夕方から学生さんのインタビュー。なんでも卒論でトランスをとりあげるとか。でもこの学生さん、わたしのお座敷を2回も聞きに来られたりして、けっこうていねいにやろうとしておられる感じです。たしかにめんどうっちゃぁめんどうなんですけど、こういうことを通して、少しずつ社会は変わっていくんだろうなぁと思います。と同時に、「これっきり」になる場合もありますが、そこから新たな「なかま」になるかもしれないわけで。
インタビューに答えながら、今日の仕込みをはじめます。今日のメニューはおでん。主役は「まくスジ」です。
「まくスジ」を検索すると、「メンブレン」という言葉が出てきます。なんでも横隔膜の皮だそうです。これ、しっかり煮込むとトロトロになるんですよね。しかも、いいスープが出ます。
とにかく買ってきた練り物系をドババと鍋にあけて、ダシと砂糖少々・醤油少々で煮込みはじめます。しばらくしたところで、レンコンとか大根とかニンジンなんかも入れます。もちろん下ゆでした「まくスジ」もいれます。かなりいい感じで炊けています。香りも「いかにも」な感じ。
そうこうするうちに、徐々に人も集まります。みんなで話をしているうちに、わけがわからなくなってきたところで、大幅な遅延で遅れて参加のいずみちゃんも登場。
なんだか魑魅魍魎が跋扈する感じの宴会が続きます。
わたしはというと、強烈に肩首が痛い。さらに、風邪気味でのどが痛い。これ、どうなんねんと思っていたのですが、元マッサージ師がマッサージをしてくれて、かなり復活。お酒も飲めるようになりました。
でも、やっぱり早めに寝ることにしましょう。あしたは「おたふく」やしね。
カテゴリー: trans
除外診断か?
で、余裕の時間にバイバイして、家に帰ります。まだまだ電車もあります。ラッキー。
てことで、寝過ごすこともなく最寄りの駅で無事降りて、歩きはじめたところでえらい衝撃が!
いたたたたと起きあがって頭を押さえると、ぬれています。えらいこってすえらいこってす。あたりは血だらけ。さすがにアルコールを飲んでいる状態で頭を切ると、すごいですね。
しばらく呆然としていたのですが、なんしかパートナーに電話。しばらくすると来てくれました。で、いったん家に帰って、その後救急外来へ。
「2針ばかり縫う必要がありますね」
てことで、処置室へ。
医「あの〜、普段服用されている薬は」
い「あ、プレマリンです」
医「最近手術なんかされたことはありますか」
い「え〜と」
パ「この夏にゴニョゴニョを」
医「…」(←聞こえなかったふり(笑))
てことで、無事縫ってもらいました。
にしても、あしたは玖伊屋。来週末には佐賀でひと仕事あるんだけど、大丈夫かなぁ。
ちょっとうれしい^^;;
「場合の数」の授業風景…。
い「「男3人、女2人を一列に並べる時…」いつでも男が多くて男が先なんだよなぁ。これって、やっぱりあかんと思うねん」
生「そんなんええやん」
い「せやけどな、うちの学校は混合名簿やろ?」
生「そやなぁ」
い「君らの中学時代、やっぱり男が先で女が後やったんとちゃうか?」
生「そやなぁ」
い「ちなみに、わたしの高校時代はな、まずはアルファベット順。しかも、女が先やったんや」
生「へー。で、先生、女が先になってうれしかった?」
い「…。う、うん^^;;」
ええ子らや…。
久しぶりのジーンズ
久々に聞いたよ
2時間目の授業が終わって廊下に出たら、生徒につかまりました。
「先生、男か女かどっち?」
久しぶりやなぁ。てことで、定番の返し。
「いろいろややこしいねん。話せば2時間ぐらいかかるけど…」
ところが、いつもと違って、なんとなく
「聞いたるで〜」
というオーラが出ています。これはやばいと思って
「どっちやと思う?」
と聞くと
「声は男やし、見た目は女やし」
そうですか。見た目は女ですか。優しいなぁ…。てことで
「まぁどっちかというと女やな」
「どっちかって^^;;」
「ほなね〜」
玖伊屋の朝
今日はなんとなくまたーり。台所で食器を洗ったり、豆腐の汁をつくったり。
10時ぐらいまでいろいろ話をして、そこからお散歩。メチャクチャ暑いけど、久しぶりに東九条から東七条までをゆっくりとまわりました。なので、もう、身体はくたくた。でも、それでこそ、その後の時間が楽しめるというものですよ。
で、玖伊屋
肩すかし
昨日の記事が
もっとも、これで一件落着となったわけではない。特例法は「子がいないこと」も条件にしていたからだ。性同一性障害の人で子どもがいる場合もあり、法案作成の時に異論が出ていた点のひとつだった。改正に向けた動きがはじまる。
