遠くまで来たなぁ

帰り道、京都駅で声をかけられました。
「あの、いつきさんですよね?」
なんと、2006年にわたしを取材してくださった記者さんでした。記事はこれです。
しばし電車の中で振り返り。
記「いま、LGBTってみんな言ってるけど、そんなことがなんにもない頃に、あれを書いたんですねぇ」
ほんとにそうです。
あらためて、なんにもないころから闘ってきたんだなと思いました。
記「あの中で「どっひーはどっひー」というのが印象に残ってます。ほんとにいい子どもたちですね」
よく覚えてるな(笑)。でも、きっと記憶に残る記事だったのかな。だとしたらうれしい。
わたしが闘えたのは、そして闘えてるのは、子どもたちのおかげです。

向こうに見えるは

空いた時間は数学の問題を少し解いてみたり。
でも、やはり気になるのは「おべんきょ成果」です。脳みそが自然とそちらに引き寄せられます。
昨日と同じく、自分が何をしたいのかわからなくなってます。でも
「何をしたいんだろう」「何が言えるんだろう」
と考えているうちに、とてもシンプルな答えが出てきました。そっか、それやん。それがしたいって、中にも書いてるやん。
とにかくこなれてなくてもメモメモφ(..)。
じゃ、いま提示している4つのツールを使ってそれが言える?んー、言えるかな、言えないかな。うーん。
使わないツールがあっても、足りないツールがあっても、どちらもダメです。あるツールをすべて使うこと。5つ必要なのか3つでいいのか。はたまた違うツールがいいのか、ツールの提示の仕方が違うのか。
なんでこんなことに悩んでるんだろ。たぶん悩むところじゃないはずなのに。でも、たぶん「何をしたいか」「何が言えるか」が焦点化されてないから悩んでるんですね。
それでも、ここさえ通過すれば、たぶんいけるはず。樹海の向こうに少し山が見えてきてます。

どこまでほっとくねん(;_;)

今日は今年度最後の授業日です。あとは学年末試験と試験返しを残すだけ。なので、子どもたちにとって「わからないところ」をつぶす最後のチャンスってことです。
例によって例のごとく図書室学習。ここ一週間言ってる
「このミミズみたいなん、なに?って子はこっちに来いよ」
を今日も発します。
ひとつのクラスは…。誰も来ない。まぁいいです。
と、質問に来た子がひとり。なんか、問題集をすべてやって、1問だけわからないのがあったらしいです。たぶん100点狙ってますね。
もうひとつのクラスは…。来た(笑)。それも五月雨式に3人。
い「どこがわからへん?」
生「全部」
い「これ(単項式の不定積分)できる?」
生「できひん」
マジか…。
「お前、どんだけほっといたんや」
なにせ、図書室学習でもずっと寝てましたからね。基本的には寝るのはジャマするけど起こさない主義です。なので、起こしてません。
い「積分はな、xがひとつ増えるねん」
と、2月のはじめにした話を再演。やれやれ。45分でどれだけできるかな。まぁ、不定積分→定積分ができたら、面積はできるから、その線を固めましょう。
しかし、前に「図書室学習がなかったら、わたし問題解けへん」と言って、毎回取り出しに自主的に来てた子が「楽勝やわ」って言ってくれてたのがうれしかったなぁ。
ま、とりあえず、最後の試験、がんばってな(^^)。