冷えたビールに集約された1日

今日から期末試験です。ここまで長かった。
てことで、午後は久々のお座敷です。向かうは北摂地方の高校です。ちなみにこないだの打ち合わせは今日のためでした。
ガッコに着いて
「まずは校長室」
って言われて、やはりビビりました。が、校長さん、フランクな方でした。なんでも全同教佐賀大会のお座敷を聞いておられたんだとか。
「あんなノリでええんですか?」
と聞かれて
「ええねんええねん」
と返した方らしいので、安心です。
ちなみに、小中高で一番反応がいいのが小学校です。次が中学校で、一番反応が鈍いのが高校です。それはうちのガッコも同じです。さらに地域でいうと、大阪の反応が一番悪いです。それは単に「レベルが高い」からです。てことで、今日は苦手なパターンです。
まぁいいや。あとは野となれ山となれ。
で、お座敷スタート。はじめのうちは、あまり反応がよろしくないです。とくにベテランの方が値踏みする感じですね。まぁそれはわたしも同じか(笑)。ただ、今となってはわたしのほうがベテランだったりする可能性があるんですけどね(笑)。
ところが途中から反応が変わってきました。ネタに少しずつ反応が返ってきて、確実に聞いてくださってることが伝わってきます。するとわたしも元気になるというものです。
「みなさん、このネタ、わかってますかー」
「わかってますよー」
すげえな。こういう反応はあまりないです。うれしいな。
そんな感じで1時間50分走りきりました。
職員室に帰っていかれるみなさんの顔が笑顔なのがうれしいです。
「情報量が多くて、笑うヒマがなかったです(笑)」
「すみません。てか、「お前の話には間がない」って言われるんです」
みたいな会話。
その後、なぜか校長室でよもやま話。まぁ、府立人研で事務局長やっておられた方なので、そうなりますわな。

で、せっかく来たので、近くのムラを案内してもらうことにしました。なるほど、ムラの南端で道が大きく下がってますね。もとは向こうは湿地帯だったんだとか。てことは、その境界線にムラがあるってことですね。
それにしても大きいムラです。そして、改良住宅が古い。ということは、それくらい前から運動をし施策を勝ちとってきたってことですね。
ちなみに、ここのムラの中学校区は2小1中ですが、その3校が一体化してるんだとか。そういうとりくみをしている根底には研究者が入っているんですね。
ちなみに、支部におジャマしたら、女性部の方がおられて、なぜかわたしのことをご存知でした。わけわからん。
そんなこんなで楽しくムラとその周囲を案内してもらって、とうぜん喉はカラカラです。てことで、隆盛に入りました。いやぁ、いい感じのお店です。ここでキンキンに冷えた生ビールをいっぱい。ちなみにサッボロです。うまいです。なのでもういっぱい。アテはホルモン炒めかな。最高です。
そんなこんなで8時まで楽しい時間を過ごして、さてと帰りますか。

「語り」をどうとらえるか

なんで『マンゴーと手榴弾』を読んでるかというと、もちろん「語り」をどのようにとらえるかってことを考えなきゃならんからです。で、『マンゴーと手榴弾』の前は『ライフストーリーになにができるか』を読んで、その前は『ライフストーリー論』を読んで、その前は『セクシュアルストーリーの時代』を読みました。
もちろんこれだけの本でどうこういうのはまったく不充分なんですが、でもまぁとりあえず、まずはここで一段落です。
さて、「対話的構築主義」でいくのか、それとも「鉤括弧をはずす」のか。「「トランスジェンダーの学校経験についての語り」をどのように語ったのか」という分析をするのか「トランスジェンダーの学校経験についての語り」を分析するのか。
わたしの前にあるのは10人の貴重なインタビューデータだけです。それは、あの時あの場において、わたしとの関係で語られたものであり、同時に語られなかったものです。後に別の場で別の人に対しての語られたら、また別の語りになるってのは、そのとおりでしょう。ただ、だからといって、「時間/場所/相手によって語りが変わる」=「事実であるかどうか担保できない」と考えるのは違います。極めて主観的ではあるけど、その時その場におけるわたしとの関係においては「事実」なんだと思います。もちろん、時間的空間的背景は考えなきゃならんにしても、神様(笑)にしか知りえない絶対的な真実を求めるのはきっと違う。言い方を変えるなら、ある出来事をめぐって、さまざまな人にインタビューして、その場における「真実」を追求することをしたいわけじゃない。
まぁでも、こんなことは、みんな悩んでいることなんだろうなぁ。いや、すでに解決済みなのかな。まぁフルボッコ大会の呪縛ってやつですね。だからこそ、達成感は1ミリもない(笑)。

