思い切った

この間、ずっとどうするか悩んでいました。特に不満はない日常だけど、でも、モヤモヤしてました。というか、不満はあるけど、それはそれでなんとかやりくりしてきました。
まぁ、この不満を抱えたまま、なんとかやっていくか、それとも思い切るか。でも、なんとなく「限界かな」という気がしたので、思い切ることにしました。
幸か不幸か、今日のウトロの会議が延期になりました。なので、ヨドバシへ。機種は決まってます。
「あの、なにかご用をききましょうか?」
「機種変したいんです。P30liteからOPPOのRENO7Aに」
いや、何があれかと言って、LINEが最近固まるようになったり、常駐させておきたいソフトが勝手にkillされたり、カメラの調子がイマイチだったり、そういうちょっとした不満、やり過ごせばそれでなんとかなる不満が少しずつたまってたんですよね。XIAOMIにするかどうするか悩んだけど、最終的にOPPOにすることにしました。
「あの、UQの機種変を」
「あ、SIMフリーの方が安いですよ」
といゔことで、SIMフリーデビューです。なんか、風通しがいい感じ(笑)。
家に帰って、さっそく開封の儀。

中は黒い。

あとは写真はありません。いちおうゲーブルつないでコピー、ソフトでコピーといろいろやってくれました。が、やはり設定はそれだけではダメですね。HUAWEI同士だったらすんごい簡単でしたが、そうもいかんのか。11時くらいまでゴソゴソやって、とにかくまぁまぁ使えるようになったところでタイムアップ。
なにしろ、明日の朝が早い…。
てか、そんな日に何やってんだってことなんですが、そんな日だからやってしまうんですよね(笑)。

特記事項なし

そう言えば、かつて担任時代に「所見」を書くのがめんどくさくて「特記事項なし」という魔法ワードを多用していました。てか、書くのもめんどくさいからハンコつくりました。が、支店長が
「1年間担任してて特記事項がないわけないやろ」
というもっともなことを言って、この魔法ワードは封印したのでした。
が、今日は特記事項はなかったなぁ。
せいぜい
「昨日の講演どうやった?正直言って、はじめ30分は寝ながら聞いてた。だって、月曜日は飲んだやろ」
というと爆笑されたくらいかなぁ。
まぁもちろん、1日生きていて、何もないわけがないのですが、まぁやはり「特記すべきこと」がない日もある。
それでも、少しずつ学期が終了に近づいてます。

