怒りに触れる

朝イチ、在日の生徒のオモニが来校されて、いろいろ話。その中で、来年度以降の話になったり。
「仕事がなかったらここにいます」
みたいな話をしていたんだけど、オモニ曰く。
「センセは現場の人やろ」
なんかうれしかったな。
もちろん、どこだって現場です。ただ、小・中・高は現場の中でも最前線です。教室は鉄火場です。オモニは「そこの人」って言ってくれたんだな。
そんな1日のはじまりでした。で、授業は滞りなく。てか、片方のクラスでは、もしかしたら人生で最後になるかもしれない「変態は世界を変える」の話をしてみたり。
あとの時間は連休明けの出張のための時間割変更に走りまわるなど。
今日の帰りはリハビリがあるので車です。ちょうど日本酒がなくなったので、行きつけの酒屋さんに行きました。当然のことながら
「たいへんですね」
と声をかけるわけです。すると、ふだんは穏やかなお兄さんが、いきなり吐き捨てるような口調になりました。
「1年間、なにをやってきたんや。あぐらかいてんのか。自民党なんてつぶれてしまえ」
そうだよな。去年のGWも緊急事態宣言で飲み屋は時短営業で壊滅的でした。でも、それでもお酒は出していた。そう言えば、東京の感染者数は30人とか書いていましたねぇ。そこから1年かけて、事態は悪化するばかりです。そして、今年のGWは酒類販売禁止です。お酒屋さんはつぶれてしまいます。
もう一軒の行きつけのお酒屋さん。
「倉庫にお酒があふれかえってるんですよ」
ちゃんとしたお酒は冷蔵庫に保管しなきゃなりません。だから、その保管はコストがかかる。
「みんな一升瓶とか、買わへんしねぇ」
え?買わないんですか…。
どうやら一升瓶はお店屋さんが買うらしく、たいていの個人客は4合瓶を買うんだとか。4合瓶って、呑みきりサイズだと思ってた^^;;。
みなさん、この状態はcovid-19のせいではなく、人災だと思っておられる。だからこそ、静かな怒りがそこにある。教育現場にはない、そういう怒りに触れることが現実を見ることにつながる。

猫の額の使い方

今日は雨。なので、朝ごはんの時の「向き」が少し違います。

その後羊の肉を買いに行って、昼ごはんはジンギスカン。

雨の日の焼肉は楽しいです。てか、キャンプ・リーダーやってる時も、なにげに雨の日が好きでした。なんか、雨の日のテントの秘密基地感がいいんですよね。
上を見ると、屋根の上をカタツムリが歩いてます。

食後は読書。

でも、寝ちゃいました。なので結果的に昼寝か。パートナーがタオルケットをかけてくれてました。優しいな。
そんなふうな、ダラダラした1日。
そういや、今日は4.29か…。

やられた

今日は午前に3連発。その前にやらなきゃならないことがあるので、行きの電車の中でタスクリストをつくるなど。朝イチしんどいなと思ったけど、なんとかほぼやりきれました。やはり、昨日の夜の「てんやわんや」がダメでした。まぁでもやりきれたのは、時差登校のおかげですね。
で、3連発をこなして、おべんと食べたら出発です。今日は「朝田善之助記念館」に行ってみようかなと。駅までテクテク歩いて…。ふと不安になったので電話してみると…。
「緊急事態宣言が出たので閉館しています」
とのこと。やられた…。まぁでも連休明けに行けそうなので、そこで行くことにしましょうか。
しかたないので、テクテク歩いてガッコにもどると、みなさん「あれ?」な顔です。まぁしゃーない。
突然時間ができたので、まだ残っていた仕事をしましょうか。
放課後、なんとなく「走ろうかな」という気分になったので走ることに。幸い雨は降っていません。
走りはじめると、運動部の子がいろいろ声をかけてくれます。まぁ、半分は冷やかしというかおちょくりなんだろうけど、それはそれでいいでしょう。無視されるよりいい。
で、家に帰って体重を測ると、なんとなく減った気がします。よかったよかった。

夜、報ステを見ていると、福井の40年越えの原発再稼働を、福井県知事が容認というニュース。一基25億円の交付金なんだとか。また札束でほっぺたを張るわけね。嫌らしい政府だよ。

てんやわんや

今日は午前にリハビリ診察です。今回が最後です。なので、リハビリもここから14日で最後になります。
長かったなぁ。
まぁまだ完全に元通りなわけではありませんが、それでもずいぶん動くようにはなりました。ほんとにお医者さんや作業療法士のみなさんのおかげですね。

