山崎@東町

こないだ松阪に行った時に、ちょうど昼時だったので、「やはりここは東町の」と思ったのですが、果たしてあるんだろうか…。とりあえず、マップで調べてみると、なんか、あるよ!ならば行かねばなりません。ただ、ムラの範囲がわからないので、その店がムラ中なのか外なのかがわかりません。期待と不安を胸に、その店に向かいました。
さてと、到着。ひと目でムラとわかりました(笑)。で、お店の中に入ったらマダムたちが仲よくランチを楽しんでおられます。友だちが
「みなさん、ご近所の方ですか」
と聞くと
「みーんな近所や」
と笑顔で答えてくださいました。そりゃそうでしょう(笑)。
さてと。オーダータイムです。
い「あの、カスのお好み、ありますか?」
A「天カスか?」
い「いや、油カスです」
B「お肉のカスのことや」
A「あー、うちはお肉のカスはやってへんわ」
実は、松阪にも油カスはあります。が、いわゆる丸カスではなく、徳島の炒りカスに近いものです。好きな人は軽く炒ってしょうゆと一味で食べられます。
B「ほな、ペンペン焼きやな」
A「せやな、あれやったらカスが入ってるわ。天カスやけど」
ということで、ペンペン焼きをオーダーすることになりました。
鉄板に敷かれた生地は、べた焼きへといきそうですが、なにやら広くて少し厚めです。そこにいきなり削り粉と青のりをふんだんにまきます。そして、千切りキャベツをバサリ。「わかばのおかあちゃん」が怒りそうな千切りですが、たぶん「わかば」とは逆に、キャベツの汁がまわることを想定しているみたいです。そしてそこにチクワと天カスと紅しょうがのみじん切りをトッピング。上からたらりと生地をかけると、こんな感じです。

これは「洋食」@非京都って感じですね。ちなみに、京都の「洋食」は「赤と白」です。
これをひっくり返してしばらく焼いて、もう一回ひっくり返して、ソースを塗って、半分に折って、再びソースを塗って完成です。

でかい!
デフォルトでお好みを半分に折るのは、徳島や和歌山と共通しています。
ひとくち食べると、けっこうヘビーです。天カスからしっかりとダシと脂が出てきます。そして、食感がなんともムニムニしておいしい。味つけは…。あれ?ソースじゃない。これ、しょうゆか…!
これはうまいです。
ちなみに、
「切るもん出したるわな」
と出てきたのは、これ。

一般家庭サイズよりも大きなテコです*1
いや、おいしいです。これはパクパク食べられます。でもそのわりに、ちゃんとお腹にきます。これで油カスが入っていればと思いますが、たぶんそれは違うんでしょうね。
それにしても、「油カスのお好み」の最東端がうきなみ@八幡だとこないだ考えたのですが、「ムラ中の粉もん」でいうと、このあたりまで来るのかな?
ますます謎は深まります。だから、楽しいo(^^)o。

てことで、恒例のdata

ペンペン焼き 250円
ビール 400円
スタイル ベタ焼き系
その他 今回頼んだ「ペンペン焼き」はべた焼き系ですが、「お好み焼き」は不明です。もしかしたら、「混ぜ系」かもしれません。それにしても、250円は安い。きっと、かつては親が忙しかったりしてごはんのしたくができないときなんかに「山崎行っとき」とかいっておなかを満たしてたんじゃないかなぁ。ちなみに、豚玉も380円です。とにかく安い。また来てみたいです。というか、油カス持ってきて「これ入れて」とか言ったら、やってくれそうなフレンドリーな店です。
独断的評価 ★★★★★(油カスじゃないので、番外ではあります。が、これはこれでそうとうおいしい!)

