特殊業務・その1

今日は特殊業務の日です。なので、朝が早い。ちなみに、朝が早い理由は、それを強制されているからではなく、単に、放送室が寒いので、早く行ってストーブをつけないと、朝イチの放送を凍えながらやらなければならないハメになるというだけのことです。
仕事って、どんな仕事であっても、この手の細かい話があるんだろうけど、そういうのは「勤務」に含まれないからなぁ。どうでもいいけど…。
てことで、車出勤→ストーブ点火で、朝ごはん。
特殊業務・その1では、チャイムはわたしが鳴らさなきゃなりません。昨日ずっとチェックをしていたけど、それでも不安しかありません。最初のチャイムは緊張が走ります。もしも鳴らなかったら手動で鳴らす覚悟でマウスを握ります。が、鳴りました。よかった。
あとは毎年のことなので、ながらですね。
ただ、もうひとつわたしが流さなきゃならない音声があります。これがやっかいです。いちおう音量調整用のデータはもらえますが、毎年それがあてにならない。しかも、3人くらいいる登場人物の音量がぜんぜん違います。これ、なんとかしろよと思いながら、今年も出たとこ勝負→調整しまくりでこなしましたとさ。
で、昼に採点担当の人が
「放送業務が終わったら採点を手伝いに来て」
と。マジっすか。
「なんでそんなことになったんですか?」
と聞くと、なんでも人数が少ないんだとか。やれやれ。
ということで、片づけを終えて採点会場に行くと
「助っ人が来たぞ-」
とのお言葉。わたし以外にも助っ人がいたりして、そういうところがこの職場がいいところだなとあらためて思ったり。まぁそれがフツーの職場なのかもしれませんがね。
てことで、今日は15分早く退勤をしてもいいらしいです。では、帰らせていただきましょう。

パワー切れ

朝、いつものように出勤。が、今日は雪。いやな予感がします。それでも特になにもなく1日がはじまってよかったよかった。
午前の授業をさっくり終えて、午後は支店長と副支店長と面談。特に代わり映えがあるわけでもありません。そんなもんでしょう。
ちなみに、今日は短縮6限からの明日の特殊業務の準備です。なので、さっくりと掃除カントクを終えて、放送室にたむろする部員を追い出して、準備開始。去年までは廊下にあるスピーカーはコネクタをはずして消音してたけど、今年はアッテネーターをつけてもらったので楽ですね。そんなこんなで無事定時を迎えて帰りましょう。
ところが、駅に着くとイヤな表示が…。京都線か、関係ないな。でも、電車が来ません。やがて駅の放送。
「融雪装置を点火しているので運転を見あわせています。振り替え輸送を開始しました」
えーと。情報遅くないか?
しかたないので振り替え輸送先の駅まで1km弱のラン。これが走るのがイヤになるわけでもなく、淡々と走りきれるのがおもしろい。走れる身体になってるんだなあ。
てことで、無事帰宅。
しかし、1日振り返ってなにもしなかったな。
2月末〆切の恒例のゲンコ、3月末〆切の15000字のゲンコ、4月末〆切のゲンコ、5月末〆切の書籍のゲンコ。〆切が毎月やってきます。さらに4月からの恒例のゲンコのためのサンプルとかを提出しなきゃなりません。どないすんねん。
そんな時なのに、文章をひねり出すパワーが出ない。走るパワーはあっても、ものを考えるパワーがない。しかも、土日は全滅。
どないすんねん…。