で終わっていたので、
「これは前フリやな(笑)」
と思っていたのに、今日はなしですか…。なんか、肩すかしを喰らったようだなぁ…。
そうそう、この「男と女の間には」は、わたしの持ちネタなんだけど、まぁそれはそれですね…。
底値が出た
夕方、ようやく血液検査の結果をもらいに行きました。お医者さん*1曰く。
「この数値がどういう意味を持っているのか、わたしにはよくわからないのですが…」
そりゃぁ、ある意味というか、小児科医にとってはレアな数値なので、わかりにくいだろうとは思います。まぁわたしにもよくわからないのですが(笑)。でも、なんしかここからコントロールをしていくということで、またまたファイトがわきますね。
ちなみに、8月10日ぐらいから、プレマリンを2日に1錠飲んでいます。すでに4週間ぐらいになったので、そろそろ現在の値をはからなくちゃなりません。こいつは、行きつけの産婦人科でやることにしますか…。
測定日 | E2(pg/ml) | T(ng/dl) | 薬(錠/日) | ビールの本数 | ビールの味 |
---|---|---|---|---|---|
2006/8/10 | 67.3 | 0.05(ng/ml) | 4 | 1本弱 | ◯ |
2007/2/8 | 1430.0 | 5 | 1本弱 | ◯ | |
2007/4/10 | 1386.0 | 4 | 1本弱 | ◯ | |
2007/6/14 | 587.2 | 3 | 1本 | ◯ | |
2007/8/16 | 104.1 | 2 | 1本 | ◯ | |
2008/2/14 | 681.1 | 2 | 1本 | ◯ | |
2008/4/10 | 418.0 | 1.5 | 1本+α | ◎ | |
2008/6/4 | 65.0 | 1 | 1本では足りない | ◎ | |
2009/1/27 | 69.0 | 1.5 | 1本 | ◎ | |
2009/9/17 | 88.8 | 603.9 | 1.5 | 1本 | ◎ |
2009/12/8 | 174.9 | 33.6 | 2 | 1本 | ◎ |
2010/4/26 | 97.5 | 5/3 | 1本 | ◎ |
2010/7/23のゴニョゴニョ(笑)から2週間。ホルモン断ちから3週間。おそらく底値。
測定日 | E2(pg/ml) | T(ng/dl) | 薬(錠/日) | ビールの本数 | ビールの味 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2010/8/9 | 10以下 | 0.4 | 0 | 1 | ◎ | 黄体化ホルモン*212.9、卵胞刺激ホルモン*343.3 |
ちなみに、基準値は以下の通り。
ホルモン | 男性 | 女性 |
---|---|---|
E2(pg/ml) | 19〜51 | 19〜226(卵胞期)・49〜487(排卵期)・78〜252(黄体期)・39以下(閉経後) |
テストステロン血清(ng/dl) | 225〜1039 | 3〜67 |
望ましいT値(ng/dl) | 100 |
年齢別・遊離テストステロン値。
http://www.srl.info/srlinfo/kensa_ref_cd/otherdata/122-5622.html
こんなのもある。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~gfront/resource/hormontxt.html
*1:小児科医
*2:黄体形成ホルモン(黄体化ホルモン、LH) 性腺刺激ホルモン放出因子の指示で、脳下垂体前葉から分泌される。糖蛋白。排卵を起こす。プロゲステロンの分泌を促進する。黄体とは、卵巣内に、月経周期の黄体期に一時的に発達する内分泌器管。精巣では、テストテトロンの分泌とともに、精子形成を促進する。卵胞刺激ホルモンも性腺刺激ホルモンの一つ。
*3:卵胞刺激ホルモン(FSH)性腺刺激ホルモン放出因子の指示で、脳下垂体前葉で合成、分泌される。糖蛋白。性ホルモン(エストロゲン)の分泌を促進するホルモン。精巣では、アンドロゲンとともに精子形成と男性ホルモンの分泌を促進する。卵巣内では、アクチビンによって未成熟の卵胞の成長を刺激し、成長するとインヒビンを分泌して産出を遮断する。アクチビンは酵素によってホルモン産出を促進する。黄体形成ホルモンも性腺刺激ホルモンの一つ。
そうか…
なんしか生きててよかった。