朝、さすがに身体が動きません。なので、労働者の権利を1時間行使。
いつもの通りリュックを担ぐも、肋骨まわりが痛い。まぁでもしかたないです。駅からテクテク歩いて職場へ。
ガッコに着くと、事務室から声がかかっていろいろ話。さらに机に行くと、山のように書類があります。やれやれ。どこから手をつけるかな。とにかくひとつひとつこなす以外ないですね。ただ、山の中に先週がんばって入力したのを通信にしてくて火曜日に配布してくれたみたいで、若い衆、ありがとうと。
木曜日はもともと3コマ授業がありますが、昨日と振り替えたので、4コマになってます。この体調で4コマか…。それでも試験前なので、サクサク授業をやりましょう。ちなみに、授業の最初に昨日のyahooニュースとかnews23の動画を見せると「おおー」と声があがったり。でも、動画の方は、わたしはすぐにカメラが切り替わったので「それだけかい!」と笑われたり。まぁそんなもんですわ。
なんとか6時間目を終え、7時間目になって、ようやく授業から解放。少し事務仕事ですね。7時間目が終わったら、これまた先週「プレゼン見てくれ」と言った子がプレゼンを見せに来てくれました。見てみると、わたしのクセの強いプレゼンそのままです。とにかく無地。文字は黒のみ。でも、わかりやすい。
「どうやった?」
と聞くと
「内容をプレゼンに落とし込むまでにすごく考えました。でも、落とし込めたら、あとは楽できた」
とのお言葉。さらに
「ここを質問してほしいなと思ってるんです」
というので
「それ、正しいよ。プレゼンって穴を開けておいて、そこに質問を呼び込むねん。そしてその質問に対して完璧に準備をしておくねん」
と言っておきました。うまくいくといいな。
てことで、定時が来たから帰りましょう。
家に帰ってお風呂に入って、肋骨まわりを見ると、内出血してません。てことはヒビが入ってない可能性も出てきました。が、とにかく右半身が筋肉痛です。まぁ、よほど力が入ったんでしょう。
11時前におねむ。おふとんに入って寝てると、パートナーがアロママッサージをしにきてくれました。ありがとー。そのまま寝落ちです。
年: 2022年
トランスジェンダー国会
そもそもの発端は、8月末の論客との飲み会でした。その時に10月12日に東京に来てほしいというオファーがありました。正直言って「マジかよ」と。なにせ、週のまんまん中の平日です。その後、仕掛け人のとまとさんからメールがあったけど、ふにゃふにゃ言ってペンディングしておきました。が、日程が近づいてきて、そろそろペンディングもできなくなってきて、どうするかと。時間割を確認すると、行って行けないことはないなと。ならば行くかと。
ということで、ここ数日交流会のみなさんからいろいろ声を集めてました。昨日それをまとめたものをとまとさんに送って、今日が本番です。
なんでも永田町に10時集合なんだとか。てことは、いつも乗ってる電車と同じ時間に出る新幹線に乗らなきゃなりません。てことは、いつもと変わらない時間に家を出なくちゃならんといゔことです。せっかく労働者の権利を行使してるのに、なんでやねん。で、駅まで急いでいたら、突然足元が「カコン」とかいって、そのまま転倒。ヤバイな。擦り傷はいいんだけど、肋骨が痛い。ヒビが入ったかな。
それでも駅まで急いで、なんとか間に合いました。
新幹線の中ではひたすら準備。メモをとったりアンダーラインを引いたり。と、ペーパーを見ると、体液の跡が…。あかんやん。
そんなこんなで東京駅に着いて、地下鉄に乗って国会議事堂前へ。
レインボー国会以来なので5年ぶりか。
しかし肋骨まわりが痛い。で、参議院会館の前に行くと、「それらしい」みなさんが集まっておられるのが見えて、あそこだなと。で、話を聞くと「登壇者は10時半」とのこと。えーと。なんのためのヒビ[1]たぶんだ?
会議室が開くと、速攻準備開始です。が、身体が痛いので、手伝いは断念。やがて登壇者も来られて、国会議員も来られて、参加者も来られて、11時から「トランスジェンダー国会」がスタート。
まずは国会議員のあいさつから。えーと、どんどん時間が後ろへずれ込んでいきます。どうするねん。やがてLGBT法連合会の五十嵐さん→HRWの土井さん→静岡大学の笹沼さんとレクチャーがはじまります。ここで時計を見ると、ほとんどオンタイムにもどりました。すげぇ!
