教え教わり教える

朝、職場に着いて朝ごはんを食べてると代講の連絡が入りました。やれやれ。教科主任は申し訳なさそうな声だけど、あなたのせいではないから大丈夫。てか、久しぶりなので、そんなに嫌がってませんよ(笑)。
てことで、立番です。M田さんに土曜日飲みすぎていらんことを言ったことをごめんなさいしたら、笑ってくれました。よかったよかった。ちなみに
「覚えてますか?」
と言われたので
「断片的に」
と正直に答えました。
1時間目はプリント作成です。で、2時間目はそのプリントを持って代講。3時間目もつくったプリントを持って、プリント学習です。2学期にひとりで解いて、解き終わったらボーとしてた子が、2学期終わりに
「3学期は教えに行く」
と書いてて、そのとおり、教えてくれてました。えらい!てか、うれしい!
そして4時間目はラン。

今日は1年生の子らとクロカンコースです。寒い。しかも風が強い。悪条件です。それでもトップの子は速い。あっという間に差を広げられました。そして2番手が来ない。思わず体育の教員に「2番手、遅い!」と言ってしまいました。てか、わたしの役目は全体のペースをあげることですからね。1周目のタイムが3分15秒くらいだったので、6周20分を切れるペースです。しかし2周目で少しだけペースダウン。向かい風で押しもどされる感じです。結果、6周を20分02秒で、惜しくもベストタイム更新ならず。4kmのタイムは20分28秒でアベレージは5分06秒でした。スプリットは5分09秒→5分05秒→5分11秒→5分01秒でした。まぁまぁかなぁ。
走り終えて子どもたちと「風、きつかったなぁ」と言いあえるのは走ったものの特権ですね。

で、5・6時間目の授業にはM田さんが来られました。そういや、土曜日に
「数学が苦手です」
って言っておられたので
「遊びに来たら?」
って言ってたのでした。
今日の授業はグラフ書きが終わったところからなので、方程式に応用したり、最大値・最小値を求めてみたり。なので、とにかくグラフを書きまくります。てことは、ほとんど説明しなくてもいいです。5分の説明のあと30分の演習という感じ。
M田さん、わかるわけがないのですが、そんなときに活躍するのは子どもたちです。
「教えたろか」
って言いに来るのは、もちろんクラスでもっとも数学が苦手な子です。途中、他の子のところに
「教えて」
って言いに行くのはご愛嬌。それでもその子が教えてくれたおかげでM田さんも問題が解けるようになったみたいです。
とにかくクラス全体が自由に動きまわりながら数学を解く。楽しいひと時です。
こんなふうに、教え教わり教えることで全体があがっていく。そんなひとときをつくってくれたM田さんに感謝です。
そして夜の仕事へ。今日から再開です。と言っても、今日と来週だけですけどね。
今日のテーマは「不登校・いじめは「心の問題」なのか」です。
不登校が心の問題とは限らないのは、同和教育やってる人間であれば常識です。なにせ「今日もあの子が机にいない」からはじまったんてすからね。ちなみに、発表の学生さんが他の学生さんに
「不登校の子、いましたか?」
って質問したら、ヤングケアラーのケースを話してくれた学生さんがおられて、なるほどなと。ほんとに多様な背景を持つ学生さんたちですね。
そうそう。集団が苦手な感じの学生さんもおられたりして、こういう人が教員になったらいいなと。つまり、
「行くぞ!」「おー!」
みたいな教員ばかりだと、そういうのが苦手な子がやっていけません。でも、そういう教員は、そういう雰囲気が苦手な子のことを忘れてしまう。だから、そういうのが苦手な人が教員になったほうが、ちょうどいいさじ加減になるかなと。そしてなにより、こういうそれぞれの学校経験を出しあうことが、とても大切なんだろうな。わたしもいい経験をさせてもらってます。
てことで、夜の仕事終了。さすがに疲れた。早くビール呑みたい…。

2023年を振り返る

ということで、今年1年を振り返りましょうか。

1月 新たなエントリをつくるほど走ってることに気づいた。
2月 ハムスターになったりしてた。
3月 7度目の全麻を受けた。もう飽きた。
4月 ウトロでやらかした
5月 玖伊屋を再開させた。
6月 人権学習で新ネタ「ヘイトスピーチに抗して」をやった。
7月 みんなで小豆島の人にめいわくをかけた;。
8月 この日から2週間こもりんした。
9月 久しぶりにおべんきょ会で発表して有意義だったし、楽しかった。
10月 マウントとってしまった
11月 はじめてお座敷に生徒が来てくれた
12月 どうやら「新ネタ」が育ちそうな予感がしてきた。