それにしても、基本的に何もない土日は楽です。こんな時間を過ごせるとはなぁ。

いろいろ仕入れる→「フェミニズム×トランスジェンダー」

土曜日の朝は猫の額のゆらゆらからはじまります。朝ごはんのあとは『マンゴーと手榴弾』を読んだり。おもしろいな。とにかく勉強です。

この間、いろいろ考えてきたけど、必要なものは必要と割り切って仕入れることにしました。
まずは、8月いっぱいは右手が使えなくなることを見越して準備をせねば。もちろん、右手が使えなくなるといろいろ不便ですが、それを軽減するための8月でした。が、ふと気がつきました。クリッカー、どうすんねん。たぶん右手で持てません。左手で操作するとしても、マイクをどうするか。悩んだ末リングマウスを導入することにしました。でも、写真を見たら、みんな指を曲げてるな。どうなるかなぁ。
さらにブルーレイレコーダーが壊れたので買い換え。そうか、ソニーはそんなに悪化してるのか。しかたないです。パナソニックかな。
そうそう、猫の額に電源がほしい。いや、フル防水コンセントがあるのはあるのですが、そこへのアプローチがすごくややこしいんですよね。だから、延長コードがほしい。ただ、屋外だから防水じゃないとダメです。ところが、防水型の延長コードは差し込みのまわりが円形なので、防水コンセントにさせない可能性が大です。どうする?こんなのがありました。が、コードが短い。やはり2mくらいほしいです。ちなみに、10mあると、それはそれでジャマです。これで延長かな。まぁ来週土曜日はこのあたりを常設してゆらゆらできるでしょう。

午後は「フェミニズム×トランスジェンダー」を視聴。
実は、主催者の金友子さんから直々にお誘いがあって、これはぜひとも聞きたいなと思っていました。ただ、今日はもともと某在日外国人教育関係の会議が入っていて断念かなぁと思っていたのですが、会議がなくなったので、これはラッキーと申し込みました。
スピーカーは岩川ありささん。クィアスタディーズとかフェミニズムとか関連の話になるのかなと思ったら、そうでした。中でもインターセクショナリティは「広げていくこと」っていう提起がおもしろかったかな。例えば、黒人を語るときに、語られていなかった黒人女性へと広げること。黒人女性を語るとき、語られてこなかった黒人女性のレズビアンへと広げること。黒人女性のレズビアンを語るとき、語られてこなかった黒人女性のレズビアンの障害者へと広げること。そういうふうにしてトランスジェンダーのことも考える。
もちろんあたりまえのことなんだけど、あたりまえのことをあたりまえに話すことでわかることがあります。「微細な差異に敏感になること」というpdfはインターセクショナリティを念頭に置いて書いたけど、まぁあれはキワモノですから、こちらが本筋なんでしょうね。今後もおもしろい企画があるみたいなので、楽しみです。

まぁ、そんな感じの1日。

高いととるか安いととるか

さすがに母親も高齢化しているので、実家の掃除がなかなかできません。かといって、わたしができるかというとできるわけもなく。となると、お金を払ってやってもらうのが一番いいということになります。
ということで、ダスキンに見積もりを出してもらいました。
いろいろ部屋を見てもらって、うんうん言いながら金額を出していかれます。最終的に出された金額は数万円。見積もりを出された方は「高くなってしまいますが」と言われましたが…。
確かに、その金額そのものは決して安価とは言えません。が、そこにかかる労力と人件費を考えたら、そしてなによりもダスキンに頼むことによって軽減されるわたし(たち)の労力を考えたら、とてもではないけど「高い」とは言えないですね。
なんか、そんなことを考えると、どれほど「人」が安く見積もられる社会になったのかなと、なんか残念な気持ちになりますね。