お次は鈴木げんさんの語りです。ちゃんと読み原稿つくっておられます。えらいなぁ。そして東優子さんのお話。
「特例法のハードルが高いとか低いとか、そういう話ではなく、人権問題なんだ」
という言葉に力をもらいます。
で、わたし。
「わたしは学校ではカミングアウトしてません。バレてますけどね。まぁノンカムフルバレです」
で笑いがとれたのでよし。続いて
「トランスジェンダーの当事者ではあるけど、トランスジェンダー生徒の当事者ではありません。なぜなら子どもたちに困難をもたらす学校の教員だからです。仮に子どもたちが学校を糾弾するなら、糾弾される側の最前線に立たなければならないのはわたしです。それがイヤだから、交流会をしています。今回は子どもたちや保護者の声をとどけるために年休とって来ました。明日は振替授業でたいへんで」
で笑いがとれたのでよし。
あと、子どもたちや保護者の文章を読んでコメント。その後
「国会議員のみなさんになにをしてほしいのか、それはわかりません。でも、こんな思いをしている子どもや保護者が同じこの国にいます。もちろん、日本国籍者だけではないです。その人たちのためにできることを考えてください。もしもわからなければ聞いてください」
そして最後にこの動画を見てもらいました。動画が終わると拍手が起こりました。やはり子どもたちの姿が伝える力はハンパないです。
「こんな笑顔が、交流会の場だけでなく、どんな場所にいても見られる、そんな社会をともにつくっていきましょう。もしも交流会に遊びに来たければ連絡をください。あ、連絡先を書いてない。とにかく一緒にビールを飲みましょう」
で終了。最後にも笑いがとれたのでよし。
東さんが
「よかったよ!」
と褒めてくださいました。優しい人だなぁ。
あとはエリンさん→中塚さん→杉山さんで、トランスジェンダー国会終了です。
続いて衆議院会館に移動して2時から記者会見です。主催者だけが話すのかと思ったら、いきなり土井さんからマイクを渡されて、思わず
「マジですか」
と。何も考えてませんでした。というか、質問聞いてなかった(笑)。それでも、話そうと思えば話せるのが器用な人だなと。そんなこんなで1時間ばっかの記者会見も終わって、今日の行事は終了です。
あとは打ち上げです。考えてみたら、昼ごはん食べてないです。なのでおなかは減ってるし、のどは乾いてるし。東京駅近くの居酒屋にみんなで移動してカンパーイ!
やっと人間にもどれました。あとはあれこれ話しながら飲むは食べるわ。てか、食べ物の量がハンパないです。よく食べるなぁ。
で、お店を出たら、鈴木げんさんがやってきて
「もう一軒行きましょう」
とお誘いを受けてしまったので、もう一軒いきましょう。
その後、「名古屋に泊まればいい」「浜松に泊まればいい」と提案されたけど、すべて却下。
9時過ぎにお店を出て、鈴木さんと一緒に東京駅へ。たぶんかなりふらついてたのかな。エスコートしてもらって、コンビニでチューハイを買って、新幹線のドアまで送ってもらいました。ありがと!また会いましょう!って、ここ読んでないよな(笑)。
新幹線の車内でひと口缶チューハイを飲んだら、そのまま爆睡です。一度「乗り越した!」と思ったけど、やはり新横浜でした。てか、そのために新大阪行きにしたんですよ。
で、なぜか京都の前で目が覚めて、無事、トランスジェンダー国会も終了。しかし、明日がしんどいだろな。
footnotes
↑1 | たぶん |
---|
わわわな1日
今日は午前も午後も出張です。まぁ午前が出張なのは助かります。一部例外を除いてですが。ただ、どうやら昨日の夜にA〇澤さんからメッセージが来ていたみたいで、それについて調べてしまったから、起きた時間は一緒ですね。ただ、家でゆっくりできるのはありがたいです。
てことで、朝は少しゆっくりして、第2のふるさとへ。今日の議題は学力をめぐる話です。
最近のテスト問題って、めちゃくちゃ文章が長くてまわりくどい。結論はたいしたことないのに、無駄に迷走するようにしてある。でも、日常生活ではそんな文章に触れる機会はない。そしたら、そんな文章を読解する必要なんてないじゃないかと。今、必要とする学力ってなんやねん、また、求められている学力ってなんやねんという話。
そこでわたしにいきなり質問が飛んで来ました。
F「iphoneの操作って、どういう力が必要なんや?」
