ピーク直下まで来た!

研究会の最中、メールチェックをすると、一通のメールが…。ドキドキしながら見たら、「修正A」とありました。やった!
この前提出したのが約1ヶ月前でした。あの時、マジで「ピークであってほしい」と思いました。
C→B→B→Bと来てましたが、「C→B→B」まではブレまくってました。「B」は、あくまでも「一部修正」なんですが、毎回大鉈を振るってました。それはそうしないといけなかったからだし、それくらいに未完成というか、詰めが甘いというか、そんなできだったからです。その大鉈たるや、後ろの方の一部を丸々前に動かしたり、ほんとにムチャクチャでした。
でも、この間はそんな大鉈は振るいませんでした。それは、そんなことをする必要が感じられなかったからです。コメントもなぜか「ていねい語」になっていてビビりました(笑)。
たぶん、2回目からの「B」は、rejectしたくないって思ってくださったんだろうな。Cが2回続くとrejectになる可能性がありますからね。未完成だし、まだまだだけど、掲載まで持って行きたいと思ってくださったのは、たぶん「Aさんの生き様」が心を打ったんだと思います。
てことで、今度の修正は短いです。〆切は七夕。
てことは、玖伊屋明けの日だよ(;_;)。

イデオロギーの対決ではなく、とか

今日は午後から「関西インクルーシブ教育研究会」です。はじめて参加したのが約一年前です。日程があわずに来られない時もあったけど、ここで新たな世界を見させてもらってます。

まずは発表。ここでは、「発達保障論」と「共生教育論」の話が出てきて、これもおもしろい。関西インクルーシブ教育研究会に集まってる人は、もちろん「共生教育論」なんだけど、でも「発達保障」の必要性を実感してるんですよね。なので、たぶんその融合というか、バランスというか、そんなのを考えてます。そんな中で「ふたつはイデオロギーの対立として捉えてはいけないんじゃないか」とか「いや、イデオロギーとして考える必要があるだろう」とか、いろんな論議がなされました。中でもおもしろかったのは「イデオロギーではなく浮き輪なのでは」という提起でした。つまり、そこにつかまっていれば安心ってわけです。だから放したくない。

続いて文献購読。今回の文献購読は『分解者たち 見沼田んぼのほとりを生きる』です。
おもしろい!
ひとことで言うと、なぜみんな障害者問題というか、障害者解放運動というか、自立生活運動というか、介助というか、そういう世界に引きこまれていくのかがすごくわかります。
なんというか、パラパラなんですね。なにかひとつの共通する課題があって、その課題解決のために団結して運動するってことではないんですね。あまりにもパラパラ。そして単に生活をする。たぶん本人は運動なんて思ってなくて、でも生きることがすでに運動だったりする。
でも、それって本来はおかしいんですよね。で、なぜそんなふうになったのかってことと、土地の歴史をつないで考えるってのがおもしろい。ある種「反近代」みたいなところがあって、だからこそ「福祉農園」ではあるんだけど、でも、そこには近代が位置づいていたりするんですよね。
つまり、単なる前近代への復古というわけでなく、かと言って近代を全肯定したり受け入れきってしまったりしてるわけでもなく。そこのバランスの行き着いた先が
「「とるに足らない」とされたものたちの思想に向けて」
ということなんでしょうね。つまり「とるに足らない」ミミズやダンゴムシや、そういった虫たちが土壌を「分解」するように、都市の外部としての辺境や都市の内部につくられた辺境へと追いやられたものたちこそが固まった土壌を分解し、豊かな土壌へと変えていく。
常々「一寸の虫にも五分の魂」と念じながら生きているわたしにとって、なんともいえない染み渡り方がする本でした。
やっぱり楽しいな(^^)。