で、せっかく早く帰ってきたので、久しぶりに骨密度を測りに行きました。

測定日 数値(g/cm2) 同年代女性(%) 若年女性(%) 同年代男性(%) 若年男性(%)
2011/04/01 36.6
2012/05/11 120 112 98 95
2012/11/22 0.737 97 95
2013/04/01 0.749 125 116
2013/11/11 0.718 120 115
2014/05/26 0.752 127 116
2014/11/04 0.760 128 118
2015/12/21 0.763 130 118
2016/12/26 0.732 125 113
2017/06/26 0.736 127 113
2018/02/13 0.730 126 112
2018/08/27 0.742 130 114
2019/07/04 0.722 97 93
2021/07/02 0.721 97 93

お医者さん「大丈夫ですね」のひとことです。
てか、それよりも、先日の決断をパートナーから聞かれたとかで「痛いですよ~」と脅すことの方がメインになったり。
い「あの人、笑顔で手術しそうなんですよね」
医「そうそう、笑顔で「痛いかなぁ」とか言いながらね」
い「なにせ、地顔が笑顔ですからね」
医「(笑)」
相変わらずファンキーなお医者さんです。てか、外科系のお医者がファンキーなのか…、
あ、精神科医もな…(笑)。

それでも少しのんびり

朝、職場に到着すると、机の上に生徒用と教職員用の「人権教育だより」がおいてありました。若い衆がつくってくれたみたいです。なので、校正→修正→プリントアウト。あとで印刷しましょう。メールチェックすると、マークシートのpdfが送られてきてました。
「数枚天地がひっくり返ってます」
おいおい。それはないでしょう。まぁでも再度送ってもらうより自分でやったほうが早いな。天地がひっくり返ってるのを抽出して180°回転。元ファイルから抽出したぶんを削除。回転したのを結合でおしまいです。リーダーにかけるときれいに読み取ってくれました。
それにしても、塗りつぶさずに○をする生徒、必ずいますね。担任さんが念押ししないとアカンのやろなぁ。
で、ひと息ついて、しばし読書。今日のうちに読んでしまいたい。てか、いつまでも本を読んでたらダメなんですけどね。でも、フルボッコ大会の呪縛が残ってます。
授業はサクッと2時間。両方とも取り出しです。
しかし、取り出しをすると、子どもが解く過程をしっかり見られますから、どこでつまづいているのかがよくわかります。
例えば分数の計算が苦手な子。まぁ、なんでも東大生もできないらしいから(笑)、しゃーないか。でも、分数ができなかったら、直線の方程式、特に2点を通るヤツと垂直ができなくなるんですよね。
あるいは移項ができない子。どんな時に符号が変わってどんな時に割り算になるのかが混乱してます。こうなると、方程式はほとんどがワヤになります。どう説明しよう…。
「あのね。足し算とか引き算でつながっている、こういうひとつひとつを「項」っていうんだよ。この「項」を動かす時は符号が変わる。でね、xとかyにくっついてる数字を「係数」っていうの。これを動かす時は分数になる」
項とか係数は1年生のはじめにやるんだけど、それが定着してないんだな。てか、あれって整式の見方なんで、メッチャ大切なんだけどなぁ。
あと、苦手な子に多いのが、自分の解き方をしようとする子ですね。
「せんせい、ここがこうなってたらこうなるって覚えたらええんやろ」
「あのね。必ずしもそうはならないから、「図を描くこと」って言ったんだよ。もう試験前だからね、とにかく言われたことを忠実にやったほうがいいんだよ」
もちろん自分のやり方を見つけることは大切です。が、苦手な子がそれをやると、とんでもない間違いになる。ちなみに得意な子は、とりあえず言われたとおりにやります。そして解き方の標本数を多くしたところでパターンを見つけていく。まぁ標本数の問題ってことです。
そんかふうにして2時間過ごすと、けっこう疲れます。
職員室に行って、書類仕事を忘れてたことに気づいて、コチョコチョやったり。疲れたところで読書。
まぁそれでも、ここ2週間の人権学習ウィーク&出張&芝居の裏方補助を過ごしたから、今日は少しはのんびりできたかな。