えーと…。
い「学力はいらないです」
F「そしたら、どういう力が必要なんや?」
い「直感ですね」
F「そやな。取説ないもんな」
い「わたし、androidとipad使ってます。androidは、ファイルをどこに保存するかを自分で選択します。なので、どこにあるかが把握できる。でも、ipadは自動的に保存してくれるから、わざわざ保存先を選択する必要がない。わたしはそれがものすごく使いにくい。自分で把握しておきたい。でも、一般的には勝手にやってくれる方がいいらしいです。まぁマニュアルミッションか自動運転かって感じですかね。わたしはマニュアルミッション派ですけどね」
みたいな。
おそらく、今、「ユーザーとして」生きるだけなら、巷でテストに出てくるような学力は必要ないです。てか、ほとんどの人はスマホやタブレットにワープロや表計算などの機能は必要としていない。使うのはカメラとSNSや動画配信サービスへのアクセスかな。あと、クリエイティブな人は写真の加工とか、動画編集や作曲かな。これらも直感的にできて、高いクオリティのものが完成する。理論や理屈はいらない。これらを触るのに、テストに出てくるような学力は必要ないです。
てことは、例えば就職時に
「表計算ソフト使えますか?」
と聞かれる。すると
「使えません」
と答える。すると、表計算ソフトが不要な仕事にまわされる。そして、表計算ソフトを使う仕事には一生つけない。別に表計算ソフトを使う仕事がえらいとは思わないけど、選択肢の幅が狭まる。
一方、ややこしい文章につきあえる忍耐力と読解力がある一部の人間は「ユーザーではない」生き方も選択できるようになる。それはもしかしたら「提供する側」になるかもしれない。提供する側って、デバイスを通して「ユーザー」をコントロールする側、つまり社会をつくる側だったりします。
こうやって、多くの「ユーザー」と、一部の「提供する側」をつくる。その選別のために、ややこしいテストがあるんじゃないかなと。
問題は「楽しく使えればいいじゃん」という世界が確立していて、そういう人は「だから読めなくていいじゃん」という価値観も確立している。だから、人々は積極的に「ユーザー」になり、消費する側にまわる。こうやって、人々は二分されていく。
デバイスが使いやすくなることによって、例えば障害者が社会にアクセスしやすくなるというメリットはもちろんあります。それはそのためにあればいいはずなのに、でも、それを利用して人々を二分するという新自由主義的な目論みを持った「誰か」が、この社会を誘導していく。
もしもそう考えることができるなら、あらためて「学力ってなんだ」という古い問いが、ここで再び浮上してくるんじゃないかな。
そんなことを考えた午前でした。
午後は近場の人権教育担当者の会議です。まぁいろいろと論議をしたあと、最後にビデオ動画視聴。「君が僕の息子について教えてくれた」の前半です。
とてもいい映像ですね。ただ、これを子どもたちはどう捉えるか。
紹介してくれた人権担当者は、自校の生徒が、例えば電車で「それらしき人」に会ったときに、今であれば「キモい」とか、下手したら写真を撮りかねない。でも、この映像を通して、「そういう人なんだ」と認識を変えてくれたらという期待を持っているとのこと。うちの生徒も同じことをやるだろうから、とてもよくわかります。ただ、それはそれでなんだかなと。「当事者」に着目することは、えてして「感動ポルノ」になりがちです。なので発言。
「あの映像には、本人と母親と作家の3人が出てきますよね。その誰に着目するかが大切なんじゃないかなと思います。わたしは作家に着目します。なぜなら、コミュニケーションを取りたいと思うなら、取りたいと思う側が相手に合わせることが必要だと思うからです。もちろん、コミュニケーションをとるのが苦手な人がコミュニケーションを取りたいと思った時に、その人がなんらかのツールを使うのはいい。それは、その人がコミュニケーションを取りたいと思っているから。でも、わたしたちは、つい、コミュニケーションが苦手な人に対して、「そちらが合わせろ」ってやってしまいがち。それは間違っていると思います。やはり、コミュニケーションを取りたいと思う人が相手に合わせる必要があると思う。その時、作家の態度が参考になる気がしました」
