朝、目覚ましで目が覚めました。金曜日はたいてい少し早目に出勤します。なので、今日も早めです。
職場に着いたら、今日の授業のプランを考えましょう。いや、単にプリントを検討するだけのことですけどね。と、始業前からセクションの非公式ミーティング。これもまた早めに出勤したから参加できるということです。
そして始業。と言っても立番です。なんか空気が冷えてないですね。端的に言うと暑い。いつまでなんだろ。
そして1時間目。授業をサクッとやって、あとはプリントです。ターゲットにしてる子が、学びから逃げ気味です。どうしたらこちらに来るのかなぁ。2時間目、はじめ少しぴりっとしなかったので、軽く喝を入れましょう。すると、途端に活発になりました。いいクラスです。
授業が終わったら、後処理をしてスタート。と思ったら、放送機器のトラブルでスクランブル。それでも思ってた時間の少しあとに出られました。が、JRは安定の遅延です。これはまずい。それでも、運転士さん、本気を出してくれました。おそらく遅延をかなりとりもどした感じです。やるな。
とりま、地下鉄→阪急と乗り継いで、到着したのは関西大学です。今日は人権問題研究室開設50週年記念シンポジウムです。
受付で名前を言うと「あっ」とか言われて、センセイ呼ばわりされてしまいました。ええのに…。部屋に入るとあいさつ中です。間にあった。向こうを見ると、「おさいさん」がおられて、さすがだなと思ったり。
そして、第一部の基調講演です。講師は清水晶子さん。大期待です。タイトルは「共生の不安とインターセクショナリティ」です。
まずはクレンショーによる「定義」の説明から。うん、これはしっくりきます。というか、元祖ですよね。ただ、インターセクショナリティ概念が「バズワード」として用いられることにより、本来の意味からずれていく。なんでも「みんな差別的要素と被差別的要素を持ってるんだから、なかよくしようよ」みたいな使い方になっていく。そしてそれは新自由主義的なダイバーシティ&インクルージョンへとつながっていく。ここで出されたのが「ダイバーシティのタイ料理屋台モデル」です。なるほど。ちょっとスパイスのきいた料理が食べたくなったときに、屋台に行って食べる感じ。でも、けっしておなかを壊すようなものじゃない。でも、本来のインターセクショナリティは「カテゴリーの同一性を突き崩す抵抗」なわけです。そこで引っ張ってこられたのが「we are here, we are queer, get used to it」です。そして〆はバトラーです。つまり、「わたしたち」は誰かを頼らなければ生きていけない存在であると。その「誰か」には誰がいるかわからない。もしかしたら、「わたし」を殺すような存在も、そこにいるかもしれない。それでもなお、「わたしたち」は依存せざるを得ない。まさに「共生の不安」ですね。でも、それこそがインターセクショナリティってことなんですね。
ということで、あっという間に1時間ちょいが過ぎ去って、休憩時間。知りあいが何人かおられたりして、しばし雑談。
そして、後半のシンポジウムです。4人のパネラーの中で、もっともインターセクショナリティについて触れられていたのが、松波さんと宮前さんかなぁ。ただ、おふたりともスライドが最後まで行かない。もったいないなぁ。まぁそれぞれが1時間ぐらい話せるネタなので、しかたないか。
ということで、特別シンポジウム終了です。
と、後ろを見たら武内さんが来られてました。そして前を見たら坂東さんが来られてました。なんか、豪華です。ちなみに松波さんと話をしていたら、記念写真を撮られるとかで、
「ほら、行って行って」
と言うと
「お前も来い」
と。なんでやねんと思ったけど、どうやら研究員が入るんだとか。そうか、わたしもか(笑)。
シンポのあとはレセプション。といっても学食です。でも、いいよなぁ。
ここで清水さんに自己紹介してみました。
「あの…。どひいつきと申します」
「あー、あの!」
なんで知ってはるねん^^;;。でも、うれしかったですね。てことで、しばし交流会の話をしてみたり。
その後、KうさんとかRりぃちゃんとかといろいろ話。と、なんでも
「ジェンダーセクシュアリティセンターをつくりたい」
とおっしゃる卒業生の方がおられて、
「センターができたら、そこの常勤にして下さい」
などと口走ってしまったり。
2次会はケープコットです。ここでボトルワインを頼んでしまうKうさんとわたしです。で、さんざん呑んでしゃべって、いかんいかん、帰らねば…。
うん、でもやっぱり楽しかった。
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「へのまなざし」
