フェアウェル飲み会

今日の午前も出張です。なので、同僚の車に乗せてもらって、まずは谷間の町へ。ここの中学校はしょっちゅう来て、日常的に情報交換をしています。が、今日の相手は担任さん。はじめましてです。でも、いろいろ情報を交換しました。ちなみに、ここの前支店長さんは友だちだったので、たいていは校長室に遊びに行っていましたが、退職されたので、今はそういうこともあまりできず。お次は京都府最東端[1]推定の中学校へ。
しかし、今日の出張はけっこう遠距離ドライブです。密室にふたりでいると、自然と会話しなくちゃりません。まぁ黙っていてもいいけど、それも愛想なしです。おそらくそれは同僚も同じです。なので、思いつくままにいろいろ話をします。おそらくこういう時間も大切なんでしょうね。同僚の知らない姿が垣間あらわれたりして、けっこう有意義な時間でした。
で、出張先の中学校に到着。この中学校で最初のやりとりは、たいてい
中「遠いところまでありがとうございます」
い「いえいえ、楽しいドライブでした」
です。
で、再びいろいろ話。なかなか苦労されているみたいです。まぁ校区には小さな町がいっぱいあるから、ある種多文化なんだろうなぁ。
そんなこんなで、職場に帰ると昼をまわっていました。
午後は地域の人権教育担当者の最終会議。かつては人事の話とかをダラダラやって、その後みんなで飲み会をやっていました。まぁいわば、飲み会の集合場所という感じでした。が、今はそんなこともできず。というか、みなさん真面目なので、きちんと会議をされます。
会議には支援学校の人も来られています。支援学校の場合、人権教育の担当は生徒指導担当が兼ねておられるようです。そういう人たちから
「新たな観点をもらった」
という感想をもらったり。いや、おそらく障害の問題がまずあるので、それでいっぱいいっぱいだったんでしょうね。でも、ある支援学校では、今年の教職員研修で石井千晶&真澄さんを呼ばれたんだとか。こうやって部落差別を自分たちの課題と考えはじめてくれていたり、別の支援学校では外国人生徒が在籍していて、外国人問題も自分たちの課題と考えはじめてくれていたり。もちろん、普通科の高校の側もはじめて知ることがたくさんあるわけです。さらには進学校の教員は
「学校の中にこもっていると、お金に不自由している生徒のことは聞かないし、話題は進学のことばかりになる。どんどん感覚が狭まってくるし、教員としてダメになる気がする。ここに来ることはとても大切だ」
みたいなことを言ってくれました。年間10回ほどの会議をしているけど、こうやって広がっていくんだなと、あらためて思いました。
てことで、終わってから、今年度の幹事役の人と元同僚の人とわたしの3人で飲み会。みんな来ないのは寂しいけど、まぁこういうのもいいでしょう。なんでも、幹事役の人、幹事をして良かったんだとか。もしかしたら、来年はセクションが変わって会議には出られなくなるかもしれないけど、でも、今までとは違う感覚で教員ができそうみたいなことを言ってくださって、これまたうれしかったり。
こんなふうにして、少しずつこの世界にはまる人が増えていってくれたらうれしいな。

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1 推定

眠い

今日は学年末の終業式の日です。久しぶりに対面でやるんだとか。ということは、放送部は大忙しです。ずっとオンラインでやってきたから、子どもたちにノウハウがない。はたしてできるだろうか。
と思いながら出勤。眠いです。まぁ当然です。
それでも朝イチ放送室で機材準備。
い「ワイヤレス、3本でいこうか」
部「はい」
みたいな会話。大丈夫かな。あまり確認せずに、とりあえず子どもたちがカゴに入れたもので組んでみましょう。それにしても、ショートホームルームとか大掃除とかをパスすることが、もっと当然にならなきゃダメですね。でないと動けない。
てことで、機材の搬入。なぜかわたしもスピーカーの搬入です。重いな。
で、セット開始。うーん。
い「電源コードは?」
部「あ…」
い「走れ!」
みたいな、懐かしい風景が展開されます。ちなみに、コンセントの数を確認すると、ひと口足りません。どうしよるやろ。
基本的には優先順位順にコンセントを刺さなきゃならんのに、なぜかアンプのコンセントを刺してない。ダメじゃん。まぁこういうのも場数を踏んで、だんだんわかってくることだから、失敗は失敗でいいでしょう。
そんな感じで、それでもなんとか終業式をはじめることができました。あとはながらなので、わたしは体育館の外へ。それでもいちおう音だけは聞いていましたが、みんな話が長い。まぁいろいろ「思い」があるのかな。生徒はたいへんだけど。
そんなこんなで終業式も終了です。
その後、わたしのセクションは部活動未活動者の指導をしています。みんなよく仕事をします。で、わたしは人権担当の仕事。いろいろインタビューもしなくちゃならないので、今日を逃すとヤバイです。
午後は新入生説明会。みなさん、いろいろ役割があたっているみたいだけど、なぜかわたしはあたっていません。ありがたや。なので、人権がらみのことをいろいろやって、そうこうするうちに、16時頃になって落ち着いてきました。
ここでゲンコをしなくちゃならないのですが、眠くてどうしようもありません。うーん。まぁいいか。
とにかく帰って、シャワーを浴びて、今日は早く寝るんだ。そして、明日に勝負をかける。

