大人になる

朝、目が覚めたけど、起きたくない。昨日はそんなに遅くなかったんだけどなぁ。なんかしんどいなと思いながら出勤したら、朝から教科会議があるってことを思い出しました。
教科会議の内容は、新採さんの研究授業の合評会です。わたしは病院があったので参加できてません。なんで自分がここにいるんだとは思いますが、みなさんの「評」を聞きますか。んー、みんなえらいな。いろいろ考えて授業しておられますね。いや、わたしも考えてるけど、なんか違う。たぶんみなさんは数学を考えておられるのかな。わたしは…。あまり数学を考えてなくて「伝え方」を考えてる。たぶん数学の教員としてはダメダメなんだろな。
てことで、午前はダメな授業を2発やって、午後はリハビリなんぞ行って、夜はちょぼやき会です。
今回は久しぶりにリアルな会です。今回のスピーカーはHさん。
前から「おもしろい人だな」と思ってたけど、そんなんじゃないですね。とにかくまっすぐです。そのまっすぐは、ブーメランのように自分に突き刺さる。それを甘んじて受ける。
子どもの頃から怒りまくりです。おそらくは、その根源は「女性であること」にある。常に抑圧を感じてる。
これ、すごいなと。だって、抑圧は存在してるけど、その抑圧を感じない女性だっているはずです。わたしのまわりにはおられませんが^^;。
で、感じた怒りを語ろうにも、まわりにはその怒りを共有する同年代の人がいない。そりゃそうです。学校には多様性はありません(笑)。だから常に孤立してる。
で、怒りは当然「大人」に向かう。
ところが、やがてHさんも「大人」になる。いや、「大人」じゃないな。歳を重ねて「大人」と言われる年齢になる。でも、変わらない。怒りは「大人」に向かう。でも、東日本大震災の時に、自分が「大人」であることに気づく。でも、そのことを流さない。引き受ける。今度は「大人」として「大人」に怒りを向ける人生を歩きはじめる。
メッチャしんどい人生を歩んでおられるなと。
でもHさんは「早く大人になりたかった」と言われる。それは「自分のことを自分で決められる」からです。なんか「Nothing about us, without us」を地で行っておられる感じです。
それにしても、Hさんの生き方はしんどいやろな。しんどいだろうけど、そうじゃない生き方のほうが、もしかしたらHさんにとってはもっとしんどいのかもしれないな。

てなことで、終わってからは純豆腐太閤へ。けっこうおいしい。ビールもキリンです。よかったよかった。