さらに詳細なリンクも更新しましょう。

*1:テコかコテかは論議がわかれている

香(かおり)@下之庄

なんか、今週は「お好みエントリ」がハイペースです。
今日は午前午後がダブルヘッダー。間の昼ごはんをどこで食べるかが問題です。なんしか、生駒から大和小泉までの間です。はじめは「まぁてきとうに…」とか思ってましたが、ふと「下之庄があるじゃないか!」ってことに気づきました。
下之庄には、かつて「下之庄歴史研究会」というのがあって、部落史研究では非常に大きな成果を出されています。そこが明らかにしたことのうちのひとつとして、竜田神社のお祭りがあります。
従来はカワタの人々は「ケガレ意識をもとに、祭から排除されてきた」とされてきました。しかし、竜田神社ではカワタの人が来ないことには祭ははじまらない。つまりキヨメとして重要な役割を担っているということ、排除されるどころか主催者であることが明らかにされたんですね。
で、今から10数年前フィールドワークで下之庄に行ったことがあって、その時に聞いた話も衝撃的でした。なにせ、ムラの中に映画館なんかもあって、ものすごく栄えていたということなんです。まぁでも、同じようなことは末広でも言ってたから*1、たぶん「産業が成立しているムラ」は、かつてはそうだったんでしょうね。
で、そんなこんなの歴史を知っている以上、ぜったいにお好みもハンパないだろうなと思っていましたが、前に行ったフィールドワークの時は「仕事」だったので、あまり勝手な行動ができず、お好みを断念していました。なので、今回はその時のリベンジってことです。
大きいムラなので、とりあえずアテをつけないと果てしなくさまよい歩くことになりかねません。幸い、少なくとも2軒あることはわかりました。最初に見つけたのは「いしだ」でした。が、暖簾はかかっているものの「準備中」の札が出ています。じゃあ、もう一軒の店「香」にチャレンジしましょう。
しばらくうろついていると、ありました!店に入るなり、さっそく「カスのお好み、ありますか」「あるよ」「お願いします」と注文です。さてと、どんな感じだろ…。
生地をおいて、上に…。カスをひとつかみです。え?ひとつかみ?少ない店だと「ひとつまみ」なのに、この店は「ひとつかみ」です。生地の上一面にカスが乗ってます。

「この店、何年くらいやってはりますの?」
「30年や。まだまだやわ」
30年ではまだまだ修行中らしいです。ま、そりゃそうか。山辺食堂は57年ですからねぇ。
「どっから来はったんや?」
「京都からです」
「そうか、うちの店、どっかに載ってたか?」
食べログには出てますけど、何も書いてないですよ」
「そうか、でも遠くから来はるで。東京からも来はるし、外人さんが写真撮ってはるわ」
不思議なもんです。お好みをひっくり返してしばらくすると、カスの脂が溶けてパチパチいいはじめます。久しぶりです。
そうこうするうちに焼き上がりました。

生地に埋め込まれたカスの大きいこと多いこと!これはすごいです。
さっそく食べはじめました。生地は表面がパリっとしていて、中はふんわりしています。キャベツの食感がとてもいいです。粗めのみじん切りなので、水分がキャベツの中に残っていてジューシーです。時々あたるネギの香りがいいです。そして油かす。どこを切っても油かすo(^^)o。

しかも「切り」が大きいので、香りがすごいです。
さすがに一枚でお腹いっぱいです。と、気になったので、質問です。
「ソース、どこの使こてはりますの」
NISHIKIソースや」
初耳です。どうやら、奈良の醤油屋さんがつくっているソースのようです。味はそんなに特徴があるわけではないのですが、香りはいいです。たぶん、すごくいいバランスでつくっておられるんでしょうね。
さてと。満足です。午後のお座敷のために出なきゃ…。
「ごちそうさまでした。おいくらですか?」
「550円」
「え…!」
あの量のカスで550円だと、ほとんどカス代じゃん…。

てことで、恒例のdata

カスのお好み焼 550円
ビール キリン・スー○ードライ大瓶600円
スタイル 混ぜ系
その他 とにかく、圧倒的なコストパフォーマンスです。しかも、下之庄にはまだまだお好み屋さんがあるそうな。おそるべしです。
独断的評価 ★★★★★(そらもう、これです。が、カスの量がすごいので、わたし一人で一枚はもったいないです)

さらに詳細なリンクも更新しましょう。

*1:「デパートが2軒ある」とか

大西@渡辺村

「お好み」エントリをはじめた理由のうちのひとつは、この間書いたように、「第二のふるさと」の名店「やのさん」が突然なくなった喪失感でした。が、もうひとつあったのは、ここ「大西」でした。たぶん、ムラ中のお好みを食べはじめた頃、10年くらい前に食べて、「もっかい食べたいな」と思って再訪した時のことだと思います。その日、やはり「大西」のシャッターが閉まっていて、すごくショックを受けて、本格的に「お好みエントリ」をつくった記憶があります。
ところがその後、あまり渡辺村に行かなくなってしまい、「大西」のことも少し忘れかけていたのですが、何かの折に「やめてない」ってことがわかって、「これは行かねば!」とずっと思っていました。ちなみに、おとついつまんだお好み焼き屋さんはすぐ近くにあるヒロでした。で、なぜヒロに行ったかというと、ちょうどお母ちゃんがお店を閉める時だったからです。、ちなみに、「大西」の閉店時間は4時。メッチャ早じまいなことがこないだわかって…。ということは、こんな時にしか食べられないってことです。