ダブルヘッダー→クールダウン

今日は関西学院大学の講義の日です。関学には「人権教育科目「セクシュアリティと人権」」というのがあって、オムニバス形式でいろんな人が話されます。わたしは去年からこの講座の非常勤講師になりました(笑)。ちなみにわたしの前任者は日高さんだったらしいです。与えられたお題は「トランスジェンダーと学校」というドンピシャの内容です。
で、去年はどうだったかというと大雨で休校でした。でも、夜は千鳥足倶楽部が開催されましたけどね。
今年は補講日の土曜日なので助かります。てことで、少し寝坊の8時に起きて、あわてて支度して関学に向かいました。遠いわ。さらに甲東園のからの道はきついわ。第2のおべんきょ場所が駅から遠いと思ってたけど、比較になりません。圧倒的に負けました。
少し早めに到着したので、スライドを少しいじったり。今回のスライドの原型になるのは去年の琉球大学の話です。なんしか、大学は90分弱の設定が厳守ですから、とにかく話を切り詰めなきゃなりません。もちろん盛り込んでもいいけど、そのぶん減らすのが大原則で、わたしがもっとも苦手とするパターンです。でも、これも修行です(笑)。
今年度の受講生は例年よりも少し少なめだとか。しかも、昨日が講義日で今日は補講日の土曜日ということで、さらに少なめだとか。それなら、せっかく来てくれた学生さんたちのために、精一杯楽しんでもらいましょう。
てことで、話しはじめたのですが、固い^^;。しかも話のペースが早いから、学生さんたちが反応する前に次に行ってしまうので、笑うヒマもないですよね。これはいつも言われてることです。
「いつきさんの話には「間」がない」
わかってますが、時間がないんですよね。
それでもだんだん慣れてこられたのか、ネタに触れると笑顔になる人が出てきて、ようやくホッとしてみたり。
そんなこんなで無事予定の時間ピッタリに終了。てことは、もう少し削らないとアカンということですね(;_;)。
でも、終わってからひとり学生さんが来られて話をしたり。この学生さん、性の多様性を伝えるための絵本をつくっておられます。これがメッチャかわいい。かわいいけど、もっといいものにしたいとか。なので「アドバイスを」って言われて恐縮しました。

で、再び甲東園までスタスタ歩いて、メチャ混みの阪急→御堂筋線でなんばへ。乗るのは近鉄特急です。ようやく昼ごはんにありつきました。

でも、証拠隠滅もしなくちゃね。

30分の旅の先は大和八木。今日は組合女性部の定期大会で、そのお座敷です。
女性部の定期大会かぁ。うちもやらなきゃなぁ…。
お座敷そのものは代議員でなくても参加できるとかで、退女教の方も来られたり。
で、お座敷開始です。こちらはいつもの「ミッション3」。同じ教員なので、普段よりも「学校」を意識して話します。午後からずっとなのでたぶん疲れておられるんでしょうね。意識が飛んでいる方もおられますが(笑)、メッチャくいついてこられます。さらに笑いがよく起こる。そりゃそうです。わたしのネタは古いから、同世代限定で、そのあたりの人にとってはツボなんですよね。
そんなこんなでこちらは10分延長でやっと終了。まぁ主催の方が笑顔だったのでよしとしましょうか。

で、夜は懇親会。向かうは「ごきげんえびす」です。みなさん、わたしのこだわりをよくご存知で、とてもうれしいです。
でも、席につくと、さすがに身体が疲れてます。まぁそりゃ、90分をふたコマ。途中は混んでる電車でしたからね。
ここでおいしいヱビスビールを呑んで、ワインを呑んで、体力をとりもどします。
話題はさすがは女性部な内容ですが、さらにわたしも100分で話しきれなかったことをしゃべってみたり。
で、F嶋さんと二次会へ。この方はこの本をつくられた方なんですが、それだけじゃなくてすごい教育実践を積み重ねてこられた方です。そんな方と、ちょっとおいしいお酒をチビチビ飲みながら話すのは、とても楽しいひと時ですね。
そんなふうに慌ただしい1日も、穏やかに終わっていきました。

10年ぶり

2年生の研修旅行も今日まで。てことは、1年生の代講も今日までです。わたしのやり方はクセがあるから、みんなやりにくかっただろな。まぁ、わたしのことなんか速やかに忘れて、元の教員のやり方を早く思い出してほしいな。

