今日の午後は地域の人権教育研究会の出張です。なので、リハビリがてら定時に出勤。
いろいろものを考えたり、本を読んだりして午前を過ごそうと思ったけど、「◯◯先生はおられませんか?」という電話がかかってきたり、夏休みなのに反省文を書きに来る子がいたり、「いらんものを持ってきました」とかいう教員がいたり、はたまた用事から帰ってきてドタンバタンする人がいたり、なかなかにぎやかな環境なので、進みませんね。
それでもバトラーを少し読んでみました。が、すでに赤線が引かれていました。そうか、ここは読んだのか。忘れてるな(笑)。それでも、第1章にいくつかメモ。
で、午後の出張に向かいます。前半が全体会で講演。後半が分科会でレポート発表のようです。会場について資料をもらって、レポートをざっと見ました。
えーと…。
「Aさん」へのかかわりがずらりと並んでいます。まぁそれはいいです。外国籍生徒についてのレポートが1本。それ以外は、基本的には「発達障害系」と「不登校系」のレポートですね。きっとていねいにかかわってはるんだろうな。でも、結局「マジョリティへの適応」なんだな。「Aさんを矯正しました」的な。まぁ高校も同じなんだけどな。
とにかく前半の公園からですね。講師は土田光子さん。とりま来られたのでごあいさつ。
「いつきさんやん」
「よろしくお願いします」
さて、どんな話かな。
「まずはじめによくある例を出しますね。ただし、著作権があるからね。でも、主人公を変えたら大丈夫」
どんなボケやねんと。ということで、クラゲさんとタコさんとウツボさんとマンボウさんの話がスタートです。でも、メッチャわかりやすい。そして、それらがヘイトの三角形につながる。なるほどなぁ。これなら小学生にも伝わりますね。もちろん、高校生にも伝わる。
「うまいなぁ」
とかつぶやいていましたが、隣に座ってる若い教員の方、わたしのつぶやきをどう捉えておられただろう。
とにかく強調されていたのは、「構造」の話です。
「優しさや思いやりは道徳。それはいらないわけじゃない。でも、人権は構造。守備範囲が違う」
まさにその通りです。そんなあたりから、集団づくりの話へと持って行かれます。ひとりのしんどい状況の子どもをめぐって、子どもたちがダイナミックに動いていきます。でも、土田さんは
「それでいいのか?」
と常に子どもたちに問いかけられます。そうやって、子どもたちに自分の行為を検証することを促し、子どもたちはさらに自ら成長していきます。あぁこれ、レポートへのアドバイスですね。きっと「Aさんにかかわったわたし」しか出てこないレポートを読んで、「人権教育はそうじゃないよ」「これは人権教育のレポートじゃないよ」ということを、少々辛口ではあるけど伝えたいという思いを持っておられるんだろうな。
ということで、講演終了。問題は、土田さんのアドバイスをどれくらいわかったかってことですね。
会場から外に出たら、土田さん、本売りをされてました。で、わたしにこっそり
「レポート読んだけど…」
と言われたので、思わずヘッドバンキングしてしまいました。
研究会が終わってから、土田さんとしばしお茶。ちなみに、入ったのはこれがある店です。
甘いけどうまいな。
でも、あっという間に食べてしまい、コーヒーもなくなったけど、ここから2時間くらい延々と話。
そうやねん、そこやねんと思うなど。
土田さんとはじめて会ったのは1997年にあった全同教第49回熊本大会でした。土田さんもわたしもレポーターでした。土田さん、わたしのレポートを聞いたあと、喫煙所(笑)で、うちの当時のボスに「こんなていねいな実践をする教員がいるんだ。実践において大阪の高校は京都に負けた」と言われたんだとか。まぁそれは京都の高校の方が楽で、ピンで動けるからってだけのことなんですけどね。印象的だったのは、他のレポートを読んで
「落ちてこん」
と首をひねっておられたところでした。そうなんやな。「落ちてくる」レポートと、「落ちてこない」レポートがあるんだな。それを見極めることができるのは、自分に実践があるからなんだな。
わたしはその後担任から離れたけど、それでも実践は積み重ねたいと思っています。そして、今、自分が実践する相手に教員もいたりします。
まぁそんなこんなで、楽しい2時間を過ごせました。