久しぶりの観劇

今日は団体鑑賞で演劇鑑賞です。とは言え、体育館で1学年ごと、1時間の設定です。まぁ、文化祭の演劇のためのヒントにしてもらうものですね。
なんでも、劇団の人は11時くらいに到着されて、そこから仕込みをされるとか。ちなみに、機材はすべて持ち込みです。ということは、おそらく体育館の電源だけではまかなえない。えーと、仮設の電源をひいてくるってことですね。誰がやるかというと、わたししかいない(笑)。
てことで、12時に授業を終えて、そこから大急ぎで隣の校舎から電源をひっぱってきました。ちなみに、ひっぱろうと思うと、やはり安全のためには空中配線をしなきゃなりません。授業中なので、もちろん生徒は使えない。ひとりでやるしかないですね。それでも15分ほどで引き終えました。
で、舞台を見ると、明るい。そうか、袖のところの窓から光が入りまくりなのね。てことで、暗幕張りです。これもひとりでやるしかないですね。小一時間、そんなことをしていたらヘトヘトになりました。
なので、昼休み~5時間目はレスト。6時間目にようやく芝居を見に行く気になりました。
なんでも、今日の芝居は今日のためにつくったオリジナルのものだとか。30分ほどの芝居ですが、おもしろい。さすがプロです。なんというか、主人公が最後まで出てこない。いや、ほんとうにまったく出てこないんですよね。まぁ、「ゴドーを待ちながら」みたいなものです。知らんけど。
教職員劇もこんなのできたらおもしろいだろうなぁ。

「このまちが好きだから」

今日は午後から出張です。せっかくなので、午前は年休をとりました。
さて、なにをしようか。本を読もうか、それとも明日が〆切の書類を書こうか。でも、3時間では書けないなと思ったので、S藤さんに「断念メール」を送ったら、「これから書くメール」が来てビビりました。まぁ他にも使いまわしができるから、ダメ元で書こうかなと。てことで、午前は書類をつくりました。が、やっぱりムリでした。
とりあえず昼ごはんだ。

なるほど、辛い。てか、熱い野菜を食べると辛さが増します。うーん、今日は卵を入れましょう。
で、出発。今日の主張は現地研修です。案内人は藤尾さん。が、諸般の事情で街歩きはなし。その代わりに藤尾さんから街についての説明を聞いて、講演のあと、自主街歩きということになりました。
で、講演。
藤尾さんの話は前に批判的に聞いたけど、今日はどんな話をされるのかな。なんでも、学校の教員向けバージョンなんだとか。
もともと藤尾さんの話は、人権学習の大切さを、自分の経験と照らしあわせて話されます。どう大切かというと、人権学習で人生が変わるんですよね。それくらい大切なんですよね。で、そうやって変わった藤尾さんが、また他の人を変えていく。でも、決して変えようとしない。変わるんですね。そのために、ものすごくていねいなとりくみをされます。
で、後半は、そういう藤尾さんのライフストーリーです。これがないと、おそらく「なぜ」が伝わりません。それにしても、2時間かかる話なのに、あと45分しかないぞ。どうされるつもりかな。
と思ったら、なんとなんと。被差別体験のネタをバッサリ削られました。やるな…。そして、さっくりと結論へ。見事に時間内に収められました。ライフストーリーはもったいないけど、でも、前半が聞けたのがよかったし、そこが教員にとって必要なところなので、ありですね。

で、当然のことながら「友だち特権」で、若い衆とかAっちゃんとかと一緒に少しだけ街歩き。それにしても、「負けてたまるか」の石碑の裏側にある解説を藤尾さん、ご存じなかったとは(笑)。
その後、若い衆と角打ち→ストーンズのお決まりコースです。藤尾さん、ここもつきあってくださいます。ありがたい。ここではカミングアウトをめぐる話で盛りあがりました。まぁ、カミングアウトをめぐる話になると、それぞれがカミングアウトをするわけで、わたしも同僚に「実はトランスジェンダーで」とカミングアウトしたら笑われました。そりゃそうだ。
ストーンズが終わったら、藤尾さんは離脱されたけど、もういっぱいだけ呑みましょう。ということで、コンビニでストゼロを買って、少しだけクールダウン。楽しい一日でした。

