なぜか毎年、とある雑誌に原稿依頼する人を3人推薦する役割を担っていたりします。ただ、今年はそのもとになる集まりがなかったので、「知っている実践/人」を推薦してほしいと言われました。ひとりはあっさりとOKをもらえました。あと2人…。
ということで、連休初日の昼にOさんと会うことにしました。問題は、場所です。なにしろ食べ物屋は食べ物しか出てこない。連休初日の昼に、なんぼなんでもそれは悲しい。これはコンビニ→公園パターンか?と思ったところで、ふいに気づきました。
「会いに行けばいいじゃん!」
だいたい、こちらが用事があるのに来てもらうのは失礼というものです。
ということで、京都駅から2駅乗って、Oさんの地元へ。駅に直結している食べ物屋さんに入ってみました。
「あの?ビールはありますか?」
とおそるおそる聞くと
「ありますよ」
という、あたりまえの答が返ってきました。これがあたりまえでない社会に自分がいることに、あらためて驚きました。
で、昼ごはんを食べながら交渉開始です。「とある雑誌」は、基本的には「実践」を要求しています。が、なかなかそれもむずかしい。というか、課題が変わるとやりかたが変わったりもするので、要求通りの原稿があげられるわけじゃないんですよね。で、今回お願いしているのは「教員の変わり目」にかかわる原稿です。簡単に言うと、教科が変えた人です。担当する教科が変わると、風景が変わる。そこで気づいたことを書いてほしいと思いました。すでに充分にベテランの域に達している人が、あたかも新採のような立場になったときに、だれも知らない世界がそこにあるんじゃないかと思っています。そういう世界を教えてほしいなと思います。
で、いろいろ話をして、ようやくOKをもらえました。もっとも、Oさん曰く
「いつきさんと会うと決めた段階で、すでに断る選択肢はなかった」
なるほど…。
ということで、あとひとり…。