帰り道、ふと思いついたことがあったので、帰ったらPCを開いてメモ。
さて、あとはビールだ。
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お手伝い
今日の午前は、第2のふるさとの人たちと一緒にウトロのフィールドワークです。なので、朝は少しゆっくりしてからウトロへ。要項には「9時20分」と書いてあるので、9時過ぎに着いたのですが、どうやらそれが第2のふるさとの出発時間だったようです。なので、しばしダラダラ。
やがて第2のふるさとのみなさん、到着です。まずは秀煥さんの話から。うまいわ…。どんどん話芸講演に磨きがかかってますね。
そして館内案内とフィールドワーク。人数が30人以上なので、2班にわけなきゃなりません。てことで、わたしはなぜかフィールドワークの担当になりました。
「ボランティアのいつきです(笑)」
というと、失笑が起きました。
「実はですね。ここの館内のもうひとつの楽しみ方がありまして、『いつきさんを探そう』というのがありましてね」
またまた失笑です。
てことで、外まわりを2回やってしまいました。でも、案内は案内で勉強になります。
「この中で土木をやっておられる方おられますか?」
またもや失笑です。いや、教職員研修で土木はあまりいないでしょう。が、大切です。
「この舗装ね。ここ、水道管を敷設したあとなんです。これ、仮復旧です。本復旧をしていない。結局、ここって1980年代からずっと「仮」だったってことです」
「あとね、この道、おかしいと思われません?」
みなさん、黙っておられます。気づかないのかなぁ。
「側溝がない。そりゃ水がはけませんよね」
「なるほど」という顔をされたので、よかったよかった。
道ひとつにもウトロの歴史が詰まってます。ここももうなくなるんだなぁ。寂しいなぁ。
ということで午前の出張(笑)終了です。
午後は久しぶりに出勤です。とにかく溜まりきった書類を処理せねば。2時間ばっかで処理を終えて、あとは「読み」かな。第1章の先行研究をプリントアウトして、ソファに寝転んで…。寝ちゃいました。いかんいかん。眠気を振り切って、再び「読み」です。が、眠い。そんな感じで、眠気と闘いながら、しばしおべんきょ。
そんなこんなで、定時が来たので退勤。さてと、ちょこっと買い物をしてビールだな。
We are マッコリーズ
朝、7時過ぎに目が覚めました。昨日の夜ヘッドをしてもらったまま寝てしまいましたが、今朝は少しマシかな。でも、そのまま8時頃までおふとんでゴロゴロ。いろいろ迷ったけど、朝ランしますか。
ということで、スタート。今日は曇り空なので、先週のように直射日光にはやられないだろうなと。ただ、やはりメチャクチャ暑いので、ショートの周回コースにしました。とは言え、前半2kmは登りです。やはりキツイですね。後半のダラダラした下りもスピードが乗りません。キツイ。
結果、4.2kmを27分03秒で、アベレージは6分26秒でした。スプリットは6分46秒→6分16秒→6分24秒→6分23秒でした。前回よりも少し遅いですね。
やはりインターバルをやらなきゃならないかなぁ。いずれにしろ、去年はもっと早かったみたいです。なので、もっと走り込まなきゃアカンわな…。
帰ってきたら、今日も大汗かいてます。とにかく身体を冷ましてシャワーです。そして朝ごはん。
猫の額も少し暑くなってきてますね。
さて、今日もPCの前に座りましょうか。ブログの更新はあっという間です。そして最終章です。
ちなみに、今朝、大発見をしました。最終章の第4節、研究へのインプリケーションを書こうと思っていたけど、第1節から第3節がそれだったことに気づきました。ということは、第4節は実践へのインプリケーションでいいってことです。であれば、書けそうです。
と思って書きはじめたけど、やはり書けません(笑)。まぁでもこんな感じで、書いたり消したりしながら、とりあえず書くしかないです。きっと明日には「あっ」と思うことがある。
ちなみに、「大前提として」という話があるんですけど、「それはそれとして」という話も書かなきゃなりません。というか、それが現実的な「解」なんですよね。
そんなこんなしていたら、気がつくと3時です。出なきゃ。