朝、駅までの道がなんとなく涼しいですね。そういえば、陽射しも少し低い。たしかに温暖化ではあるかもしれないけど、地球の地軸の傾きは変わってないということなのかな。
てことで、出勤。
関さんからコメントが送られてきたので読みましょう。きっと時間がないのにていねいに読んでいただいて恐縮です。前を向けそうな感じです。
ただ、今日は明日の4人のおべんきょ会に向けて、何かを書かなければなりません。キツイな。そして授業。前半は試験返しです。いつもの度数分布の発表をしたら、やはり阿鼻叫喚です。しかし、完全なフタコブラクダです。平均点あたりに人がいません。統計の授業で使えそうな分布です。
職員室に帰ってアマゾンをチェックしたら、ブツが配達されたとのことなので、事務室へ。ポストにブツは入ってました。さっそくブツを持って視聴覚教室に行って接続です。事務の人が来たので実演。単にプロジェクターからアンプの音を放り込んだだけだけど、それでも感動していただけました。
そんなことをやってたら、すぐに昼です。おべんとを食べて、ソファに寝転がって解放新聞を読んだら寝てしまいました。
むくりと起き上がって体育館へ。放送部員は平常運転です。せっかくなのでメッチャ重たいニューアイテムを運んでもらいましょう。ただ、使うのは明日だな。
てなことで、定時が来たので退勤。
京都駅でYーきと合流して、向かうはちょぼやき会です。今日は「被差別部落へのまなざし」の視聴です。
おもしろい。もちろん、山もオチもありません。意味はあるけど(笑)。
たぶんうちの子どもたちに見せたら寝ますね。でも、これを学び咀嚼して伝えたら、いい教材ができそうです。なにが大切かというも「へのまなざし」が描かれているところです。つまり「被差別部落」をとりあげていない。
人権学習の感想が、いつも「被差別部落の人々」へと向けられるのがタニンゴト感があって、どうしようかという中でつくったのが、うちのガッコでやってる部落問題学習のプレゼンです。それとけっこう合致する感じがありますね。もちろんDVDのほうがはるかに詳しいしマニアックですが(笑)。
ただ、そういうわたしの意見に
「でも当事者の声を聞くことは大切」
という大切な指摘もあるわけで。
まぁ、そこのバランスですね。
てことで、ちょぼやき会も終了。あとは懇親会です。
ふぅ呑んだ…。
部落差別の現在
今日は研修日です。ちなみに、研修日は「家で自主研修をする日」ではなく、ガッコで研修をする日です。
てことで久しぶりの電車出勤です。まぁでも高校生がいないのですいてますね。
しばし事務仕事をしましょう。そういや、試験の解答もつくらねばなりません。問題作成は簡単なんだけど、解答と配点がめんどくさいんですよね。
で、午前の研修は進路研修です。講師は某受験産業のB社の方です。最近の入試の状況とか、全体的な受験生の動向とか。なんでも、「入れたらどこでもいい」という生徒が増えてるんだとか。だから、進学の目的をもたせる必要があるんだとか。
んー…。
昔から「モラトリアム」ってのはあったしなぁ。というのと、「入れるところ」を選択するのは、もしかしたら浪人させる経済力がない家が増えてるからかもしれません。
あるいは「点をとるための勉強方法がわからない」と考えてる生徒が多いんだとか。これを生徒の学習意欲と結びつけて考えてはるけど、それだけかなぁ。だって、わたしだって子どもたちの成績がどうなるかわからないもん。なにせ、成績のつけかたが複雑化してしまって、どうなるかわからない。さらに授業の方法もグループ主体になったりしてるから、勉強方法そのものも変わってきてて、そりゃわからんわと。
まぁそんな感じで「反抗的」な聞き方をしてしまいました。
それはそれでいいんだけど、棒グラフにグラデーション使うのはやめてほしい。どこが端かわからん(笑)。
そんな感じで進路研修は終了。その後、hyperQUの分析結果を見て、午前の部は終了。
しかし、なんでも明日の会議や研修はなしにするんだとか。思い切りましたね。
午後もあれやこれややって、2時半くらいにお迎えに行きましょう。で、駅で合流したのは内田龍史さんです。内田さん、13年前に話を聞きました。それ以来です。前回は、若い世代の部落の人たちのアイデンティティについて話をしてもらいました。今回は、部落問題の今日的課題について話してもらいます。
「最近の若い人は部落問題を知らない」
と言われます。厳密には、それはウソです。みなさん、知ってはります。ただ、「習って」はいない。じゃ、今の一定程度以上の年齢層の人が知っているかというと、それも厳密にはウソです。みなさん、ご存知ない。簡単にいうと、情報のアップデートができていない。なので、部落問題の今日的課題は、やはりやらなきゃならないってことです。