お店に入って「カスのお好みありますか?」と聞くと「今日、なくなってしもたわ。今日はみんなカスやったんや」とのことでした。で「スジでいくか?」と言われたので、ここは素直にスジにしました。

渡辺村のお好みの特徴は、全体的に小さめってところです。なるほど、スジの炊いたんが入っています。ちなみに、生地を混ぜておられるところを見たら、山芋を入れておられるみたいですね。
ひっくり返すと、きれいに焼けています。

お店の向かい側は広大な空き地です。
「ここ、もとは団地ですか?」
「そうや」
「また新しく建てはるんかなぁ」
「いや、ほったらかしやろ。たぶん市が業者かなんかに売って建売でもできるんとちがうか」
こないだのヒロでもお風呂がなくなったことについて話しておられましたが、ムラの人が市への何とも言えない気持ちを持っておられることがわかります。
「今日はリバティか?」
「いや、太鼓の出演交渉で支部に来ましてん」
「そうか」
さりげなくも、妙に濃いぃ会話です(笑)。
やがてできると、デフォでマヨネーズがかかりました。

てことは、上からソースを落としてマーブルにせねばなりませんな(笑)。

スジはほどよくホロホロで臭みはまったくありません。生地は…。記憶にあるほど特徴的な感じではないですねぇ。おかしいな…。でも、とても食べやすいのは、やはり渡辺村のお好みの特徴ですね。パクパク食べていると、あっという間になくなる感じです。そういう意味では、マヨネーズがデフォってのはなんとなくうなずけます。ただ、具がスジなので、これがカスだともう少し変わるんでしょうね。
食べ終わったところで「ソースは菱梅ですか?」とたずねると、満面の笑顔で「そうや!菱梅や!でも、いろいろ混ぜてるけどな」と、これまた定番のお答えです。

てことで、恒例のdata

スジお好み焼 500円
ビール スー○ードライ大瓶530円
スタイル 混ぜ系
その他 お好み焼きの種類は豊富です。たぶん、お店にあるものであれば適当につくってくれる気もします。味的には充分においしいのですが、やはり「お好みエントリ」の他店と比較すると、ひとつパンチがたりないかなぁ。でも、たぶん、ほんとにベーシックというかオーソドックスというかリファレンスというか、そんなお好み焼きです。終了時間が早いので注意が必要です。
独断的評価 ★★★★☆(やはり「これ」というものがないのが…。でも、近くにあったら、結局通う気がしますね。)

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やまだ@南松原

今日は日曜日だけど、文化祭のからみで昼前に出勤です。なんか、放送部の連中が「幕があかない」とか言ってるので修理してみたり。にしても、動きを見て、考えて、原因、わからんか?

てことで、いろいろ修理も終わったところで、さて昼ごはんをどこにするか。そういえば「猪ラーメン」の店があったなと車を走らせているうちに、「ここまで来たんだから、第二のふるさとのお好みにチャレンジしてみよう」と。
第二のふるさとのお好みは、わたしにとってのソウルフードです。はじめて「カスのお好み」を食べたのはここでした。当時、誰もが認める「やのさん」というお店がスタートでした。練り込みなのに白っぽくてぺったりしていて、でも、口に入れるとふんわり。で、少し脂っこいんです。何とも言えない不思議な食感は忘れられません。「やのさん」のもうひとつの名物は鍋焼きうどんでした。真夏にカレー鍋焼きうどんを頼んで一味をたっぷり入れるのが正しい食べ方です。ちなみにビールはおいてませんが、向かいが酒屋で、わたしがここに住みはじめてからヱビスを置くようになったので(笑)安心して買いに行けました。
このブログの「お好みエントリ」をつくろうと思ったのは、この「やのさん」の突然の閉店がきっかけでした。あの時のショックたるや…。あの味は永遠に食べられないけど、せめて画像とレポートだけでも残したかった。そう思ってはじめたエントリでした。
ちなみに、第二のふるさとにはお好み焼き屋さんは現在3軒あるらしいことはわかっています。が、一軒はいつもシャッターが閉まっていて、もう一軒は冬にならないと鉄板に火を入れません。もう一軒は、もともと住んでいたところの至近距離にある店で、わたしが住んでいた頃はおじいさんが食料品店をやっていました。てことで、シャッターの店からチャレンジ。閉まってました。てことは、「やまだ」が開いてなければ、今回もチャレンジ失敗てことになります。どうだろ…。
開いてた!
とにかくカスのお好みです。