てことで、ウトロへ向けてスタート。今日は「マッコリーズ」でサムルをしなくちゃなりません。
とりま平和祈念館に行って、そこから「支部」の建物へ。床がぬめってます。この間の焼肉の脂ですね。ここでサムルを一度おさらいです。Fさん、うまくなったなぁ。音が変わりました。焼肉の時のワークショップのおかげなのかな。しかし、2箇所くらい「?」となるところがあります。まぁええか(笑)。
そして会場の公園へ。途中、こんなものが。
「マッコリーズ」って書いてある。笑いました。
公園に着くと、すでに吹奏楽をやってます。うまいです。そして和太鼓。うまいです。そして「マッコリーズ」。
えーと…。ピョルダルコリを飛ばしたな(笑)。あっという間の7分でした。それでもウトロ農楽隊の人たちが
「よかったよ」
と声をかけてくださいました。元同僚の人も来てくれて、うれしかったなぁ。
さぁ、打ちあげ会場に行きましょう。途中、なんとなくいい風景だったのでパチリ。
で、呑みです。話題は、当然のことながら「マッコリーズ」の今後のあり方についてですね。むずかしいな。でもまぁ「We are マッコリーズ!」とかいいながら、マッコリをおいしくいただいて、記念写真です。
アカンやつらやな…。
アドレナリンが切れた
朝、目が覚めると、電気はつけっぱなしでした。ジーンズは脱いでいたけど、Tシャツは着たままでした。ひでぇ。
とりまAっちゃんにラインすると、すでに朝食中だとか。あわてて下に降りて、わたしも朝ごはん。そして会場に向かいます。昨日、ホテルまでの道がよくわからなかったけど、今日はすいすいと移動できました。が、最後の「紅葉坂」がきつい。昨日の子どもたち、ここをあがったのね。会場に到着したのが受付開始の30分前の8時半。そう言えば、会場が開くの、9時でした。30分待ちかよと思ったけど、勤務時間は大切です。が、早めに開けてくださってありがたい。
今日は分科会です。どこに行こうかと思ったけど、やはり京都の発表がある分科会ですね。ということで「未来をひらく」分科会。考えてみたら、3本とも定時制高校の発表です。
しかし、参加者が濃いぃ。W高橋さん[1]高橋清樹さん・高橋徹さんをはじめ、神奈川の重鎮がずらりとおられます。さらに東京の重鎮である角田さんもおられます。どんなんやねん。
で、分科会スタート。まずは京都の発表です。基本的にはこの間聞いた内容の短縮版です。が、ほんとうに聞けば聞くほどすごい実践ですね。しかし、ところどころに入る同僚の話が、個人的には爆笑です。まぁそれだけいろんな状況の中でやっておられるということです。
続いて、神奈川の発表です。レポーターの人とは先日一緒に呑んだばかりです。ちなみに、一昨年も呑んでます。レポート内容はおもしろいし、すんごい先進的です。それはO谷さんがということもあるけど、神奈川がそもそもすごいです。ということで、質問。
「ぜんぜん勉強になりませんでした。たぶん、京都の30年くらい先を行っておられます。ということで、そもそも、ここまですごい神奈川だって、最初はそうじゃなかったんじゃないかと思います。その、雪だるまの最初ってなんなのか教えてください」
結局、時間の関係で答はなし。とりま昼ごはんに行きましょう。時間はあまりないので、とにかく「あった店」ですね。
と、ありました。「雷神」という店でした。とりま、食券を買って待ってると、食事を終えた方が出てこられて、よく見たら東京の方でした。まぁそうか。
で、「カレーラーメンの方」って言われて、「違うぞ」と思ったら、Aっちゃん曰く「いつきさん、カレーラーメンの食券買ってましたよ」とのお言葉。そうだったのか。で、カレーラーメンおまけつき。
スープの味が薄めなので、カレーラーメンにして正解でした。結局、スープを最後までいただいてしまって、おなかいっぱいです。で、会場まで再び登山。
午後の分科会は、奈良のレポートです。ちなみに、全外教の事務局長です。このあたりがおもしろいですね。レポート内容は自主教材の話です。すんごいていねいにやっておられますね。まぁでも、このあたりの自由度があるのが定時制なのかな。
ということで総括討論。はじめは通訳の話で終始していました。あまり知らないのでぼーっとしてたら、突然司会の方から指名されてしまいました。
「課題ってどういうのがありますか」
いったいなんの課題だ?