年度が終わっていく

朝、いつもの時間に出勤です。おそらく今日はどこの高校も自宅学習日なのでしょう、高校生が乗っていません。なので、電車はガラガラです。最寄りの駅から職場まで歩いていましたが、小学生も歩いていません。と、着飾った子らが。そうか、小学校の卒業式か。しかし、フツーの服を着ている子と、メッチャ着飾ってる子が混在していて、それが一緒に登校しているのが小学校のおもしろさかな。
で、職場に到着。いつものように朝ごはんを食べて、PCに火を入れて。あとは3日間たまっていた諸々のことをしたり、ゲンコを考えたり。
今日は実は内示日です。と、支店長から電話。同じ部屋の常勤講師の人と一緒に来てくれということでした。まさか、ふたり同時にやるつもりか?だとしたら、雑やな(笑)。さすがにそれはありませんでした。ちなみに、再任用も常勤講師も1年単位の雇用なので、毎年内示があるということです。
無事、内示をすませて職員室に帰ると、いろいろ人事の情報が飛び交ってました。みんな情報をキャッチするのが早いな。まぁ行く人来る人の話が錯綜するのがこの季節ですからね。
午後は成績会議です。担任時代は1年間の「闘い」の総括の日でした。今はそんな緊張感はありません。まぁでも、数学を担当した子が他の科目がどうかってことは気になったりします。
そんなこんなで、今年度の総括的な会議も無事終了。
あとは、あちこち電話したりしている内に退勤時間です。
帰りの電車を待っていると、他の路線でなにかあって、こちらまで影響しているんだとか。あとから来る快速が大幅に遅れているので、先に出る普通にとりあえず乗れというアナウンスがあったので、乗りました。すると、追い越し駅で、快速を先に行かせるために普通は待つんだとか。ガセネタを流されました。まぁでも予想通りでしたけどね。
明日からダイヤ改正で、おそらくずいぶんと変わる、その前日に大混乱というのも、まぁ思い出か…。
帰りに角打ちに寄ろうかちょこざっぷに寄ろうか…。ちょこざっぷやな(笑)。いや、入院でだぶついた身体を絞らねば。

退院

たいてい手術した夜は寝られません。ひとつはもちろん痛みですね。あとは死ぬ一歩手前までいった爆睡をしたからでしょうか。
痛みについては20時くらいにロキソニンを飲みました。8時間くらいあけなきゃならないので、午前4時が次に寝られるかどうかの境界の時間です。結局、起きたりウトウトしたりしながら、なんとなく寝たかな。
で、6時に起きて、体温測ったり血圧測ったり。
しかし
「血液検査、飽きるほどしてます」
というと
「あー、ホルモンとかあるから?」
と、的確なお答え。さすがは医療従事者ですね。よくご存知です。もっともカミングアウトしてないけど(笑)。
その後、ネットをちらちら。おべんきょはできないですね。やる気がおきない。たぶん集中できないのかな。
そうこうするうちにモーニング。

