新たな気づきのおさんぽ→玖伊屋

朝起きて、とりあえずランニングです。1km7分です。まぁええとこかな。3km走れば20分ちょいってところです。
そして、猫の額で朝ごはんを食べて、読書。気持ちいい。
昼前にスタートです。
今日は前々から「やりましょう」と言ってた車いすユーザーのおふたりとのおさんぽです。
とりま、11時半に集合。最初に昼食を食べようと思ってる「糸ちゃん」のグーグルストリートの写真を見せて「ここ、入れますか?」とおふたりに確認。
「行けるでしょう」
とのこと。よかった。次にトイレの確認。「生きセン」と「多文化交流センター」と「マダンセンター」かな。でも、マダンセンターは狭すぎるとか。なるほど。
そんな準備のあと、出発です。日差しが強い。
「こんな日に設定したの、誰や」
とか言いながら、できるだけ日影で説明を試みることにしました。
今回は集合場所が七条なので、ふだんとは逆コースです。てことは「ストーリー」の組み立ても変わります。まずは簡単に部落史を紹介して、そこから「貧困≠差別」みたいな話をして、その証拠となる建物を案内するところからスタートです。でも「排除されてた」って証拠もあるわけで、それも案内。
ここで問題発生です。案内板が読めない。車いすユーザーには奥過ぎて高過ぎる。なるほどな。
で、ここからいよいよ「差別との闘い」の話です。まずは柳原銀行です。が、ここでまたまた問題発生です。あまりにもバリアフルです。それでも1階には長ーいスロープで入れるらしいですけど、2階は絶望的です。うーん。
お次は「石碑」です。が、またまた問題発生です。説明文は石碑の裏側に彫ってあります。ここにアクセスできない。
こちゅかるさんに写真を撮ってもらってあとでシェアする方法をとりましたが、やはり直接見ること、つまりアクセスできることが大切なんだよな。
そんなことを考えながら、「糸ちゃん」へ。半分は食べたいのと、半分は宴会ができるかどうかの偵察と。うーん、完全な定食屋ですね。
でも、「赤」と「白」はあります。

「こごり」もあります。うまいわ。

「鍋焼きうどん全部入れ」はダシが絶品です!

ここでゆっくりとランチタイム。
なんでもY田さんが足を虫に噛まれたとか。かゆいかゆいと言ってはります。介助者さんがポリポリしてはります。が、なんでも施設だと怒られるんだとか。
「こんなつまらないことで呼ぶな」
って言われるとか。いや、つまらなくないし。
「痒くてかけないのはしんどいよねー」
って話になったので、思わずこの時のあとに経験した「幻肢痛」の話をしたり。
「それはたいへんでしたね」
って言われたので
「まぁでも、こんなことやった、こんな時にしか経験できないから、幻肢痛を楽しむしかないですよー」
って笑っておきました。
で、午後は九条の案内です。こちらは通常の流れでまわります。なので、パッチギ!橋とか40番地跡とか。
と、途中でOか山さんが笑っておられます。曰く
「コースが読めない」
路面がうねりすぎていて、車いすのショックが強すぎるらしいです。なるほど、点字ブロックのことは知ってたけど、「道にお金をかけずに放置する」ことそのものが、車いすユーザーから街を自由に動く権利を奪うんですね。
そして、午後の最後が「ひかり公園」なんですが、ここが自転車止めがあるんですよね。
と、Y田さん
「入れる気がする」
と言って、教習所のS字みたいな感じで中に入ってしまわれました。すごい!なので、無事説明ができました。

おさんぽのあとは崇仁新町の「やきやき」でビールです。いや、ビールが水分じゃないってことはよくわかりました。ビールを飲めば飲むほど喉が渇きます。しかたないので、裏メニュー&氷水でその場をしのぎました。そんなことをしてると、姫路からG藤さんが来られて、一緒に玖伊屋へ。

今回の玖伊屋のメインイベントは障子の張り替えです。先にIちくんが古い障子を剥がしてくれてたので、そこに貼るわけですが、ここでG藤さんが腕をふるわれました。まさか美術の教員とは知りませんでした。
さぁ、あとは飲もうか。わたしがやったのは、鳥のもも肉を焼くのと、胸肉の酒蒸しをつくるのとだけでした。
でも、いいんです。今回は同僚が子ども連れで来てくれたので、とてもうれしいです。
そんなこんなで夜が更けていくのですが、たぶん11時前にダウンしたな。記憶がない(笑)。