カスはゴロゴロという感じ。
焼いてもらいながら「昔、このあたりに住んでたんですよ」って言ったら「あー、せんせいやなぁ」と覚えてくださっていました。ま、ほんまにご近所やから当たり前かもしれませんが、やっぱりうれしいです。
お店の人はひとりだけですが、焼きを担当するのはお店の人の友だちらしき人です。この人は隣のムラの人らしく、わたしのことも「知らんな」と言っておられました。そりゃそうだ(笑)。ちなみに、この人たぶん従業員ではありません。入ってこられた時のお店の人との会話は
「ひさιぶりやな*1
「せやな、ひーふーみー、5日ぶりやわ」
思わず心のなかで「5日で久しぶりかぃ!」とツッコミが入ります。たぶん、遊びに来て、忙しい時は「てったい*2」してるんだと思います。なにせ今日は日曜日。てんぷらの日ですから。
そうこうするうちに蒸らしは終了しました。蒸らしの終わった画像を撮れなかったのは痛恨の極みです。ふんわり蒸しあがった生地の上に透明に輝く油カスのおいしそうなこと!この画像を撮るためだけにもう一回来なくちゃなりません。
で、ひっくり返すといい色です。

ちなみに、油はラードを使っておられます。なんか、いきなり冷蔵庫から牛乳パックを切ったのが出てきたと思ったら、鉄板に塗り塗りされました。それがラードを固めたものだと気がついたのは、それが冷蔵庫に収まってからでした。これもまた撮らせてもらおう。
で、ダラダラと「あの人、知ってるか」話をしていると、焼きあがりました。

まずはひとくち。んまい!
「やのさん」とはまったく違います。もう生地はホットケーキのようにフカフカです。でも、ラードの脂っこさは「やのさん」に通じるところもあります。そう言えば、りんごも激しいラードでした(笑)。
ソースはたぶんツバメですね。てか、ツバメ教えてくれたのが第二のふるさとの人でしたから、ここのムラではツバメがスタンダードです。
「辛ソースいるか?」
「はい」
もちろん澱ソースです。
油カスはあまり多くないけど、味はふんわりと漂ってきます。お店の人「子どもと一緒に樟葉に行ってお好み食べたら子どもが「油カス入ってへん!」って言うてな(笑)」と笑っておられます。さらに続けて「油カス入れるのは特殊なところしかないねん(笑)」って言っておられて、なんか感慨深かったり…。
なんしか、おいしい。たぶんそのおいしさは、ラードをつかっているところにもあるんでしょうね。あっという間に食べ終わりました。
そしたら「コーヒーかコーラか、なんか飲むか?」と聞かれてしまいました。なんかもう。ほんとのほんとにムラ中のお好み焼き屋の、しかも地元民対応です。メッチャうれしい!
そうそう。てんぷら、家族へのおみやげに持って帰ろう。「こんにゃくとたけのことするめ」を頼みました。こんにゃくとたけのこはしっかりと下味がついているのでめっちゃおいしいんですよね。
さてと。帰ろう…。すると「これ、おまけや」と言ってかぼちゃをおまけしてくださいました。

で、お会計。なにやらふたりで話をしておられます。「お好みいくらや?」「500円」。思わず「あの、油カス入れたし」。お店の人、黙って首を横に振られます。これ「ええねん、いらんねん」の意味です。
もう、胸が熱くなりました。
「また来てや」
「はい、来ます!」