「いま、半分寝かかってましたが」
と前置きして、京都の課題を話しました。たぶんズレてるだろうなと思って、あとで確認したら、やはりズレてました。でも、論議のきっかけにはなったみたいです。
京都府の高校は、そもそも「そういうしくみ」になってない。なにしろ、定員割れしている学校も、カリキュラムを組む時点では国公立を狙えるカリキュラムを組みますからね。なぜなら、定員割れするかどうかはカリキュラムを組む時点ではわからないからです。なので、そういうやり方を変えないとダメなんです。でも、きっとそうはならない。そこには「地域の学校」という歴史があるからです。それはそれでいいことです。が、現状とマッチしていない。
で、京都府の教育行政はというと、日本語指導が必要な生徒があまりにも少なく、しかも散在しているから「誤差」の範囲で捉えてしまう。だからなにもしない。
ただ、これだけで終わってしまうとダメです。京都府には、そういう「援護」もなにもないなかで、少数ながらとりくむ学校があり、個人がいます。そして、例えば「作文コンクール」とか「交流会」のとりくみもあります。そういうものがつながっていき、それが行政を動かすところまでいかなきゃならない。
まぁそんな話をしてみました。
ということで、いろいろな示唆をもらって分科会も終了です。最後の閉会全体会は、和やかだったかな。最後の閉会ミーティングでは、少々からだが震えていました。立っていられないので、思わずしゃがみ込んでしまいました。完全にアドレナリンが切れたな。
ということで、帰りましょう。
新幹線に乗って、晩ごはん。
Aっちゃんとダラダラ話をしながら、クールダウン。9時頃におうちに到着。とりまシャワーを浴びて、ウィスキーを少しなめて寝ましょうか。
footnotes
↑1 | 高橋清樹さん・高橋徹さん |
---|
アドレナリンでもつ
起床は6時です。さすがに眠いです。が、去年の就寝は3時で、起床は6時半だったので、30分長いということになりますか。
とりま、ランチパックの卵とカゴメの野菜ジュースを飲んで、朝ごはん終了です。その後、気になる班なんかをまわりながら、午前を過ごしました。実は「おべんきょ」をしたかったけど、とうていできる感じじゃありません。
で、交流会の全体会。子どもたちは思い思いに発表します。それを聞きながら、会計担当にメールを送らなきゃならないので、アドレスを探すなど。ところが、電波が弱くてまともにつながりません。うーん。メッセンジャーがあったわ。ということで、無事送信。
全体会が終わったら、いよいよ交流会もおしまいです。残すは大会全体会での発表です。ということで、子どもたちは移動開始。は、いいんだけど、地元の神奈川の人、みんな行っちゃったよ。最後はどうすんねん。まぁしかたないです。京都組が最後を担当しましょう。しかし、大量にあまったペットのお茶、どうやって運ぶ?と、業者の人が自動販売機に補充に来られました。
「あの、段ボールもらっていいですか?」
「どうぞどうぞ」
神降臨でした。
最後に事務室のみなさんにごあいさつ。
事「あの、責任者の方ですか?」
い「いえいえ、違います。スウィーパーです」
なにやら書類を書かなきゃならなかったみたいです。まぁええか。
で、大会会場へ。京都組、なにやらハイテンションです。たぶん、徹マン症候群になってます。まぁええか。
で、大会会場に到着。荷物をおろして、子どもたちを待ちます。やがて子どもたちが来ました。さすがに疲れてますね。でも、例年と違って寝てる子はいない。みんな、昼ごはんを食べて、大会全体会での発表の最終調整です。そして、全体会会場に移動。発表です。
「日本のいいところ」とか「夢」について話しあうのは、今どきやなぁという気がします。ただ、
「あまりにも差別に慣れてしまって、差別されていることに気づかない」