みんな「はじめて知った」と言うけど

今日は京都府南部の谷あいの町に出張です。なので、朝は少しゆっくり。とは言え、そんなに時間があるわけではないし、余裕を持ちたいから、予定より早めの電車に乗ります。そのせいか、乗り継ぎ駅でひとつ早い電車に乗れそうです。乗っちゃうかと思って乗ったけど、やがてやってきた予定していたのが転クロだったので、そちらに乗り換え。
かつて、紙の時刻表を出してくれてて、それに車両が書いてあって、メッチャ便利だったけど、どんどん記載内容が削減されて、今や「westerを使え」とかなって、どんだけ不便やねん。westerだけでなく、乗換案内とか、ピンポイントで時間を調べるときは便利だけど、基本的には見通しが悪くて、大きく全体が把握できません。なので、頻繁に使う路線は、個人的には紙ベースが一番いいんですよね。
まぁそんなことを考えながら、小一時間の鈍行の旅を楽しんで出張先へ。
今日の出張は保・小・中・高の連携の会議です。個別具体的な話から大きな話まで、いろいろ情報交換。基本的には何を言ってもいい会議なので、せっかくだから人権学習にまつわる話をしてみたり。
「1年生の最初にやる世界人権宣言の授業で「人権は思いやりや優しさじゃない」って言ったら「はじめて聞いた」って言うんです。発達段階の問題はあるかもしれませんが、うまく移行させる必要があると思います」
と言ったら
「中学校でもやってるんですけどねぇ」
とのお言葉。なるほど、いいことを聞きました。てことは来年度は
「いつも「はじめて聞いた」って書く人がいるけど、中学校のせんせい、やってるって言ってるから、覚えてないだけやしね」
って言えます。
まぁ、大学で人権論やってる教員とか、その他諸々の活動家界隈から、よく
「高校はなにしてる」
って怒られるけど、やってるし。子どもらが覚えてないだけやし。てか、かつて教育実習生に
「あの講演会、覚えてる?」
って聞いたら
「あれ、人権学習だったんですか」
とか言われたことがありました。まぁそんなもんです。でも、そんな感じの日常的なのがいいのかもしれないとも思います。
てことで、生徒の
「はじめて聞いた」
は、あてにならないってことですね。
で、午後は出勤して、雑務をこなしたり。でも、あまり意欲的に仕事をする気になりません。まぁでも入稿できたからええか。
晩ごはん、なににしよう。なんとなく手羽先と大根と白菜が頭の中に浮かんできました。
なので、こんにゃくと土生姜をプラスして圧力鍋で煮込んで、さらに白ネギを投入。

んー。これでにんにくと高麗人参入れてたらサムゲタンだな。でもあったまります。少し米を入れると、これがまたいい。そしてビールがうまい。
そんな1日。

ひたすら眠い1日

朝、メッチャ眠いけど、自業自得です。1時間目に授業があるから労働者の権利の取得もできず。
で、出勤。すると、労働者の権利を取得された方がおられて6時間目に代講が入ったり。
1時間目の授業は、プリント学習です。まぁそのつもりしてましたからね。てか、時間も余りまくってます。わたしは何をする気にもなれず、机の間をウロウロしながら雑談タイムです。
「せんせい、お酒くさいな。うちのお父さんが飲んで帰って来たときと同じにおいやわ」
お酒くさいって言われたの、久しぶりやなぁ(笑)。
2時間目はソファに横になりながらペーパー読み。が、ペーパーがおなかの上に落ちてしまったり(笑)。
3時間目は、ひとつテーマをやって、その後問題解きと決めてます。が、
「1時間目に酒くさいって言われた」
と話すと、わざわざにおいを嗅ぎに来る子がいて、マニアやなと思ったり(笑)。
で、4時間目もひとつテーマをやったら、あとはプリント学習。
なんとか午前をこなして、昼休みは荷揚げです。
と、思い出しました。今日、6時間目の時間帯に入稿やん。空き時間とちがいますねん。
6時間目の代講もなんとかこなして、帰ってくると
「お客さん来たけど帰りました。明日また来ますって言ってはりました」
とのこと。やれやれ…。
で、定時が来たから帰ろうと思った次の瞬間、明日の出張の準備をしてなかったことに気づいて、急遽やるなど。
やはり飲み過ぎの翌日はポンコツですね。今日はおとなしく飲むことにしましょう。

