タイトルを変えるには理由がある

今日は3年生の人権学習の日です。実は時間割変更を依頼するのを忘れていて、めっちゃビビりながらガッコに行ったのですが、特別時間割を組んでもらってることが判明してホッとした1日のはじまりでした。思わず教務部長に
「ありがとう。こうやってなにも言わなくても自動的に進んでいると、メッチャストレスが減るわー。さすがは教務や」
と言うと
「はじめて褒められたわ(笑)」
と言い返されたり。まぁそうですよね。教務ってうまくまわってるのが当たり前で、そうじゃない時に存在が顕在化する。放送と似たところがありますからね。
さらに事務に行ったらプロジェクターが用意されていて、これも感謝です。ほんとにみなさんの支えがなければどうしようもありません。
ちなみに、今日の内容は恒例の「部落差別」です。去年は「でも闘う人がいた」をつけ加えたのでした。今年はどうしようかと思いながら出勤してたのですが、「そうだ、タイトルを変えよう」と思いました。そのためには「入り」をつけたさなきゃ。
まずは
「さぁ!今年も人権学習だo(^^)o」
からスタートしましょう。そして、なぜ人権学習をするのかを、世界人権宣言の授業を振り返りながらおさらいです。
人権学習はみんながハッビーになるためにあるんですよね。なのに、子どもたちは人権学習の日は自分が加害者であることを突きつけられる日と勘違いしてる。いや、加害者であることは間違いないんだけど、それは「みんなが」ハッビーになるために乗り越えなきゃならないものとして存在しているわけで、単に加害者であることを突きつけてもイヤになるだけです。
ただ、みんながハッビーになるためには学ばなきゃならない。その時の題材としてさまざまな人権課題を闘ってきた人をとりあげるとともに、その人権課題に共通する社会構造を見つけること。それが人権学習なんじゃないかと。
なので、タイトルは「部落差別を考える」から「部落差別から学ぶ」に変更です。
そんなこんなでスライドをリメイクしたり、PCやプロジェクターの動作確認をして、午前の空き時間が終了。3・4と授業をして、昼休みは機材セット。10分だすき間があったので、おべんとをかきこんで、再び体育館へ。
そして人権学習スタートです。
「いいかい、みんな、自分が奪われている権利を認識することが大切なんだ。なぜなら、奪われていることが当たり前になると、そのことに気づけなくなるからね。それは君たちだけじゃない。わたしたち教員もまた同じ。そして、その奪われている権利を獲得する。そのために人権学習があるんだ」
ほとんどアジテーションです。でも、みんな、なんか、固唾をのんで話を聞いてくれている感じがします。
その後映像を見てもらって、そのまま部落についての認識度のあたりを話しはじめたところでチャイム。
「ここでいったん休憩ね」
と言うと、みんないきなり「ふー」とか言って脱力してたから、メッチャガチで聞いてくれてたのかな。
休み時間のあとは後半戦投入です。そのまま45分走りきって終了。
疲れた。
でもまだ機材の撤収と感想文読みが待ってます。ほんとは走りたいけど、走ったら今週のスケジュールが崩壊します。これから3週間はガマンですね。
3クラス感想文を読んだところで定時が来ました。よし、帰ろう。角打ちに寄ろう。
角打ちに行くと、いつものおじさまたちがしょーもない話をしておられます。ホッとします。今日はフロアのおじさまたちと同じテーブルで飲もうかな。
とりま、日本酒と鶏天。

うまいわー。もうあと半分飲もうかと思ったら、おじさまが
「出したるわ。ただし半分と違ごて1杯やぞ」
とのお言葉。ありがたくいただいていると、これまたいつものおじさまが来られて、もうひと盛り上がり。なので、さらに半分飲もうと思ったら、おじさまが
「出したるわ」
とのお言葉。ありがたくいただいたところで閉店時間になりました。
「おねぇさんは390円ね」
安いわ…。
さぁ、帰ってビールをもう一杯飲もう。明日への活力です。