で、午後は今年度最初の会議です。えーと、メンバーの入れ替わりは…。去年からの残留が6人か…。てことは半数以上が入れ替わり。若い人が増えたかな。みなさんマジメそうだけど、どうなるかなぁ。まぁとにかく継承しなきゃならんことは山のようにあるはずで、それらを伝えていかなきゃね。
とはいえ、おそらくはじめてこの会議に参加した人は「参加の仕方」がわからないはずです。しかも、司会者もはじめての人に入れ替わることがあります。そんな時は、会議の進め方もわからない。だから、そのあたりをていねいに伝えなきゃなりませんね。
まぁそんなこんなで、それなりに気をつかう会議でした。

で、家に帰ってのんびりしようと思ったけど、ひっきりなしになるラインの着信音はきついな。ふたつのグループでディスカッションが動いてるらしい。さらに、SMSの着信があって「電話していいですか?」と。えーと、メールの返事も返さなきゃ。
なんでこんなに同時並行で動くんだ?やろうと思ってたことがなにもできない。2時間ばっかてんやわんやの時間を過ごしました。
疲れた…。

やはり…

朝起きるとしんどいです。そりゃそうです。昨日、Sゃ納さんと呑んだワインの本数は、ざっくり3本です。ひとり1リットルです。なにより眠い。
幸い、時差登校だのなんだので、朝イチの授業がないから助かりました。
午後になっても眠い。まぁしかたないです。
放課後は山間の町に出張です。若い衆の車に乗せてもらってるので眠くてもなんとかなります。
山間の町では、地域や中学校との連携です。ちなみに中学校の支店長は友だちだったりします。ここで昔話をダラダラするなど。
結局、ガッコにもどったら6時前。
でも、おべんきょする前はこんな感じだったよなぁ。

それにしても、右肩が筋肉痛です。これは山菜とりの影響だな。

贅沢な昼下がり

朝、ふと思いついて山菜採りに行ってみました。どうも、何年か前の台風で「沢」のあたりが倒木だらけになって、山菜がなくなってしまったんですよね。ただ、あれから数年たったので、もしかしたらと思っていったのですが、やっぱりほとんどありませんでした。が、少しはあったのでよかったよかった。
せっかくなので、さっと湯がいたのを母親のところに持っていくなど。
で、午後はSゃ納さんプロデュースの「おべんきょ成果提出お祝い会」です。うれしいな。しかも今回は「なすんじゃソンセンニム」のキッチンで韓国の宮廷料理の会なんだとか。もう、期待が高まるばかりです。ちなみに、なすんじゃソンセンニムとは1年ちょっと前に崇仁新町でお会いしています。
ちょっと迷ったけど、なんとかキッチンを見つけてノックすると、出てこられたのはお子さんのチェミョンさん。ちょっとファンキーな感じです。で、テーブルの上を見ると、こんな感じ。

すごい…。
メニューは「白菜キムチ」「きゅうり新玉ねぎキムチ」「トマトナムル」「筍・蓮根・玉ねぎチャンアチ」「チョグ焼」「チャプチェ」「蒸し豚(あみ塩とコチジャン添)」「ソゴギチョンゴル」「ネギのジョン」です。
まずはビールで乾杯。プレモルの香エールというのがうれしいです。どれから食べようか…。
と、このチョグがいいチョグなんだとか。なんでも、日本でとれたのも売ってるけど、韓国の西海岸でとれるのがいいんだとか。
「頭に星の形のうろこがあるよ」

なるほど。ひとくち食べると、ほどよい脂です。こんな味なんだ。おいしいなぁ。なくなっていくのがもったいない(笑)、とにかく、頭の身まで残さず食べつくしましょう。
チャプチェはものすごく優しい味です。
「コショウの香りが少しするのがいいんですよ」
とのこと。
てか、音楽がかかっているんだけど「21世紀の精神異常者」です。ファンキーです。
そしてびっくりしたのが「チャンアチ」です。なんでも、韓国のしょうゆなんだとか。ほんのり酸味が利いているのがいいですね。玉ねぎのチャンアチは、その酸味と新玉ねぎの甘みがマッチして「なんじゃこれ!」です。そして、レンコンは生のままなんだとか。それで食べられるんだ。タケノコのおいしさは言うまでもありません。
そんなおいしいものをいただきながら、飲み物はスパークリングワインへ。そして、話の方もヒートアップしていきます。相変わらずすんじゃソンセンニムの話はおもしろい。韓国の民主化闘争につぎ込んだお金で家が建つとか。すごいな。てか、「すごいな」で終わらせたらダメですよね。
なんか、そんな話を聞きながら、ほんとうにダメだった大学時代を思い出しました。なにしろ、韓国を植民地化した歴史や、南北分断の歴史や、そして在日の法的地位や、そんなものを何も知らないわたしなのに、なぜか当時であった在日の人びとはとても暖かく接してくださっていたんですよね。そんなこんなを思いだしていると、「ソゴギチョンゴル」です。ほっぺたの肉がおいしい。てか、なんなんですか。このスープは。牛肉のスープとのことですが、ものすごく優しい。香りと味だけが入ったスープです。
そんな感じで、赤ワインに突入。
すんじゃソンセンニムは「価値は計れない」と。それに対してSゃ納さんは「それはそうなんだけど、でも、それを形にあらわすとすれば、やはりきちんと謝礼をとるべきだ」と。もちろん、わたしは後者の立場です。もっとも、それが実現できないのが学校なんですけどね。つまり、人の価値を考えていない組織だってことなんですけどね。
そんなこんなで楽しい時間を過ごしていたら、とつぜんすんじゃソンセンニムが言われました。
「どうしましょう。もう6時半ですよ。4時間半も食べてました」
ほんとうだ。外を見たら暗い。
ということで、おひらき。最後に「お祝いの花」と一緒に写真を撮ってもらうなど。