ルーツを探す旅からのヤバイ夜

今日の午前はオフです。引き続きゲンコと少し向きあいます。その後、昼ごはんのおにぎりをにぎって出発です。今日は「やましろ地域 日朝友好新春のつどい」で放送担当です。
ウトロ平和祈念館にほとんどなんの貢献もできていませんが、それでも副館長の金秀煥さんとは、なんとなく互いに無理を言いあい聞きあう関係な気がします。というか、無理を言っているから、何か頼まれたら快く引き受けなきゃなという気になります。
ということで、ウトロへ。まずは農楽隊の練習です。サクッとおさらいをしたら、そのまま放送セットをするために会場へ。すると、すでに重唱のふたりがリハをはじめてます。と、
「お久しぶりです」
と声をかけられて、よく見ると鄭雅美(アミ)さんです。覚えてもらってたんだ…。
てことで、大急ぎでセット開始。なんか大がかり感があふれています。まぁ、ワイヤレス4本とCDを流すので、けっこうな機材が必要になったりするわけです。
やがて本日の講師の安田菜津紀さんが登場。「音響担当です」とあいさつをするなど。
しかし、舞踊部のリハもあるし焦ります。焦ってたら、預かったCDがどこかに行ってしまって、ますます焦ります。結局、上着の内ポケットに挟まってました。てことで、なんとか1回だけリハができました。
やがて開会です。
まずは農楽隊。やはりみんなで叩くのは楽しいです。思わず笑顔になります。それにしても、オモニたち、どんどんうまくなってます。そうとう練習しておられるようですから、当たり前といえば当たり前です。しかし、その向上心に頭が下がります。
しかし、あの時の願いがほんとうに現実になったんですよね。
その後、舞踊とか重唱とか吹奏楽。みんなうまい。うちのガッコの規模で吹奏楽部が成立しないのに、朝鮮中高級学校で成立してるのは驚きです。
で、第二部。いよいよ安田さんの講演です。一度聞きたいと思ってました。
しかしうまいわ。つかみのところでちゃんと集中を促して、そこからは怒涛のように話が流れていきます。
話の中心は、自らのルーツを探す旅です。ほんとにハプニングとか偶然の繰り返しの中からハラボジのルーツをたどっていかれます。が、実はハルモニのルーツはたどれなかった。それはハルモニが女性だからです。そんなあたりの話も忘れずにされます。
しかし、話を聞きながら、
「ルーツかぁ」
と思うなど。わたしにはたどるべきルーツはないからなぁ。それは日本人ということではなく、トランスってことです。いや、あるか。それは獣道をつくってこられた先達たちですね。例えば東郷健さんとかカルーセル麻紀さんとかですね。でも、そちらであって、例えば家族とか「血」とかへのこだわりはほんとうにないですね。まぁでも、エスニシティ的マジョリティってのもあるかもなぁ。
そんなことをボヤーと思いながら話を聞いていると、あっという間に講演が終わってしまいました。そりゃそうです。1時間しかない。まぁそれ以上話されましたが、秀煥さんがカンペを出しまくられたので、やむなく終了ってことなんでしょうね。
その後質疑応答があって、片づけ開始です。バタバタやってると、いろんな人が手伝ってくださいます。ウトロでやるとそんな感じなんですよね。なんと言っても、帰りのついでにEVのZLX-15をぶら下げて出てこられるあたりは、本当に助かります。おそらく総連の商工会のおにいさまなのかな。手伝ってる感がまったくなくて、ほんとの「ついで」で、そのまま帰っていかれるさりげなさというか「当たり前感」はいいですね。
その後、ウトロ平和祈念館に移動してひと休み。てか、安田さん
「ビール!ビール!」
とか言って跳ねておられます(笑)。いや、Iるそんとすでに飲んでるがな。わたしは車だから飲めないです。