みたいな。もちろん読み筋は「ある時聞いた講演」です。
そんな感じで午後の会議も終了。
お次は夜の仕事です。最寄りの路線が人身事故で止まっていたのでどうなるかと思ったけど、全部止まっていたから、運転再開したら、定時運行になるという不思議です。なので、やってきた電車に乗って、仕事場へ。余裕で間に合ったので、メールを一本。
で、お仕事開始。今までは、わたしが話をすることが多かったけど、今回からは学生さんに話してもらうことにしようかなと。なので、ディスカッション中心の運営をしてみました。さすがに皆さん、いろいろおもしろい意見を出されて、すごく参考になりますね。みんなで考えるってこういうことなんだなと、あらためて思いました。
そんなこんなで1日が終了。約12時間、脳みそを使い続けたな。さすがに疲れました。ビールが恋しいな。
多様性と特権を考える
今朝はなにもない休日です。とにかくのんびりしましょう。
朝ごはんを食べて、しばしボー。うーん、そうだ、散歩に行こう。もちろんほんとうは走りたいけど、この間
路線変更せざるを得なかったので、今日も念の為に歩きです。どれくらいのペースでどれくらいの距離を歩けるかな。てことで歩いたら、5.3kmを55分くらい。途中写真を撮ったり信号待ちをしたりしてたので、だいたい1kmを10分ですね。歩きとしてはいいペースです。てか、散歩というよりもウォーキングだな。でも、軽く汗ばんでいい気持ちです。
昼はビールを飲んで、これまたいい気持ち。少し昼寝をして、ここからはおべんきょです。と言っても、書籍化のためではなく、月末〆切のゲンコのためです。引き受けなきゃよかった。まぁでも、おべんきょしてからのゲンコなので、それはそれか。
おべんきょのネタは、今頃の『真のダイバーシティをめざして』です。
この間、あちこちで「特権」の話とか「マイクロ・アグレッション」の話とか、はたまた「差別はたいてい悪意のない人がする」話とかが語られています。まぁそれそのものは、実はそんなに新しい話ではないと思っています。が、それが書籍として出てきたことはすごいことだなと。というのは、それが直感とか経験とかではなく研究として形に表されているわけですからね。逆に言うと、わたしの直感が正しかったってことを言ってもらってるのだから、うれしいです。そして、その直感に言葉が与えられ、さらに理論化できるなら、したほうがいい。ちなみにこの間の部落問題学習も、読み筋としてはここにあります。
てことで、この間、読んでます。
読み進めながら、いろんなことを考えますね。解放教育の界隈をめぐって、さまざまな言葉が頭の中をグルグルします。このグルグルは大切に育てなきゃね。
あるものをつくる時に、スクラッチからつくりたくなるけど、そうじゃないです。研究が先行研究にあたるのであれば、実践も先行実践にあたる方がいい。せっかくの成果や失敗があるなら、そこから学ばないともったいない。そして、そうした成果や失敗の理由を考えるときに理論が役立つ。その理論として、この本は役に立ちますね。てか、当然のことながら、フレイレなんかも引っ張ってこられてるので、まぁそういうことってことですね。
それでも7時をまわったところで、これくらいにしようかなと。
さてと。あとはお風呂とビールと睡眠だ。
現実に帰るつもりが
朝起きて、とりま朝ごはん。その後、即撤収です。なにせ、午後から雨らしいです。しかも、仮設小屋場の出口が小さい。ここのみなさんが殺到されたら出るのにえらい時間がかかりそうです。
それにしても、仮設小屋がメッチャ濡れてます。そりゃそうか。一昨日は雨だったので、露がすごいんだわ。まぁ帰って干せばいい。
さっくりと片づけて、帰って食器洗い。部屋の中にロープを渡して仮設小屋干し。その後、せっかくなので、スーパー銭湯に行って、身体に染みついたにおいを洗い落としましょう。
帰りにたこ焼きを買って、ビールと一緒に昼ごはん。その後本を読みはじめたけど、当然のことながら昼寝。
まぁそんなぐだぐだな1日です。まだ現実逃避やな。まぁでも、明日は現実に帰らなきゃ。なぜ帰らなきゃならんかわからんけどね。
現実逃避
今回もしゃべってしまった
今日は某人権教育研究大会です。去年最後かもと思ったけど、そんなこともなく、やっぱり来てしまいました。