ということで、15時に研修会スタート。校長のあいさつは、自分に課した夏休みの宿題のことでした。なんでも、「カムイ伝」を全巻読破するんだとか。でも、まだ5巻なんだとか。大変やな。人のこと言えませんが。あとは、同僚が書かれたレポートが「ひとつ上」に行った報告。拍手が出るのがうれしいですね。そういや、わたしは全国にいっても報告されなかったなぁ(笑)。
ということで、いよいよ講演開始です。まずは自己紹介をされた後、「差別とは何か」ということを、かなりていねいに話されます。それにしても、「イナゴ」と「目玉焼き」と「「TKG」でどこまで引っ張るねんと思うのですが、見事に「同化政策」というところに落とされて、なるほどなと。
で、「部落差別とは何か」というあたりから、さらに「人権・同和学習」をすることの意味へと移っていきます。「接触理論」とか「拡大接触理論」とかが出てきて、たぶん、みなさん刺激されてるやろな。
でも、まさにそうなんですよね。私たちは「媒介者」なんです。だから、まず私たちが「出会う」こと。そして「学ぶ」こと。そして「伝える」「つなげる」ことですね。
それにしても2時間ノンストップで話されて、少しドキドキしました。いや、勤務時間が17時までですからね。
でも、みなさん、不満を持たれた感じではなかったので、よかったよかった。
研修の後は、駅前の居酒屋で反省会です。若手教員が3人来てくれて、これもうれしい。ここで、内田さんとわたしはムラとの出会いをいっぱい話をしたり。ちなみに、3人のうちの2人は「若い衆経験者」なので、一緒にムラの児童館に行った経験があります。ああいう、場所に同席してもらうことも必要だけど、やはり「呑み」の場に連れていきたいなぁ。でも、最近はないからなぁ。
そんなこんなで、8時過ぎに反省会も終了。
内田さん、台風が接近している中、ありがとうございました!
気分転換ということにしておこう
朝、目が覚めたのは6時過ぎ。ここ2週間は土曜日の朝に走ってきたけど、なんか、走る気が起きません。というか、そもそも動く気が起きません。というか、眠い。そのまま、ウトウトしたり、ゴロゴロしたり。でも、9時前になって、さすがに起きようかと。
朝ごはんを食べたら、またまたPCの前に座ります。昨日「えいや!」とやったけど、やはり「分析の□」の「入り」が気になります。なんか違うな。そもそも、なぜこの文章なんだったっけ。そうか、AGABの話か。
文科省2015年通知を見ると「戸籍上男性」という言葉あるんですよね。「生物学的男性」とは書いてない。これは「事例」なので、「生物学的な性を調べたところ男性だった」という報告があがってきていないってことです。当たり前のことです。学校は、子どもたちの生物学的な性別は知りません。そりゃ、例えば、外性器の形状を調べたら大問題です。つまり、書類上の性別記載が生物学的性と一致していることを「信じて」、さまざまなことをすすめているということです。
しかし、特例法の手術要件がなくなったら、場合によっては高校3年生で書類上の性別変更できるケースが出てくるってことですよね。まぁでも、そういう子は、すでに学校における性別の扱いの変更をもぎとってるか…。
てか、ここで文科の話はいらないってことですね。えい。バッサリ。すっきり。場所も少し変えて、いちおう通ったかな。
ということで、第2章「調査の概要」ですね。ここはすでに書いてあるんだけど、まだまだマーカーが残っているので、そこの修正かな。うーん。
タイムアップです。
ということで、ウトロへ。なんか、ここしばらくよくウトロに行っています。今日は「白頭クァンデ」の公演です。なので、放送担当です。が、いつもの大きいのは出しません。KORG MM130でいきましょう。これだけで、入力が4系統+AUX INがあるので、充分でしょう。
平和祈念館に着いたところで、あり?見覚えのある人が…。と、その方も
「いつきさん…?」
ふぇみゼミの時にお会いした熱田さんでした。ビックリです。
「平和祈念館のもうひとつの楽しみ方があってね「いつきさんを探そー」ってのがありまして」
と熱田さんに説明すると、あっちの方から
「そんなんあらへん!」
とディスる声がしてくるのはお約束です。てことで、ちょっとだけ館内案内。
4時過ぎからセッティング開始。やがて白頭クァンデのみなさんが到着です。ちなみに、今回日本に来られたのは「浮島丸爆沈慰霊祭」に参加されるためとのことです。てことは、舞鶴からこちらに移動ということですね。たいへんだわ。