メインはネギ入り卵とじ。副菜はおくら。汁のものは白菜入りみそ汁。白米にたらこふりかけを添えて。デザートはヤクルトジョア鉄&葉酸マスカット味。おいしいな。
朝ごはんを食べたら、なんとなく退院へ向けて動きはじめます。やがてお医者さんが来られて傷口を見られました。案外きれいですね。
そうそう。退院前に聞いておかなきゃならないことをリストアップしてあります。三角巾はなんのためにつけてていつまで必要なのかとか、荷物はどのくらいの重さまで持っていいのかとか、下半身の筋トレはいいのかとか。そうそういつからシャワーはいいのかってのも大切です。
てことで
い「あの、三角巾は…」
医「あ、それ、むくみ防止用だから、なくてもいいでざよ」
い「荷物はどのくらいの…」
医「あ、持ってもいいですよ」
い「筋トレ…」
医「腕立て伏せはしないほうがいいと思います」
い「シャワー…」
医「お風呂入ってもいいですよ。ただし患部はつけないでください。濡れるくらいなら大丈夫です」
お酒の話は聞きませんでした(笑)。
まぁ内部は治ってて、傷口の問題ですからね。そして、無理をすると痛いから、無理したくなくなります。
そしてお着替え。看護師さんが背中を拭いてくださって、前はもちろん自分でやるんだけど、ブラをつけるときに
「肩の骨折以降、前でとめるようになったんですよね」
といらんことを言ったら
「ほんとは後ろでとめるのがいいらしいけど、わたしも前ですね」
と、ちゃんと返してくださって、なんかもう、いい病院です。
そして退院。
「二度と来るんじゃねぇぞって言ってください」
と言ったら
「またスーパーかどこか、外で会いましょう」
と言ってくださって、やはりいい病院です。
帰り道、どこで昼ごはんを食べようかと。実は決めてました。 

天一です。うまい。久しぶりの天一はうまい。
しかし、950円かよ!特別な日にしか食べられない高級品になってしまいましたね。まぁこれが正当な価格なのかもしれないけど、それに見合う所得がないからなぁ。
で、ようやくお家。でも、ゆっくりはできません。今日はzoomのミーティングがふたつあります。
それぞれ1時間ばっかやって、ようやくお風呂です。あとはビールか。そうそう、みんなでNHKも見なくちゃね。

そして7度目

病院の起床は6時です。ふだんと変わらないか、なんなら遅いくらいです。こう考えると、ふだんは何が悲しくて早く起きなきゃならんのかと。
今日はオペ日なのでモーニングはなし。本来は絶飲だけど、降圧剤は飲ませてくれました。
「たまに飲み忘れるからいいですよ」
どは言ったんですけどね。
そこからしばしネットをやったりしてたら、手術着へとお着替え。7時すぎから点滴開始です。これで動きづらくなりますね。まぁしゃーない。
9時前にお迎えが来て手術室へ。いつものように(笑)名前を聞かれたりして手術台へ。心電図とか血圧とか酸素マスクとか、いろんな器具をつけられてる間に、点滴の中に麻酔薬が入ります。
「眠くなりますよー」
とか言われると苦い空気が入ってきて、咳き込んだあと寝ちゃいました。
で、目が覚めると終わってるのはいつものことです。しかし、寝てる間にいろんなことされてるな。まぁ筋弛緩剤を入れるから、酸素は入れなきゃならないし、「モノ」が出ないようにしなきゃならないし。全麻はお互いたいへんですわ。「まるこちゃん」えらいなぁ。わからんか。
そのままストレッチャーに乗せられて病室へ。
9時半に手術室に入って、そこから手術が1時間。推定11時ってところでしょうか。
手術後のランチはなしです。あとは延々と寝るだけです。とは言え、某在日外国人教育関係のメールのやりとりやったり、なんだかんだとやることはあったりします。ipadが活躍します。しかし昼間のテレビはおもしろくないです。今日は野球ばっかりですね。
6時になって待望のディナータイム。

本日のディナーは、メインが人参と玉ねぎとインゲンの茶碗蒸し風、蒸し山芋青のりかけを添えて。副菜に冷やっこには軸三つ葉とおかか乗せとブロッコリーとツナのトマト煮。そして白米。デザートにはbioのピーチ味。おいしかった!
でも、ディナータイムはあっという間に終わります。
7時になって、ようやく見慣れたバラエティー番組が登場。今日は放映日だけど、見るのはやめときましょう。でも、あちこちから「見てる」という情報が入ってきます。
そんなこんなで、今日も10時に消灯です。寝られるかな。
それにしても、さすがに今日はおべんきょできませんでした。しかたない。