ちなみに、今年は受付があたっているので、雨の中メッチャ早い時間に会場に到着。当然のことながら会場は開いてません。寒い中、外で読書です。てか、ベンチが屋根の外にあるから座れない。やれやれ。
そうこうするうちに会場も開いたので、受付業務開始。と思いきや、「やったげるよ」との優しいお言葉を吐いて下さる人がいたので、甘えることにしました。
午前は記念講演。去年はF川さんの予定でしたが、中止になりました。今年の講師は黒川みどりさんです。タイトルは「水平社百年の歴史と部落問題の今」。冊子にスライドが全部載ってます。おもしろそうです。
黒川さんは『つくりかえられる徴』というのを書かれていて、これがわたしの部落差別のとらえ方とか、部落問題学習のつくりかたに大きな影響を与えています。ただ、読んだかどうか覚えてない(笑)。で、話を聞くと、あちこちに「境界線」という言葉が出てきます。つまり、さまざまな形で「部落/部落外」の境界線をつくるということです。言いかえるなら「部落(民)とは何か」を研究する。そして、その時々の言説において部落民が構築されていく。もちろん、それはそのような「境界線」を必要とする社会背景があるわけです。つまり、以前の境界線が使えなくなる。するとあらたな境界線がつくられる。それが、今回は使われなかったけど「徴」なわけですね。
黒川さんの話は(いわゆる)解放令からはじまったけど、そこにおいてもさまざまに「境界線」がつくりだされていくということは、知ってはいたけど、意識していませんでした。自分の部落問題学習のスライドが、もう少しつくりこめるかな。いや、やめておきましょう。わたしが知っていて、それを認識しながら話をすることが大切です。わたしは数学の教員ですから、部落史「を」教えることはできない。部落史「で」教える。そのために必要な知識だったな。でも、自分のとらえ方でいいということを、あらためて言ってもらった気がします。
講演のあと、控え室に乱入してみました。
実は、黒川さんとは1年半前にお会いしています。ただ、この時は黒川さんは忙しかったらしく、すぐに帰られました。なので、認識されているかどうか…。と思ったら、きっちり覚えておられて、恐縮しまくりです。
しばし話をして、でも、すぐに帰られました。静岡ですしね。
てことで、昼ごはん。今日は荷物が多いのでおにぎりです。お茶を買おうと思ったけど、大きいのしかありません。どうせ飲みきれないので、水分なしでおにぎりをパクついて、最後に朝に買ったコーヒーで〆にしました。その後、知りあいと雑談。で、午後の分科会。
分科会は4本のレポートです。静かにしていようと思ったけど、やはり静かにできませんでした。
例えば1本目のレポート。「部落」と言えばいいのに「これまで差別されてきた地域」などという、まわりくどい表現をされます。まぁ、「ないこと」にするよりはいいんでしょうが、なぜこういう言いまわしをするのかな。そして「根深さ」を強調されます。わたしはあまり「根深い」と思っていないので、なんだかなと。てか、根深さを強調することによって、部落問題の特殊性をつくりだす気がしてイヤなんですよね。
2本目のレポートではコミュニケーションの問題を「コミュニケーションに問題を抱えるとされる子」に原因を求めているところにチクリ。
「ある時聞いた講演の中に「コミュニケーションって、相互行為なのに、その原因を一方にだけ求めるのはおかしい」って話を聞きましてね。ガッテンボタンを1万回くらい押したくなりまして。ガッテンボタン、ご存じですか?」
すると、レポーターの方
「今の話を聞いて、わたしもガッテンボタンを押しまくりたくなりました」
とのお言葉。話が通じてよかった(笑)。
レポートが終わってから『ソーシャル・マジョリティ研究』を推薦しておきました。
3本目のレポートが、これまたマニアックです。なんと、題材として「◯ぐみ」を取り扱っておられる。さすがにはじめて見ました。そして、部落・在日・障害といった、いわゆる「三題噺」を一切取り扱っていない。すごいな…。まぁいろいろ質問したけど、おそらくわたしとは違う感覚なんだろうなぁ。もちろん、わたしの感覚が正しいとも何とも思っていないけど、「めんくらった」というのが感想ですね。
そして4本目は夏の研究会で発表して下さった高校のレポート。これはサポート的な質問をしなくちゃね。てことで