その後、Sゃ納さんとコンビニでワインを買って外呑みです。
さすがに外は寒い。けど、ハートは熱い。なんだかんだと話をして、ボトル1本あけたところで、こちらもおひらきです。いや、コルクを落としちゃったのであけなきゃダメだったのでした。
それにしても、ものすごく楽しいひとときを与えてもらいました。Sゃ納さん、ほんとうにありがとうございました!また、すんじゃソンセンニムのお世話になって楽しくて熱い会をしましょ!

読書感想文

先日、突然井谷惠子さんから「『オリンピックという名の虚構』を刊行した。献本したい」というメールが来ました。「へ?なんでわたし?」と思ったけど、オリンピックをジェンダーの観点で批判的にとらえる本は、もちろん読みたいので、ありがたくいただくことにしました。
で、もちろんいただいたら読まなきゃなりません。読んだら感想文を書かなきゃなりません。
ということで、読書感想文です。

とはいえ、ちょっとバタバタした毎日だったので、往復の電車の中で切れ切れに読みました。さらに、はじめの方は「オリンピック産業」にかかわる話で、あまりもドロドロのズブズブで、「まぁそんなもんだろうなぁ」という感じでした。
ただ、とてもおもしろいと思ったのが、あの本で一貫しているのは「スポーツ例外主義」という観点です。この「スポーツ例外主義」があるからこそ、経済的・法的・社会的に「例外」としてのスポーツが成り立ち、オリンピックが成り立っている。
そう考えたとき、学校の中にも「スポーツ例外主義」はあるよなと思うわけです。常識が通じない。「なぜ?」と問うと「体育は実技だから」「競技は男女別だから」「スポーツは規律が大切」とか、いろいろ出てきます。まぁだから上下関係がきっちりしていたり、体罰が起こりやすかったりするんだろうな。もちろん、みんながみんなそうなんじゃないけど、そういう構造があるってことです。
ちなみに、常識の通じなささでは、わたしもたいがいというか、下手するとわたしのほうがひどいわけですが(笑)、「なぜ?」と問われたときに「人権だから」とは言わない。きっと、人権とか差別とか言う言葉を使わずに説明を試みるんじゃないかな。
まぁいいや。
で、後半がおもしろいですね。とりわけジェンダーにかかわる話がおもしろい。
高アンドロゲン症の女性アスリートのことが、当然とりあげられるんですが、その背景には「正常な女性」観がある。その「正常な女性」は、白人女性なんですね。そこからはずれたひとつのモデルが高アンドロゲン症の女性である。だから、問題になる。てことは、そこにはジェンダーの問題だけでなく「人種差別問題」がからんでいる。
おぉ、インターセクショナリティ!
で、そことトランス女性排除の問題がからんでくる。
つまり、誰が正常な女性であるかということが、白人男性のまなざしを基準として決められる。そして、それを「女性」アスリートもまた支持する。なぜなら、白人男性のまなざしに「合格」したからこそ、女性アスリートとして活躍する場を与えられ、そこで優れた成績を残しているからです。そして、なぜそんなことが可能となるかというと「スポーツ例外主義」があるんですよね。
まぁこういう話を考えるにつれ、学校体育の問題とトランス女性排除の問題は根っこがつながっているんだなぁと、つくづく思いました。
とにかく、オリンピックとかスポーツとかへのまなざしが変わるという意味で、まさに「今」読むべき本のうちの一冊かなと思いました。