チェックイン

今日は試験返しの日です。それはとりも直さず最後の授業日ということでもあります。
おそらく高校の授業最終日は、小学校・中学校とはまた異なるものなんだと思います。もちろん、それは小学校を主語、あるいは中学校を主語にした時も同様です。その程度にってことです。
とても簡単に言うと、「高校はドライである」ということです。極端な話だと
「あーあ、やっと終わった」
という感想すら持つことがあるということです。もちろん、それはそれでいいです。ただ、わたしはほんの少しだけウェットです。はたしてわたしは何を伝えられたのか。それは常に考えています。この間、ずっとピリッとしないと書き続けてきました。もちろん、それは子どもたちの問題です。でも、同時にわたしの問題でもあります。
てことで、試験返しです。いつものように度数分布を書いて、ヒーロー認定して、あとは採点ミスのチェックをしてもらって。そして1年間の感想文を書いてもらいます。子どもたちが感想文を書いている間、わたしも総括文を考えます。どうもうまくまとまりません。ちなみに去年はこんなことを言ったみたいです。今年はどうしよう。

まずは1年間相手をしてくれてありがとう。プリント学習の時間、遊びに行ったらいろいろ相手してくれたし、一緒に走ったりもして、楽しい1年でした。
でも、わたしはみなさんに何を伝えられただろうと、ずっと考えてきた。もちろん、雑談を通して伝えたいことを伝えてきた。でも、語らなかったこともある。
果たして君たちも楽しい1年だっただろうか。もしもそうだとして、その楽しさは、例えばプリントの時に話ができたとか、そういうのだろうか。そうでなければうれしい。
数学が苦手な人にとって、数学って本当にしんどいと思う。もちろん、高得点をとる人にとっても、高得点を取り続けるのはしんどいこと。やはり、そういうしんどさというのは感じてほしかった。そして、しんどかったけど、でも、1年振り返ったら、なんだかんだ言って楽しかったなぁと思える、そんな1年であってほしかった。それがみなさんの人生最後の数学の授業を通して伝えたかったことです。
果たしてそうだったかどうかは、わたしにはわからない。みなさんがその答えを持っている。
でも、とりあえず終わった。来年、わたしがみなさんの授業を担当することはありません。が、きっとこの学校にいます。また出会ったら声をかけてください。
では、おしまい。

そして教科会議からの成績会議を速やかに終えます。成績処理は慎重に。その間、ハンコをもらいに生徒がいっぱいきます。最後の最後にインフルエンザが大流行しましたからね。そうそう感想にも
「最後の試験が受けられなくて悔しかった」
と書いてくれた子がいて、これはうれしかったです。チャレンジしていたんだな。
そして、おべんと食べたら移動開始。
まずはチェックイン前のPCR検査。そしてチェックイン。

そして部屋まで案内してもらいます。ちなみに
前回と同じ部屋ですよ」
とのこと。で、案内してもらった部屋は、これ。

こざっぱりとしたシングルの洋室です。気持ちよさそうです。ここでこれから2泊3日過ごします。明日が抜釘手術で、今日は前泊ということです。
服を着替えて、いろいろ整えたら、おべんきょ開始です。明日の午前はおそらく使いものになりません。今日の午後が一番進む時間帯のはずです。ここでどれだけ進められるかですね。
うーん、絶対使いたい語りを入れる場所がむずかしい。この語りにすべてがあらわされているんですよね。でも、逆に「語り」のパートにそれを入れると、おもしろくない。やはり「解題」のところにもっていきましょう。
しかし、前から気になっていたんだけど、木村(2019)[1]木村涼子, 1999, 『学校文化とジェンダー』勁草書房.では、中学校が思春期と書いてある。でも、分離は小学校高学年ですよね。あれ、もう少し細かく分類する必要があると思うんですよね。簡単にいうと、2次性徴がやってくる時期は、もちろん個体差が一番大きいけど、解剖学的な男女差もありますよね。で、学校はその一番早い人にあわせる。なので、やはり小学校高学年から分離を開始するというのが、ひとこと必要なんじゃないのかな。
あ、それはわたしが言えばいいのか(笑)。
そんな感じでおべんきょしてたけど、17時ぐらいになったら疲れてきました。が、この時間、テレビもあまりおもしろくない。
やがて18時。ディナータイムです。

今日のメニューは「鶏胸肉の唐揚げ、インゲンとキノコの茹でたものあえ・かぼちゃのサラダコーン入り・ごはん・パイナップル」です。あんがいおいしいんですよね。てことで、おいしくディナーをいただいたら、スイッチオフです。
あとはテレビを見ましょう。うーん、あまりおもしろくないな。でも、寝るには早いしなぁ。それでも10時前には消灯です。よしよし。もう寝てしまいましょう。
明日は7度目の全麻かぁ…。

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1 木村涼子, 1999, 『学校文化とジェンダー』勁草書房.