「発達障害と日本語指導が必要な生徒を「特別ニーズ教育」とくくっておられますが、どういう経緯でそうされたんですか?」
と援護射撃。なんでも5つに分類していて、その5つ目が「その他」なので、そこに全部をぶっ込めるという(笑)。
その後、総括討論。誰も手をあげないので、これまた仕方なく
「差別の問題を心の問題や人間関係の問題にしてしまいがちなんだけど、ほんとうは社会構造や制度の問題として捉えないといけないと思う。みなさんはどんな仕掛けをしておられますか?」
と爆弾投下。さらにそれだけではダメなので
「昨年度、日本語指導を必要とする生徒が府立高校に4人しか入ってこなかった。ほんとうはもっといるはずなのに。小学校・中学校の状況を教えてほしい」
とさらなる爆弾投下。
結局、司会の人のまとめの時間を奪ってしまって、ほんとうに申しわけありませんでした。
しかし、去年は「最後かも」と思ったけど、今年は路線変更」もあるので、「どうせ来年もくるだろうな」と思いながらの終了でした。まぁでも、現役を続けているから参加できる。だから問題提起もできる。それでいいのかも。
1日仕事
朝起きて、ちょっと待てよと…。
明日は1日出張。来週火曜日も1日出張。水曜日は労働者の権利を1日行使…。てことは、次の出勤は木曜日?ヤバイやん。てことは、昨日の人権学習の作文を返すのはいつになる?いつもの通り、遅くとも翌週前半に返そうと思ったら、今日読んで入力する以外方法はありません。さらに火曜日の午前午後の出張の準備もしなくちゃなりません。そうだ、夜の仕事の準備も必要ですね。
とにかく一番急ぎの仕事は、明日と水曜日の授業の手当です。課題を代講の人に渡して、やってほしい指示を伝えて。
続いて、作文読み&入力です。なので朝イチ
「作文、朝イチ貸してくださいね。今日中に返します」
てことで、1時間目が空きなので作文読みスタート。ふだんは全部読んでから入力しますが、今回はひとクラス読んで入力を7回繰り返すことにしました。
しかしおもしろい。導入部がよほど印象的だったんですね。みんな
「人権学習は思いやりではなく、「自分の権利をとりもどす」「自分の特権を認識する」ためとはじめて聞いた。そしてそれは「みんながハッピーになるため」ってすごくわかった」
みたいなことを書いてます。
まぁでも反省ですね。いままで、なぜ人権学習をやるのかきちんと伝えていなかったってことです。もしかしたら、それは「当然」と思っていたからかもしれないけど、ほんとうは、個別の課題に振りまわされて、全体に低通するテーマを話していなかった、いや、言葉化できていなかったのかもしれないなと。だから、うちの職場の人権学習では、「なぜやるのか」を繰り返し伝えようかな。
とりま、1時間目だけで2クラスやりました。が、このペースでは終わりません。ペースをあげねば。
2時間目と3時間目は授業。昨日の話を聞いてくれた子らなので
「応援してくれてたの、伝わってきた。ありがとう」
とお礼。
4時間目・昼休み・5時間目のコンボが来たので、一気に読んで、一気に入力しましょう。なので、おべんと食べながらも作文読み。
と、3年生が来て、入試用のプレゼンを見てくれと。なんでも、わたしがお座敷やってるからプレゼンつくるのうまいだろうと思ってるらしいです。うーん、うまくないけどな。てか、クセ強いし、入試には使えんぞ(笑)。
ただ、いきなり内容の話になったので、これはアカンと。今の脳みそは作文モードなので頭に入ってきません。しかもごはん中。
「放課後な」
ということにしました。で、5クラス入力したので、それを返しに行って、残り2クラスをゲットしようかと。ところが、1クラスしかない。担任がいたので
「作文は?」
と聞くと
「あ!」
とのお答え。どうやら回収を忘れたらしいです。そこにいた学年主任が
「次の時間、授業に行くし、回収したるわ」
とのお言葉。ありがたや。
てことで、残りの2クラスも無事入力終了。あとは若い衆に投げたら、なんとかしてくれます。まぁこのスピードでやったのはわかってるから、火曜日には出してくれるでしょう。
お次は火曜日の出張の準備です。こちらはひたすら印刷。しかし重いぞ。これをいったん今日持って帰るのか…。てか、山の上の出張場所まで担ぎ上げるのか?まぁしかたないか。
そして、夜の仕事の準備です。こちらはあまりないんだけど、若手の同僚からもらわなきゃなりません。