お次は書き物関係ですね。

土肥いつき, 2023, 「高校教員のための性的マイノリティ入門」『月刊高校教育』2023.8

土肥いつき, 2023, 「「時代はようやくここまできた」――新たな言葉を生み出し、その言葉に安住することなく言葉を再定義していく営み」『図書新聞』3604

土肥いつき, 2023, 「『問い』と対面する」『支援』14

誰一人取り残さない教育のために―公害の経験を人権教育の視点から読み解くー

他にも現在編集部さんがパタパタしておられるものが2冊ありますが、2024年になるかな。

そして新連載「出会いは世界を広げていく 交流会を通して

変形トリプルヘッダー

今日は丸一日いろいろある日です。
それでも、まずは日課のduolingoで少し英語のおべんきょ。とは言え、中学生レベルです。その後ブログ書き。こういうルーティンがあると、やらなきゃならないことの前に1時間くらいとられてしまうので、なんだか本末転倒感があります。でも、英語のおべんきょはそれなりに大切だと思っているし、ブログというか日記とか、muchan時代からカウントしたら20年以上毎日書いてるから、それはそれでひとつのリソースです。そういや、高井ゆと里さんからもほめていただけたしなぁ。
てことで、ルーティンが終わったら、すでに10時前です。ほんの少しだけ「ライフストーリー」とかかわって、zoomの準備です。今日の午前は神村さん相手に1時間半録画をすることになっています。それを年明けにオンライン配信するんだとか。そしてzoomオン。神村さんに
「編集するんですよね」
と聞くと
「いつきさんんは最初と最後をカットするだけ」
って言われました。そりゃそうだ。去年の夏も「youtuberみたい」って言われたことがあるし、コロナとLGBTもワンテイクで撮ったし、まぁミスをしても、それも味のうちって感じですからね。
てことで、本日1本目スタートです。いちおうスライドをチェックはしたんだけど、ところどころで「あり?」と思うところがあったりして、これは少々ヤバイです。しかも、ところどころで意識が飛びそうになります。決して昨日のボージョレーヌーボーのせいではありません。なんなんだろう…。それでも、なんとかかんとか1時間半しゃべりたおして、収録終了。すみませんでした。
で、昼ごはん。今日は久しぶりに気合いを入れましょう。

辛い…(笑)。
食後はしばしボーとして、その後スライドの修正です。そんなことをしていると、2本目のスタート時間間近になりました。本日2本目は磯田さんプロデュースの埼玉大学オンライン講義です。なんでも、現職教員の方もおられるし、院生の方もおられるんだとか。
てことで、スタート。さすがに本日2本目なので、それなりにスムーズに行きますね。ただ、順番を変えたところが、ほんとうにそれでいいのかどうかがわからない。年明け、もう1本オンライン講義があるしなぁ。ただ、そんなことを考える間もなく、ひたすら話をして、またまた1時間半駆け抜けました。ふぅ。そうそう、レジュメを送るのを忘れていたみたいで、お座敷を終えてからレジュメを送るという、ろくでもない話でした。すみませんでした。
で、ひと息ついたら出発です。年内最後の「夜の仕事」です。
しかし、考えてみると、大学って今日も授業をしているんですよね。そして、年明けの授業は1月4日です。なんか、すさまじいとしか言いようがありません。さて、学生さん、来るかな。
ふだんより1本遅い新快速になってしまったけど、まぁ少し余裕を持って到着。間もなくみなさん来られました。クリスマスだというのに…。
今日のテーマは「特別活動と部活動に忍び寄る格差」です。
多くの人にとって、学校生活の思い出は「特別活動」や「部活動」だったりするなじゃないかなと。ただ、それが「いい思い出」の人と「悪い思い出」になる人がいる。あるいは、そういうものが「思い出」にならない人もいる。例えば「悪い思い出」になる人の中には「やらされた感」とか「排除された感」みたいなのを感じることもある。「思い出にならない」人の中には、特別活動や部活動に参加しなかった人もいる。そして、こういう人を、その人個人の問題ととらえるのではなく、その人の階層の問題ととらえませんか?というのが、今回のテーマです。
が、これ、わかりにくいです。わたしも担任時代には「特別活動」をクラスづくりに活用したし、今も放送部の顧問としていろいろやってるし。もちろん、特別活動に参加しなかった子とかもいっぱいいたけど、当時はそれを階層間格差とはとらえられなかったかな。というか、階層という意識はなかったけど、「しんどい立場の子」を包摂するためにやろうとしていました。が、逆にそれが排除を生んでいた可能性もありますね。いずれにしろ「渦中」にいるとわからない。そこからひとつ引いたところに身をおいて考えることが大切であるという問題提起だと思います。
そんな感じなので、ホワイトボード書き書きへのコメントも、いささか歯切れの悪いものになってしまって、すみませんでした。
それでも最後は「よいお年を」と言いながら解散です。この学生さん達とも、あと2回かぁ。
そんな感じで、変形トリプルヘッダー完了。けっこうハードだったなぁ。

最強再び

今日は昼過ぎに大阪に行かなきゃなりません。集合場所はスイスホテルのロビーです。待ちあわせは14時だけど、13時40分に到着。うーん、場違いだ…。とにかく、立派な椅子に座ったらお金がかかりそうな気がしたので、トイレの前にあるチープなベンチに座っておきましょう。
そうこうするうちに、つっちーさん登場。しばし近況報告をしたり、この間の全同教の話をしてみたり。なんでも桂中、けっこうしんどい時期を過ごしたあと、ようやく「あそこ」まで到達したんだとか。そう考えると、すごいですね。やがて橋本さんとたかさんの姿が見えました。あとは木村さん待ちです。ただ、橋本さんによると、木村さん、サンドイッチを買いに行っておられるんだとか。で、ここのロビーでサンドイッチを食べながら5時半までゆんたくして、その後「蓬莱」でディナーの予定なんだとか。マジっすか。てっきり遅めのランチだと思って昼ごはん食べてません。が、サンドイッチはそのためなんだとか。ちなみに、コーヒーの値段を見たら850円です。それを聞いたつっちーさん、
「ホテルだったら安い方」
とのことです。なるほど。
そうこうするうちに木村さん登場。最強メンバーそろいました。木村さん、諸々の状況を聞かれて、予定変更を即断されました。そして、みんなでなんばパークスを目指します。当初は缶ビール+サンドイッチで屋外で楽しもうかという案もありましたが、結局中華バイキングのお店に入ることになりました。とりあえず食べ物をとりに行きましょう。