怒った

朝、雨が降ってるかと思ったけど、降ってなくてラッキーです。いつものように出勤しながら、この生活をいつまで続けなくちゃならんのかなと思ったり。まぁでももしかしたら「いつまで続けられるだろう」に変わるかもしれませんがね。
で、職場に到着。今日はぽっかり空いた中日です。というのは、今は試験返し日程です。実は明日の午後から某所にお泊りなので、明日の午前に時間割を入れてくださいました。ただ、今日採点をしたのではきついです。なので、金曜日の午前に採点を終えて午後に出張というふうにしました。今日はノートチェックして平常点の計算をすれば、わたし個人の成績処理は終了です。やれやれ。
てことで、そんなあたりをさっくり終えて、あとはゲンコと向きあいます。まずはメインになるところの最後の仕上げです。続いて、マーカーが入れてあったところの修正をしたり、書式を整理したり。
この書式の整理がめんどくさいです。
わたしは教社とか日社のスタイルになってます。これらは微妙な違いはあるものの、基本的には注が文末に来て、引用文献は最後にまとめます。さらに文章を引用してるところでは引用箇所のページも書きます。ところが、引用文献を注にするスタイルも存在します。まぁたしかにわかりやすいのはわかりやすいかもしれないけど、最後にまとまっていても同じっちゃ同じです。さらに注にするスタイルだと引用箇所のページを書かないことがよくあります。となると、引用箇所を当たろうと思ったら本を一冊探さなきゃならなくなります。それはアカンやろ。なので、やはり教社や日社のスタイルが合理的だと思ってるし、性にあってます。まぁ少ない経験ではありますがね。
で、今回は「注はなし」「文献を注」というパターンです。かつてモルタル職人さんから「その人のおもしろさは注にあらわれる」と言われてから、特に注に力を入れてきたという、本末転倒なわたしにとって、「注はなし」は苦痛ですらあります。が、しかたない。多少本文がまわりくどくなりますが、やりましょう。
そんなことをしながらも、教科の共有フォルダをチラチラ見ます。なにせ、全体の成績処理がまだ残っています。が、ひとクラス、なかなか入力してくれません。実は他のクラスは朝イチチェックをしたら、入力が終わってました。いちおう今日の16時が〆切だったけど、たぶん金曜日のうちに入力してくれてますね。が、そこだけ入ってない。で、見に行ったら採点しておられました。そうか、まだ採点してなかったんだ。
「16時にはなんとかなりますか?」
「なんとかなります」
てことで、あきらめて他のことをやりましょう。
で、16時にExcelファイルを開こうとしたら、ロックがかかってます。てことは入力中かよ。幾度かチャレンジしてなんとかロックが解除されたので、成績処理開始です。
が、Excelファイルをいくつか開きはじめると、まったく動かなくなります。やがてExcelが落ちて、再び開くとファイルが壊れてました。使いものにならんやん。と、そこに電話。
「あの、点数を修正してもいいですか?」
思わず怒鳴りました。
「あのね、16時に入力終了でしょ!」
それでも修正したいならしかたないです。やり直しです。
そんなこんなで、なんとか17時に明日の朝イチの資料をつくり終えました。
わたしは仕事はあまりしないけど(笑)、事務作業はメッチャ早いです。なぜなら、作業してるときは他のことをしないからです。ちなみに勤務時間中雑談もほとんどしません。まぁmastodonは見てますけどね(笑)。だから、校内のうわさ話には疎いです。その代わり、ニュースは早いです。twitterやfacebookも見てますからね(笑)。
そういうわたしにとって、余裕のない形で仕事をするのはキツイです。これで明日の朝の余裕がなくなりました。キツイな。