てことで、恒例のdata

お好み焼 中500円、大600円
ビール なし
スタイル 混ぜ系
その他 基本、昼間のお好み焼き屋さんです。夜の営業はありません。営業時間は平日14時まで、日曜日は16時まで。お好み焼きの生地にはデフォルトでイカが入っているみたいです。これがいいダシでした。トッピングは油カスとすじが100円で玉子は50円。てんぷらはひとつ80円です。てんぷらは絶品です。
独断的評価 ★★★★★(ほんとにベーシックなお好み焼きです。でも、このベーシックさを出すのが難しい。生地もさることながら、焼き方もありますね。これらが高いレベルで出ています。)

さらに詳細なリンクも更新しましょう。

*1:発音は「ひさっぶりやな」みたいな。

*2:このムラでは「手伝い」は「てったい」という。

うきなみ@八幡

ということで、前夜祭が終わったあと、車で自主フィールドワークをしてもらいました。上野と言えば城下町。当然皮革産業はあるわけで、そこに「ムラ」の源流はあるわけです。で、案内してもらったのですが、おそらくは相当な経済力を持っていたであろう…、というか、今も持っておられるであろうことが容易に想像できます。まぁ、皮革産業ということは都市型の部落なわけで、ムラ全体の経済力の高さと、しかしムラ中の格差の大きさというのは共通していて、それがこのムラでも感じられました。
で、あちこちまわりながら
「まだあいていたら行きますか?」
「はいぜひ!」
などという会話をして向かったのが「うきなみ」という店です。
到着したのは10時過ぎ。
い「いいですか?」
う「いやぁ、もう閉店時間だから…」
い「そうですか…」
名残惜しそうに帰ろうとするわたしたちを不憫に思われたか
う「持ち帰りならいいですよ。とにかく入ってください」
と声をかけてもらいました。
壁に貼られたメニューを見てびっくりです。衝撃の安さです。

鉄板には6枚の生地が伸ばされました。ん?3人なのに?

このお店では、安くて少し小さめのお好み焼きを何枚も食べるのが定番だとか。
お好み焼きのスタイルとしては「べた焼き系」ですが、どちらかというと「洋食系」という感じでしょうか。生地の上には青ネギをパラリ。味付けしたコンニャクの刻んだものをパラリ。刻み紅ショウガをパラリ。そして、油かすです。ちなみに、油かすは注文していません。ということは、油かす入りがデフォルトということです。なのに200円!

今回はそれぞれが「醤油味」と「ソース味」の2枚をいただくことにしました。
焼きはじめられたところで
う「呑まへんのなら食べていっていいですよ」
なんか、どんどんうれしい方向に行きます。
焼けたお好み焼きは具の面を内側にして2つ折にします。

なんか、和歌山の「」を思い出します。で、味付けをして、4つにスジを入れる。これで完成です。ということは、4口で食べられるっていうわけですね。

で、食べてみたいのですが、うまい!
い「生地に味はついてますか?」
う「いや、つけてませんよ」
そんなはずはないです。生地の味がします。
う「油かすの味がしみてるのかなぁ」
いやぁそういう感じではありません。もしかしたら鉄板に染みついている味なのかも。なんしか、懐かしい味です。そうだ。東九条の「あずき」の味です。あそこの生地から重曹を抜いて、少ししっとりとさせた感じですね。2枚のお好みを8口で食べてしまいました。
なんでもこの店、ここにお店を出して35年だとか。地元の子ども達に愛されてきたんでしょうねえ。

てことで、恒例のdata

お好み焼 200円
ビール 300円
スタイル ベタ焼き系
その他 お好み焼きに玉子を入れると350円です。が、基本は入れないらしいです。あと、ビールはひょいと見ると缶の発泡酒みたいです。それにしても「油かすとキャベツ炒め」も気になるし、ラーメンも気になります。というか、夏が終わるとラーメンの季節になるそうな。
独断的評価 ★★★★★(文句なしです。とにかくおいしい)

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ちよみ@改進

さて、暗くなってきたから帰りましょう。電車に乗って…。ふと途中下車したくなりました。今日なら行けるかも。ずっと気になっていた「ちよみ」です。
店に入ると、ちょうどおじさまが帰られるところ。いいのかなぁ…。
「いいよいいよ」
とのお言葉に甘えて座らせてもらいました。
「ビールどうします?○サヒですよ」
「あー、○ーハードライかぁ…。まぁええか」
どうもこの会話がよくなかったみたいです(笑)。さらに
「すみません、カスありますか?」
どうもこのオーダーが悪かったみたいです(笑)。
「あ、べた焼きなんや」