で、今日の夜はUりんちゃんの同僚M田さんとの呑み会です。この同僚さん、10年前に同じセクションで2年か3年ほど一緒に仕事しました。さらにおつれあいのT中さんとも1年ほど一緒に仕事しました。なので、今日は4人で飲むことになりました。
Uりんさんは仕事の関係で宇治まで来られるとのことで、じゃあうちの職場まで来ますかと。でことで、少し早めに来られて、あのめっちゃ散らかった職員室で、しばしおしゃべり。その後、雨の中をドライブ。雨の日は混みます。でもまぁしゃーないです。
で、着いたのは久しぶりの「おむらや」です。ここ、野菜が主体なのでおいしいんですよね。
で、久しぶりのM田さんとご対面。変わってないなぁ。
このM田さん、「こいつには負ける」って感じた数人の教員のひとりです。まとってるオーラが変なんです。根の頑固さと人懐こさが同居していて、その頑固さは時として教員に向き、人懐こさは常に生徒に向いてる感じです。なので、教職員劇向きのキャラです。よく登場してもらいました。それだけでなく、一緒に生徒会を担当しました。あの時からうちの生徒会は変わりました。そう言えば一緒に西成高校に行って、その後「合同宴会」をやりました。あの時は「生徒会で夜回りしよか」なんていう話が、当然のようにされてたな。考えてみたら、メッチャ攻めてました(笑)。
とにかくエピソードがどんどん思い出されてくるM田さんですが、今はとある高校に腰を落ち着けて、味を出しておられるみたいです。
てことで、Uりんさんとふたりで仕事の話をしてみたり、M田さんとわたしで昔話をしてみたり。と、いきなり
「真矢、知ってますか?」
知ってますがな(笑)。末広を案内してもらいました。
「ぼく、真矢と大学4年間一緒に講義受けてた友だちなんです。ふたりで一番前に座って「人権ってなんだ!」ってやってました」
大学時代からキャラは変わってないみたいです。てか、真矢とそれをするか(笑)。
そんなこんなで話は人権関係へと進んでいきます。
「ぼくのベースにかならずあるのは人権なんです。なので、それが感じられない人とはつきあいが薄くなるし、感じられる人とはつながりが切れないんです」
そうかぁ。うれしいなぁ。こんな教員がいることがうれしいです。そして、わたしがこんな教員とつながりを持ててることもうれしいです。
話はいつの間にかフィールドワークへと流れていきます。
「うちの職場にも人権好きなヤツいます。きっと喜ぶと思うんですよ」
「ほなやろか。歩きまわったあとのビールがうまいんやわ」
「やりましょ!」
決まるときは早いです。こうやって、少しずついろんな教員とつながっていけたらうれしいな。
遅れて来られたおつれあいのT中さんともいろいろ話。この人も柔らかい感性をしておられることが伝わってきます。なんかいいなぁ。

てことで、すごくいいひとときが過ごせました。Uりんさん、ありがと!
あまりにも楽しかったので、つい天一本店へ(笑)。

うまいわ…。

一見さんではなくなってきたかも

今日は遠足です。かつては遠足の日はみんなつきそいでどこかに行ったけど、最近は出張旅費の削減のために、副担任を中心に数人がつきそいで行って、それ以外の人は学校待機になりました。わたしは2年の副担任です。2年は研修旅行に行っててわたしは引率でないから、遠足のつきそいもなし。
てことで、生徒のいない、教員もほとんどいない、とても静かな学校で仕事です。
ちなみに、こんな日しかできない仕事もあるのはあります。今日は、来週の人権学習で使う「多様性ワーク」のカードの印刷です。去年「2〜3時間かかるかなぁ」とか思ったけど、今年もそれくらいかかるかなと思ったら、やっぱりかかりました。
やることはたいしたことないんです。28枚を両面刷りなので14枚。これらを7色でわけるので、同じ色のカードが2枚になります。まずはA4の紙に8枚印刷するので、41枚印刷したら全クラス分が一度に印刷できます。つまり、両面刷り41枚を14種類、色を変えながら印刷したらOKです。これをセットにします。ここで帳合機の登場です。仕切りがわかるように白紙を1枚足して、帳合すると15枚ワンセットのものが41セットできます。これを裁断機で8等分すれば完成です。
この裁断がめんどくさい。41✕15の615枚は一気に裁断できません。これを一気にやると汚くなります。なので、6回くらいに小分けにしてやります。裁断の回数は4回。つまり、24回裁断するわけです。これが時間がかかる。そんなこんなで、午前の時間はすべてカードづくりに捧げました。
午後は少し読書。できれば今日、遅くとも明日にはノートをつくって、さらに日曜日までに読まなきゃならかい本が1冊あります。「それは仕事か?」と言われると、とてもビミョーですが、人権担当である限りは、やはり仕事です。
で、昼過ぎに職場を出て、昨日使ったDVDの返却です。月曜日に「マジか」と思ったので、今日はまっすぐ行きました。社会教育課の方、どうもわたしの顔を覚えておられるみたいで、気さくな感じで対応してくださいます。なので、
「このDVD、使いやすくていいですよー。来年も4月はじまったらすぐに予約して、この時期に使いますから、よろしくお願いします」
って言っておきました。
これで今日の仕事はおしまい!

