今日は2年生の人権学習です。うちのガッコでは2学期は全学年講演です。かつてはどこのガッコも講演やってたけど、もしかしたら、イマドキではけっこう珍しいかも。ただ、講演もほんとは良し悪しがあるんですよね。教員が楽をしてしまいます。でも、「楽をしたい教員」がする授業は子どもたちに響かない。
どっちをとる?
ってことで、わたしは講演を選択したってことです。
で、今日の講師は三木幸美さんです。タイトルは「私からはじめる 私たちの多様性社会」。基本的にはライフストーリーを語るスタンスは変わりませんが、中身は毎年少しずつ変わってます。なんというか、メッセージが明確化してるって感じかな。なにより、ひとつひとつとエピソードに、そのことを通してなにを伝えたいかが明確にくっついてるから、すごくわかりやすい。
一方、マイノリティ/マジョリティのバウンダリーを強調するところがたまにあって、それを子どもたちがどう受けとるかが気になりました。というのは、「そんなんないわ」→タニンゴトにならないかなって思ったんですよね。
自分がマイノリティであることに気づくことって、案外難しいんじゃないかなぁ。だって、そのマイノリティ性は自分にとっては「フツー」のことですからね。
もちろん、ゆきみちゃんの語りの中のバウンダリーを聞いた時に「あぁ、そういうことか」って、自分のマイノリティ性に気づくこともあるかもしれません。諸刃の剣かな。ただ、マジョリティだと思ってる子は、例えば、ゆきみちゃんがお母さんに差別発言をしたというエピソードをどう聞くかってことです。たぶんほとんどの子どもたちは「ハーフの人ってたいへんだな」ってなっちゃう。
まぁでも、そこを「自分」につなぐのがわたしたち教員の役目かな。
てことで、1時間年休とってゆきみちゃんと京都駅へ。ここで、しばし反省会。と言っても、ゆきみちゃんは次の用事があるので、サックリと終えて、さぁ帰りましょう。
疲れた…。