ここでようやく自己紹介。とは言え、今回初めてなのは、わたしにとってはN村さんだけです。もっとも、N村さんからしたら、わたしら全員初対面ですね。
それにしても、今日はつっちーさんがよくしゃべられます。木村さんは今回は聞き役なのかな。
N「日本の学校って、人権を教えてないんですか?」
つ「ない(きっぱりこん)」
い「学習指導要領の中には入ってないですからね」
つ「道徳は入ってるけどね」
みたいな話から、人権をどうとらえ教えるかって話へと展開します。
つ「日本の人権教育は、他人の人権のことばっかり教えて、自分に人権があるということを教えない」
まさにその通りですね。だから、わたしは世界人権宣言からスタートしようと思ったんです。ただ、それは「漠然と」だったんだけど、つっちーさんのこの言葉で、かなりクリアになったかな。さらにつっちーさん曰く
「いま、社会モデルとは言わないよ。国際的には「人権モデル」って言うねん」
あー、それ、どこかで読んだな。さらに
「ODENで考えているのは、個人モデルと人権モデルの間に「福祉モデル」っていうのを入れたらどうかってことやねん」
つまり、「自己責任」と「社会の責任」の間に「思いやり」を入れるということですね。これ、「思いやり」を否定しないけど、さらにその先があるから、そこで立ち止まったらダメということを顕在化できますね。ただ、これ、福祉の専門家からしたら「福祉は人権です」って怒られると思いますけどね。なので、その旨提案をしておきました。
そんなこんなで楽しい80分を過ごしてお店を追い出されました。てことで、お店の前で記念撮影。

その後カフェを求めて彷徨いましたが、なかなかあいてない。ここでつっちーさんは帰宅時間がきました。残る5人で居酒屋へ。が、みんなおなかいっぱいです。そりゃそうだ。遅めのランチはバイキングです。なので、ノンアルビールとかホッピーとかを飲みながら、1時間ほど話。が、まぁいい頃合いでしょう。ということで、6時過ぎに解散。
メッチャ楽しい1日でした。橋本さん、いつもありがとうございます。また集めて下さいね。

教員の時間感覚

朝、やはりしんどいですね。当たり前か。でも、今日は出勤しなくちゃなりません。なので、ノロノロ起き出して、勤務時間ギリギリ到着の電車で出勤です。ちなみに、ふだんより30分ばっか遅いだけですが、それでもかなり楽ですね。
今日は赤点の子らの「基礎補充」です。それまで少し時間があるので、ちょっといろいろインタビューをすることにしました。
というのは、某所から「2まわり5年の担任経験」とか「3まわり目の担任」のなかにある「◯まわり」という表現がわからないという指摘がありました。考えてみたら、これ、教員世界の独特の言いまわしかもしれません。なので、こんなことを聞いてみることにしました。
「「担任3回やったねん」って言われたら、何年やったと思う?」
この答がおもしろかった。まず同じセクションの新採教員に聞いたら
「9年ですね」
とのお答え。そこにたまたま来られた事務職員の方に聞いたら
「3年ですよね」
さらに養護教諭に聞いたら
「9年」
です。
結局こういうことなんです。高校教員の多くは「3回やった」は「1年から3年までの3年間の担任を3回やった」と解釈するんです。が、そうではない人の多くは「どこかの学年の担任を1年ずつ3回やったので3年」と解釈します。ついでなので、他の教員にこんなことを聞いてみました。
「1年→2年→3年と担任やったらひとまわりやんな。1年→2年→担任外とか、担任外→2年→3年やったらひとまわりとは言わんよな。そしたら、1年→担任外→3年やったらどう?」
答は
「うーん、それ、メチャクチャむずいですね」
でした。ちなみに、最後のパターンの場合、3年担任に「復帰した」と言います。そういう意味では、おそらくギリギリ「ひとまわり」なんですよね。
おそらく高校教員の多くは、個々の生徒に対しては3年単位でとらえます。それに対して、授業や行事なんかは1年単位でとらえます。そのふたつの時間の流れが混在しています。さらに、クラブなんかは学年が混在しているので、学年ごとにズレながら3年単位と1年単位が混在しています。そういう時間感覚なんです。
問題は、これをどう教員以外の人にひとことで伝えるかってことです。おそらくムリですね。ただ、大切なのは、高校教員の時間感覚は、あくまでも高校教員内でしか共有されないということを、高校教員自身が認識することってことなのかな。なので、それを気づかせて下さった方には感謝ですね。まぁ、ここ読んでないだろうけど(笑)。
てことで、基礎補充。
昨日円陣を組んだ子らがやってきました。みんなニコニコしています。変だ。でも、不思議と笑顔になります。おそらく「同志」って感じなんでしょうね。
午後はまたまた校正です。校正が終わったらラン。