なので角打ちへ。この間電話がかかってきたので、そんなこんなの話もしなきゃなりません。お店に入ると、いつもの方々がおられます。
「よー飲むねーちゃんが来た」
とか言ってくださる方がおられて、うれしいなぁ。さすがに顔を覚えてもらえてきたかな。
お店の人は顔を覚えるのが仕事です。そもそもカウンターから店内を見ると、とてもよく見えるので、顔を覚えやすいです。でも、客同士は面と向かうことが少ないので、なかなか覚えてもらえない。こうやって毎日来ておられる方から覚えてもらって、少しずつ店のなじみになっていきます。「おたふく」にもそうやって行きました。
で、お客さんと話をするようになると、お客さんが自分のことを話されるようになります。もちろん、その前提として、わたしもわたしの話をする。
い「そろそろ帰らなあきませんねん」
客1「まだええやんか」
い「明日も仕事で、朝起きるの、早いんです」
客1「何時や」
い「5時45分起きですねん」
客1「あの人は1時起きやで」
い「え!」
客2「オレは市場で働いてるねん」
い「こんな時間に飲んでてええんですか?何時に寝はりますの」
客2「これで家に帰って、晩ごはん食べて、酒飲んで寝るやろ。9時やな」
い「ほな、4時間ですやん」
客2「慣れたわ」
みたいな。しかし、これで家に帰って、まだ飲むんだ(笑)。ちなみに、客2さんは、市場の仕事が終わったらこの店に来られるので、市場と角打ちと家の三角形を生きておられるのかな。すごいわ。
常に黙々とお酒を飲んでおられる、おそらくは一番の常連さん。この方はイスに座布団を置いて、常に定位置です。なにやら注文されて出てきたのはオムライス。そんなんあるんや。
客1さんは、これまで何回かお会いして、いつも向こうから声をかけてくださる気さくな若い常連さん。
「久しぶり!元気か!」
「ども、なんとかやってます」
みたいな会話です。でも、いろいろ話をしてるうちに、ぼんちゃんの先輩だったことがわかったり。今日はたまたまオモニも来ておられて、ついつい
「アンニョンハシムニカ」
とかあいさつしたらびっくりされたので
「イルボンサラムですよ。でも、チャンゴたたけます」
とか、さらにびっくりさせてしまったり。
そろそろ帰ろうかと思ったら、客1さん、いきなりハンドマッサージしてくださって、ひとこと
「痛風やな」
って、マジかいな(笑)。
もう、ゲラゲラ笑いながら、メッチャおいしいお酒を飲んで、家に帰って、お風呂に入って、晩ごはん食べてお酒を呑んで…。
やってること、客2さんと一緒やわ(笑)。
ちなみに、寝落ちして、下の子どもに11時過ぎに起こされたんですが、どうやら寝落ちしたのが9時ごろらしいです。ここも客2さんと同じ。違うのは起きる時間くらいですね^^;。

講演じゃないけどね(笑)