で、車を置いて、飲み会の場所へ。ナムへ。雅美さん曰く
「ドラえもんのどこでもドアみたいな入口です」
とのことで、行ってみるとたしかに…。
到着すると、秀煥さんと雅美さんがすでにおられます。秀煥さん曰く
「安田さん、今日は京都に宿をとってるって言ってたから、長いぞ…」
マジっすか。
やがて全員そろったところで乾杯です。おいしい料理が山のように出てくるのはいいんだけど、ほんとに無限に飲まれますね。そうこうするうちに話題は格闘技へ。なんでも安田さん、ボクシングにはまってるらしくて練習しておられるんだとか。ワン・ツー・フックを披露されたけど、マジで速い。ガチですね。そんな中から、ウトロ平和祈念館1周年で屋外リングをつくって試合をしようという話になったりして、マジかよと。もちろん煽りが入るから、投げつけられてもいいマイクを準備せねば(笑)。
でも、やはりここでも話題はルーツを探す旅ですね。まぁ、わたしもふっかけた感がありますが。で、わたしが感じたことを少し話すと、いろいろ考えられた感じですね。つまり「血」の問題と思ってたけど、案外そうでないのかもしれないと。つまり在日であっても、それは「家族」や「血」というよりも、そこで生き抜いてきたという意味での「闘いの系譜」みたいなものなのかもしれないなんていう話が出てきて、すんごい興味深かったですね。
そして2軒目へ。2軒目はオープンテラスのお店です。ここではなんとなく雅美さんになぜ劇団四季に入ったのかってあたりの話を聞きながら、
「ちょっとだけ、さわりのところだけ聞かせてくてさい」
とかいう、プロに対して一番やっちゃいけないことを言う人がいたりして。でも、雅美さん
「いいですよ」
とラフィキの最初のところを、おそらく20%くらいのパワーで歌われました。それでもメッチャすごい!と、隣のテーブルから拍手が。どうやら韓国から観光で来られてるらしく、向こうにも歌手がおられてエールの交換。それにしても、突然韓国語で会話がはじまるのが、この界隈のあるあるです。
そして3軒目へ(笑)。夜は長い。最後までつきあうことに決めたけど、ほんとに夜は長い。このあたりになると、ほとんど覚えていません。が、安田さんをホテルまで送ったところで、とにかく1日が終わりました。
明日は明日の風が吹く。

書き物をこなし、映画を見る

今日は完全なオフ日です。なので、おふとんから出たくありません。それでも6時に目が覚めてしまう悲しさです。そのままゴロゴロ。ついでに
「出たくない」
とツイート。したら、こちゅかる子さんから
「断固支持!」
と返事があったり。
しかし、androidのサードパーティーのアプリからツイートできなくなったのはマジで困ります。なにせ公式アプリはフォントが変更できないので、見通しが悪い。使う気になれません。なので、どんどんmastodonへと軸足が移っていきますね。こちらもどのインスタンスにするかが大切ですが、今いるsongbirdはいごこちがいいから、ほんとに鯖缶さんに感謝です。
それでも9時にはゴソゴソ起き出して、1日をはじめました。今日は「紀元節」ですね。本来は仕事するか集会行くかしなくちゃならない日ですが、まぁ家にいても仕事しているから、それでええかと。
それにしても、外を見ると、いい天気です。ラン日和です。が、先日の肉離れがあったので、今日もランは断念。浮いた時間で何ができるだろう。まずは大阪ハム大学関連の書類ですか。何を書くんだ?そうか、おべんきょ成果の2021年・2022年・2023年のものを書けばいいのね。あらためて見ると、けっこうたくさん書いたなぁ。
続いて「夜の仕事」の区切りの仕事。こんな時に、このブログは便利です。「あー、あの模擬授業、ああだったなぁ」と振り返ることができます。
そして、おべんとのネタづくり。

なにせ明日はつくるヒマがないですからね。
最後はゲンコ書き。のつこつしながらも、それでも牛歩の如く前へ進む。これしかないです。それでも、ほんの少し進んだかな。
夜、少し時間があったので映画を見ることにしましょう。「リトル・ガール」です。なんで見るかというと、今度トークしなきゃならんからです。
この手の映画を見るのはイヤなんですよね。なにしろ、同じような子をいっぱい知ってます。なので、今さら見てどうするの?って話もあります。さらに、いろいろと自分のしんどいところをかきむしられます。なので、おそるおそるというか、不承不承というか、終わるのを待ちながらというか、そんな感じでアプローチしました。
で、見た感想か…。洋の東西を問わず、同じだなってことです。映画を見ながら、いろんな子らのそして保護者の顔が浮かびました。まぁだから、トークではそういう話をすればいいのね。
ただひとつ。途中で「ん?」と思って調べたら、これ、ドキュメンタリーだったんですね。よくあの映像を撮せたな。それがびっくりです。
てことで、いろいろ考えていたら、日付が変わりそうになりました。いかんいかん。寝ましょう。