人間にとって文化とはなにか――ゴリラから見た人間社会

水曜日の授業は3・4のみです。なので、いろいろできる日です。でも、朝、なんとなくイヤな予感がしながら出勤。机のところに行くと、予感は的中してました。
「2時間目、会議、お願いします」
という紙と、午後の山極壽一講演会の実施要項が置かれてました。
てことは、空き時間は1時間目と放課後の1時間のみってことです。なにもできないな。てか、おべんと食べる時間もないんじゃないか?そういや、今日の昼休み中庭コンサートですよね。そもそも、今が短縮授業期間なのは、成績処理のためですよね。そんな日に午後全部がつぶれる行事を入れてどうすんねん。とにかく、ありとあらゆることがおかしい。
でも、しかたないです。
とりま、あちこちにメール送ったり、昨日のリアクションペーパーを入力したり、はたまた成績処理をしてみたり。始業前にできることをやり、1時間目にできることをやり、あとは会議と授業。しかし、授業の時間が一番楽だな。
幸いおべんとを食べる時間を若い衆がつくってくれたので、バババとかきこんで、中庭コンサートをチラリと見て、そのまま車に乗せてもらって校区のホールに移動。わたしの担当は駐輪場への誘導です。てか、辻々に教員が立ってます。これ、地域住民から苦情が出ないための交通整理です。
やがて最後尾の子どもがやってきて、用務終了。よほどこのまま職場に帰ろうかと思ったけど、ある生徒と
「センセイ、聞くのん?」
「どうしようかなと思ってる。聞いたほうがいいと思う?」
「うん」
という会話をしたので聞くことにしました。たぶん、明日の授業、講演の話からスタートするための伏線やな。
で、山極さんの講演。なんでも市民大学の講座も兼ねてるとかで、ホールは満席です。てか、あとからあとから入ってこられます。わたしの隣にあった空き席にも、講演中に「すみません」とお年寄りが入ってこられました。この人がうるさい。紙袋にものを入れたり出したり。てか、帽子がわたしのところにはみ出てるし。挙げ句、向こう隣の人に時間を聞くし。他にもあちこちでスマホの着信音が鳴るし。なんなんだ。
それはおいといて、山極さんの講演ですね。
ひとことで言うなら、カルチャー講座です。まぁ、そういう講演会だからそれでいいんです。
内容はサル・チンパンジー・ゴリラ・ヒトを比較することで、ヒトの特徴を明確化する。それが「共に食べる」ことと「共に保育をする」ことらしいです。そうなったのは必然がある。草原の中で生活するとそこは敵だらけです。必然的に「強いもの」が食べ物をとってきて弱いものにわけあたえることになる。だから「共に食べる」。さらに敵に子どもを殺されるから多産になる。そのためには早く離乳しなくちゃならない。離乳した子どもをほっとけないから「共に保育する」。したがって、生殖にかかわらない年代も長生きする必然が出てくる。こうやって「共に」がヒトの特徴だけと、現代は「共に」ではない方向へと向かっている。それは、ヒトのもうひとつの特徴である「長距離移動」とかかわってくる。ただそれが極端にまで進行している。
そんな世界でどうするかって話です。
まぁいろんなことをすっ飛ばすと、最後のスライドは「ここに来たか」でした。それは「コモンズ」と「シェア」。例えば移動が前提になると、所有するものが減る。そうするとシェアやコモンズが必要になる。さらに所有の価値がなくなっていき、価値は行為へと移行する。
まぁそれはそうですね。ただ、その「コモンズ」にかかわって、皆保険とか大学無償化とかが書いてあって、それはおもしろかったですね。それが「ここに来たか」です。
山極さんって、たしか、吉田寮のこととか立て看のこととか、いろいろアカンことをやったって印象ですが、こういう側面もあるんだなと思ったり、まぁでも大学人としては当たり前かと思ったり。

夜は4人のおべんきょ会。わたしからはまだペーパーは出せません。理由は2つで、ネタがないことと時間がないことです。ただ、他の人たちがいろいろ出してくれたことで、ネタはできてきました。あとは時間やな。
しかし、今週は忙しいな…。さすがに疲れてきた。

子どもたちの力を引き出す

今日は午前に会議の出張があります。なので、朝は少しゆっくり。せっかくなのでテレビをつけてみると、やはり安倍元首相銃殺事件のことが話題になってます。が、昨日あったらしい統一教会のことが話題になってて、これは容疑者の意志とは別に、ピンポイントでえらいところを突いたなと。当然のことながら、政府もマスコミも他にいろいろ話題を出してきてもみ消しにかかるんだろうけど、もみ消しきれなくなったときは、意外な展開があるかもねと。

で、午前の会議。差別をなくすための教育をどうするかって話なんですが。
おもしろかったのは、先輩が
「みんな渋染一揆、好きやな。なんでやるの?」
と問いかけたこと。みんなそれを「やっちゃいけない」と誤解をしてるんだけど、そういうことじゃないです。その「なんでやるの?」の「なんで」に答えられなきゃならんよって話です。でないと、ただやってることになる。
わたしの部落差別の授業には、水平社宣言は出てきません。なぜなら不要だからです。わたしがやりたいのは社会構造の問題です。その社会構造は多くの人によってつくられてます。だから「人」は登場しない。ただ、その社会構造に異議申し立てした人もまた存在します。そのひとつのトピックとして、「抗う人がいた」とは出します。まぁもともとはなかったんですけどね。
で、渋染一揆とか水平社宣言とかの話に引っ掛けて、わたしからもひとこと。
「みなさん、ヒーローが好きですね」
と。なんか、差別と闘うのは特殊なすごい人ってイメージがつくられるのがイヤなんですよね。そうじゃなくて、差別との闘いは日々の実践によって達成されると考えています。だから、あまりヒーローをつくりたくない。結局タニンゴトになってしまいますからね。
まぁ、そんな話。
会議が終わったら職場へ。だけれども、メッチャ体調が悪いです。何をする気も起きない。なので、思い切って労働者の権利を行使。
家に帰って自作の割干しを炊いてみたり。
で、時間が来たので夜の仕事へ。

