ドキドキ

今日は午前も午後も出張です。なので、朝は少しゆっくり。そして午前の出張先へ向かいます。ひたすら坂を登って、ようやく到着。
今年度初の会議なので、まずは参加者の自己紹介からです。が、今回はみなさんロングバージョンのようです。自分の出身や子どもの頃の経験などを話されます。こんな自己紹介ができる会議はいいですね。そして、今年度の活動についてあれこれ。なので、わたしもいろいろ提起してみました。
ここ、川をはさんだ向かい側に大きな大学があります。昔からそこの学生さんにかかわってほしいと思ってました。が、なかなか関係がつくれませんでした。理由はふたつです。ひとつは大学教員との間にルートがないこと。もうひとつは「こちら側」に切実なニーズがない(ように思われる)ことです。てか、そういうことを考えてないんでしょうね。まぁ、つまりニーズがないってことか。大阪なんかだと、大学と連携してるところは山のようにあるんですねどね。なので、そんな問題提起。すると関心を持ってくれたみたいなので、よかったんだけど、つながりをつくるのはわたしの役になるので、それはそれで仕事が増えました。やれやれ。
で、お昼をはさんで、午後の会議。いろんな話の中でこの間の阿久澤さんの話にまつわって「なぜ部落はこわいと思われるのか」という話題が出てきました。と、ある方が「運動団体」と言ったので、やはりそういう考えなのかと。『「同和はこわい」考』の頃から変わってないですね。てか、そういう発想は部落の側に原因を求めるものです。が、大切なのは、「なぜこわいと思うのか」というように、「こちら側」にその原因を求めなきゃならない。それが「差別する側の研究」なわけです。それが届いてない。それくらいに、人権教育を担当する教員に「差別される側」について考えるクセが染みついてるってことですね。
さらにもうひとつ。日本語指導が必要な生徒についての話がようやくガチでできるようになって、それはそれでよかったのですが、ある教員が「政府や企業がやるべきで、自分たちに仕事を押しつけすぎ」とか言いはじめて、ブチ切れました。
言ってることは、それはそのとおりです。そんなことは誰もがわかっている。が、ここで話すことではない。それをさも「自分は知っている」かのように話をしたので「うるさい」と怒鳴ってしまいました。てか、ずっと本店にそうしたことを提起し続けてきてるわたしを前によく言うわ。まぁでも、その後少し建設的な話ができたので、それはそれでよかったかな。
で、会議が終わったら大阪へ。
今日はJWLIの新代表が関西に来られてるということで食事会です。実は参加するかどうするかメッチャ悩んだけど、参加することにしました。さて、みなさん、わたしに対してどういう反応をされるのか。
会場に到着して、まずはごあいさつ。しばらくするとらぎちゃんが来たのでホッとするなど。
まぁそれはそれとして、ほんとうになにもない。この日も感じたけど、不思議な空間ですね。まぁそういう空間に身をおいてるから、トランスヘイトを感じないのかな。それでもやはり緊張しながらの2時間を楽しく過ごしました。
その後、らぎちゃんに誘われて、新大阪でクールダウン。
「緊張したねー」
「緊張しましたねー」
「そう言えば、誰も家族の話とか生活の話をしなかったね」
「そう言えばそうですね」
みなさん、今やってること、これからやろうとしていること、やりたいことを話しておられました。たしかに緊張したけど、ほんとうにいい時間でした。こんな人々のひとりに加えてもらえてるんだなぁ。