という発言があって、まさにそれやなと。敏感だったら生きていけないんですよね。とにかく、このひとことが聞けただけで、2日間一緒にいた価値があったかなぁ。
その後、交流会の総括集会があって、2日間の交流会もおしまい。
で、全体会会場へ。崔江以子さんの講演です。2月に続いて2回目です。が、時間が短い。もったいない。でも、講演内容は元気がでます。「世界は変えられる」という希望が伝わってきます。
そんなこんなで全体会終了。
会場から出ようとしていると、エレベーターから江以子さんが出てこられました。と、わたしに向かって「わーい」って手を振られてビックリしました。とうとう顔を覚えてもらったんだなと^^;;。素直にうれしいです。せっかくなので石橋さんに
「わたし、西日本新聞に出ました」
と、宣伝(笑)。
さてと、ホテルにチェックインしましょうか。シャワーを浴びてテレビをつけると、「孤独のグルメ」をやっていました。思わず見てしまいました。で、Aっちゃんと合流して、「大反省会」の会場へ。狭い店内に50人以上集まっています。covid-19を恐れない設定です。すでに席はほとんどありません。まぁいいか。わたしは大阪のみなさんの席におじゃま。ここで「在日あるある話」を聞きながら大笑いしました。
そして2次会。この日に来られた方が大会に来て下さってので、関東の人々とつなげなければ。ということで、神奈川・東京の人に声をかけて夜の町を徘徊。案内役は大会実行委員会会長の小ヶ谷さんです。どうやらメッチャファンキーな人のようです。ここで、ちょこっと研究寄りの話を酔っ払いながらしたみたいですが、ほぼ記憶なし。
それでも閉店が11時だったので、逆に助かったかな。なんとかホテルにたどりついて、そのまま落ちました。
今年もやってきた
朝、とにかく起きましょう。朝ごはんを食べたらのろのろ準備。そしてスタート。
今日から3日間、全外教大会です。去年は激しかったけど、今年はどんな感じかな。
到着したのは神奈川です。前回来たのは11年前か。到着したら、すでにゲーム大会がはじまっています。あわててテンションを生徒に近づけます。
ちなみに、今年は例年と違って、少し生徒の前に出たので、子どもたちがわたしの顔を覚えてくれています。にこりと会釈してくれる子がいるのがうれしい。
やがて晩ごはんづくり。この間ワイワイとつくったけど、今日は量が違います。みんながボーズをつくりはじめたところで、蒸し器の準備ができていないことに気づいて、結局わたしは蒸し担当です。
でも、しばし持ち場をKきぴにまかせて、PCの前に座ります。うーん、昨日の脳みそがかろうじて残っていますね。とにかくこの節だけは終わらせましょう。
なんとか最後までいったので、というか、ムリクリもっていったので、再び蒸し担当。でも、こんなペースでごはんつくってたら、とうてい間にあわないぞ。とにかく、子どもたちはごはん、わたしたちはごはんづくりの続行です。
合間をぬって晩ごはん。うまいな。そして速やかに皿洗い。ひととおり洗ったところでレストですね。しばしCょんひょんなんかと謀議。
それにしても、今日はメチャクチャ汗をかきました。疲れた。おふろですね。しまった、ここにはシャンプーがないんだっけ。久しぶりのノープーです。
おふろから上がったら、実行委員会ミーティング。みんなしっかりしてるわ。ただ「クライ話」というのはやめてほしいな。てことで、介入。
「ごめんね。わたしが発言すべきではないんだけど「クライ話」じゃないよ。「深い話」だよ」
ほんとうは「深いー浅い」なんだけど、子どもたちは「クライー明るい」ってとらえちゃうんですね。でも、生徒さんの中でも「深掘りしたい」って言ってる子もいるから、本質はわかっているはずです。その本質を班のメンバーに伝えるためには、やはり「深い」って言ってほしいな。
ということで、実行委員会が終わったのは11時半。ここからは卒業生たちとの反省会です。あーだこーだと話をして、結局終わったのは2時半です。
まぁ例年よりは早いか。