到着されたら、いろいろ準備。なんでもUSBで音源をもってこられるんだとか。もちろんPCは準備してあります。が、どの場面で、どの曲を、どのタイミングで流すのかがわからない。スファンさんの通訳でやりとりしたけど、「中の人」にやってもらうことにしました。
で、公演開始。さすがです。うまい。迫力があります。それにしても、チンがいい音しています。もちろん、叩き方がいいんだろうけど、楽器もいいんだろうな。あとでもたせてもらおう。
単に農楽をやるだけじゃなくて、パフォーマンスもされるんですね。アーティストだわ。そして、みなさん、60歳以上に見えません。まぁ、人のことは言えませんが。
そんなこんなで、濃密な1時間半の最後はティップリです。スファンさん、プクを持ってきてくださいました。なので、ここはありがたく叩かせていただきましょう。いやぁ、気持ちよかった。
てことで、白頭クァンデの公演終了。後片づけを終えると7時です。みなさん、そのまま呑み行かれるとか。でも、脳みそが疲れています。そのために車で来ました。ということで、そのまま帰って、おうちでビールです。
まぁでも気分転換かな。
人権文化の花咲く学校づくり
今日の午後は地域の人権教育研究会の出張です。なので、リハビリがてら定時に出勤。
いろいろものを考えたり、本を読んだりして午前を過ごそうと思ったけど、「◯◯先生はおられませんか?」という電話がかかってきたり、夏休みなのに反省文を書きに来る子がいたり、「いらんものを持ってきました」とかいう教員がいたり、はたまた用事から帰ってきてドタンバタンする人がいたり、なかなかにぎやかな環境なので、進みませんね。
それでもバトラーを少し読んでみました。が、すでに赤線が引かれていました。そうか、ここは読んだのか。忘れてるな(笑)。それでも、第1章にいくつかメモ。
で、午後の出張に向かいます。前半が全体会で講演。後半が分科会でレポート発表のようです。会場について資料をもらって、レポートをざっと見ました。
えーと…。
「Aさん」へのかかわりがずらりと並んでいます。まぁそれはいいです。外国籍生徒についてのレポートが1本。それ以外は、基本的には「発達障害系」と「不登校系」のレポートですね。きっとていねいにかかわってはるんだろうな。でも、結局「マジョリティへの適応」なんだな。「Aさんを矯正しました」的な。まぁ高校も同じなんだけどな。
とにかく前半の公園からですね。講師は土田光子さん。とりま来られたのでごあいさつ。
「いつきさんやん」
「よろしくお願いします」
さて、どんな話かな。
「まずはじめによくある例を出しますね。ただし、著作権があるからね。でも、主人公を変えたら大丈夫」
どんなボケやねんと。ということで、クラゲさんとタコさんとウツボさんとマンボウさんの話がスタートです。でも、メッチャわかりやすい。そして、それらがヘイトの三角形につながる。なるほどなぁ。これなら小学生にも伝わりますね。もちろん、高校生にも伝わる。
「うまいなぁ」
とかつぶやいていましたが、隣に座ってる若い教員の方、わたしのつぶやきをどう捉えておられただろう。
とにかく強調されていたのは、「構造」の話です。
「優しさや思いやりは道徳。それはいらないわけじゃない。でも、人権は構造。守備範囲が違う」
まさにその通りです。そんなあたりから、集団づくりの話へと持って行かれます。ひとりのしんどい状況の子どもをめぐって、子どもたちがダイナミックに動いていきます。でも、土田さんは
「それでいいのか?」
と常に子どもたちに問いかけられます。そうやって、子どもたちに自分の行為を検証することを促し、子どもたちはさらに自ら成長していきます。あぁこれ、レポートへのアドバイスですね。きっと「Aさんにかかわったわたし」しか出てこないレポートを読んで、「人権教育はそうじゃないよ」「これは人権教育のレポートじゃないよ」ということを、少々辛口ではあるけど伝えたいという思いを持っておられるんだろうな。
ということで、講演終了。問題は、土田さんのアドバイスをどれくらいわかったかってことですね。
会場から外に出たら、土田さん、本売りをされてました。で、わたしにこっそり
「レポート読んだけど…」
と言われたので、思わずヘッドバンキングしてしまいました。
研究会が終わってから、土田さんとしばしお茶。ちなみに、入ったのはこれがある店です。
甘いけどうまいな。
でも、あっという間に食べてしまい、コーヒーもなくなったけど、ここから2時間くらい延々と話。
そうやねん、そこやねんと思うなど。