「あの、新採の時の学習指導案、もらえません?」
快くもらえました。ありがたい。なにせ、わたしは指導案とか書いたことないからなぁ。
ここですでに放課後です。でも、さっきの3年生は7時間目があるから、まだ来るまでに時間がある。ほんの少しだけでもおべんきょしましょう。
で、7時間目終了のチャイムが鳴って、そろそろ来るかなと思った瞬間来ました(笑)。
早いわ。
まだテーマをもらって3日目で、何をいうか考えているところらしいです。ただ、話を聞くと、与えられている時間は3分間とのこと。ならば、枚数は少ないな。てか、そもそもプレゼンがなんたるかわかってない感じです。なのでこれを見せました(笑)。
と、退勤ミュージックが流れてきました。すると3年生
「ありがとうございました!」
と去っていきました。わたしが定時に出るのは有名ですからね。そういや、昨日も
「あのせんせいが5時10分までいるのはすごいことだ」
とか言ってた人がいるとか(笑)。
まぁそういうふうに認識してもらうと楽ですね。
てことで、いつもの電車に乗れたので、さっさと帰りましょう。
しかし、9時間休憩なしのぶっ通しはさすがに疲れた…。とはいえ、それだけの時間で金・火・水の3日分
今年は2年生にも
昨日早めに寝たので、朝は少しマシです。行きの電車の中でいろいろ考えます。そして出勤して、そいつをスライドに落とし込みます。そんなことやってたら、1時間かかりました。しかし、はじめ、改訂版が見つからなくてビビりました。
2時間目は午後の準備。
3時間目は、地上1000kmの説明(笑)。4時間目の授業は支店長と副支店長が来ました。お互い「行ってもなぁ」「来てもなぁ」でしょうね。たいへんやわ。お互いに。ただ、2つのクラスに
「ちょっとナーバスになってます」
と前ふり。もっとも
「ワクワクしてるんやろ」
とツッコミも入ります。
で、昼休みに6時間目のための体育館セット。5時間目におべんと食べて、いよいよ6時間目です。
今日は2年生の人権学習。内容は部落差別です。ただし与えられた時間はひとコマ+掃除の時間で、65分というところ。なので、いつも見せている動画はなしで、わたしの話だけです。
となると、部落差別についての説明が必要になります。どうしようか…。
今回は1学期に3年生対象にやったのに加えて「特権を認識する」を入れました。その後、部落差別の説明。
「まぁ、メッチャざっくり言うと、そこにルーツがあったり、そこに住んでいるだけで差別されるっていう、わけのわからん差別や」
ここで終わろうかと思ったけど、せっかくなので「誇T」に登場してもらいました。背中の文章を生徒に読んでもらって
「そういう場所をルーツに持つことを誇りに思うという闘いがあるねん。これからその話をするし」
でスタート。とにかくみんな一生懸命聞いてくれてる感じです。もちろん、話をするわたしも必死です。ふとうしろを見ると、仁王立ちしてる人の影が。あれは支店長やな(笑)。
で、最後のスライドを話して
「これでわたしの話を終わります」
と言ったら、拍手が出てきました。マジかよ^^;。
で、機材の撤収。考えてみると、準備と話と撤収のすべてをわたしがやるわけで、こりゃ担任さんは楽やろな(笑)。ただし、わたしがいられる時間は限られてます。いなくなったらどうするのかな。まぁ、わたしが考えることじゃないし、たぶんやらなくなるだけでしょうね(笑)。
てか、来年度の1学期の内容、どうしよう…。
放課後はESSが昼休みに放送したいという音声の収録。今の放送部はこういうことをやってないから、ちょうどいいです。久しぶりにsound engineを立ち上げてみました。1テイク目はピークの音が歪みました。1年生がそれを気にしてくれたので、よしよし。2テイク目は校内放送が入りました(笑)。3年生曰く
「すみません、窓、閉め忘れました」
そやね。スタジオじゃないね。
3テイク目でようやくOK。まぁ、不満はないわけではないけど、その気になれば補正できるし、それもまた勉強です。
で、駅まで同僚に乗せてもらって、いつもの電車に乗れました。で、いつもの場所に移動。
今日はちょぼやき会です。今日のテーマは「竹花せんせい」です。当然ご本人にも来てもらってます(笑)。