今日と次回はすぐれた実践の映像を見ます。ちなみに、生野南小学校や大空小学校の実践を見ましたが、あれはやはり生徒指導のまとめなんですね。今回と次回は高校の実践を見てもらおうと思ってますが、そのためには進路指導とかキャリア教育とかをやっておかないと理解できない。なので、前回キャリア教育について一席ぶったのでした。
今日、どの映像を見せようかと思ったけど、ここは松原高校の課題研究やなと。
まずは松原高校がどういう学校かってことを紹介せねばなりません。なので、この写真を見せてみたり。あとは地元集中受験のこととか準高生のこととか。自立支援コースの話も大切ですね。
いや、すごいわ。映像に引き込まれます。とにかく生徒が自分自身の過去と対峙します。教員はひたすら見守る。もちろん生徒はその過去から逃げたくなる時がある。そこで教員の出番です。
「逃げないでおこう。続けよう」
それだけです。でも、もともと逃げちゃダメだと生徒も思ってる。だから、そのひとことで充分なんですね。そしてなにより教員が見守ってるってことが大切です。そうやって子どもたちの力を引き出す。
課題研究って、そういうことをやるための「仕組み」なんですね。で、そこへ至るための「仕掛け」は入学直後からはじまります。「学級開き」「HR合宿」がそれです。サイトを見ると、トップページにフラフープをつかったワークの写真が出てきます。まぁそんなことを山のようにやってるからこそのあの実践なんですね。
そしてなにより「自己開示」です。それができるのは、さまざまな仕掛けや仕組みを経て得る「安心」なんですね。そうやって、自分の過去と対峙し、それを語り、今の自分を見つめる。未来はその結果として先にある。それがキャリア教育であると考えたとき、世に数多あるキャリア教育のなんと薄っぺらなことよ。もちろん自分のことを棚に上げての話ですけどね(笑)。
そうそう、映像の中で、ある生徒が
「松高生だからいじめをせえへんとか、絶対ない」
って言ってたけど、これもすごい話です。だって、「松高生ならいじめはしない」というふうに周囲から思われ、自らも思っていることが前提にあるからですよね。
知らず知らずに涙が出てしまう、ほんとうにすごい映像でした。終わったあとのディスカッションもおもしろかった。みなさんに「感想ではなく分析的に」と注文を出したら、ほんとうにそうやってくれました。すぐれた実践を知ることで、教員という仕事がどういうものであるかということへのヒントが得られたらいいな。
次回は西成高校ですよ。
さぁ、ようやく今日が終わった。帰ってビールだな。

謀議

ずっと8000字と思っていたおべんきょ成果が、実は4000〜4800とわかって、ホッとした昨日の夜でした。なので、今日の空き時間はそいつをやっつけようかと。
とは言え、授業はあるわけです。当然のことながら、授業の冒頭は今週末の話です。が、片方のクラスが授業開始時に私語をしてます。
「あのなぁ。金曜日と日曜日に何があったかわかってるやろ?そしたら、月曜日の授業は雑談からはじまるってわかるやん。そやのに、私語をするってなんやねん」
と言うと
「そやったぁ、しもた。ついやってもたぁ」
とメッチャ反省してくれたので、雑談開始。

これ、小選挙区の地図な。憲法を変えたい人たちはこの色な。変えたらあかんと思ってる人はこの色な。そしたら、関西以西で憲法を変えたらあかんと思ってる人はほとんどいいひんやろ。
そもそも憲法って誰を縛ってるかというと、権力やねん。逆にわたしたちを守ってくれてるもんやねん。ちなみに、わたしは公務員やからね。公務員は憲法を守る義務がある。だから、憲法の話をするのはわたしの仕事やねん。
で、例えばな、この教室の風景って異常やねん。だって、16〜7の若者30人を前にわたしがしゃべってる。みんなおとなしく話を聞いてる。普通では考えられないことがなぜ起こってるかというと、教員と生徒って関係があるからやねん。
実は教員って絶大な権力を生徒に対して持ってるねん。それは評価権ってやつやねん。君たちの6単位の合否をわたしが決められるねん。例えば、「こいつ気に入らへんし、落としたれ」って、やろうと思えばできるねん。でもな、それがそう簡単にできないように、教科の会議とか職員会議とかでチェックしてるねん。そういうややこしいめんどくさい手続きをとることで、勝手に成績がつけられないようにしてるねん。
憲法を変えるってことは、そういうチェックができなくなるねん。で、それを「縛られてる側」が言うわけで、それはものすごくこわいことやねん。
ここにいる人は、わたしが把握している限り全員日本国籍だから、18歳になったら選挙権が与えられる。ただ、ほんとうは与えられるんじゃなくて、勝ち取ったんだよ。かつては税金をたくさん納めてる人しか与えられなかった。でも、それはアカンやろということで、税金は関係なくなった。でも、日本人の半分しか選挙権はなかった。なぜなら女性には選挙権がなかったから。そして戦後に女性も選挙権をかちとった。そうやって勝ち取った選挙権を適切に行使してね。
では、授業をしよう。