久しぶりの生音

朝、とりあえず感想文の入力です。音声入力えらい!早い!不正確だけど。
で、残り1クラスだけまだ感想が出ていないので、もらいに行ったら「すみません、まだ感想文を書いてもらってないんですよ」とのお言葉。まいったな。早く子どもたちに感想を返したいんだけどなぁ。そのために、先週必死で読んで入力したんだけどなぁ。もしかしたら、それで来年度の仕事のための書類を書くことができなくなるかもしれないってところまでがんばったんだけどなぁ。
でも、しかたないです。人権学習に対して、そういうこだわりを持っているのは、わたしのこだわりですからね。他の人には強制できない。
てことで、昨日少しは進めたゲンコの続きをしますか。昨日、あらかたできたので、今日は文字の調整だけです。あーしてこーしてこーやったら、いちおう収まりました。うーん、もともと書こうと思っていたことと少しズレたけど、まぁいいか。まだ先は長いです。
ちなみに、今号は「92年度卒業生」さんに登場してもらいました。あの人、とても鋭いんですよね。そして、よく観察している。んー、ここ読んでるかなぁ。まぁまたメールしましょう。前のメールのやりとり、返そうと思ったままになってるからなぁ。

授業の方はと言うと、片方のクラスは試験範囲+αを終えたので、今日から「取り出し」です。「取り出し」のポイントは、プライドを捨てることです。もう少していねいに言うと、数学が苦手である自分を受け入れることです。そういう自分を受け入れることでレジリエンスが生まれる。それが点数へとつながります。
知らんけど。
でも、前回すんごい点数をとった子が、教科書の問題をすらすら解いてたから、まぁええんとちゃうかなぁ。これがテストの点に結びついたらいいんですけどね。

で、午後に年休をとって大阪へ。
今日は友だちのY子ちゃんがオーケストラをバックに歌います。大阪は、今となってはちょっと遠いけど、せっかくの機会だから行くことにしました。
感染対策をとっているとのことで、えらいものものしい消毒とかしてますけど、指定された席は超過密なところです。いや、隣の席をあけないんだ。でも、中央の前の方だから、メッチャいい席です。ありがたい。
やがて開演。まずはオーボエの「A~」からです。チューニング聞くの、好きです。なんか「はじまるなぁ」という感じ。そして、チューニングは生じゃないと聞けない。そしてオープニング。
いいなぁ。もともとオーケストラ好きですからねぇ。それにしても、ほんとうに久しぶりの生音です。いつ以来だろう。大学の頃かなぁ。いや、ここに所属していた頃かな。そういや、ここのステージに立ったことあるわ。そういや、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」の自分のパート、全曲暗譜したなぁ。
そんなことを思い出しながら、しばし音の世界にひたるなど。
なんだろう。周波数特性とか、そういうことを考えなくてもいいですね。これが音なんです。それがコンサートですね。そして、残響がいい。
やがて、Y子ちゃんの出番です。選曲は「恋とはどんなものかしら」です。モーツァルトの「フィガロの結婚」ですね。好きなオペラです。そして、この選曲、Y子ちゃんらしいです。少し線の細い声だけど、すんごい透明感のある声ですね。ヴェルディなんかにはあわないけど、ドイツ・オーストリア系の音楽にはぴったりなんじゃないかな。
その後、なかなかな迫力の方々が登場。ガタイがいい。ソプラノはガタイがよくないと歌えないからなぁ。Y子ちゃん、華奢だから、タイプが違いますね。で、ガタイがいい人は、やはりイタリア系ですね。なんかもう、張る張る。だんだん疲れてきます(笑)。
第2部はボーカルの人も出てきます。マイクを通した声に少し違和感が出てくるのが、こういうコンサートなのかな。ちなみに、スピーカーはElectro Voiceです。やはりいい音ですね。
で、第3部。再びY子ちゃんが登場。今度はヘンデルです。ホッとします。やはりこういう感じがいいなぁ。
で、最後の人は、プロフィールを見ると、ガチの感じです。で、歌いはじめられた瞬間、「やはりガチだわ」と、すぐわかりました。いや、すごい。でも、ヴェルディは強烈ですね。
まぁそんなこんなで、あっという間の3時間でした。てか、3時間をあっという間に感じたんだから、やはり楽しんでいたんだな。なので、こんな機会を与えてくれたY子ちゃんに感謝の夜でした。