いろいろやりきった

実はきのう、「おいた」をした子を目撃してしまいました。「おいた」には「指導」をしなくちゃなりません。これがなかなかめんどくさい。朝イチ、その子のところに行って
「「おいた」したよね」
と言っても認めません。まぁあるある話です。どうしたものか。
でも、それはそれ、これはこれ。
ということで、授業の冒頭は昨日のロードレースの話。すると、ある子が
「せんせいの応援が一番よかった。やっぱり一緒に走ってきたからやな」
と言ってくれました。やはりうれしいですね。
もうひとつのクラスでは、子どもたちと一緒に「ザ!世界仰天ニュース」を鑑賞。そうか。病気とその症状に焦点化したものか。小林さんの魅力はそのあとにあるんだけど、サクッと終わってしまっていました。もったいないな。
空き時間は、ひたすら組版です。この作業は毎年この時期にやってきます。去年もやりました。風物詩です。
とにかくめんどくさいところを少しずつ少しずつ組んでいきます。でも、終わりはあっけなく来ます。てことで、完成。速やかに印刷屋さんに電話して、月曜日に入稿です。
さてと、間もなく放課後。「おいた」の子の相手ですね。同じセクションの人と「落としどころ」を探ります。もしも認めなかったらどうするか。認めたとして、関与した子の存在があるのかないのか。あったとしたらどうするか。そもそも来るのか。懸案事項は山のようにあります。それらの落としどころを打ち合わせして、さぁ放課後のチャイムが鳴りました。
と、
「来たよ」
の声が。来たか。しかも関与したと思われる子を連れてきています。そしてふたりで
「ごめんなさい」
と。どんだけ素直やねん。
きっと他の子らが
「行ってき」
と言ってくれたんやろなぁ。だって、一度認めない態度をとると、後には引けませんからね。そういうもんです。
てことで、ちょっとタスクをしてもらって、確認して。最後帰るときに小さく手を振ってくれてうれしかったなぁ。

エール

今日は3年ぶりの校内ロードレース大会です。なので、最寄りの駅の手前でみんな降りるので、電車の中はガラガラです。
ちなみに、一部走ろうと思っていたけど、昨日強制的に休養をとらなければならなくなったので断念。まぁでも動きがシンプルになっていいです。
ということで、駅に同僚が迎えに来てくれて、そのまま競技場へ。放送セットをして待機です。でも、生徒たちは
「走らへんの?」
といっぱい声をかけてくれます。もちろん答は
「肉離れでな」
です。子どもたちは苦笑しています。まぁそんな感じです。
今年度は例年とは違って、走りの授業はほとんど出ました。なので「走る仲間」という感じがあるんでしょうね。
やがて開会式がはじまって、いよいよですね。開会式が終わったら「監察」のポイントに移動です。ここはいつものように歩いて行きましょう。芝生の上を歩くのは気持ちいいですね。空気は冷たいけど、それは想定内なので、大丈夫。
監察ポイントに到着して、しばし休憩。走り日和です。

やがてトップの生徒がやってきました。いいペースです。
わたしのポイントは急な登りのあとに少しあるくだりの先にある小さな登りのてっぺんです。ここからはゆるやかに下っていきます。全体的にきついアップダウンの連続のコースで、唯一と言っていいほどゆるい下りからの平坦路です。なので、ここで楽になるし、ペースも上げられる。なんなら走る楽しさを味わえる。「走る人間」であるわたしにはわかります。わたしがわかるということは、「走る仲間」の子どもたちにもわかるはずです。そして、「走る仲間」であるわたしのエールはきっと届きます。
「ここがてっぺんだよ!ここから下り!」
「ここからは楽だよ!ファイト!」
ついつい声が出ます。すると、子どもたちはきつそうな顔の中に、ほんの少し笑顔を見せてくれます。うれしいな。
やがて2周目。これで終わりの生徒も出てきます。
「がんばった!あと少し!」
中にはグータッチとかハイタッチをしてくれる子もいます。
「ここから下り!ここからは走りを楽しんでくれ!」
とハッパをかけると
「イェーイ」
と反応する子もいます。てか、余力があるのかよ。
そして3周目。まじできつそうな顔をしながら登ってきます。
「ここまで!ここまできたら下る!だからがんばってくれ!」
そして登り切った子には
「よぅ登った。あの坂をよぅ登り切った!がんばった!あとはリラックス!」
うなずきながら、最後の力を振り絞って走り去っていきます。
やがて最後の生徒が来たので一緒に走ろうかと思ったけど、やはり肉離れが不安なので断念。芝生の中をのんびり散歩しながら閉会式の会場に向かいます。
最後の生徒がゴールに近づいてきました。担当している子なので、そのクラスの子らに
「来たぞ!みんなで迎えようや!」
と声をかけると、みんな出てきました。そして、拍手の中をゴール。どこかからサライが聞こえてきそうな風景です。
閉会式のあと
「ありがとう」
と声をかけてくれた子がいて、エールが届いたんだなと。
さぁ、ガッコに帰って仕事をしましょう。3年前はアクシデントがあったので、今日は肉離れもあるから散歩しながら帰りましょう。
競技場から比叡山が見えます。