土田さんとはじめて会ったのは1997年にあった全同教第49回熊本大会でした。土田さんもわたしもレポーターでした。土田さん、わたしのレポートを聞いたあと、喫煙所(笑)で、うちの当時のボスに「こんなていねいな実践をする教員がいるんだ。実践において大阪の高校は京都に負けた」と言われたんだとか。まぁそれは京都の高校の方が楽で、ピンで動けるからってだけのことなんですけどね。印象的だったのは、他のレポートを読んで
「落ちてこん」
と首をひねっておられたところでした。そうなんやな。「落ちてくる」レポートと、「落ちてこない」レポートがあるんだな。それを見極めることができるのは、自分に実践があるからなんだな。
わたしはその後担任から離れたけど、それでも実践は積み重ねたいと思っています。そして、今、自分が実践する相手に教員もいたりします。
まぁそんなこんなで、楽しい2時間を過ごせました。
帰り道、ふと思いついたことがあったので、帰ったらPCを開いてメモ。
さて、あとはビールだ。
お手伝い
今日の午前は、第2のふるさとの人たちと一緒にウトロのフィールドワークです。なので、朝は少しゆっくりしてからウトロへ。要項には「9時20分」と書いてあるので、9時過ぎに着いたのですが、どうやらそれが第2のふるさとの出発時間だったようです。なので、しばしダラダラ。
やがて第2のふるさとのみなさん、到着です。まずは秀煥さんの話から。うまいわ…。どんどん話芸講演に磨きがかかってますね。
そして館内案内とフィールドワーク。人数が30人以上なので、2班にわけなきゃなりません。てことで、わたしはなぜかフィールドワークの担当になりました。
「ボランティアのいつきです(笑)」
というと、失笑が起きました。
「実はですね。ここの館内のもうひとつの楽しみ方がありまして、『いつきさんを探そう』というのがありましてね」
またまた失笑です。
てことで、外まわりを2回やってしまいました。でも、案内は案内で勉強になります。
「この中で土木をやっておられる方おられますか?」
またもや失笑です。いや、教職員研修で土木はあまりいないでしょう。が、大切です。
「この舗装ね。ここ、水道管を敷設したあとなんです。これ、仮復旧です。本復旧をしていない。結局、ここって1980年代からずっと「仮」だったってことです」
「あとね、この道、おかしいと思われません?」
みなさん、黙っておられます。気づかないのかなぁ。
「側溝がない。そりゃ水がはけませんよね」
「なるほど」という顔をされたので、よかったよかった。
道ひとつにもウトロの歴史が詰まってます。ここももうなくなるんだなぁ。寂しいなぁ。
ということで午前の出張(笑)終了です。
午後は久しぶりに出勤です。とにかく溜まりきった書類を処理せねば。2時間ばっかで処理を終えて、あとは「読み」かな。第1章の先行研究をプリントアウトして、ソファに寝転んで…。寝ちゃいました。いかんいかん。眠気を振り切って、再び「読み」です。が、眠い。そんな感じで、眠気と闘いながら、しばしおべんきょ。
そんなこんなで、定時が来たので退勤。さてと、ちょこっと買い物をしてビールだな。
We are マッコリーズ
朝、7時過ぎに目が覚めました。昨日の夜ヘッドをしてもらったまま寝てしまいましたが、今朝は少しマシかな。でも、そのまま8時頃までおふとんでゴロゴロ。いろいろ迷ったけど、朝ランしますか。
ということで、スタート。今日は曇り空なので、先週のように直射日光にはやられないだろうなと。ただ、やはりメチャクチャ暑いので、ショートの周回コースにしました。とは言え、前半2kmは登りです。やはりキツイですね。後半のダラダラした下りもスピードが乗りません。キツイ。
結果、4.2kmを27分03秒で、アベレージは6分26秒でした。スプリットは6分46秒→6分16秒→6分24秒→6分23秒でした。前回よりも少し遅いですね。
やはりインターバルをやらなきゃならないかなぁ。いずれにしろ、去年はもっと早かったみたいです。なので、もっと走り込まなきゃアカンわな…。
帰ってきたら、今日も大汗かいてます。とにかく身体を冷ましてシャワーです。そして朝ごはん。
猫の額も少し暑くなってきてますね。
さて、今日もPCの前に座りましょうか。ブログの更新はあっという間です。そして最終章です。
ちなみに、今朝、大発見をしました。最終章の第4節、研究へのインプリケーションを書こうと思っていたけど、第1節から第3節がそれだったことに気づきました。ということは、第4節は実践へのインプリケーションでいいってことです。であれば、書けそうです。
と思って書きはじめたけど、やはり書けません(笑)。まぁでもこんな感じで、書いたり消したりしながら、とりあえず書くしかないです。きっと明日には「あっ」と思うことがある。
