平常運転

今日から時差登校&40分×6限(7限)になります。なんか、身体がすっかり40分授業になってます。まぁ50分でも40分でも変わりはないのですがね。
それにしても、なんかピリッとしません。まぁ、わたし自身ピリッとしてないのですが、子どもたちがなぁ。とにかく欠席が多い。担任さんに聞くと、みんな体調不良なんだとか。まぁそれならしかたないとも言えるけど、でも、明らかな体調不良はしかたなしとして、「ある体調を不良であると感じるかどうか」はメンタル的なところもないわけではないですからね。

ちなみに、わたしもけっして絶好調というわけではありません。じゃ、好調かというと、そういうわけでもない。なので「体調不良なので」って言って言えないことはないんだけど、そう言わないだけのことです。
てことで、授業がはじまるまで読まなきゃならないペーパーでも読みますか。読んでるうちに「あれ?」って引っかかりました。「性的逸脱行為」って言葉があります。「逸脱?」。こんな時はKうさんに聞くに限ります。
「性的逸脱行為って使います?」
「使うこともありますよ」
そうなんだ。逸脱かぁ。逸脱なんて、逸脱行為を定めることによって正常が構築されるわけで、そんなの社会的な問題じゃんって思うのですが、おそらく(精神)医療の世界では、そうやって構築された「正常」からはずれた行為を「逸脱」としてあつかってるんだろうな。ウロボロスです。
で、ピリッとしない授業をさっくり終えて、「そうだ!」と思い立って「ハンセン病問題の施策提言のための自主ゼミナール」の動画を見ようかなと。ちなみに、第1回のスピーカーは神父さんとこの間メッチャお世話になった太田さんです。
で、神父さんの話を聞きながら「ん?」ってなりました。むかーし「GIDしずおか」に呼んでいただいた時にお会いしてるんですよね。
いろいろ途中でジャマ(笑)がはいりながらも、おふたりの話を聞いて、いろいろ考えました。
「ハンセン病の隔離政策に加担したという意味では加害者。しかし加担させられたという意味では被害者。だから当事者であるという意識を持つ」
というのは、わたしにとっては新しい観点ですね。
2年生の人権学習のネタをひとつ増やさなきゃならんので、ハンセン病をやろうかなぁ。ただ、やるためには「なぜ」ってのを自分の中に落とし込まなきゃなりません。
しばし妄想をふくらまさなければ。
そんな感じで定時が来たので帰りましょうか。
帰りの電車でもペーパー読み。逸脱なぁ…。