どうもこの独り言が悪かったみたいです(笑)。
どうやら、おかあちゃんに挑戦状をたたきつけてしまったみたいです。
「練り込みもできるで」
「いや、べた焼きがここのスタンダードなら、これでいいです」
ひっくり返すときれいな焼き色です。

で、完成。

「味、どうや」
「うまい!」
「皮の味はどうや」
なんでしょう。すごく味があります。
「昼間のうどんで使こてるダシを入れてるねん」
なるほど!それで!
「ここの店、何年くらいやってはりますの?」
「この鉄板は35年や」
あまりしつこく焼いている感じじゃなくて、そのおかげさまで油かすもしっかりと残っています。これはなかなか!
「あんた行ったところで、どこがおいしかった」
「べた焼きやと、東九条あずきかなぁ。はじめて行ったのがあいこちゃんで、ここもおいしかったです。皮に重曹を入れてはりました」
「皮に重曹を入れるのは昔のやり方や。パリっとするねん。練り込みはどこがおいしかった」
「伊丹の木下かなぁ。でも、ほとんどどこもおいしかったです。でも、まずかったところもあります。○○ですわ。たぶん、代替わりして、まだ日が浅かったんとちゃうかなぁ」
このあたりから説教がはじまりました。
「お姉ちゃん、えらそうなこと言うたらあかん。みんな一生懸命やってるんや。そもそも入ってくるなりスー○ードライしかないとか、カスあるかとか、なに言うてるねん。おばちゃんらな、1枚600円のお好みをな、一生懸命焼いてるんや。ソースはな、オリジナルや」
怒りながら、なぜかサービスがはじまります。
「おばちゃんな、ちょっと今日酔ってるしな。これ、サービスや」
なぜか生ビールが出てきました。さらに
「これもサービスや」
なぜか、ひじきの炊いたんと唐辛子とじゃこの炒め煮が出てきます。
「これ、自信作や。食べてみ」
白和えです。が、微妙にぴりりとしておいしい。
「なにが入ってるかわかるか?」
「さんしょ?」
「そんなもん入れるかいな!木の芽や!」
んーと(笑)。
「ほんまはな、お好みひとすじでいきたいんや。でもな、お客さんが食べたいいうたらつくらなあかんやろ。そやから、一生懸命おいしいもんつくるんや」
生ビールを飲み終わったと思ったら
「これ飲み!」
焼酎の水割りです。わけがわかりません。
最後は
「また来てや」
と見送られてしまいました。
うーん、怒られたのか、歓迎されたのか…。ま、ええか。

てことで、恒例のdata

油かすのお好み 600円(よくわからないけど、600円と言ってはったので)
ビール スーパードライ生?
スタイル ベタ焼き系
その他 ベタ焼き系しかないわけじゃなくて、練り込みもあります。再度メニューは豊富です。しかも、それぞれがおいしそうです。おそらく、おたふくみたいに、地元の人たちの憩いの場なんだと思います。ちなみに、おたふくと比べるとかなり広いです。また来なくちゃと思う店ですね。
独断的評価 ★★★★★(もちろんですな)

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あずき@東九条

最近お友だちのM波さんが絶賛しているお好み焼き屋さんがあって、これはぜひとも行かねばならないだろうと思っていたのですが、今日、たまたま時間があるので行くことにしました。
ここ、たぶん前に来たことがあります。むかーし、全同教の課題別で部落史のレポートをやった時に、熊本のY本さんたちを連れてきた気がします。でも、あの頃はこんなエントリをつくるとは思っていなかったし、それっきりになっていた気がします。
さて、M波さんが「おいしい」というお好みはどれくらいおいしいだろう。期待が高まります。
頼んだのは、当然のことながら「カスのお好み」です。

もちろんのこと、東九条トラディショナルな「べた焼き」です。上からギュウギュウ押しつけるのも、これまた東九条トラディショナル。キャベツの量はわかばよりも少し多めみたいです。ひっくり返すとこんな感じ。