その向こうは比良山?
気持ちいいな。てことで、3.5km散歩して、ガッコに到着。あとはおべんとを食べて、ゆるゆる仕事。
でも、ほんとうにいい顔を見せてもらったなあ。

1週間の強制休養へ

朝はいつもの通りのろのろ起き出して、いつものように出勤です。
しかし、このブログは朝の通勤電車の中で書いてますが、講演を聞いた翌日はたいへんです。リュックの中からレジュメを出して読んで思い出しながら書いたりしてます。朝の通勤電車なので、「混んでる」というほどではありませんが、それでもロングシートは詰まってます。なので、きっと隣に迷惑をかけてるだろな。
ちなみに完成して投稿したら、最寄り駅に到着してます。まぁ有意義に過ごしてるってことです。
てことで、とりま出勤して、昨日の復命書を書いたり。職朝で、今日の放課後に職員会議があるのが判明して、ゲゲッとなりました。が、明日のロードレース大会の放送セットの準備をしたり。そうそう、いつも人権学習の講演で来てくださってる小林春彦さんが「ザ!世界仰天ニュース」に出たとのことで、それをネタに「人権教育だより」をつくりましょう。
そうだら昨日の志水さんの講演のスライドをセクション内の回覧にしなくちゃ。
「これ、おもしろいよ」
って言いながらチーフに渡したら
「ほぅ、おもしろいですね」
と読んでくれて、若い衆に
「これ、おもしろいよ」
って渡してたから、ちょっとほっこり。
こんな感じで人権教育があたりまえのこととして存在する学校になればなぁ。
2時間目は走りの授業です。ただ、今日はクロカンも30分走も1000もないらしいです。
「せんせい、1500やってきたら?」
とか焚きつけられたので、ならば行こうかと。いつもと違うメンバーです。体育教員も
「1500ですよ、大丈夫ですか?」
と。しかたないので
「心臓ちぎれるかもしれません」
と答えておきました。ただ、しばらく明日のオリエンテーションがあるらしいので、その間職員室にもどって仕事をしてました。で、窓の外を見ると動きがあるのでグラウンドへ。
と、スタートらしいです。アップなしか…。まぁええか。わたしは遅い方のグループです。まぁそりゃそうでしょう。たぶん最後尾だと思います。
で、1500スタート。やはり最後尾です(笑)。それでも1000の通過タイムは4分22秒。ベストタイムです。ただここから落ちて1500は6分51秒でした。
それでもみんな
「速い」
とか言ってます。
「べべたやん」
って言ったら、体育教員に
「せんせ、みんな10台ですよ」
と言われて
「そうか、その3倍以上か。ちゃう!36歳やから2倍か」
とか言ってると、担当してる子らは苦笑するなど。
ただ1500を走ったあとは身体が妙に軽いです。ちょうどいつも一緒に走ってる子らが下りスロープダッシュをはじめたので、そちらに合流。で、ダッシュし。気持ちいいなと思った瞬間、左太もも裏に痛みが走りました。
肉離れか…。これで明日は走れないな。てか、1週間は強制休養だな。まぁしかたない。
いつもはこのまま走らなくなるけど、今年は走れるところまで走りましょう。
で、3・4時間目の授業はひたすら問題解き。わたしは教室内を散歩。たまに
「明日のロードレース、登り、絶対ムリ」
とか言う子に登りの走りを伝授したり。
午後は途中会議をはさみながらのんびり仕事して、放課後は職員会議。案の定、退勤ミュージックが鳴ったところで終了。てことはいつもの快速には乗れないな。普通に乗ると、すれ違いで待ちの時間が長いんだよな。まぁしゃーないか。帰ってビールだな。
明日からしばらく走れないけど。