今日は3年生の人権学習です。今年も去年と同じく「部落問題学習」です。
去年と違うのはひとつだけ。時間です。去年までは2時間枠でやってたけど、今年は「スーパーロングホームルーム」の75分です。これ、25分短いのと、休憩がないのと、単なる延長なので子どもの気持ちが後ろ向きになりやすいのと。いろいろ懸念されます。が、やる限りはベストを尽くします。
朝、3年生の子どもと会うと
「ごめんな。今日はスーパーロングホームルームやねん」
「だるいわー」
「そんなこと言うなよ。わたしがしゃべるんやで」
「え、ほな聞くわ」
みたいな会話。
お世辞かもしれないけど、それでもうれしいです。

でも、15分削らなきゃならないのでどうしたものか。まずは、しゃべりのスピードをあげる(笑)。あと、スライドを数枚非表示にしてと。でも、なんか不足感があるんだよな。うーん。そうか「反差別の闘い」がないんだ。てことで、結局スライドを足してみたり(笑)。
で、5時間目に放送セット。いくつかトラブルがあつたので、そんなのを修正してると、休み時間の5分前。まぁええか。ひと通りおさらいをしておきましょう。
そうこうするうちにチャイムが鳴って、生徒が入ってきます。
「せんせー、今日はどんな友だちが来るのー」
「それは2学期な。今日はわたしがしゃべるねん」
「へー」
みたいな会話。
まずはDVDの視聴です。
「前説なしな。とりあえず見て」
みたいなスタートです。はじめはざわついてるけど、少しずつ静かになっていきます。それでいいんです。「なんの映画か」は、子どもたちが見ることを通して自分で考えるべきことなんです。しょせん「人権学習」ってわかってる。もしかしたら「また辛気臭い映画と違うん」って思ってたら、それを覆すだけの力のある映画だとは思います。若干化学調味料のにおいはするけどね(笑)。
その後、シームレスにわたしのスライドへ。
ここからは「フルスピード宣言」をして、とてつもない早口でしゃべりまくりました。
今年びっくりしたのは、話し終わったら拍手が起こったことです。それは違う。講演じゃない。これは授業です。でも、講演に聞こえたのかな。少なくとも、子どもたちにはそれくらいのクオリティで聞こえたのかもしれないし、もしかしたらそれくらいの一生懸命さと、それくらいの本気度が伝わったのかもしれません。だとしたら、うれしい。
片づけを手伝ってくれた体育の教員も「大学なんかで話しておられるんですかうまいですね。いや、上から目線じゃなくて、ほんとうにうまいと思いました」って言ってくださいました。子どもたちは真剣に聞いてくれてたらしいです。
放課後、知ってる3年の子に
「ごめんな、早口で。聞き取れた?」
って聞くと
「慣れてるし、まかしといて!」
って笑ってました。
あと
「Мさん、かっこええやろー」
「かっこいい!」
「そやけど、あのクラス、Mさんだけと違うねん。みんなすごかったんやで」
「えー、うらやましいー」
「へへーん(笑)」
みたいな会話もありました。
それにしても疲れた。
さぁ、今日はさっさと帰ろうと思ったら、研究会だよ。参った…。
研究会に向かう電車の中で、facebookに投稿すると、これまたえらいことになりそうな気配が…。