あらためて見たけど、いい番組ですね。ただ、ああいう形でカミングアウトを捉えると、やはりカミングアウトが正義って感じになりますね。カミングアウトしてない立場としてはモヤるところはあります。
ちなみに、ゲイのカミングアウトとトランスのカミングアウトって違います。トランスのカミングアウトは、どうしても「自分への理解を求める」内容になりがちです。逆に言うなら、それが必要ないのであれば、特に言う必要はない。というか、言うことがそのまま「場所」からの排除につながりかねない。あまりにもリクスが高すぎます。一方ゲイのカミングアウトは竹花せんせい曰く「関係性の問題」とのこと。つまり「場所」からの排除はない[1]今のところ。なので「自分への理解を求める」ものではない内容にしやすい。
そういう意味で、加藤さんとかはるさんと竹花せんせいのカミングアウトに対するスタンスの違いが出てきて、それがおもしろい。
そうそう。あと、竹花せんせいは「ゲイのカミングアウト」という飛び道具を使って子どもたちに自己肯定感を持てるよう促したけど、そういう飛び道具を持たなかったり、あるいは「使いたくない」人はどうすりゃいいのかって話ですね。そういう意味でも「カミングアウトが正義」みたいな番組のつくりは、いろいろもやります。
ちなみに、続編の話があるらしいけど、竹花せんせいの子どもたちの間では「もうカミングアウトもしちゃったし、ネタ、ないよね」らしいです(笑)。
てことで、動画鑑賞のあとは飲み。
お店への道中のひとコマ[2]photo by ippo-kun。
なぜか飲み放題を頼んでしまったらしく、さんざん飲んでさんざん食べて、バイバイ。明日はかなり忙しい1日だけど、大丈夫かなぁ。
しかし、「本」の人と今週は3回飲んだな。
勝負の日
朝、メチャクチャしんどいです。考えてみると、金曜日・日曜日・月曜日と飲んでて、毎日帰るのが11時過ぎ。そりゃしんどいです。
てことで、朝1時間労働者の権利を行使。ただしごはんは食べられません。今日は勝負の日です。ただし、わたしの支店ではなく他の支店。しかも午後です。とりまおにぎりを持って出勤。途中、炭酸水を仕入れましょう。
本来火曜日は授業がないけど、金曜日の出張の振替でひとコマ授業。とはいえキリがいいところなので、プリント学習です。どうなるかと思ったけど、途中から面倒見のいい子出てきて、少しずつ教えあいがはじまりました。よかった。
その後、昨日の試験の採点をして、さてと勝負へ向けて出発です。ちなみに、2時スタートと思いこんでましたが、もとは1時スタートで考えてたらしいです。しまった。まぁでも採点が終わったからよしとしましょう。
で、支店の最寄りの駅からテクテク歩きます。暑いな。おなか減ったな。これは血圧があがるな。
支店についたら、ほとんど終わりかけです。すんません。とりま、速やかに身長・体重の後の血圧測定。
「これが高いんだな」
と言ったけど
「たいしたことないですよ」
と言われて、ホッとひと息。お次は血液検査。血を抜かれているときに、少し貧血気味になったけど、そりゃおなか減ってるからしかたないです。
そして、お待ちかねの心電図。まずは腹囲です。
「プクプクなんですよね」
と言いながら、画面を見ると「女」と書いてある。なんで?まぁええけど。で、心電図。
「ブラジャーは上に上げてくださいね。タオルで隠しますね」
はい、ありがとうございます。とりま2勝?
お次は内科検診。Tシャツの上から聴診器をあてられたので、さらに1勝?ただし、比較対象がないのでわかりません。
最後は聴力検査で、勝負は終了。
しかし、遠くまで来たなぁという気がしました。
で、夜は「夜の仕事」です。しかし、かなり体調は悪いです。どうしたものかなぁ。
教室に入ると、ほとんどの学生さんがおられます。準備をして、プリントを配布して、和やかにスタート。でも、みなさん、授業がはじまると、メッチャ真剣です。申しわけないほど真剣です。こんな眼差し、いつから見てないだろう。なので、現場のエピソードや自分の経験なんかも入れながら、ひと通り話。
さてと、帰ってビールを飲みましょう。
で、家に帰ってビールをプシュ。ぐびり。うん、うまい。体調はもどったな。でも、早めに寝ましょう。
しかし、なにやらミサイルのことでいろいろホットらしい。さらに報ステはヒジャブのことやってます。統一教会のことはやらない。
明日の雑談はこのあたりか…。