限界か?

朝起きると、とにかくしんどいです。まぁあたり前か。金土日にメチャクチャやって、月曜日沈没してて、火曜日の夜が遅かったらしんどくて当たり前です。
それでもなんとか職場に行って授業です。が、なんと、教室のクーラーが壊れはじめてるみたいです。ざっと見ただけで5つくらい?なんでも熱風が吹き出してるとか。それ、クーラーちゃう、暖房や。生徒は「なんやねん、これ!最低や!」と半泣きです。しゃーないから、「泣いたら余計暑なるで」と慰めると「それもそやな」と納得するかわいい子どもたちです。こんな日は熱中症のリスクがあるから授業やめればいいと思うのですが、そうはいきません。
年間カリキュラムはクーラーがあることを前提につくられてます。で、それは厳守です。それを崩した場合、代替措置で別の日に振替をしなくちゃなりません。つまり「人優先」か「日程優先」かというと「日程」ってことです。
まぁ、あちこちの学校で子どもが倒れるのはよくわかります。そこに遠足を入れたらやらなきゃならないし、そこにリレーを入れたらやらなきゃならないし、そこに人文字を入れたらやらなきゃならないんです。遠足とか、百数十人が動くわけで、受け入れ施設とか交通機関と連絡とってるから日程を動かすとえらいことになります。人文字も飛行機かドローンかわかりませんが、それのチャーターしてるから、日は動かせない。「そもそも、なんでこんな暑い日に設定した」って言われそうなもんですが、んなもん4月にわからないし、逆に梅雨明けで晴れる可能性が高い日を設定しなきゃならんのです。
仮に日を動かせたとしても、動かす先がない。高校ですら行事予定がけっこうつまってるのに、小学校とかたいへんです。行事予定って、子どもだけのものじゃないです。てか、どちらかというと、子どもの行事を動かすための教職員のものが多いです。ひとつの行事のために何ヶ月も会議を繰り返して、その一日を実現させるんですよね。さらに研修とか授業研とかあるから、小学校とかほとんど毎日のようになにかの行事が入ってるんじゃないかな。つまり、年間行事予定というのは、かなり高くまで積み上げられたジェンガみたいなもので、そこからひとつ抜いて上に置くのはそうとうなテクニックと勇気が必要ってことです。
で、なんでこんなことになるかというと、学校が行事の精選をしないからなんだけど、なぜ精選しないかというと、とてもしにくいからです。
例えば「今年はリレーしません」となると、例えば運動会のリレーを楽しみにしてた保護者から苦情が来る。「今年は暑いので遠足なし」ってやったら子どもたちがかわいそう。「人文字やめ」とか言ったら、「学校創立○周年なのに」と卒業生や地域から苦情が来る。ましてや、英語の導入とかあるから研修はやめるわけにいかないし、授業研とか指導主事が来たりしますからやめられない。
つまり、ジェンガが高くなるのはそれ相応の理由があって、それは学校だけの問題ではないということです。
なので、クーラーが壊れても授業はしなきゃならんのです。しかも、試験が終わって夏休みまでの、まぁかつては「試験休み」というやつがあった時期の授業をしなきゃならんわけです。勢い、クーラーがついてる部屋をみんなで使いまわすことになりますが、これまた「クーラーはホームルームのみ」とかいう制限があって特別教室にはないから、えらいことになるわけです。たぶん2講座合体とかもやってたんじゃないかと思うのですが、これがなかなかテクニカルです。というのは、2講座合体は同時開講してないとできないわけで、通常はそんなことはしませんから、これもまたできる可能性は限りなく低い。これを1日6時間やるわけです。で、なんでこんなことになるかというと、予算がないからです。つまり、教育にお金をまわさない。
まぁこうやって捨て置かれた学校は、「人が倒れるリスク」と「ジェンガが倒れるリスク」を天秤にかけて「ジェンガを倒さない」ことを優先することになるわけです。
ちなみに、わたしが関係する教室はなぜか大丈夫でした。ごめんなさい^^;。

そんなこんなで、夕方には身体が悲鳴をあげはじめました。どうする?これはアカンです。しかも駅に着いたら盤石の「快速間引き」です。なんでも踏切の危険横断があったとか。
なので、帰りの電車の中でマッサージ屋さんの予約をして、京都駅近くでマッサージしてもらいました。
60分やってもらって、かなりマシになりました。どうやらこういう時間が必要らしいです。