しかし、大江健三郎が死んだのか…。ドンドン人が死んでいくな。当たり前ではあるけど。
ちなみに友だちに
「大江健三郎が死んだ」
とメールしたら
「まだ生きてはったんや」
と帰ってきて苦笑するなど。
さぁ、帰って、ちょこざっぷ行って、ビール飲もう。

この国の未来のために…ほんとはそうじゃないけどね

今日から「試験返し」週間です。とはいえ、わたしの試験は昨日で、まだその存在すら知りません。
職場には早く着いたので、かずえちゃんさんから送られてきた動画を見ましょう。
ちなみにこれです。いい動画ですね。少し泣けます。
でも、日常。とにかく午前はひたすら採点の祭典といきましょう。まぁすぐ終わるけど。
しかし頭が働きません。やばいな。せっかく脳みそが励起状態になったのに、入試とかお座敷とか出張とかで完全にとまりました。しかも、数学を忘れてる(笑)。計算がめんどくさくなってます。まぁそれはいつものことか。
それでもなんとか採点終了。
うーん、ピリッとしないな…。なんなんだろ。
できる範囲で最低限のことをやるという生徒がいるんですよね。もちろんそうじゃない生徒もいます。が、最低限でことをすませる子がいると、どこかでそういうのが伝播するんですよね。なので、緊張感がなくなります。
でもそれよりもなによりも、クラスづくりができていませんでした。結局それにつきるのかな。もちろん担任でもなんでもないので、クラスづくりなんてする必要はない/できないと思われがちだけど、でも、しなきゃならないし、できるんですよね。てか、数学という共通のテーマがあるので、やりやすいはずなんです。が、今年度は不足してたな。たぶんそれだけの労力を投入してこなかったのかな。それが今年の反省ですね。

午後は出張。
会議のガッコには知りあいの在日の教員がおられるので、ひとことごあいさつ。しかし、ほんとに日本人教員は「期限を付さない常勤講師」ってのを知らないし、知ってもその意味がわかってないんだな。まさにマジョリティ特権ですね。
で、会議。内容は京都労働局との懇談というやつです。労働局相手なので、進路関係の人と合同です。
驚いたことにというか、当然のことというか、家族滞在の生徒の在留資格変更のことが話題になりました。それも、人権側の人間があえて持ち出すのではなく、進路の人も自然なのこととして話題にしてくれたので、これはかなり驚きでした。てか、ようやくここまできたんだなと。
でも、あくまでも進路は3年生が主たるターゲットになります。なのでひとこと。
「家族滞在から在留資格を変更しようとしたら、内定が必要になります。つまり、子どもたちが安定した在留資格で働くためには内定がいかに大切かってことです。そのためには3年生にならなきゃならない。だからこそ、1年生からの就修学の保障が大切ってことです。もしも退学になってしまったら、その子らは不安定な在留資格のままになります。労働力人口が減る中、この子らの就修学の保障がこの国の未来のためにも必要なんです」
と言っておきました。
「まぁ言うのはイヤですけどね」
と補足はしましたが(笑)。ほんとはこの国の未来のためじゃなくて、外国人生徒の未来のためです。そして、こんな国がイヤならさっさと出ていけるだけの力もまたつけなきゃね。
そんなこんなで会議も終了。

さてと、帰って走ろうかな。と思ったけど、日が沈んでしまったよ。しかたない、花粉をお風呂で洗い流してビールだな。
なんでも晩ごはんは「あと祝いand前祝い」なんだとか。