どこを走ろうかな。とりあえず、職場の中をてきとうに走って、その後アップダウンがキツイというか、アップダウンしかない4kmコースを走って、再びグラウンドを走る適当コースにしました。一応6kmを目途にゆっくりと走りましょう。しかし寒い。さらに4kmコースの最初がヘビーな登りなので、ほんとうにペースが上がりません。まぁいいか。結果、トータルで6.4kmを41分17秒で、アベレージはは6分24秒でした。スプリットは6分22秒→6分28秒→6分25秒→6分26秒→6分17秒→6分36秒。ついでに最後の400mは6分03秒で、これはクロカンコースの一部でした。やはりここは速いんだな。まぁ、この間スピード出してたから、今日はこんな感じでOKですね。

走り終わってひと息ついたら職場を脱出です。今日はお医者さんのはしごをしてからの、髪の毛のカットです。それぞれ少しずつ離れています。これらを限られた時間の中でどう移動するかです。
まずはお医者さんその1です。ここ、時間に厳密で、あまり早く行っても怒られそうです。なので、最寄り駅から時間調整も兼ねて歩きです。うーん、5分前に着いてしまった。が、にこやかに迎えてもらって、あっという間に診察も終了。ただ、薬が出てます。行きつけの薬局は最寄り駅の近くなので、次のお医者さんその2から離れてしまいます。まぁ、薬はあとでもいいので、まずはお医者さんその2ですね。ここへはバスで移動です。ここでリハビリと薬のゲットです。リハビリ終わって帰り際に
「あの…。NHKに出られたんですよね?有名人ですよね?」
とか言われて、悪いことがどんどんできなくなってきてるなと。もちろん
「有名人じゃないですよー」
とは念押ししておきました。
さてと。髪の毛のカットの予約時間まであと35分。薬屋さんまでの移動+処方にかかる時間を考えたら、どうなるかな。バスだと間に合わないかもしれないなと思った次の瞬間
「わたしの出身高校のキャンパスの縦の長さじゃん」
と思いつくなど。そう言えば、バスはメッチャまわり道してるけど、直線距離は近いのでした。が、歩きだとたぶん間に合いません。走るか(笑)。
ちんたら走ったら5分で着きました。走ることへの拒否感はもちろんないし、走っても息も切れない。てか、疲れがないのは、走り込んでるからかな。
で、薬を処方してもらった、美容院の予約の時間まであと20分。バスに乗ったら早すぎますね。歩いていきましょう。
髪の毛をバッサリカットしてもらって気持ちいい。あとはおふろからのビールですね。
そんな冬休み初日でした。

団体戦

朝、やはりしんどいです。いつものお店の日本酒はメッチャおいしいので、ふだんは基本的に2杯までと決めてるお酒も「2杯半」にしています。ちなみに、半分はKうさんに飲んでもらってます(笑)。ただ、昨日は4杯飲んでしまいました。まぁグラスが小さかったからなんですけど、それはそれだけいろいろおいしいお酒が飲めるということです。なので食べ過ぎではあったけど、飲み過ぎではないです。帰ってきたのが遅かったのが原因でしょうね。
てことで、のろのろ出勤。
今日は走りの授業はありません。なので、立番が終わったらそのまま職員室へ。うーん、授業、どうしよう。やることがない。まぁ12月の内容プリントをつくりましょうか。あとはフリーにかける紙を用意です。
2時間目は教科会議です。今日のアジェンダは「授業・クラスの情報交流」です。
予想通り、みなさん「やりにくさ」を語られます。必然的に「クラスのアカンところ」を出しあうことになります。
おもしろくない。
そりゃ、うちの子らは全体的にそんなに学力高くないし、特に数学に対しては「マイナス」からの出発の子が多いかもしれません。でも、その子らが「この学校で、このクラスで数学の授業を受けて楽しかった」って思えるようにすることが、この学校の教員の仕事だと、わたしは思っています。
もちろん、他の学校、とりわけ数学を受験科目として使う子が多い学校であれば、教員の役割は変わります。要は、教員の役割は対象によって変わるってことです。幸か不幸か、わたしは「うちの学校に特化した人(笑)」なので、その役割を身体化してるんでしょうね。
そういう子らに「数学への興味をもたせるにはどうきたらいいか」って話。やはりみなさん、数学の奥深さや、ご自身が興味あることを深く話されるようです。ただ、それは子どもたちには通じない。だから、諦められます。そんなエピソードがある中、ある教員が
「どひせんせいの雑談はおもしろいって生徒が言ってます」
と過分なお言葉をおっしゃられたので
「いや、わたしの雑談は「なぜDPRKがミサイルを撃つのか」とか「変態が世界を変える」とか、そんな話です」
とネタばらしをしてしまいました。
さらに、いろいろ話が否定的な方向に向かっていくので、思わず
「数学の授業は団体戦なんです」
って口走ってしまいました。
なにと戦うねんという話ですが、それは「赤点ゼロ」のクラスを達成するという戦いでしょう。まぁそのハードルをわたし(たち)が設定しているという時点でマッチポンプなわけですが^^;。
いつも思ってるのは「この1年、メッチャしんどかったけど、でも、なんだかんだ言って楽しい1年だった」って振り返ってもらえる授業です。そんな1年をみんなでつくる。「このクラスだから、このメンバーだからできた」って振り返れるようにしたい。
そんな会議のあと、授業です。なので、授業の冒頭
「数学はな、団体戦やねん」
という話を繰り返しました。さらに
「隣のクラスは殺伐としてるらしいな。このクラスは和気あいあいやな」
と言うと
「隣のクラスは勉強できるけどコワイ」
とか言う生徒がいたりします。なるほど。競い合ってるんだ。それはそれでいい。でも、戦い方が違います。わたしはこのクラスのほうがいい。
てことで、いつものように「2学期を振り返り3学期を展望するのを、自分とクラスの2つ書く」というお題を出しました。すると見事に、「クラス目標」として「赤点ゼロ」とか「隣のクラスに平均点で勝つ」とか、わけのわからんことが書いてあって、どんだけおもしろいねんと。さらに「教えてもらう身であることを引き受ける」とか、すばらしい。思わず若い教員に見せに行ったり。