というのは、昨日の話。いや、読み終えたのが昨日で、それを考えたのが昨日から今日ってことです。
で、今日は今日で、「大人買いしたいな」と思っているマンガを探そうと、ちょこっと古本屋に入ったら、いきなりありました。

即買いです。
家に帰ってボチボチ読みはじめたけど、おもしろい!そして深い。校訓が「勤労・協同・理不尽」というのが、すごい。読み進めるのが楽しみなマンガです。

やはりおもしろいなぁ

今日は朝イチ授業からの、あとは事務仕事の日です。ちなみに、ガッコに到着したのは7時10分くらい。始業まで1時間以上あります。まぁめんどくさいから仕事しますか(笑)。
そうそうと思い、タスクリストをつくったら、やはり仕事が進みます。でも、2時くらいに右肩が悲鳴をあげたので、やんぺ。
その後、第2のふるさとへ。今日は年度はじめの訪問です。もちろん若い衆にもついてきてもらって、何をしてるのかを見てもらいました。
とにかく地域の人たちは地域の子どもたちのことをよく知っておられます。しかも、単に「地域だから」だけでなく、そこにプラスの眼差しがあるので、より深く知っておられます。その「知り方」に触れた時、わたしたち教員がどれほど表面でしか知らないかってことを、あらためて教えられます。やはり子どもたちを「知る」ためにはガッコだけじゃダメだなと思い知らされます。ただ、地域の人たちはガッコでの子どもの姿を知りません。それを知っているのはわたしたち教員です。だからこそ必要なのが連携です。
で、わたしはそれをずっとやってきた。そんな中でできた関係とか、そんな中で可能になった会話を、ぜひとも若い衆に聞いてほしい。それが「同和教育の成果の継承」のひとつだと思ってます。
そんな中で、今回はひとつ宿題をもらうなど。
「月曜日でいい?」
「アカン!せんせ、宿題せんと帰ろうと思ったやろ」
「うん」
「ちゃんと宿題し!」
みたいな会話。若い衆は
「このセンセ、見張っといてや」
とか言われて笑うなど。
地域や保護者とこういう関係があることが、とても大切なんですよね。
てことで、ちゃんと宿題はやりました。
さぁ、帰ろう。

ダラダラしてるな

今日は子どもたちの健康診断の日です。なので授業はなし。もっとも、もともと授業が少ない木曜日なので、なんだかなな気持ちもありますが、それはよほど授業がしたくないってことで、なんで教員してるねんと。
ちなみに、健康診断の役割があたっている時間帯は、当然それにつきっきりですが、役割があたっていない時間帯はフリーダムです。なので、下校放送の加工をしてみたり、出張の予約を入れてみたり。
でも、完全に脳みそがダラダラモードに入っています。こんなので先へ進めるのか?

今回はイマイチかな

今日から時差登校らしいです。でも、時差出勤ではないので、わたしはいつもの電車に乗りましょう。
電車の中を見ると…。うーん、ふだんとあまり変わりはない気がしますね。まぁうちの生徒らは少ないけど、他校の生徒がいます。ってことは、この他校の生徒らはおそらく普段は一本早いのに乗ってて、それがこの電車に来たと。てことは、この電車そのものの乗客数は変わらないってわけで、意味ないじゃん(笑)。
たぶん緊急事態宣言が出ても、そんなに変わらないでしょうね。おそらくだけど、人の動きで一番多いのは通学通勤で、それを止める気がなければ止まりません。
で、朝は妙に時間があります。普段より40分遅いのか。まぁ、プリントの準備とかできるからいいんですけどね。
今日の授業は1・2・3です。しかも、うちふたコマはプリント。もちろんたまたまですけどね。それにしても、学力厳しい子がいるな。
3時間目は、恒例の「変態が世界を変える」です。ただ、今回はあまりうまくいかなかったかな。うーん。まぁいいや。もう少ししたら、もしかしたら人生最後のチャンスが来る。そこで全力投球しよう(笑)。
午後はあちこちとメールのやりとり。なにせ、直近の集会がなしになったからなぁ。そうそうA田Z之助記念館について調べなくちゃ。まぁ一度行くのが一番いいんですけどね。そうそう、ゲンコも完成させなきゃ。
放課後は放送部の子らがなにやら下校放送を収録するんだとか。ただ「わかりません」とか言うから困ったものです。しかたないから5時間目にセットだけしておきました。まぁこんなことも教えなきゃならんのか。
放課後は職員会議。サクサク進んで小一時間で終了。論議をしないから短いんですけどね。ただ、紛糾しないのは、それなりに根まわしされて合意がとれてるからで、それはそれでいいことです。ただ、イレギュラーなことが起こったときがこわいですね。
まぁそんなことを考えてたら、定時になりました。さてと、帰ろう。