聞くのが怖いことと聞かなきゃならないことは違う

今日から2年生が研修旅行です。ちなみに、わたしが授業を担当してるのはほとんどが2年生&副担任も2年生なので、わたしが引率になれば「穴」がなくなるのですが、なぜか引率にはならない。まぁ、そりゃそうでしょうね(笑)。
なので、穴が開くおふたりの代講をするなど。
授業が終わったら、駅まで走って出張です。ちなみに、火曜日は出張日なので、本来走らなくていいようになってますが、代講があるから走らなきゃなりません。これ、1週間ずれてたら、代講できないから、えらいことになってたぞ(笑)。
で、午後からの会議で出た話題のうちのひとつが、外国籍の子どもの在籍把握の問題です。
いちおう、毎年文科省が5月1日時点での国籍別の在籍数の調査をしてきます。「把握できる範囲で」って言われるけど、できる限り正確な情報は出したいです。だって、把握すればするほど人数は増える、逆に言うと「不正確さ」は、すなわち人数が少なくなることですからね。
あと、国籍別より、ある種大切なのは、「在留資格」です。例えば「配偶者等」とかだと、親が離婚したら在留資格がなくなります。ヘタしたらオーパーステイで入管行きだっだ、ないわけではない。あるいは「家族滞在」も不安定です。さらに就労制限がかかってるから、原則的には働けない。働く場合は入管の許可を得ないといけないし、28時間/週の制限があります。てことは、例えばそれを知らずに子どもがバイトしたらヤバイことが起こりかねないし、ましてやその子が就職希望だったら「そういう指導のしかた」をしなきゃなりません。ちなみに、「日本で義務教育を受けた」とみなされる場合(渡日が小学校4年くらい以前だとか)は、就職が決まったら「定住」に切り替えられるので働けるようになるんだけど、そういうことも知ってないといけない。これ、就職だけじゃなく進学にも影響します。日本学生支援機構の奨学金(ローン)は、家族滞在の場合は「申込資格」がありません。そんなことも知ってないといけない。
「知ってないといけない」は、制度を知ってることはもちろんですが「目の前の子どもがそうであるかどうか」も「知ってないといけない」。
で、それは誰に聞けばわかるかというと、本人や親です。
京都では多くの学校が、入学時に新入生から住民票を提出してもらってます。たいていの自治体では、住民票を見れば外国籍か日本籍かはわかります。でも、ほとんどの場合、「国籍」「在留資格」「在留期間」の欄が「省略」になってます。これ、申請者が「省略」にチェックしてる場合もありますが、役所の受付で「どこに提出されますか?」と聞かれて「高校です」って答えると「じゃここはいらないです」って、役所の職員の判断で省略されてしまうこともあります。さらに自治体によっては、そもそも欄そのものがないところもあるとか。
で、一番簡単な把握の方法は、『入学の手引』に「外国籍の方は国籍欄・在留資格欄・在留期間欄を省略せずに出してください」って書くことなんですよね。
ところが、会議でそんなことを言ったら
「そんなことはできない」
って言いはじめる教員が出てくるんですよね。
「子どもが知らされてない場合、どうするんだ」
って。いや、子ども知ってるし。そしたら
「なぜそうとわかる」
ときます。だって、現行の住民票だって「日本籍ではない」ことはわかります。てか、そもそも自分の国籍くらい知ってないでどうすんねんと。だって、主権者教育受けて、投票行く気満々で、18歳になってハガキが送られてこず「なんで?」って親に聞いたら「あんた外国籍やし」って話ですよね。どのみちわかるんだから、知るのは早ければ早いほどいい。
でも、教員はビビります。
「そんなことは聞けない。文科省には協力できないって返せばいい」
「じゃ、在留資格の問題はどうするんですか?もしも『入学の手引』に書かなかったら、ひとりひとり確認をしなきゃダメですよね」

そりゃ、聞くのは怖いですよ。でも、その怖さは、「わたしの問題」なんです。だから、「わたし」が克服すべき課題でしかない。そして、こちらが覚悟を持ってたずねれば、ほんの少しいろんなことがあるけど、教えてくれます。なにより「なんのために聞いてるか」ってことが自分の中で整理できてることが大切なんですよね。
それは部落のことも同じです。障害だって同じです。自分の置かれた立場を自覚するところからはじまります。
でも、どうやらそうは考えない教員もいるらしいです。子どもに必要なのは「隠すこと」ってことらしいです。
まぁそんなことを考えながら会議は終了。

夜は恒例の会議→総会→飲み会です。こちらはホンネでしゃべれるから楽ですね。
でも、家に帰るのは遅くなります。そのためにスペアのおべんと箱を買ったんですけどね。で、家に帰るとおべんと詰めてくれて、明日の朝の準備も終わってました。ありがたや。
その隣にあったメモ。

