みつや@精華

はじめてこのあたりに来たのは20年以上前になりますか。これまた家庭訪問でした。で、今年久しぶりに何回が来ることになりました。
ちなみに「みつや」の存在を知ったのは、子どもとの会話でした。おいたをした子どもと「お好み」の話をしてる時に「近所にあるで」と。で、家庭訪問に行く道すがら探してると、それらしき建物を発見。前には張り紙がありました。

マジか。開店時間が11時〜13時30分!選ばれた人しか来られない店です。それ以来チャンスをうかがっていたのですが、今日がそのチャンスだったってことです。
とりあえず10時半に到着。扉を開けながら
「いいですかー」
と声をかけると
「どうぞー、あら久しぶり」
との返事。一緒に行った子どもは小さい頃からここのお店のお客さんらしいです。でも、お店で食べるのは久しぶりだとか。
「なんにしますか?」
「油カスありますか?」
「ありますよ。油カスはもともと入ってるけど、多めね」
なんと、油カスはデフォルトらしいです。ちなみに、袋入りの油カスも売っておられます。3個入って1000円。まぁまぁですね。
「油カス、どこから仕入れてはるんですか?」
「このあたり、売りに来はるんですよ」
「へー、どこから?」
「羽曳野から」
向野かぁ…。
ちなみに子どもは常に「イカ玉」らしいです。
「ここ、昼間しかやってないんですね。夜にやってお酒も出したら、みんないつきそう」
「そんなんいらんわ。悪い子ばっかり来て」
定番の返しですね。
やがて出てきました。

練り込みです。その上に大量に天カス&油カスを混ぜたものが載せられました。さらに「油カス増量」なのて油カスが追加されてます。これをじっくり焼いて完成です。

天カス&油カスが香ばしそうです。ちなみに、わたしのにもイカが入ってます。そういや、ムラ中のお好みを食べてる常連さん、豚よりもイカを好む人が多いような気がします。
これに甘辛ソースです。
「ソースはどこの使ってはるんですか?」
「うちはイカリや」
「あー」
「でも、辛は違うで。辛はヒロタや」
「ヒロタ!」
子どもは「ぜんぜんわからん」とあきれてます。ソースの世界は奥が深いのさo(^^)o。
甘辛ソースの上に炒り粉と青のりをかけると完成です。

うまい!
子どもははじめ「金太と変わらへんのちゃうん」とか言ってましたが、まったく違います。
なんでも、前の代から引き継いで、今の代になってから20年。
「値段も引き継いでるねん」
とのこと。
なんなんでしょうねぇ。サクフワの生地に練りこまれたイカがうまい。やはりイカなんですね。油カス感は少し希薄ですが、たぶん天カスと一体になって油がまわってるんでしょうね。でも、まったくしつこくないです。そして量がまたいい感じです。そんなに分厚くないのですが、それがいいのかな。
あっという間に食べてしまいました。帰り道に「また来てな」って言ってもらえました。ちなみにビールもあるとのことなので、また飲める体制で来たいな。
帰り道、子どもは「やっぱりオレはここのやな。金太とはぜんぜん違う。うまいわ」とつぶやいてました。こういうソウルフードがあるってこと、そしてそれを再認識してくれたことが、なんとなくうれしいな。

てことで、恒例のdata

イカ玉油カス増量 500円
ビール 不明
スタイル 練り込み系
その他 お好み焼き以外に、「ようしょく」もあります。メニューにはひらがなで書いてあります。それ以外に、焼きそば系があるのはもちろん、うどんメニューが豊富なのも京都府南部の特徴かな。たぱんカレーうどんはおいしいはずです。ちなみに中華そばもあります。ほんとの地元の人のためのお店ですね。
独断的評価 ★★★★★(油カス感が希薄なのはもったいないけど、そもそもデフォルトで入ってるのがビックリです)

さらに詳細なリンクも更新しましょう。

みんなでつくってる

今日は午前に家庭訪問。午後は人権教育のまとめの会議です。
今日の家庭訪問は行っても行かなくてもいいようなもんですが、やはり行っておこうと思いました。まぁいろいろあった子ですし、なんとなくほっとけない感じなんですよね。それともうひとつ「とても大切な目的」があるんですよね。ま、これはあとの話です。
てことで、近況を話したりして、「がんばれよ(^^)」と。

午後は1年間の人権教育の振り返りの会議です。3年生が卒業前に書いてくれたアンケートによると「部落問題認識」が20%あがってることがわかります。が、ここで支店長がひとこと。
「あれだけ一生懸命やってて20%か」
まぁ、そういやそういえるんですけどね。
その後、各担任から学年ごとの報告がありました。今時のご時世はポートフォリオをつくらなきゃならないみたいで、子どもたちに学年の最後にいろいろ書かせるらしいです。で、1年間の振り返りで人権学習について書いた子がけっこう多かったとか。それも「知らなかったことが知れた」みたいな肯定的な意見がけっこうあったとか。
「へー」って思いました。
人権って大切だけど、でもめんどくさいとか難しいとか、そんなので敬遠されてるのかなって思ってたんですよね。でも、案外そうでもなかったんだな。子どもたちは肯定的にとらえてくれてたんだ。これはかなりうれしいです。
ちなみに、支店長は何やらずっと考えてます。
で、会議が終わったらこっちにやってきて…。
「この子ら、中学校ではどんなことやってるのかなぁ」
と。なので、
「〇〇中学校は舳松行ってるくらい力を入れてるけど、そんなのは一部ですかねえ。たぶん日本史の学習で少し力を入れてるくらいかなぁ」
と答えたんですが。すると支店長。
「なるほどなぁ。もしかしたら「知っている」のレベルが変わったんかもしれんな。高校入学時の「だいたい知っている」レベルやったら、90%超えてるかもな」
とのこと。まぁそうでしょうね。だって、5月にガッツリやりましたからね。
会議の後、事務室に行って
「子どもたち、人権学習、意外と印象に残ってるみたいでしたわ」
って言ったら
「そりゃそうでしょう。近くの学校ではやってないことやってるし、すごいですよ」
とのこと。うれしいなぁと思ったけど
「ただし、事務としてはお金のことが気になってます」
ど釘を刺されました(笑)。そうなんですよね。事務の人も「お金の確保」という形で、精一杯協力してくださってます。
そうやって、みんなでつくってる人権教育なんですね。