そんな感じで、午前はパタパタしてたけど、突然午後はまたーりペース。なんかこのあたりで身体と精神のミスマッチが起こりはじめたようです。たぶん、冬休みが来るプレッシャーと、その準備ができていない苛立ちとかかな。それ以外にもあるな。なんか、身が削られる気もしたり。そして、緩やかにメンタルが落ちるというか、元気がなくなってきました。
うーん。
とにかく帰ろう。

依存への一歩?

朝、やはり身体が動きません。なので、ふだんより20分長くおふとんの中にいることにしました。それでも、いつもの時間の電車に乗って出勤。長い一日がはじまります。電車の中ではいつもの通りduolingoで英語のおべんきょです(笑)。とにかく聞きとれない。困ったものです。
それにしても今朝は寒いです。職場まで歩く途中、どんどん足先の温度が奪われていきます。ヤバイです。なので、立番ではウィンドブレーカーを着ることにしました。
授業の方はやることがなくなってきています。いや、別に教科書を進めてもいいんですけど、そうしたら、3学期にやることがなくなります。まぁ、もう一回すべておさらいしてもいいんですけどね。とにかく、教科書に対して単位数が多いというか、それよりもなによりも、試験のあとの授業が長すぎます。授業時数の確保の仕方が間違ってます。まぁそれでも、いろいろやるんですけどね。
4時間目はラン。

今日は1年生と走ります。先週は「慣らしクロカン」でしたが、スケジュールを見たら今日は30分間走のようです。どんなペースで走ろうかと思ってグラウンドに降りたら、1000mでした。
まずはアップ。ですが、わたしはストレッチをしたり、自分なりの温め方をさせてもらいます。なんでも、2チームにわけて走るそうです。
「どっちで走りましょう」
と聞くと
「速いほうで」
と言われたのでAチームで走ることになりました。
1周目は1分弱でした。てことは4分ペースです。速い。でも、2周目でペースが落ちます。3周目はいつもの通り「なんで走ってるんだろ」状態です。そんな時は抜かれてしまいます。4周目はスパートかけようにも残ってません。てことで、タイムは4分28秒でした。それでも先週から14秒縮めたのでよしとしましょう。
その後インターバルをおいて、Bチームとも走ることにしました。こちらはトップを引っ張るのが目標であり目的です。
一度スタートしたけど、最後尾が遅すぎてリスタートになりました(笑)。
そしてスタート。トップにいこうとしたけど、ひとり前に行ったのでその子についていくことにしました。が、ほどなくペースダウン。なので、前に出て引っ張ることにしました。2周目はさらにペースダウン。うーん、楽だ。それでも、3周目は後ろに影が見えたので、少しペースをあげましょう。お、ついてくる。そして4周目。足音が近づいてきたのでペースアップ。ところが、さらに近づいてきます。なので、さらにペースアップ。が、どんどん近づいてきます。よし、デッドヒートといきましょう。そして最終コーナー。ここでインを譲ります。すると、わたしをパスしていきました。あり?別の子じゃん(笑)。
まぁいいです。きっとその子のペースもあがったでしょう。タイムは同着の4分37秒。それでも先週より速いですね。あのペースで走ってこのタイムかと、少しびっくりしました。それにしても楽しかった。

そしておべんとからの午後の授業です。眠い…。2時間連続、なにをする?まぁとにかく接線の方程式で1時間。そのプリントでもう1時間。も、もたないですね(笑)。そして、水曜日にやることがなくなりました(笑)。
そんなこんなで授業を終えて、いつもの通り「夜の仕事」へ。が、途中の電車の中で猛烈な眠気が襲ってきました。ヤバイです。なので、最寄り駅で今週も手を出してしまいました。