なるほど(笑)。

マジか→英語が飛び交う飲み会

今日は午後から人権学習で使うDVDを借りに行かなきゃなりません。なので、5時間目の授業が終わったらガッコを飛び出して、とりま京都駅へ。京都駅ではちょっと寄り道してヨドバシカメラへ。狙いは「おべんと箱」です。
別に今のおべんと箱が気に入らないわけではありません。てか、気に入ってます。が、もうひとつ必要、それもできれば明日の夕方までにあるのが吉です。
とにかく夜に用事があると、帰りが遅くなります。いつも遅くに帰ってから、おべんとを詰めて、翌朝の用意をして寝るので、家に帰ってから30分くらいいろいろやって寝てます。すると、翌朝がきつい。でも、そうせざるを得ないのは、詰めるべきおべんと箱は、わたしが持ってるからなんです。
なので、スペアのおべんと箱があると楽だなと。
ところがヨドバシカメラにはない。いや、あるんですが、すべて保温タイプです。単なるおべんと箱がない。マジか…。保温タイプは、保温部分が大きすぎてリュックに入らないんですよね。まいったな。そうか、ドンキか!でも、先に府教委です。地下鉄に乗って、車内でドンキのおべんと箱を検索したら、いいのがない。マジか…。こちらは、とってもかわいいか保温タイプです。ネタでかわいいのにしてもいいんだけど、子ども用なので小さいんですよね。しかたないので、「河」に頼ることに。すると、あった…。今使ってるのと同サイズか?念のためにおべんと箱を取り出してものさしで図ってみると、同サイズでした。
てことで、こいつをポチって、案件がひとつ終了。
で、府教委までテクテク歩いて、さぁ建物に入ろうとしたら張り紙が。
「府教委は移転しました」
マジか…。てか、府の職員であるわたしは、なぜにそのことを知らない(笑)?で、移転先は…。丹波口?マジか…。
府教委があった京都市営地下鉄丸太町駅からJR嵯峨野線丹波口駅ってアクセスがメッチャめんどくさいじゃないですか。なんでも、阪急大宮駅からも行けるようですが、はっきり言ってめんどくささはほとんど変わりません。
でも、選択の余地はありません。地下鉄の駅までテクテク歩いて、地下鉄に乗って京都駅へ。これがまた、改札前でたたずむ人がいるんだよな。そんな人の間を縫ってひょいと電光掲示板を見ると、あと2分。えーと、嵯峨野線は端っこなんだよな。とにかく走って行くと、ピッタリ間に合って、ほっと一息です。
で、無事DVDを借りて、帰りの嵯峨野線。すし詰めです。マジか…。そりゃそうです。時間は5時前。花園大学の学生と京都先端科学大学の学生と立命館大学の学生が乗り込んでるところに、北嵯峨高校の生徒と嵯峨野高校の生徒が混じって、さらに嵐山帰りの観光客と太秦映画村帰りの修学旅行生が乗る時間帯です。しかも、京都駅の嵯峨野線のホームは先頭車両に乗らないとすぐに次に行けない。まぁこうなるよなぁ。

で、京都駅からはJR京都線。向かうは大阪です。
明日・明後日、大阪府立大学でこんな公開授業があります。でも、当然のことながらわたしは行けません。だって、授業と出張にまみれてるし、明後日にいたっては人権学習でしゃべらなきゃなりません。なので「行けない」とコメントしたら、Hがしさんから「前日夜は?」という悪魔のような誘いがあって、ついそれに乗っかってしまいました。
てことで、到着したのは「季節料理 四季」です。すでにI歩&Kんちゃんが来ていて7人分の座席を陣取ってくれてます。間もなくHがしさんも到着。ここにJessica Lynnさんとそのお友だち?、さらにBrian Davisが来られて、宴会開始です。
それにしても、なぜにみんなで昔の写真の見せ合いっこするんだろ。てか、わたしの見せたらライパル心を燃やして見せはじめるから、これ、洋の東西を問わず、「トランスはネタに走る」ってことなのかな。基本的にやることは変わらないってことですね。
そんなこんなで、シリアスな話もネタに走った話もいろいろ楽しんで、9時にお開きです。早い!いやこれ、はじめに「早めにはじめて9時に終わろう」って提案してました。
で、最後に記念写真をパチリ。

さぁ、帰りましょう。
なんと、家に着いたのは10時過ぎ。せっかくなので、職場用のコーレ-グースの詰め替えをして、その手で目をこすったら、ヒリヒリ。マジか…。
それでも普段通りの時間に寝られました。9時お開きは正解だな。でも、明日は不可能…。

