今日は試験返しの日です。それはとりも直さず最後の授業日ということでもあります。
おそらく高校の授業最終日は、小学校・中学校とはまた異なるものなんだと思います。もちろん、それは小学校を主語、あるいは中学校を主語にした時も同様です。その程度にってことです。
とても簡単に言うと、「高校はドライである」ということです。極端な話だと
「あーあ、やっと終わった」
という感想すら持つことがあるということです。もちろん、それはそれでいいです。ただ、わたしはほんの少しだけウェットです。はたしてわたしは何を伝えられたのか。それは常に考えています。この間、ずっとピリッとしないと書き続けてきました。もちろん、それは子どもたちの問題です。でも、同時にわたしの問題でもあります。
てことで、試験返しです。いつものように度数分布を書いて、ヒーロー認定して、あとは採点ミスのチェックをしてもらって。そして1年間の感想文を書いてもらいます。子どもたちが感想文を書いている間、わたしも総括文を考えます。どうもうまくまとまりません。ちなみに去年はこんなことを言ったみたいです。今年はどうしよう。
まずは1年間相手をしてくれてありがとう。プリント学習の時間、遊びに行ったらいろいろ相手してくれたし、一緒に走ったりもして、楽しい1年でした。
でも、わたしはみなさんに何を伝えられただろうと、ずっと考えてきた。もちろん、雑談を通して伝えたいことを伝えてきた。でも、語らなかったこともある。
果たして君たちも楽しい1年だっただろうか。もしもそうだとして、その楽しさは、例えばプリントの時に話ができたとか、そういうのだろうか。そうでなければうれしい。
数学が苦手な人にとって、数学って本当にしんどいと思う。もちろん、高得点をとる人にとっても、高得点を取り続けるのはしんどいこと。やはり、そういうしんどさというのは感じてほしかった。そして、しんどかったけど、でも、1年振り返ったら、なんだかんだ言って楽しかったなぁと思える、そんな1年であってほしかった。それがみなさんの人生最後の数学の授業を通して伝えたかったことです。
果たしてそうだったかどうかは、わたしにはわからない。みなさんがその答えを持っている。
でも、とりあえず終わった。来年、わたしがみなさんの授業を担当することはありません。が、きっとこの学校にいます。また出会ったら声をかけてください。
では、おしまい。
そして教科会議からの成績会議を速やかに終えます。成績処理は慎重に。その間、ハンコをもらいに生徒がいっぱいきます。最後の最後にインフルエンザが大流行しましたからね。そうそう感想にも
「最後の試験が受けられなくて悔しかった」
と書いてくれた子がいて、これはうれしかったです。チャレンジしていたんだな。
そして、おべんと食べたら移動開始。
まずはチェックイン前のPCR検査。そしてチェックイン。
そして部屋まで案内してもらいます。ちなみに
「前回と同じ部屋ですよ」
とのこと。で、案内してもらった部屋は、これ。
こざっぱりとしたシングルの洋室です。気持ちよさそうです。ここでこれから2泊3日過ごします。明日が抜釘手術で、今日は前泊ということです。
服を着替えて、いろいろ整えたら、おべんきょ開始です。明日の午前はおそらく使いものになりません。今日の午後が一番進む時間帯のはずです。ここでどれだけ進められるかですね。
うーん、絶対使いたい語りを入れる場所がむずかしい。この語りにすべてがあらわされているんですよね。でも、逆に「語り」のパートにそれを入れると、おもしろくない。やはり「解題」のところにもっていきましょう。
しかし、前から気になっていたんだけど、木村(2019)[1]木村涼子, 1999, 『学校文化とジェンダー』勁草書房.では、中学校が思春期と書いてある。でも、分離は小学校高学年ですよね。あれ、もう少し細かく分類する必要があると思うんですよね。簡単にいうと、2次性徴がやってくる時期は、もちろん個体差が一番大きいけど、解剖学的な男女差もありますよね。で、学校はその一番早い人にあわせる。なので、やはり小学校高学年から分離を開始するというのが、ひとこと必要なんじゃないのかな。
あ、それはわたしが言えばいいのか(笑)。
そんな感じでおべんきょしてたけど、17時ぐらいになったら疲れてきました。が、この時間、テレビもあまりおもしろくない。
やがて18時。ディナータイムです。
今日のメニューは「鶏胸肉の唐揚げ、インゲンとキノコの茹でたものあえ・かぼちゃのサラダコーン入り・ごはん・パイナップル」です。あんがいおいしいんですよね。てことで、おいしくディナーをいただいたら、スイッチオフです。
あとはテレビを見ましょう。うーん、あまりおもしろくないな。でも、寝るには早いしなぁ。それでも10時前には消灯です。よしよし。もう寝てしまいましょう。
明日は7度目の全麻かぁ…。
footnotes
↑1 | 木村涼子, 1999, 『学校文化とジェンダー』勁草書房. |
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