歴史は繰り返す・トランスジェンダー生徒交流会

もともとは緊急事態宣言中に予定していた今年度最初の交流会ですが、さすがにまずいかなということで、今日に延期していました。もっとも、まだマンボウ中ですが、感染対策をしっかりやればいいかなと。
おとついあたりから「メニューをどうする?」って話がまわっていたけど、今回はパスタで攻めようかと。フライパンとカセットコンロを持ち出して、小さい子どもたちにナポリタンをつくってもらいましょう。
で、集合場所に行ったけど、誰も来ません。11時半になったけど、誰も来ません。しかたないからビールでも呑みましょう。12時前になったところで、ようやくひとり来てくれました。てことで、久しぶりにわたしも働くハメになりました。でも、そこからだんだん人も増えはじめて、みんなで涙を流しながら玉ねぎを切ったり、ピーマンを切ったり。
ナポリタンをつくりはじめると、おもしろい。やはりピーマンが嫌いな子はピーマンを入れずにつくるのね。あと、フライパンはやはり小学生には重いみたいです。保護者さんが一緒になってつくってくれていました。でも、子どもたち、けっこう喜んでいたんじゃないかな。
そんなこんなで3時前まで遊んで、恒例の話しあいタイムです。とは言え、子どもたちはなかなか自分の話ができない。保護者さんが代わりにいろいろ話してくれます。そんな中で、ひとりとても気になる子がいました。なんだろう。自分がいたい姿でそこにいない。まわりの目を気にしながら、まわりからバッシングされない姿でそこにいる。ものすごく「安全側」に振ってます。こんな子、いたよな。Mちゃんだ。なので、Mちゃんに少し話をしてもらったり。わたしも補足でこの日のことを話してみたり。なんか、思わず涙が出たのですが、まわりからは冷やかしの言葉が飛んできました。
それにしても、「なにもなく」過ごしている子が、ふとした時に壁にぶつかる。そのダメージはきついですね。まぁわたしたちみたいな壁にぶつかりまくってきた人間だったら、常にガードを固めているから、壁にぶつかってもそんなにダメージはありません。が、「なにもなく」過ごすことができている子はガードの固め方を知らないから、ダメージが大きい。久しぶりに子どもの涙を見る交流会でもありました。
その後、サポーターのおうちへ。ここで軽く呑み。でもマンボウ中だから、さっさと切り上げましょう。てか、明日は月曜日だ。
いつものようにK川くんに送ってもらったけど、なんと、寝ませんでした(笑)。

書けない

今日の午前は組合の定期大会です。役まわりは今年も議長です。なぜわたしが議長になるかというと、執行委員ではないからです。いちおう女性部長(笑)はやってるけど、諸般の事情で執行委員はやらないことにしています。当然執行委員は議長にはなれないので、結局わたしのところにまわってくるということです。今年はハイブリッドでやるということでどうなるかと思ったけど、そのあたりはなんとかクリア。
大会の方はつつがなく進行したけど、ひとつだけ「やっかいなこと」が勃発しました。なんと、議長が修正動議を出したという。委員長曰く
「委任状は「議長に対して委任する」ってなってるから、執行部が×を出しても、議長が◯といえば通ってしまう」
なるほど。そうやな。まぁでも内容がこの間の訪問にかかわる話だったから通りました。よかったよかった。
定期大会が終わったらAっちゃんと軽く呑み。ダラダラしょうもない話をして、おうちへ。
夕方からおべんきょ仲間とのおべんきょ会です。今回は、近況報告+今後のおべんきょ会のこと+データの読みあわせでした。
なんでも、このデータ、政策提言に使うんだとか。問題は、どんな感じで使うかですよね。単に「こんなデータがあります」ではもったいないですね。やはり、インタビュー対象者の中にあるさまざまな規範を明らかにすることを通して、それが政策の中にもあるってことを指摘し、「だからこそこの提言は妥当なんだ」ってやったほうがいいんじゃないかなぁ。まぁそんなことを思ったので
「わたしたち(笑)研究者としては」
と口走ってしまったり。
そんな感じで充実した一日を過ごしました。
が、ゲンコと書類が書けない。うがー…。