学力をいかに育むか

今日は午前も午後も出張です。そのおかげで朝はゆっくりできます。こんな日があると、ふだん、なんであんなに朝が早いんだろうと思いますね。
てことで、午前の出張先である第2のふるさとへ。最寄り駅で降りると、今日の講師の志水さんが降りてこられました。てことは、迎えの車があるな。歩くのも好きだけど、今日は便乗させてもらいましょう。
てことで、午前の研修会は志水さんの講演です。発端はこの日の論議でした。要は、新自由主義の中で格差が拡大している。その格差の拡大は、社会をデザインする側と、単なる消費者に人々を分断し、消費者は一方的に搾取されるだけの人になるんじゃないかと。ただ、これはあくまでもわたしの直感なので、もう少し深めた話を聞きたいなと。そこで今日の講演になりました。
てことで、講演開始。
あまり簡単ではない自己紹介ののち、本題スタート。いや、自己紹介がとても大切な伏線になってるんですよね。で、そこから「アリストクラシー」→「メリトクラシー」→「ペアレントクラシー」の話です。ちなみに、ここで
「この3つのどれがいい?」
というワーク。
難しいな。だって、メリトクラシーだって実は格差があるわけで、それなら「しじみ売りの子はしじみ売り」な社会で、それで生きられたら、それはそれでええやんかという気持ちにもなるわけです。
ちなみに、メリトクラシーが3世代も続くとペアレントクラシーの世界になるとのことで、そりゃそうだなと。で、このペアレントクラシーと新自由主義は共依存の関係にあると。たしかに。
で、ここから「学力の木」の話です。根っこの学力をどう育てるか。茨木市と酒田市の事例の紹介のあと、志水さんの考えを述べられます。
志水さんは「根っこの学力」を育てるためには3つのハードルがあるとされます。1番目は「自尊感情」2番目は「学習習慣」、そして3番目は「目的意識」。なるほど…。そして、それらを育むためには人間関係が必要で、そこで集団づくりが大切であるとされます。そりゃそうだ。
そんな話の最後はcovid-19が蔓延する中、一気に進んだICT教育は「個別化」「最適化」の方向を目指していると。でも、それに加えて「集団性」「協同性」が必要であるという結びでした。まぁ「加えて」というのは、「対して」とは言えない状況があるゆえのリップ・サービスのようですけどね。
うーん。少し物足りない。
ちなみに会長さんが質問されましたが、質問が長い(笑)。てか、政治の話を聞きたがっているみたいです。が、たぶん経済界もあるはずなので、
「個別化・最適化も新自由主義と相性がいい気がするけど、その先にどういうところに行こうとしているのか?」
という質問をしたけど
「楽観的」
という答えで、まぁそうとしか答えられないわなと。
志水さんの話、この会議に出ているメインの人たち、つまり保・小・中の人には最適の話でしょうね。現にみんなメッチャうなずいておられました。でも、わたしはほんの少しだけ物足りなさが残りました。まぁそこは自分で勉強するしかないのかな。

で、午後の会議へ。まぁこちらはそれなりに関係ができてきたからか、けっこうコミュニケーションがとれてる感じになってきました。
なにより支援学校の人たちの反応がいい。若いっていうこともあるかもしれないけど、それまで「インクルーシブ教育」の観点で自分たちの仕事を捉える機会があまりなかったんじゃないかな。だから、新鮮なのかもしれないです。みなさん、けっこうメモをとっておられます。まぁ、わたしは言いたい放題なだけか。
てことで、午後の会議も終了。

帰りに久しぶりに角打ちに寄ろうかなと。
トイレに行って帰ってきたら、ほとんどなにも言わなくてもきざみが用意されてました(笑)。
聞かれたのは
「冷や?熱燗?」
だけです。てことで、至福の1杯。

今日はおじさまたちがおられないので、2杯で帰りましょう。家に帰ってビールですね。