ちなみに、「大前提として」という話があるんですけど、「それはそれとして」という話も書かなきゃなりません。というか、それが現実的な「解」なんですよね。
そんなこんなしていたら、気がつくと3時です。出なきゃ。
てことで、ウトロへ向けてスタート。今日は「マッコリーズ」でサムルをしなくちゃなりません。
とりま平和祈念館に行って、そこから「支部」の建物へ。床がぬめってます。この間の焼肉の脂ですね。ここでサムルを一度おさらいです。Fさん、うまくなったなぁ。音が変わりました。焼肉の時のワークショップのおかげなのかな。しかし、2箇所くらい「?」となるところがあります。まぁええか(笑)。
そして会場の公園へ。途中、こんなものが。
「マッコリーズ」って書いてある。笑いました。
公園に着くと、すでに吹奏楽をやってます。うまいです。そして和太鼓。うまいです。そして「マッコリーズ」。
えーと…。ピョルダルコリを飛ばしたな(笑)。あっという間の7分でした。それでもウトロ農楽隊の人たちが
「よかったよ」
と声をかけてくださいました。元同僚の人も来てくれて、うれしかったなぁ。
さぁ、打ちあげ会場に行きましょう。途中、なんとなくいい風景だったのでパチリ。
で、呑みです。話題は、当然のことながら「マッコリーズ」の今後のあり方についてですね。むずかしいな。でもまぁ「We are マッコリーズ!」とかいいながら、マッコリをおいしくいただいて、記念写真です。
アカンやつらやな…。
アドレナリンが切れた
朝、目が覚めると、電気はつけっぱなしでした。ジーンズは脱いでいたけど、Tシャツは着たままでした。ひでぇ。
とりまAっちゃんにラインすると、すでに朝食中だとか。あわてて下に降りて、わたしも朝ごはん。そして会場に向かいます。昨日、ホテルまでの道がよくわからなかったけど、今日はすいすいと移動できました。が、最後の「紅葉坂」がきつい。昨日の子どもたち、ここをあがったのね。会場に到着したのが受付開始の30分前の8時半。そう言えば、会場が開くの、9時でした。30分待ちかよと思ったけど、勤務時間は大切です。が、早めに開けてくださってありがたい。
今日は分科会です。どこに行こうかと思ったけど、やはり京都の発表がある分科会ですね。ということで「未来をひらく」分科会。考えてみたら、3本とも定時制高校の発表です。
しかし、参加者が濃いぃ。W高橋さん[1]高橋清樹さん・高橋徹さんをはじめ、神奈川の重鎮がずらりとおられます。さらに東京の重鎮である角田さんもおられます。どんなんやねん。
で、分科会スタート。まずは京都の発表です。基本的にはこの間聞いた内容の短縮版です。が、ほんとうに聞けば聞くほどすごい実践ですね。しかし、ところどころに入る同僚の話が、個人的には爆笑です。まぁそれだけいろんな状況の中でやっておられるということです。
続いて、神奈川の発表です。レポーターの人とは先日一緒に呑んだばかりです。ちなみに、一昨年も呑んでます。レポート内容はおもしろいし、すんごい先進的です。それはO谷さんがということもあるけど、神奈川がそもそもすごいです。ということで、質問。
「ぜんぜん勉強になりませんでした。たぶん、京都の30年くらい先を行っておられます。ということで、そもそも、ここまですごい神奈川だって、最初はそうじゃなかったんじゃないかと思います。その、雪だるまの最初ってなんなのか教えてください」
結局、時間の関係で答はなし。とりま昼ごはんに行きましょう。時間はあまりないので、とにかく「あった店」ですね。
と、ありました。「雷神」という店でした。とりま、食券を買って待ってると、食事を終えた方が出てこられて、よく見たら東京の方でした。まぁそうか。
で、「カレーラーメンの方」って言われて、「違うぞ」と思ったら、Aっちゃん曰く「いつきさん、カレーラーメンの食券買ってましたよ」とのお言葉。そうだったのか。で、カレーラーメンおまけつき。
スープの味が薄めなので、カレーラーメンにして正解でした。結局、スープを最後までいただいてしまって、おなかいっぱいです。で、会場まで再び登山。
午後の分科会は、奈良のレポートです。ちなみに、全外教の事務局長です。このあたりがおもしろいですね。レポート内容は自主教材の話です。すんごいていねいにやっておられますね。まぁでも、このあたりの自由度があるのが定時制なのかな。
ということで総括討論。はじめは通訳の話で終始していました。あまり知らないのでぼーっとしてたら、突然司会の方から指名されてしまいました。
「課題ってどういうのがありますか」
いったいなんの課題だ?