上の子どもがつくったごはんのケーキです。そして、下の子どもがつくったケーキ。

うまいな。
かずえちゃんさんのつくった動画をみんなで見たりしてるうちに眠くなってきたので、寝ましょうか。

頭痛を治める

今日は特殊業務・part2の日です。とはいえ、普段と変わりなく出勤。電車の中の人は少ないですね。まぁ高校生が動いてないってことです。かと言って、受験生がそれほどいるわけでもない。
それにしても、電車の中で寝るのはいいんだけど、こっちにもたれかかるのはやめてくれないかなぁ。だからロングシートはイヤなんですよね。まぁでも、わたしが乗る側はそんなに混まないけど、反対側は一番混む便なのでロングシートなんだろな。次なら転クロなんだけど、わたしもそれでは遅い。だからロングシートなのか。
ガッコに着いたら放送室のストーブ点火。さらに放送設備にも火をくべます。はじまるな。まぁでも、今回はチャイムを鳴らす必要がないから楽です。ちなみに「読み」の人ともペアが長いし、こちらも楽です。
てことで、つつがなく終了。
ちなみに大阪では一週間ほど採点してるって聞いたけど、京都は全体は4時には終わってしまいます。大阪、たいへんやな…。
てことで、1時間労働者の権利を行使して神経内科のお医者さんに行くことにしました。到着すると一番客だったみたいです。このお医者さん、パートナーと母親の主治医です。なので、ややこしいっちゃややこしいけど、信用できる人です。
とりま、問診。頭痛の年数を聞かれたり、服用してる薬を聞かれたり。
医「お仕事は?」
い「高校の教員です」
医「なにを教えておられるんですか?」
い「数学ですが、ずっとPCの前にいますね。社会学のおべんきょしなきゃならないので」
医「数学と社会学ってぜんぜん違うじゃないですか」
い「数学、苦手なんです」
おもしろがっていただけました(笑)。 
結果は後頭神経痛なんだそうです。よかった。まぁでも今日は朝イチピリッときたけど、そのあとは来てませんからね。
その後、友だちから「部屋割り」のことで相談ごとが来たので、交流会の人たちに投げてみたり。と、携帯がひっきりなしに鳴りはじめました。なんだろ…。見てみるとこれでした。なのでK野さんに電話。
しかしいいよな。ケンカなんて「近い人」だからできるんですよ。そしてそういう人が複数いるからできるんですよ。「近い人」がいなければ、いてもひとりしかいなければケンカなんてできません。でも、その人を切ったら仲間や味方が減る。だから、わたしはケンカしないしできない。ただでさえ少ない仲間や味方になる可能性のある人を減らしたらほんとうにひとりになるし、それは子どもたちに影響します。
その代わり、わたしは闘う。まぁ闘いの相手しかいないですからね。それもまた、ひいては在日や部落やセクマイの子どもたちのためです。
頭痛は治まるかな…。

頭痛、治まらず

今日の午前は第2のふるさとで会議です。なので、朝は少しだけゆっくり。
で、会議場所へ。
メインになる議題は2月にあった志水さんの講演の振り返りです。
話題はアリストクラシーからメリトクラシーへの移行のあたりかな。簡単に言うと、大学に行かないことが当然の家族というか、周辺社会の中で、大学に行くことの困難さみたいな話でした。つまり、まわりからは「大学に行かせない」引力が働いている。その中にいながら大学に行くというのは、引力から脱出するためのそうとうなパワーが必要になるってことです。ただ、「大学に行ったらこうなる」というロールモデルがないから、本人自身もよくわからない。でも、振り切って大学に行く。
もちろん、今はペアレントクラシーの時代だから、話題は少し違うかな。大学に行くことの価値は社会の中で共有されているけど、それが可能であるかどうか、そしてどの大学に行けるかというあたりが問題になる気がします。が、基本的な構造は同じですね。要は、リソースの振りわけをどうするかって話になります。それに余裕があるか、ないなかで振りわけるか。
しかし、あらためて部落解放奨学金の存在は大きかったな。そう考えると、この格差社会の中で給付型奨学金の必要性をひしひしと感じるけど、格差を固定したい人にとっては意地でもやりたくないだろうな。そずて、再び社会はアリストクラシーの世界へと移行していく…。
まぁ、あまり元気が出る話ではないですけど、現状はそんな感じなのかなぁ。そしてそこからどう反撃していくかって話なのかな。
で、職場に帰ったら速やかにおべんと食べて、明日の特殊業務part2の準備です。
これをこなしたら、お次はゲンコを少しやったり、そのことで関係諸方面に連絡をとったり。しかし、すぐにOKの返事があるのがうれしいです。
そうだ、土曜日からの頭痛の原因の文章を書かなきゃ。こういう時にストックがあるのがブログやってるメリットです。学習ツールの変化が学校教育にもたらすものなので、この時のディスカッションが役に立つかな。しかし、頭痛は治まりませんね。
と、印刷屋さんが来られたとのことです。3週間前に入稿したものが、もう本になりました。仕事が早いわ。なので、そいつの荷揚げと仕分け。
そんなことをしてたら定時になったので退勤です。今晩はいただきものの冷凍餃子を焼きましょう。

うまく焼けました。うまい!
けど、頭痛がひかないな(;_;)。