授業のあと、印刷室で若い衆と会話。
い「昔、生徒から「政治家にならへんの?」って言われたことがあったわ」
若「センセイ、地味やし(笑)」
たしかに。
午後は少しおべんきょ。とにかくカットカットです。が、やはり完成はせんわな(笑)。

定時に退勤して京都駅へ。今日はF澤さんと謀議です。しかし、F澤さんって、とある組織の中央の人で、考えようによっては雲の上の人なんだけど、なぜかこんな感じで謀議をしたりしてるわけで、よくわかんないです。やがてAっちゃんとHるさんが合流。ここからは、なんかもう、話が入り乱れて、なにがなんだか。
まぁでも、謀議は少しはできたから、よしとしましょうか。

事前「合宿」はできなかったけど

今日は1日ゼンコーの事前ミーティングです。例年は合宿をしてましたが、マダンセンターを宿泊で使えないことと、あちこちの自治体が県外への宿泊を禁じていることで、どうしても合宿ができませんでした。もっとも、奈良県は昨日解禁になったみたいで、それは明らかに甲子園と関係があるわけで、もうどうしようもないなと。
そんなこんなで、マダンセンターヘ。
今回来てくれた高校生はふたり。ふたりしか来てくれなかったと考えるか、それともこの状況でよく来てくれたと考えるか。まぁ後者ですよね。
なんと言っても、ここ2年ゼンコーがなかったので、もう一度ゼンコーを復活させなきゃなりません。そんな思いが伝わったんでしょうね。卒業生も3人来てくれました。
しかし、ふたりの自己紹介を聞きながら感じたことは、どうすれば「交流会が楽しい」という生徒と会えるのかなってことです。もちろん、うちの生徒の中でも今まで何人か出会ったことはあります。が、なかなか出会えない。もちろん、全国なので、そんな子が集まってくると言えばそうなのかもしれませんがねぇ。でも、話を聞いているとほんとうに頼もしい。
「他のところでは言えない、ここでしか言えない話が聞きたい」
とか、交流会を知ってる子だからこそ出てくる言葉です。今年の夏が楽しみです。
あ、すでに夏か^^;。
夕方ミーティングが終わったら、京都のメンバーでしばし総括。が、飲みすぎてしまいました。
8時を過ぎたので、テレビをつけました。うーん、また明日も演説か…。

心静かに…

朝、下の子どもが寝室に入ってきたので目が覚めました。7時かよ。今日は寝たいんだよな。でも、二度寝がほとんどできない身体です。なので8時に起き出して、猫の額で朝ごはん。

まぁ、紙面はこうなるわな。
ネットの情報を見ていると、「ある宗教団体」に焦点化されはじめてますね。大学時代にいろいろあったところで、その後あまり見かけないなと思ってたけど、オットどっこい、すんげえことになってたんですね。ほんとに自分の情報収集能力というか、分析力というか、そういうものの欠如を感じます。情けなや。
さてと。でも、今日はおべんきょ成果にかからなきゃなりません。気がつくと〆切がメッチャ近いです。
書き出しは昨日決めたので、その線で。導入部は資料があまりないので、空白だらけだけど、でも、アウトラインが決まればOKです。
今日やりたいのは「起承転結」の「承」の部分です。ここ、今までは「こんなのがある」としか書いてなかったんだけど、ここをきちんと埋めたいなと、今回思っています。書くべきことはわかってるし、キーワードを紹介してくれるペーパーも揃ってます。しかし、かつて卒業生が紹介してくれたセンセのセンセと、こんな形で再会するとはなぁ。いや、すごい人だし勉強になります。
しかし、おべんきょ成果って、少し進んで止まってよそ見して、また少し進んでの繰り返しですね。
昼が来たので、昼ビール。当然眠くなります。なので昼寝。幸せやなと思ってたら、なにやらパートナーが来て相談ごと。しかたなく対応したら
「暗いと見えへんねん。電気つけるね」
と曰って、完全に叩き起こされるなど(;_;)。まぁええけど。
そんな感じで、ネットでいろいろ情報収集しながらも、少しずつ進めて、ついでに〆のところのトランスクリプトをつくってみたりして、6時を過ぎたのでやんぺ。
あとは下の子どもの誕生日パーリーです。
パートナーのお腹の具合を考えて、今日のディナーはそうめんです。うまいな。お酒がすすむ。
なんでも、下の子どもからパートナーにプレゼントがあるんだとか。