ヤバイな。これは依存症への一歩なのか?来週は飲まなくてもいい日曜日を過ごさねば。てか、走ったあとのおべんとがアカンのか(笑)。午後は猛烈に眠かったです。
てことで、「夜の仕事」です。今日のテーマは「日本の学校も多文化社会の中にある」です。これ、地域によって随分と差があるしょうね。今日の発表者の学生さんは外国人の集住地域の学校に通っておられた経験があるので、日本語指導が必要な子どもがいることは、そんなに不思議な感じは持っておられないようです。が、生徒としてそこにいるのと教員としてそこにいるのはずいぶんと違うだろうなと思います。なので、このテーマはそれなりに驚きを持って受け止めておられる感じでした。
そしてそれは、他の学生さんも同じ感じでした。でも、統一テーマである「学校は社会の中にある」ということを、この半年延々と論じ続けてきているので、さすがに「そういうことね」という理解は早いですね。
で、学生さんの発表が終わったら、わたしの方から補足。一つは、テキストに書いてあるのは「日本語指導が必要な生徒」についてであるけど、それはおそらく紙幅の関係でそうなっているだけで、例えば在日韓国・朝鮮人のように「日本語指導が必要ではない生徒」もまた、独自の困難を抱えさせられていることは知っておかなければならないということです。もうひとつは、ターゲットが小学校・中学校に絞り込まれていて、高校にはあまり言及されていないことです。高校については、わたしもそれなりに考えるところはあるけど、それよりも専門にされている方がおられるので、そちらを紹介しておきましょう。てか、学生さんたち知っているはずだし。そしてもうひとつ、法的地位の話が書いてない。つまり、国籍や在留資格の話ですね。そのあたりのことも少し触れておきました。
そうそう、ホワイトボード書き書きの内容もおもしろいです。というか、今回は「ツイート課題」がおもしろい。「教育の国際化、多文化化と聞いて思いつくことは?」というお題です。当然のことながら、学生さんたちが書かれることは、いわゆる「国際理解」や「他文化・異文化」といったことになります。なので、わたしの方からこのpdfから中島智子さんによる「多文化教育」の定義と、それに付随した「おまけ」の話をしておきました。
しかし、マジでこういう話を知らずに教員になったとしたら…。こわいわ…。教育社会学を必修にしないとまずいです。が、おそらく文部科学省はしないというか、したくないだろうな。
ということで、「夜の仕事」終了。さてと、家に帰ってシャワーとビールだな。しかし、来週はクリスマス。みなさん来るんだろうか(笑)

居続ける意味

今日の午前は授業が詰まってます。なので、朝のスタートダッシュが今日一日を左右します。
と、いきなりおひとり休みなのが判明。嫌な予感がしたので時間割を見ると、マジか。あいてるのはわたしだけ。まぁいいや。こういう時は快く代講を引き受けるほうがいいです。
さっくり2時間授業をして、次の時間は走りです。

いよいよクロカンコースをフルに走ります。6周、4kmです。とにかくスタート。久しぶりなのでペースがつかめません。それにしても子どもたちのストライドは長いですね。基本わたしはピッチ走法なので回転が早いんです。が、子どもたちは回転がわたしより遅い。はじめは子どもたちのピッチに惑わされたけど、途中で自分のピッチを思い出して、そこからペースに乗れました。1周が660mとして、1周を3分20秒でまわれば1kmを5分のペースで、20分になります。これが目標ですが、結果は20分45秒。スプリットは1kmごとが5分07秒→5分21秒→5分15秒→5分06秒で、500mごとだと5分07秒→5分07秒→5分25秒→5分16秒→5分23秒→5分07秒→5分13秒→5分00秒でした。やはり3周目4周目のタイムが落ちてますね。まぁ、「なんで走るんだろう」って思う周回だし、しかたないかなぁ。
それでも、去年の同時期のタイムが21分10秒だったので、今年の方が速いですね。よしよし。

走り終わったら、速やかに授業です。相手はさっきまで一緒に走ってた子らです。
ここは走った後感を出さないことが大切です。ケロットした顔をして、とりまタイムを申告。そして授業です。とは言え、もうやることがない(笑)。しかたないのでプリントを出しましたが、明日は何をすればいい?
午後は代講です。なんでも期待値をしろと。ただ、今日の子らも前に一度一緒に走ってます。というか、1・2年の全クラスと一緒に走ってるので、去年とあわせると、わたしが走ってることは全校のみんなが知ってます。なのでやりやすい。なので、ここでも今日のタイムを申告。
「速!」
という言葉が漏れたので
「いやいや、まだまだ」
と訂正しておきました。
で、期待値ですね。ダラダラとぬるい授業をしてしまいました。まぁただ、語り口がアレなので、それなりにやってくれたかな。
定時が来たら退勤。今日はTじさんに呼び出されました(笑)。
てことで、Tじさんのお宅におジャマして、鍋をつつきながらいろいろ話。ほんまにがんばってやるなぁ。こういう人を大切にしなきゃなりません。
どこかに出かけて、そこの人から評価されるのは簡単です。でも、自分の生産点で評価されるのはとても難しい。でも、そこでくだされる評価がほんとうの評価です。そして、もっとも厳しくて優しい評価は子どもたちがやってくれる。
挫けそうになることもあるけど、とにかく続けること。降りたらそこで終わります。
そういや、かつて史朗さんから
「お前がやめたとき、その次に来るのはお前みたいなヤツだと思うか?お前がやめずにいるだけで意味がある」
って言われたことがあります。昔も今も、その言葉を思い出しながら、教員を続けてるよなぁ。