身体を休める

Aっちゃんから「話しあいは9時スタート」という連絡があったけど、まぁいつものことなので予想通りかな。それにあわせて予定を組んでたから、ちょうどマダンセンターに到着です。気になってた「ラハナ・サルマス」と「パバ・レジェーナ」をひとくちずつ食べたけど、うまい!
ここからは話しあいです。今年の実行委員長を決めたり、スローガンを決めたり。こうやって、みんなでつくっていくのが「全国在日外国人生徒交流会」なんですよね。そして、単に引率をするだけじゃなくて、世話人としてかかわると、この過程に参加できるってことです。
で、昼前に話しあいを終えて、あとかたづけ。

わたしは友だちと合流して昼ごはん。
夕方には家に帰って、しばし猫の額で本を読んで。
あとはお風呂に入ってビールを飲んで、最後はハーブティー。これで1日が終了です。とにかく睡眠時間の確保です。

今年はなぜか少しコミットメント・事前合宿(1日目)

何が悲しくて、休みの日に限って5時前に目が覚めるんだと思ったけど、どうやら風が強くてパタンパタンいってる音で目が覚めたみたいです。
なんとか7時くらいまでウトウトして、そこで起きあがって外に出ると、猫の額の屋根が崩落してました(笑)。

しかたないので復旧作業。今回はかなり本格的に崩落してたので、直すのも根本的です。それならせっかくなのてついでにビーチベッドで寝ても雨がかからないように、少し屋根の位置を調整してみたりして、普段の倍な30分ほどかけて復旧終了。

この屋根は、強風が吹くとあえて崩落するようにできています。まぁそうすることで家本体を守ってます。チキチキマシン状態ってことです。
そこからは昨日つくったオリーブオイルのマヨネーズをつかってポテサラをつくったり、はたまたスクランブルドエッグをつくったり。せっかくなのでマフィンにはさんで朝ごはん。
で、しばしおべんきょです。なにせ今週、「やろう、やろう」と思っていたけど、まったくできませんでしたからねぇ。
と、子どもがやってきて「昼めしつくろか?」と。ありがたや。やはり休みの昼ごはんはトゥンセラーメンです。

うまいわ。その後、しばし本を読んだらスタートです。

今日は全国在日外国人生徒交流会の事前合宿です。とは言え、会場は東九条ですけどね。にしても、ここ4週間で玖伊屋をやって卒業生の会京都・在日外国人生徒交流会をやって…。ここに来るのは3回目か…。どんだけ東九条に来てるねん。
今日集まった生徒は全国から6人。この夏の全国交流会のリーダーとして各地からセレクトされて来た子らです。さらに夜には卒業生も来てくれます。引率教員も気心のしれた人ばかり。楽といえば楽な交流会です。
それでもはじめは初対面なので、少し固さが見られます。でも、自己紹介→深めの自己紹介をしていく中で、少しずつ固さがほぐれてきました。
やがて晩ごはんづくり。ちなみに、子どもたちのエスニシティを考えてメニューを決めるのがわたしの役割です。今回は「パパ・レジェーナ@ペルー」「タヴク・サルマス@トルコ」「チキンチョウミン@ネパール」そしてフィリピンは定番の「アドボ」です。ちなみにトルコ料理は子どものリクエストで「ラハナ・サルマス」に変更になりました。今回考えなきゃならなかったのが、ハラルのことと牛肉が使えないことと、アレルギーかな。そんな時の味方は鶏ですね。
買い出しから帰ってきた食材、山のようにあります。食べられるのか?それでもみんなでワイワイつくります。わたしも玉ねぎのみじん切りをしたり、卵の殻をむいたり、ジャガイモの皮をむいたり、はたまたお米をキャベツで巻いたり。普段はあまりやりませんが、今日はなんとなく手伝いです。
ようやくできあがりかかったところで、わたしは撤収。マダンセンターに泊まったら、絶対に寝るのが遅くなるし疲れがとれません。そろそろ身体が悲鳴をあげかかってます。
ごめん。明日また来るし^^;。