なかなかの才能です。なんでもここで買えるんだとか。まだ上がってないけど。
そんな1日。

分析的に振り返る

ようやく来た金曜日です。しかも、今日からしばらくは短縮授業。さてさて、どうするか。
まずは試験返しです。ふだんは試験を返したらすぐに授業をするけど、今回はなんとなくそういう気になりません。このまま授業をやっても、同じことの繰り返しになります。そうだ、紙を配ろう。

紙を横向けに置いて、右下に名前ね。それから、紙を縦横に4等分してね。
左上に「1学期を振り返って」の文章を書く。右上には「2学期へ向けて」の文章を書く。ただし、「感想」はダメ。分析的に書く。「勉強しなかった」「勉強する」は感想。そんなんじゃダメ。うまくいった人は、なぜうまくいったのか。うまくいかなかった人は、なぜうまくいかなかったのか。それが分析できたら、自ずと右側に書くことが決まる。そうやって、分析的に書こう。
書けたら、今度は下半分。ここには集団としての君たちのことを書く。みんな教え合いをしたよね。なのにヒーローが出ることを許してしまった。それはなぜだったのか、どうすればいいのかを、みんなでディスカッションして、その内容を書こう。はい、じゃぁ動いて。

職員室にもどって読んでみると、いろいろ書いてますね。もちろん、分析的ではない子もいるけど、それはそれ。考えること、書くことが大切です。
てことで、4時間目のクラスでも同じことをやってみました。
授業から帰ってくると、いきなり若い衆から
「安倍さんが撃たれた」
と教えてもらいました。
とっさに「あー」と思いました。
これで、一気に参院選の流れが変わるな。そして、改憲へと動くな。そうやって、「死」は利用されるな。そしてもうひとつ。これですべてがうやむやになるな。いや、うやむやにするだろうな。教育基本法を改悪したことも、安保法制の強行採決も、日韓関係を悪化させたことも、アベノミクスで格差を拡大させたことも、そして森友も、加計も、桜も、なにもかも。暗澹たる気持ちになります。
とりあえず、4時間目のクラスのペーパーを読んで気持ちを「平常」にもどそう。
家に帰ってもテレビはひたすら「暗殺事件」です。見る気が起きない。どうせこの後は「功績」だらけなんだろうな。そうやってうやむやにする。
こんな時は「鉄腕ダッシュ」だな。そしてさっさと寝るに限る。

