そっちじゃない

また月曜日が来てしまったなと思いながら、のろのろ起き出して出勤。
机の上を見ると、裏返しになってる紙があって、タイトルを見ると「女子会」とあります。そうかぁ、とうとう来るようになったか。まぁ、これまで仕切ってた人が今年度おられなくなって、他の人が仕切るようになったから、もしかしたらとは思ってました。もっともここで来なければ、まぁそういうことかと思わなきゃなと思ってましたが、来たので「そういうことか」と思ったり。
で、今日は午前に3時間授業があります。走りの授業はないから走りません。まぁ走ってもいいんですけど、時間がない。とりま、成績をつけなきゃならないのでサクッとつけて、提出。そうだ、府教委がつくった分厚い資料を部長会の部屋に持っていかなきゃ。とにかくこの資料、めっちゃいい紙をつかってます。このお金を各校にわけてくれたらいいのにと思うけど、たぶん予算を削られた結果がこれなんだろうな。
今日の授業はさん3コマ。この季節まで来ると、ほんとにいろんなことが言えます。なので、少し昔話をしながら、
「実は平均点で隣のクラスに負け続けてるのがくやしいねん」
とハッパをかけてみるなど。でも、2時間連続の2時間目には寝てる子がいたから、それほど伝わってはいなさそうです(笑)。
午後の会議はサクッと終わったので、思い立って書籍の組版開始です。今年はいつになく早くゲンコが集まってるので助かります。
組んでいると、あるpdfがどうしても貼り付けられないことが判明。いちおう表示できるのになぁ。どうしたものかと考えた末、pdfをpdfドライバを使って印刷して新たにpdfをつくってみました。すると貼り付けられました。まぁそんなもんか。
放課後は女性トイレの掃除。前は若い衆がやってくれたから、今日はわたしがやりましょう。とは言え、わたしがいるセクションは部屋が離れてるから、同じセクションの女性たちは部屋の隣にある多目的トイレを使ってて、教職員用女性トイレはほとんど使ってなかったりします。まぁでも当番ってことですね。
そんなこんなで1日終えて退勤。

しかし、報道ステーションを見ながら、ウクライナ情勢をこれだけしっかり報道するなら、国内のこともちゃんとやれよと思ったり。と、いきなり、総理大臣とその周辺による同性愛者差別発言のことが出てきました。
世論がこれだけ反応してるから、これは同性婚へ向けて進むかと思った次の瞬間、「理解増進法制定へ向けて」とか出てきて
「そっちかよ!」
と思わず声を出してしまいました。
「そっち」じゃないです。行くべき先は、包括的差別禁止法です。
そもそも、差別発言するような人間たちがつくる理解増進法って、なんなんだ?まぁそりゃ差別禁止法をつくったら、自分たちの首を絞めるから、つくりたくないよな。理解増進法だったら「不快な思いをさせてすみません」で終わるからね。だから怒りがこみあげる。
そもそも、「不快な思いをさせてすみません」って、なんで心の問題にするのかって話です。てか、そういう人たちが教育を握ってるから人権教育が心の問題にされてるんです。それを個々の教員の問題にするとしたら、それもまた「心の問題」です。
制度を問い、制度を変える。
まぁそのためにはコンセンサスをとらなきゃならないし、そこに「意識の問題」「知識の問題」は出てくるけどね。
あと、今回の差別発言は同性愛者に向けられたものです。でもそれを「LGBT」と括る、その雑さにも怒りがこみ上げます。雑なくくりは問題のすり替えを可能にしてしまいます。それは例えば「オールロマンス行政闘争」でなされました。そこから学べるように、それはとても危険です。
応用可能なところは「応用」としてやればいい。でも、個別具体的な問題は、その個別具体性で問題化しなきゃすり替えになるし、闘う側がそれをすれば、それは搾取になる。
とまぁいろんなことを考えたけど、たぶん、一番コストが低くて制度を変えずにすむ方法で幕引きをはかろうとするだろうな。だって、そうしなきゃ、自分たちの支持基盤が支持してくれなくなるからね。
こないだわたしに同性婚についての質問をしてくれた中学1年生は、わたしの答えに対して
「みんな「自分のため」が最優先なんですね」
って呆れてたけど、ほんとにそういう社会ですね。
ほんとのほんとになんとかしなくちゃ。

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