こんがりと焼き上がっています。きわめて伝統的な東九条のべた焼きの色です。おいしそうな「色」が出ていない。スマホのカメラがイマイチなのが悔やまれます。
で、完成。

ひとくち食べると…。
うまい!これです。この味です。ほんとうに東九条お好み焼きは、これなんです。
少し厚めで、かつ堅めに焼き上がった「皮」と、その「皮」にサンドされたジューシーなキャベツ。皮には不思議なほど味があります。そしてかみ応えがある。かむと、皮の味が口の中に広がって、そこにキャベツのジュースが溶ける。そして、油カスの香りが遅れてやってきます。
かつて「希望の家保育園」の斜め向かいにあったお好み焼き屋さんの味を、ふと思い出して、なんか胸がいっぱいになりました。
うん、来てよかった。

てことで、恒例のdata

油カスのお好み 600円
ビール アサヒ中瓶500円
スタイル ベタ焼き系
その他 とにかく、東九条のお好みです。かつて、柳原銀行記念資料館の人に「この辺にお好み焼き屋さんありますか?」と聞いたら、「東九条の方がおいしいで」と答えられたことがあったのですが、その味が、この店の味です。この店、奥の方にお座敷があって、そちらにメニューがたくさんありました。でも、わたしはカウンターに座ったので、サイドメニューはわかりませんでした。もっとも、M波さん、こないだここで宴会やっているから、いろいろあるんだと思います。
独断的評価 ★★★★★(もう、文句なしです)

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けろった@下鴨・番外編

今日は久しぶりに玖伊屋の創始者「まりあさん」と呑み。向かったお店は「けろった」さん。なんでも、まりあさんのお気に入りだとか。てことは、期待ができますo(^^)o。
お店に入るとあたりはカエルだらけ。なんでも、店主さん、カエル大好き人間らしく、そういえば言葉の端々に「けろ」が入ってます。ま、猫大好き人間としてはよくわかるわけですにゃ。
「あれなに?」
「あれはケロミン
なんでも、天城越えが歌えるらしいです。
やがて、何やら出てきました。
「これなんですか?」
「マカロンだけろ」

なるほど…。
というマニアックな店内ですが、飲み物もなかなかツボをついてます。ビールは○ーパー○ライだけではなく、サッポロラガーがあります。ハイボールは竹鶴です。焼酎には「ささいなた」などというのがあったり、JINROも「とうがらし入り」があったり。食べ物は食べ物で、これまたなかなか。
で、問題はお好み焼きです。なんでも、お好み焼きが嫌いな店長さんがお好み焼きを焼くわけで、これはこれでおもしろいです。
ちなみに、焼き上がりはこんなん。

青のりかかってるから、まんまカエルです(笑)。
お味のほどは…。ふむ、たしかに修行をしてこられただけあって、ふっくらふんわり。それでいてさくさく。キャベツの食感がちゃんと残ってます。油かすは混ぜ込んであるので、ほんのりとした脂の香りがふんわり。なかなかおいしいです。
今回は話に夢中になられたのか、裏側が少し焼きすぎな気もしましたが、それは誤差の範囲かな。これでまだ2ヶ月目なら、これからどんどんおいしくなりそうです!
番外編なので、詳細なリンクではなくこちらってことでm(__)m。

山辺@市場

お座敷が終わって、お友だちのFさんと、なんとなく「飲みに行こうか」となるのは、あまりにも必然です。
「八木ならあるでしょう」
とかいうことになったのですが、そのうち
「そう言えばお好み、このへんにあります?」
「あー、だったら市場かなぁ」
となるのも、これまた必然です。てか、こっから車で30分?
「あ、こんなん、いつもやし(笑)」
さすがは奈良です^^;;。
てことで到着した山辺食堂。いい感じです。
おばあちゃん、腰の角度が75度くらいです。小柄なおばあちゃん、腕を精一杯伸ばしてお好みを焼いてます。にしても…。お好みの大きさ…。
とりあえず
「あの…。カスのお好みありますか?」
とたずねると、おかあちゃん、「お前さん、何言ってるねん」的な視線をこちらに送ってこられます。すみませんすみません。ないはずがないことをあえてたずねたわたしのミスです。そんなわたしの気持ちを見透かしたかのように、優しい眼差しで
「あるよ(^^)」
とのこと。ホッとしました。
にしても、このお店のお好み、なんしかデカイです。半端ないです。