そして日常

金曜日に職場を出るとき
「次来るのは木曜日」
と言ったら、瞬間セクションのリーダーは絶句してたけど、ほんとにそうでしたからねぇ。
てことで、ようやく出勤です。が、眠い。まぁ、昨日が昨日でしたからね。
とにかく出勤して、火曜日の復命書を書いて、机の上にあるプリントをチェックして、職朝です。今日は試験最終日。
1時間目の試験カントクは3年生です。
「昨日飲んでてな。眠いねん。とにかくカントク中、寝んようにするわ」
とぼやくと、教室から笑い声。さらに
「大人だって悩むことがあるねん」
と言うと
「深いなぁ」
と反応されて、こいつらええやつやなぁと。
2時間目は1年生。んー、やめとこ。知ってる生徒はいないわけじゃないけど、たぶん「call and response」が成立しない。まぁ、まだ幼いってことです。
試験が終わったら、組版です。ようやく最後のゲンコが来ました。組んだところで印刷屋さんに電話。すぐにきてくれるとのこと。なので、あわてて目次づくり。さてと、ようやくできた。
てことで、速やかに採点開始。まずは明日の1時間目に返さなきゃならないクラスから。まぁ返さなくてもいいんですけど、わたしのなかでそこの歯止めをなくしてしまうと、とめどなく後ろへずれ込んでしまいそうです。なので、やるしかない。
しかし、貧富の差が激しいな…。
続いてもうひとクラス。こちらも激しいです。
数学2の「図形と方程式」という単元は、ひたすら公式にあてはめるだけの分野です。でも、なぜか点がとれないんですよね。そんな中でガツンと点をとってる子もいたりして、できれば勉強法を披露してほしいなぁ。
その後ノートチェックをして、本日のデスクワーク終了。
お次はリハビリです。関節はずいぶん柔らかくなってるみたいです。でも、自動運動ができてない。これは限界域まで自分で動かす筋トレをしないとダメならしいです。ハードやなぁ。
さて、リハビリが終わったところで帰りましょう。今日はビールを飲んで「クセすご」見て、さっさと寝られる日です。睡眠不足を解消せねば。

馴染み深い地のお座敷→しこたま呑む

今日は午後に岡山のとある中学校でお座敷です。なので、朝は少しゆっくり。
昼前に出動。岡山かぁ。いろいろあったよなぁ。
もちろん2000年に岡山病院に来ました。が、それより前に、日教組教研でAさんのことを話したの、岡山でした。あと、久しぶりに全同教で発表したのも岡山でした。さらに、現役の卵焼き器は岡山で買いました。いろいろ馴染み深い場所です。
岡山で新幹線を降りて、在来線に乗って、迎えに来ていただける駅まで行って、さてどなたかな。おられました。
「では車に」
と言われて歩いていく先にあるのは…。
「ポルシェですか!」
「死ぬまでに一度は乗りたかったんです」
すげぇな。
で、会場の中学校へ。今日は教職員研修です。
なにがおもしろいかというと、人権担当が呼びたいと思っても、なかなかややこしいです。でも、副支店長とか店長が呼ぼうと思ったら、すっと話が通ります。今回は副支店長さんが声をかけてくださったのですが、京都の人間を呼ぶわけで、ほんとにびっくりです。まぁ、月曜日のお座敷は人権担当案件でしたから、それはそれでびっくりですけどね。
早目に着いたので、しばし支店長さんと無駄話。話題は「大学は留年したほうがいい」って話で、ほんとにどーでもいい話です。
ただ、やはりムダは必要なんじゃないかな。
教員に必要な資質はいろいろありますが、そのひとつに「底知れない謎さ」があるんじゃないかと思ってます。ちょうど、底が見えない井戸を覗き込んだ時のような謎さ。そういうのに触れた瞬間「畏怖」という感情が出てくる。
できればそういう謎さを持ちたいとずっと思ってきたし、ムダなことをするときは、子どもたちの手の届かないくらい、子どもたちを圧倒できるくらい子どもらしいムチャクチャなムダなことをしたいと、ずっと思ってきました。まぁ、してるようなしてないような(笑)。
で、時間が来たのでお座敷開始。今日は1時間45分くらい使えるので、少しゆっくりと話ができます。なので、ミッション3をガッツリやりました。聞いておられるみなさんの感情が柔らかい。ところどころで爆笑される方もおられます。うれしいな。たぶん、頭と心が動いてるのかな。
てことで、無事お座敷終了。またまたポルシェに乗せてもらって最寄り駅へ。ここで帰りの新幹線を予約しましょう。ところが、遅れが発生してるらしいです。が、どれくらいの遅れなのかがよくわかりません。中途半端な情報は困ったものです。駅員さんに聞いたら、どうやら遅れは下りだけらしいです。よかった。
新幹線に乗って、京都駅へ。
今日はちょぼやき会の納涼会です。みんなでF尾さんのおうちに集合。なにやら「食べたいものを持ってきて」とあったので、551に寄って食べ物を仕入れました。が、食べ物がすごくある。飲み物もすごくある。まぁええか。
みんなで飲んで食べてしゃべって笑って、10時半頃まで遊んだところで、ボチボチ帰る人が。が、なんとなく帰るタイミングを逸してしまったというかなんというか、気がつくとわたしは0時半までいましたとさ。
まぁええか(笑)。