「いま、半分寝かかってましたが」
と前置きして、京都の課題を話しました。たぶんズレてるだろうなと思って、あとで確認したら、やはりズレてました。でも、論議のきっかけにはなったみたいです。
京都府の高校は、そもそも「そういうしくみ」になってない。なにしろ、定員割れしている学校も、カリキュラムを組む時点では国公立を狙えるカリキュラムを組みますからね。なぜなら、定員割れするかどうかはカリキュラムを組む時点ではわからないからです。なので、そういうやり方を変えないとダメなんです。でも、きっとそうはならない。そこには「地域の学校」という歴史があるからです。それはそれでいいことです。が、現状とマッチしていない。
で、京都府の教育行政はというと、日本語指導が必要な生徒があまりにも少なく、しかも散在しているから「誤差」の範囲で捉えてしまう。だからなにもしない。
ただ、これだけで終わってしまうとダメです。京都府には、そういう「援護」もなにもないなかで、少数ながらとりくむ学校があり、個人がいます。そして、例えば「作文コンクール」とか「交流会」のとりくみもあります。そういうものがつながっていき、それが行政を動かすところまでいかなきゃならない。
まぁそんな話をしてみました。
ということで、いろいろな示唆をもらって分科会も終了です。最後の閉会全体会は、和やかだったかな。最後の閉会ミーティングでは、少々からだが震えていました。立っていられないので、思わずしゃがみ込んでしまいました。完全にアドレナリンが切れたな。
ということで、帰りましょう。
新幹線に乗って、晩ごはん。
Aっちゃんとダラダラ話をしながら、クールダウン。9時頃におうちに到着。とりまシャワーを浴びて、ウィスキーを少しなめて寝ましょうか。
footnotes
↑1 | 高橋清樹さん・高橋徹さん |
---|
アドレナリンでもつ
起床は6時です。さすがに眠いです。が、去年の就寝は3時で、起床は6時半だったので、30分長いということになりますか。
とりま、ランチパックの卵とカゴメの野菜ジュースを飲んで、朝ごはん終了です。その後、気になる班なんかをまわりながら、午前を過ごしました。実は「おべんきょ」をしたかったけど、とうていできる感じじゃありません。
で、交流会の全体会。子どもたちは思い思いに発表します。それを聞きながら、会計担当にメールを送らなきゃならないので、アドレスを探すなど。ところが、電波が弱くてまともにつながりません。うーん。メッセンジャーがあったわ。ということで、無事送信。
全体会が終わったら、いよいよ交流会もおしまいです。残すは大会全体会での発表です。ということで、子どもたちは移動開始。は、いいんだけど、地元の神奈川の人、みんな行っちゃったよ。最後はどうすんねん。まぁしかたないです。京都組が最後を担当しましょう。しかし、大量にあまったペットのお茶、どうやって運ぶ?と、業者の人が自動販売機に補充に来られました。
「あの、段ボールもらっていいですか?」
「どうぞどうぞ」
神降臨でした。
最後に事務室のみなさんにごあいさつ。
事「あの、責任者の方ですか?」
い「いえいえ、違います。スウィーパーです」
なにやら書類を書かなきゃならなかったみたいです。まぁええか。
で、大会会場へ。京都組、なにやらハイテンションです。たぶん、徹マン症候群になってます。まぁええか。
で、大会会場に到着。荷物をおろして、子どもたちを待ちます。やがて子どもたちが来ました。さすがに疲れてますね。でも、例年と違って寝てる子はいない。みんな、昼ごはんを食べて、大会全体会での発表の最終調整です。そして、全体会会場に移動。発表です。
「日本のいいところ」とか「夢」について話しあうのは、今どきやなぁという気がします。ただ、
「あまりにも差別に慣れてしまって、差別されていることに気づかない」