奥のお好みが普通サイズで、手前の大きいのが売れ筋のモダンです。ちなみに、モダンがデフォです。これだけではわからないので、衝撃の映像を。

持ち帰り四人分はビニール袋ではなくダンボールです(笑)。もう、わけわかりません。焼いてるおばあちゃん、めっちゃ重そう。と、おばあちゃんの手を見ると、手がお好み焼き用にカスタマイズされてしまってます。簡単に言うと、指がコテにフィットするように横方向に曲がってしまってる。どんだけ苦労してはんねん。
「このお店、何年くらいやってはるんですか?」
「57年目や」
すごいです。鉄板は五枚目くらいだとか。
「そろそろやめたいけど、やめさせてくれへんねん」
そらそやろなぁ。
「わたしの前はお母さんがやってたんや」
てことは、法律よりも前からやってるんや。すごいです。
すごいのは歴史だけじゃなくて、カスの入り方です。包丁でガンガンガンと切って、バサリと乗せます。

ビールを飲んでると、
「ほれ」
出されたものは…。

メッチャさっぱりしていておいしいけど、いったいなんなんだろう。テッチャン?にしては味が淡白。ハチノス?にしてはもようがない。
「最上級のテッチャンや」
びっくりです。
で、お好み焼き完成!

ひとくち食べると…。
生地は少し重めです。ところが、カスがとんでもなくおいしい!すごくいい香りです。このカスに、菱梅ソースの香りがまたあいます。重いなぁと思ったけど、なんか、三人だとものたりません。
「すんません。モダン。ちぢで」
メッチャあぶないので、焼きそばは半量にしてもらいました。

こちらはうまい!どうやら生地はモダンに最適化してあるみたいです。パリっとした生地と柔らかめのそばにコラーゲンたっぷりのちぢがまとわりついて、絶品です。これはみなさん、食べるわけです。
「すんません。どても」

正統派のどてです。
すでにビールはとっくにやめて、あとから来られた知り合いの焼酎をいただいています。
が、時間が5時をまわったあたりから、お客さんが集まってこられました。これから8時までは、常連さんの憩いの時間です。そろそろわたしたちはおいとましたほうがいいようですね。
てことで、恒例のdata

お好み 500円くらい
ビール キリン中瓶500円くらい
スタイル ベタ焼き系(モダンが得意)
その他 練り込みの生地はやや重めです。わたしの好みではないけど、どっしりしたのが好きな人にはいいかと。でもこの店の真価が発揮されるのはモダンです。それから、定食とかお弁当なんかもやっておられます。さらに、サイドメニュー的なものもたくさんあります。中には、どてとかおでんとか、曜日で決まってるものもあるみたいです。おでんの日はお好みにおでんを入れることも可能です。なんしか、一度行く価値はぜったいにありますね。
独断的評価 ★★★★★(練り込みだけだったら星4つ。でも、モダンは星6つなんで、平均して5つです。ちなみに、3人でお好みとモダンとビール3本とどてとテッチャンで4500円とのこと。個々の値段はわかりませんが、めっちゃ安いです)

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はじまった→かどや@飛鳥

いままで1年半以上「準備」をしてきましたが、準備そのものがどうにもこうにも、ほとんど進みません。先週に至っては四周くらいまわってもとのところに来てしまいましたから。てことで、
「もう、とりあえず、やっちゃう?」
ってことで、本番、見切り発車です。
てことで、朝から大阪へ。某所でYーキと待ち合わせて、本番開始。
センセからは
「普通はあっという間に終わっちゃうよ」
って言われてたんですけど、こいつはハンパないです。なんか気がついたら3時間近く経ってました。はじまる前は
「チョロいやろ…」
って思ってたんですけど、終わったらメッチャ疲れてました。
でも、よかった(^^)。

終わったあとは、久しぶりの「かどや」です。
あいも変わらずホットケーキのような「関西風」とグラタンのような「べた焼き」です。

この店、生地の味もさることながら、ソースが強い!これだけマヨネーズをトッピングしたらソースの味が負けるだろうと思いきや、この店はマヨネーズのまろやかさに鋭く切れ込むソースのスパイシーさがたまりません。
さらに、上に散りばめられた韓国の唐辛子が辛さではない、でもカプサイシン効果をくれます。美容にもいいってことですね!

最後の最後までトロットロのべた焼きを楽しませてもらって、至福の時間を終えましたo(^^)o。