やはり問わざるを得ない

今日は午後から出張です。が、午前は出張がありません。なので、朝イチからラン。と言いたいところですが、まずは立番。こないだメッチャ寒かったので、ウィンドブレーカーをポチりました。おかげで暖かい。
今日は雨なので、立番が終わったら速やかに体育館へ。

今日の走路は体育館の最外周です。なんでも1周が130mくらいとのことです。1時間目は5分のインターバルを4本の予定でしたが、時間の関係で5分のインターバルが3本+3分のインターバルを1本になりました。周回数は6周→7周→8周→3周で、合計24周走りました。どうしようかなと思ったけど、2時間目も走りましょう。2時間目は5分のインターバルを3本+2分のインターバルを1本になりました。周回数は7周→7周→8周→3周で、合計25周でした。2時間目の方が時間は短かったけど周回数は多かったってことです。たぶん身体が温まってたからでしょうね。
走り終わったら、筋肉がピンと張って、気持ちいい。

職員室に立ち寄ってレターケースを見たら、こんなのが入ってました。

やはりうれしい(^^)。
あとはさくっと事務作業をして、おべんと食べて、スタートです。今日の出張場所は山の上にあります。登り道が張った筋肉にこたえます。まぁいいでしょう。
そして会議。
今日は参加者が少ないですね。いろいろ用事が重なってるらしいです。が、優先順位の問題かな。まぁそれぞれです。
会議はいつものようにつつがなく進んでいきます。が、ある学校から出された人権学習の資料に「ん?」と思いました。そこには「日本固有の人権問題である部落差別」と書いてありました。思わずなぜ「部落差別」に「日本固有の人権問題である」をつけたのか質問しました。すると、なにかの本で読んだときに「そうだ」と思ったからつけたとのこと。なんでも「南アフリカ固有の人権問題」ときたら「アパルトヘイト」なので、それと同じなんだとか。
んー、それでいいのか?わたしには、差別の問題に価値づけ、あるいは優先順位をつけてるように思えます。なので、思わず絡んでしまいました。すると、かなりカチンと来られたようで、ケンカになりました(笑)。他の人がいろいろ間に入ってくれたので、まぁその場は収まりました。
帰り道、なぜ、わたしがカチンときたのか、振り返ってみました。
おそらくさんざん価値づけとか優先順位とかをつけられた経験があるからでしょうね。
例えば、1997年だったかの日教組教研の人権教育の部会でゲイの友だちとの出会いをレポートした時に、世話人の人から「なんでお前はゲイなんていうアメリカの人権問題をやってるんだ。日本にはちゃんとした部落問題という課題がある」と言われたこと。あるいは、ある会合で「いつきさんの話をして」と言われてたけど、ある戦争が勃発してそちらに話題がいったこと。さらには、あるお座敷のあいさつで「部落問題をはじめとするほにゃらら」って言われたこと。そりゃもう数え切れないくらい「二の次三の次」にされてきた経験があります。だからこそ、わたしは優先順位をつけたくない。他の人権課題の当事者にわたしのような思いはさせたくないと思っています。だから「カチン」ときた。
もうひとつは「日本固有の」という発想です。論議の中で「ケガレ」をとりあげて、「日本固有の」という説明をした人がいました。ただ、それは「差別の理由」に着目するからで、「排除」という構造に着目したら、特に「日本固有の」とはならない。だから、IMADRという形でつながれる。
今回の話とは違う文脈ですが、部落差別の特殊性をとりあげる人がおられます。そりゃ特殊です。というか、それぞれの人権課題の「理由」は、個々違うので、それぞれが特殊です。例えばトランスジェンダーの置かれた状況なんて、「あるジェンダーアイデンティティを持つ人が権利を奪われてる」という、メッチャ特殊な理由です。そして、アイデンティティが原因であるなら、その人の存在そのものを否定するわけで、もう、ダメダメです。そういう特殊性がある。ただ、その特殊性を取り上げたときに、そこに軽重や優先順位がどうしても付随してしまう。もちろん、本人にその気がなくても、「特殊性」という言葉を選択した時点で、そう相手に受け取られてしまう。だからこそ、言葉にはセンシティヴでありたい。
そして、そのような隘路にはまらないためには「理由」ではなく「構造」で捉える。そうしたときに「日本固有の」という言葉は成立しなくなる。そして、そう捉えたときこそ、ある課題の解放が他の課題の解放とつながる。だから「日本固有の人権問題である」という冠はわたしは使わないし、例えば「部落差別をなくすための学習」とも言わずに、単に「差別をなくすための学習」と言う。
それが今わたしが考え実践していることなんですね。
まぁ、でも、こんなことをここで一生懸命書いても、誰も読んでないしな(笑)。てか、だから書けたりする(笑)。
そんなことを考えながら、京都駅まで移動です。少し時間をつぶそうかと入ったアバンティのブックセンターでショックを受けました。年明けに閉店ですか。まぁそりゃそうか。
そんなこんなで向かったのは、とあるホテルです。今日は京都府南部の生徒指導部の教員の合同宴会があります。その数、約100人です。おかしいです。まぁでも参加してもええかと。
会場に入ると、知り合いはほとんどが支店長と副支店長です。なので、会話は当然「同和教育の継承」です。ちなみに継承のためには人事がマストです。なので副支店長には
「この最初の一文字がとれたら、本気でやってや」
と言っておきました。ホンマに知らんよ。
宴会の方は、安いだけあって、あまり食事が出てきません。まぁでも、全同教以来食べすぎが続いているので、ちょうどいいです。ワインも3杯だけに抑えて、宴会終了。さてと、おとなしく帰って、シャワーでも浴びますか。