日本社会のしくみと教育
今日は某人権教育研究会の夏季研です。事務局なので早めに行かなきゃなりません。なので、いつもより少し遅いくらいの時間にスタート。到着したら、すでに他の事務局の人は来ておられます。窓から外を見ると、なにやら続々と人が来られます。君たち、来るのが早すぎるよ。
てことで、午前の分科会用に会場設営。が、フタを開けると満席です。なにしろ、おそらく過去最高の140人ほどの参加ですからね。
今回のわたしの役まわりは「odd socks day」についての代理レポートです。ただし、わたしはトリ。前におふたりレポートされます。ともに厳しい状況の生徒へのかかわりですが、どうも「インクルーシブ」な感じがありません。うーん。
ということで代理レポート。
途中
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うちの学校には車いすの生徒も、突然大声を出したりウロウロしたりする生徒もいません。入試制度や進路指導の結果、そうした子どもがうちの学校から排除されているからです。だから、生徒たちには「そういった生徒と出会えなくて不幸だね」って言ってます。
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とコメント。そのあとはつつがなくレポートして終了。
おべんとを食べたら、今日の講師の知念さんお迎えです。
知念さんには、個人的にものすごくお世話になっています。もっとも、知念さんご本人はご存知ありません。わたしの最初のおべんきょ成果のタイトルは、「〈ヤンチャな子ら〉の学校経験」からパクりました。それだけでなく、全体の構成もメッチャ参考にさせていただきました。実は学校づくり研究会でお会いできたらお礼を言いたいと思っていたのですが、残念ながら会えませんでした。直接メールでやりとりしたのはハクロンを書いたときで、こっそり「ブツ」を送ってもらいました。そんなこんなで、今回の依頼を通して、ようやく直接会えることになりました。
ということで、午後の記念講演。
まずはアリストクラシーからメリトクラシーの話。あるいは近代の学校制度がめざした理想と、結局の現実の乖離の話。さらに、現在の教育格差の話。そんなあたりを説明されます。個人的には、このあたりは知っている話ではありますが、今回の参加者、特に新規採用の人たちには知っておいてほしいところですね。
話はさらにブルデューやコールマン調査へと進んでいきます。マニアックです。そして、ここからが知念さんの真骨頂ですね。X市の調査から浮かびあがるものです。
端的に言うなら、SESというひとつの物差しで測れるのか?ということです。ここで知念さんは「大企業型」「地元型」「残余型」という3類型を持ち出されます。そこから、インタビュー調査結果を類型化して、その語りの特徴を示されます。これが実におもしろい。生徒たちの顔が浮かんできます。
そして「まとめ」です。知念さんは「理想の世界」や「あるべき方向性」は示されません。逆に、これまでめざしてきた方向性への「疑問」を提示されます。つまり、これまでめざしてきた方向性は「大企業型」だということです。なぜなら「メリトクラシーな社会」を目指してきたからです。でも、それは破綻している。そのような中、「地元型」への着目は、おもしろいですね。そして「残余型」の厳しさもまた示されます。つまり、社会関係資本みたいなものが、実はすごく大切だということです。
話を聞きながら、<やんちゃな子ら>の2類系の話を思い出します。あるいは『ヤンキーと地元』『裸足で逃げる』のこととかも思い出します。前者は「地元型」のしんどさを、後者は「残余型」のしんどさを描いていますね。そして、後者が女性を描いているのも象徴的です。
