけない」という価値観が、世間にもあったし、たとえばお店の中なんかにもあった。そのことが、結果として加速ではなく抑制する効果をつくっていた。「やる」人は、その抑止効果を越えてやった。ところが、いまのGIDの世界はそういう抑止効果がぜんぜん働かず、どちらかというと、加速する効果しかない。そのことが、とても危険だと思う。
という話は、とてもうなずくものがありました。ふぅむ…。
てな感じで話をしていると、「あの、お店を閉めたいんですけど」という控えめなご主人の一言。で、お開きになりました。
めっちゃ身体は疲れてたけど、充実した1日でした。
人と会ってみたり
11時に、人と待ち合わせ。お子さんがトランスで、自分ではそのことを受けいれながらも、家族との関係でなかなか難しいという話。そら難しいですわ。とくに、ご高齢の方々は。わたしなんざ、「子蟻」=「おじいちゃんおばあちゃんにとっては孫ができた」わけで、ある意味、ひとつの「仕事」は終わっているわけです。てなことで、まだ理解は得やすいだろうけど、その前の段階だとたいへんだろうなぁと思います。
まぁ、その人とはその手の話だけじゃなくて、さまざまな人権にかかわる話をして、えらい盛りあがってしまいました。てなことで、昼ご飯2軒目についつい行ってしまいました。
玖伊屋の朝
朝7時前、いきなりサイレンと「カンカンカン」という音で目が覚めました。「あぁ、火事だ…。どのへんかなぁ」と朦朧とした頭で考えていたら、だんだん近づいてきて、玖伊屋の会場の前にとまりました。って、火事はここかい!窓を開けてみてみると、どうも走り回っている場所は会場ではありません。で、別の窓を開けるとどうも焦げ臭い。もう一つの窓を開けると、家が燃えていました。起きてきた他の人たちとしばし心配しながら見守りました。まもなく、高圧ホースの放水で鎮火。よかったよかった。
それにしても、「高圧ホースと火」で、ぜんぜん別のものを思い出す人って、どうよ。
せっかく朝が早かったので、そこからはアニメと特撮の連続視聴会が開催されました。しかし、仮面ライダーの「ライダー」って、いまは名前だけなのね(涙)。本郷猛がオフ車にまたがっていたころがなつかしい。ライダーが「箱」の中に入ってしもたらおしまいですやん。
てなことで、会の終了後、ダラダラと総括をしながら片づけ。で、10時半頃に解散。
玖伊屋
昨日の夜が遅かったので、なんか体調がすぐれません。でも、今日は玖伊屋。メニューも決まっていないし、どうしよう…。
とりあえず、玖伊屋が夜スタートなのが救いです。夕方まで家の用事をしたり、ダラダラしたりして、体力の回復を待ちました。
で、6時過ぎにスタート。途中買い出しをしながら、土曜日夕方の京都市内(ババ混み)をダラダラと会場に向かいました。それにしても、京都市内は物価が高いです。簡単に5000円ほどかかってしまいます。京都府南部だったら、3000円くらいしかかからないだろうなぁ…。
結局、今日のメニューは、ギョウザ各種&スジ煮込み。あとは、廃材処理を兼ねてお好みでもつくろうかなぁと。それにしてもびっくりしたのは、スジを売っていない。スーパーに入っている肉屋さんに聞いたら「あぁ、注文販売ですね」だって。どないなってんねん?
レシピは後にまわして、簡単な報告です。
とりあえず、会場に着いたら皮づくりから。ところが、ジーンズをはいていると暑い。なので、久しぶりの女装です。パートナーから借りた巻きスカートですが、けっこう気に入ってしまった。つっても、スカートはいただけですけど…。
しかし、ギョウザはあかんわ。つくってもつくっても、なくなるのはあっという間。ペースがおっつかないです。全部で100個以上つくったはずだけど、ぜんぜん足りなかった気がする。なので、あとはスジの煮込みと一口お好み。あとは、スジの煮込みのスープにうどんをぶち込んで、お腹の足しにしました。
そんなこんなで、しばらくようやく落ち着いたころからしばらく話をしていたのですが、だんだん辛気くさい話になってきそうになったので、嫌気がさして寝ました。てか、この3連休、ハードですねん。
OPの日取りケテーイ
つっても、もちろんSRSじゃありません。あたしゃ子蟻なんで、倫理委員会が必要だとか。まぁ、いまさらこの期におよんで倫理もへったくれもあったもんじゃないと思いますけどね。だって、「わたし」という人間の存在の中で、◯んち◯があるかないかって、「倫理」を問うようなこととはとても思えないです。というより、もっとほかに問わなくちゃならんことはいっぱいありますがな(爆)。
というのはいいとして。「パス」という意味では、ある意味SRSよりも影響があるかもしれない「のど仏」のOPです。
実は、1年ほど前に真剣にやろうかなと思っていた時があって、Kぼりえさんに相談したりしていたこともあったんです。でも、「痛そうやなぁ」とか思ったり、なんだかんだで、その話、どっかに飛んでしまいました。ところが、9日に行った時に、「へ?ここでもやってんにゃ」というのがわかって、いきなり自分の中では現実味を帯びてきました。
となると、ぐずぐずやらないまま放っておくと、「やった時間」が短くなって「やらなかった時間」が長くなるだけです。しかも、気がついたらせっかく貯めていたお金がなくなっていたなんてことも、充分にあり得ます。なので、さっさとやってしまおうと。
てなことで、詳細はこちらに譲るとして、日にちを決めてきました。にしても、う〜ん、やっぱり急な話かなぁ…。