つい手を出した

朝、あまりにもしんどいので、労働者の権利を1時間行使しました。おかげさまで朝はゆっくり。これくらいの時間に出るのであれば、まぁ楽ですね。
職場に着いてまずは授業。休みが多いな。まぁ急いでるわけじゃないから、プリントか。授業が終わったら着替えましょう。今日も走りです。

今日もクロカンコースの「慣らし」です。今日は1年生と走ります。授業を担当してないからドキドキ。でも、「人権の人」とは認識されてるから、まぁええかな。1年生なので、はじめて走る子らです。まぁペースメーカーになればいいかなと思いながらスタート。2周目でトップの子が落ちてきて、わたしがトップに浮上。2周目最後で3番手につけていた子がトップへ。そのままスパートをかけられてしまいました。さらに、最後にもうひとり抜かれて、結局3番手でゴールでした。まぁでも、去年はトップ争いはできなかったから、今年は少しは速くなってるってことです。
結果、
スプリットは1kmごとが4分56秒→5分02秒で、500mごとだと4分51秒→5分00秒→5分19秒→4分44秒でした。トータルで2kmを9分44秒、アベレージは4分59秒でした。実測値とスマホにずれがあるけど、まぁしかたないですね。

走り終わったら昼休み。おべんとです。アカン、眠い。そりゃそうか。走り終わってからのおぺんとはそうなるわな。
そして5・6の連続授業。まずは数学的帰納法。みんな騒然としてます。ええねん。こういゔ世界があることを知ることが大切やねん。なので、6時間目のはじめに数学Bという科目について簡単に説明。数学のメインストリートは連続量です。そんな中で、数学Bは少し傍流にあたることをやります。そのひとつが離散量なんですよね。そして去年まではベクトルがありました。ただ、今回の改定でなくなりました。なんでやねんと思いますね。なので、その「なんでやねん」をぶつけておきました(笑)。
そして授業はメインストリームの微積へ。まぁこっちのほうが子どもたちにとっては楽やろうな。
放課後は会議。ただ、最後は労働者の権利を行使してパス。速やかに「夜の仕事」に向かいます。ただ、あまりにも眠い。なので、駅から仕事場に向かう途中、つい「薬物」に手を出してしまいました。

エスカップといえども、カフェインが入ってます。そういや、昨日、Mぎちゃんがもっと濃いのを買ってて、ひとくちもらったけど、やっぱりあまりにもヤバげでした。なにせこの時に飲んで、もう飲まないぞと決めましたからね。
で、「夜の仕事」開始です。今日のテーマは「『性別』で子どもの可能性を制限しないために」です。ドンピシャ、わたしの専門です[1]もちろん、専門は数学ではない(笑)。。ちなみにこういう曰くがある章です。
おそらく社会であれ教育であれ、ジェンダーというフィルターをかけて見ると、いろいろ気づくことがあるんだと思います。が、あまりにもそれが日常化しているために気づかないし、「どうしろと言うねん」となってしまう。まぁでも、いきなり結論に行くのではなく、まずはフィルターをかけて日常を見渡すところからスタートすればいいと思います。その中で理不尽なことに思い当たればいい。そうすれば「どうすればいいか」が浮かび上がってきます。
なによりジェンダーというのは、単に「社会的に定められた性」というスタティックなものではなく、その場その場において実践され構築されるものです。つまり、ジェンダーの受動的な被害者なのでなく、わたしたちはジェンダーを実践する主体ってことです。そう考えたとき、希望が湧いてくる。なぜなら、わたしたち自身がジェンダーのアンバランスを是正する主体ともなりうるからです。
そんなことを考えながら、いつものホワイトボード書き書き。「男女でわけられてた学校の「もの・こと」」というお題に対して学生さんが書かれた内容が非常に象徴的でした。やはり体育がらみが多い。なので
「身体が違うというふうになったのはルネサンス以降のことでね」
と、つい話してしまいました。ただ
「熱量の違い」
と言うと、
「熱量ってなに?」
と、騒然となりました。しかたないので
「いや、だから、ジェンダーに基づいて「熱量」というのをつくったんだけどね、そこで問題になったのがオルガスムスでね」
と、さらに騒然とさせそうな話をしたりして。
まあでも、こういう話を教室内で、学術的にやることに意味があるんだと思います。
そんなこんなで、今日の「夜の仕事」も終了。しかし、学生さんたち、レポートに卒論にたいへんなんだよね。がんばってね。
わたしは家に帰ってビールを呑むo(^^)o

footnotes

footnotes
1 もちろん、専門は数学ではない(笑)。