と、質疑応答の中で、ご自分にジェンダーの視点が不足していることを話されました。いや、不足していることがわかっているということは、その視点があるということなんですけどね。ほんとうに不足している人は、「不足している」とは言われません(笑)。
ということで、メチャクチャスリリングな講演も終了。
帰り道ご一緒させていただきながら、いろいろ話。当然のことながら志水さんの話が出てきます。たしかに、志水さんは「大企業型」をめざす方向なんですよね。でもそれは時代かな。まさに志水さんは「メリトクラシーな時代」の中を生きてこられた。でも、知念さんはそれが崩壊した「ペアレントクラシー」の時代を生きておられます。あるいは、インタビュー対象者がそういう時代の人たちです。そういう意味では、志水研が知念研へと移行していくのは、当然の流れなのかもしれません。
ということで、京都駅で「軽く」呑み。今日の振り返りをしたり、はまたた、わたしのおべんきょの話をしてみたり。会長も合流してきて、大盛り上がりです。が、突然「2時間縛り」があることが発覚。まぁでも、その方がいいです。ということで、8時に解散。
ちょうどいいですね。
2番目に嫌いな仕事
朝、起床は5時半です。眠いです。とりま6時半の新幹線に乗りましょう。ブログの更新をしなくちゃなと思いながら、昨日の呑みすぎもあってウトウト。到着したのは東京です。ここから30分のウォークです。そして到着したのは日本教育会館です。
今日は全国母女の日です。なぜにわたしが全国母女に参加するかというと、今日はRえちゃんのレポートがあるからです。
ちなみに午前はゴージャス理枝さんの講演会です。ちなみに、わたしはこの時にお会いしました。
ということで、講演会の前にごあいさつ。ビックリしておられました。
で、講演スタート。いや、すごいです。ものすごい活動をされています。しかも、やっておられることが的確です。それにしても、沖縄の女性がこれほどきつい状況の中におかれているのかと。それは男性の「ひどさ」の裏返しです。でも、おそらく男性もきつい状況の中におかれている。まさに『裸足で逃げる』と『ヤンキーと地元』です。そして、そうした女性/男性のおかれた状況をつくりだしているのは「本土」です。
そんなことを考えながら、ゴージャス理枝さんの話を聞きました。
講演が終わったら、速やかに分科会の打ちあわせ。
午後の分科会の役まわりは、「記録」です。世界で2番目に嫌いな仕事です。ちなみに一番嫌いな仕事は「教頭」です(笑)。みなさん、よーやらはりますね。
というのはおいといて…。
で、分科会開始。のはずが、なかなかはじまりません。どうやら会場いっぱいに人がおられて、入りきれないんだとか。すごいな。やがて分科会開始。まずはRえさんのレポート。みなさん、ガッツリ聞いておられます。たぶん、このレポートを聞きに来られたんじゃないかな。知らんけど。ちなみに、この時間帯だけはフリーにしてもらいました。
お次は愛知のTのレポート。うーん。どう言えばいいのか…。でも、愛知なんでしょうね(謎)。
ちなみに助言者は竹信さん。あまり研究者っぽくないコメントですね。どちらかというと実践者かな。「誰かとつながる」ことの大切さを力説しておられました。ふむ。
そして総括討論。個人的にはもう少し実践面の話が聞きたいなぁ。ということで、記録者なのは発言。
「最近、うちの学校、変なんです」
ということで、odd socks dayの話をしたり、rainbow weekの話をしたり。何が言いたいかというと
「仲間を見つけることも大切だけど、同じように仲間を探している人もいる。そんな人の仲間になることも大切なんじゃないかな」
って話です。そうそう、もうひとつは
「長くいればいいこともある」
ですね。笑っていただけました。
ということで、分科会も無事修了。さて、呑みに行きますか。
ちなみに、Sきちゃんが限界なので、Rえさんとはここでバイバイ。いつものS渡さん、O谷さんに、I木さんを誘って、まずはホルモン焼きのお店へ。まずは生ビール。うまし。肉、うまし。7時半に入れ替えになったので、さらにもう一軒。O谷さんを泣かしてしまいました。すんません。いい加減呑みすぎたところで終了。