という発言があって、まさにそれやなと。敏感だったら生きていけないんですよね。とにかく、このひとことが聞けただけで、2日間一緒にいた価値があったかなぁ。
その後、交流会の総括集会があって、2日間の交流会もおしまい。
で、全体会会場へ。崔江以子さんの講演です。2月に続いて2回目です。が、時間が短い。もったいない。でも、講演内容は元気がでます。「世界は変えられる」という希望が伝わってきます。
そんなこんなで全体会終了。
会場から出ようとしていると、エレベーターから江以子さんが出てこられました。と、わたしに向かって「わーい」って手を振られてビックリしました。とうとう顔を覚えてもらったんだなと^^;;。素直にうれしいです。せっかくなので石橋さんに
「わたし、西日本新聞に出ました」
と、宣伝(笑)。
さてと、ホテルにチェックインしましょうか。シャワーを浴びてテレビをつけると、「孤独のグルメ」をやっていました。思わず見てしまいました。で、Aっちゃんと合流して、「大反省会」の会場へ。狭い店内に50人以上集まっています。covid-19を恐れない設定です。すでに席はほとんどありません。まぁいいか。わたしは大阪のみなさんの席におじゃま。ここで「在日あるある話」を聞きながら大笑いしました。
そして2次会。この日に来られた方が大会に来て下さってので、関東の人々とつなげなければ。ということで、神奈川・東京の人に声をかけて夜の町を徘徊。案内役は大会実行委員会会長の小ヶ谷さんです。どうやらメッチャファンキーな人のようです。ここで、ちょこっと研究寄りの話を酔っ払いながらしたみたいですが、ほぼ記憶なし。
それでも閉店が11時だったので、逆に助かったかな。なんとかホテルにたどりついて、そのまま落ちました。
今年もやってきた
朝、とにかく起きましょう。朝ごはんを食べたらのろのろ準備。そしてスタート。
今日から3日間、全外教大会です。去年は激しかったけど、今年はどんな感じかな。
到着したのは神奈川です。前回来たのは11年前か。到着したら、すでにゲーム大会がはじまっています。あわててテンションを生徒に近づけます。
ちなみに、今年は例年と違って、少し生徒の前に出たので、子どもたちがわたしの顔を覚えてくれています。にこりと会釈してくれる子がいるのがうれしい。
やがて晩ごはんづくり。この間ワイワイとつくったけど、今日は量が違います。みんながボーズをつくりはじめたところで、蒸し器の準備ができていないことに気づいて、結局わたしは蒸し担当です。
でも、しばし持ち場をKきぴにまかせて、PCの前に座ります。うーん、昨日の脳みそがかろうじて残っていますね。とにかくこの節だけは終わらせましょう。
なんとか最後までいったので、というか、ムリクリもっていったので、再び蒸し担当。でも、こんなペースでごはんつくってたら、とうてい間にあわないぞ。とにかく、子どもたちはごはん、わたしたちはごはんづくりの続行です。
合間をぬって晩ごはん。うまいな。そして速やかに皿洗い。ひととおり洗ったところでレストですね。しばしCょんひょんなんかと謀議。
それにしても、今日はメチャクチャ汗をかきました。疲れた。おふろですね。しまった、ここにはシャンプーがないんだっけ。久しぶりのノープーです。
おふろから上がったら、実行委員会ミーティング。みんなしっかりしてるわ。ただ「クライ話」というのはやめてほしいな。てことで、介入。
「ごめんね。わたしが発言すべきではないんだけど「クライ話」じゃないよ。「深い話」だよ」
ほんとうは「深いー浅い」なんだけど、子どもたちは「クライー明るい」ってとらえちゃうんですね。でも、生徒さんの中でも「深掘りしたい」って言ってる子もいるから、本質はわかっているはずです。その本質を班のメンバーに伝えるためには、やはり「深い」って言ってほしいな。
ということで、実行委員会が終わったのは11時半。ここからは卒業生たちとの反省会です。あーだこーだと話をして、結局終わったのは2時半です。
まぁ例年よりは早いか。