ヤツらの要求

朝、やはり眠たいです。睡眠時間が必要なのはわかりきった話なのに、しかたがないですね。
今日は40分授業です。でも、試験範囲を終えるために必要な時間はせいぜいが15分。あとはプリント学習です。なので、あっという間にレクチャーが終わります。おそらくこれがほとんどの子にとっての「最後の数学のレクチャー」になります。
てことで、サックリと授業を終えて、あとは「仕事の振り返り書」の資料づくりをしたり、はたまた今度つくられる予定の大学向けの教科書のゲラを初稿を読ませてもらったり。これ、おもしろい!そこに筆者としてではないけどかかわらせていただけるのがうれしいです。
放課後は月曜日にある特殊業務の準備。と、校門の外に「やりがいのある子」が3人ばっかいます。でも、特殊業務が優先です。放送室でゴソゴソしてると、若手教員が
「Oせんせいがお呼びです」
とのこと。これは「やりがいのある子」関係やな。めんどくせー。Oせんせいのところに行って
「なに?」
と聞くと
「ヤツらはいつきを要求してます」
マジか…。人質かよ。
行くと、最近来なくなった「気になるクラス」の子でした。
「せんせい、授業おもろいか?」
「静かで楽やけど、ちょっとつまらんな。今日な、みんなに「あいつらが来なくなった原因つくったの、お前らにも責任あるやろ」って言ったんやわ」
「知ってるで」
「誰に聞いた?」
「〇〇」
「ふぅん」
みたいな会話。
それにしても、なにもできなかったわたしを、それでもヤツらは要求してくれたんだ。それだけで、なんか、少し救われたかな。
そんな気持ちで職場を出て、向かうは静岡です。明日はこのpdfファイルのお座敷です。なので、今日は前夜祭。
なんか、何もできてないのに、人権教育の研修会で話すのは気が引けるなと思ってましたが、それも「ヤツら」のおかげで少し楽になりました。なので、全国組織のえらい人々と飲んでみたりました。一次会はサックリ終わって、その後この間ご一緒できなかったY山さんたちと合流。ワインボトルを頼んだら甘っ!「王様の涙」でした。
その後、コンビニで缶チューハイをゲット。部屋呑みをしたけど、当然最後まで飲めずダウンです。