ここから大移動です。なにしろ、ホテルは横浜です。しばしウロウロして、なんとか東海道線に乗れました。横浜に着くと、カオスです。これはひどい。
と、メッチャおいしそうなラーメンの香が…。でも、胃袋が拒否っています。正しい判断です。
てことで、缶チューハイを買って、ホテルで呑んでいるうちに爆睡です。
遺産らしい
やっとの「こもりん」も2日で終了。今日から3日間は動かなきゃなりません。
ということで出勤。机、というか、正確にはキーボードの上に書類があります。たしかに。日付を間違ってますね。そんなこんなをごちゃごちゃやって、zoomで野入さんとご対面。毎年恒例のオンラインです。ちなみに今年はあきらめて職員室からつなぐことにしました。まぁいいでしょう。
そんなこんなで午前が終わって、移動です。
午後は京都府南部の人権教育関連の研修会です。今日の講師はSSWの方です。途中グループディスカッションを入れられますが、わたしは相変わらず記録担当です。しかしみんな、よくしゃべるな。いいことですね。
最後はアセスメントシートから読み取れることをディスカッション。実践的でいい感じですね。ただ、「昔からやってきたよなぁ」と思うなど。
ということで、質疑応答で
「小・中との連携の必要性についてどう思われますか?」
と質問。いや、出てこなかったんですね。すると
「守秘義務があるから難しいところはあるけど、大切」
みたいな回答です。んー、そのあたりは生徒指導提要に「大丈夫」って書いてあるけどなぁ。ということで、研修会が終わってから、実際にやってることを話してみるなど。
さて、ここから次の移動です。が、時間がある。しかたないですね。時間つぶしの「平和祈念館」です。とりまAっちゃんを
「かき氷を食べに行こう」
と誘って、平和祈念館へ。かき氷、うまいな。ここでAっちゃんとバイバイして、大久保までテクテク。向かうはなぜか奈良方面です。今日は第2のふるさとの呑み会です。SSWの人とは違う世界を生きています(笑)。
今日の飲み会には新谷さんも来られています。フットワークが軽い人ですね。ここで小学校の教員の話を聞いたり、いろいろな人の話を聞いたり。新谷さん、メッチャ驚いてはりました。
「ここは遺産ですね」
とのお言葉。まぁそうでしょうね。もっとも、「遺産ですね」と言われたみなさん、ビックリしておられました。まぁ、遺産の中に生きていたらそうなりますよね。
そんなこんなで楽しい呑み会もお開き。さてと、帰りますか。
マッコリ-ズ
朝、しんどいです。が、とにかく起きましょう。
と、Iちくんと目が合って
「やりましょうか」
との優しいお言葉。全身をマッサージしてもらいました。ありがたや。
そうこうするうちに、みなさん起き上がってこられて、朝ごはんのホルモンうどんです。うまし。思わず缶チューハイに手が伸びます。これで1日終わりました。
昼前に解散。その後Iずみちゃんと軽く一杯やって、3時前にこちらも解散です。
そして移動開始。今日はウトロでサムルの練習があります。このチーム、名前が「マッコリ-ズ」です。完全にふざけたべたな名前です。でもいいんです。そういうものです。
支部に着いたら、すでに練習ははじまっています。わたしの担当はチンです。これがむずかしい。とにかく一定のリズムと一定の音量で延々と叩き続けなきゃなりません。1時間半ばっか練習して終了。
その後、打ちあげです。どうやらこちらがメインらしいです(笑)。
ということで、平和祈念館に行って、A部さんとM木さんと合流して、近くの鉄板焼き屋さんへ。ここでしょーもない話をしながら、焼酎をいただきます。そんなこんなで、いい時間になって解散。
京都駅で「捨てられた猫」になったけど
拾ってもらえました。
にしても、きっと明日はしんどいぞ。