剣を抜かざる得ない時

この間、杉田議員のことについて、なにも発信してきませんでした。というかできませんでした。理由は簡単で、ずっと別のことに忙殺されて、ほとんど情報が入ってこない状態にあったからです。さらにそれをいいことに、杉田議員の投稿の全文を読みませんでした。なぜなら、自分の感情を抑えられなくなる可能性があって、きっとしんどくなるかもしれないと思ったからです。
そんな中、ようやく林夏生さんのスピーチの全文を読みました。
林さんとは個人的に面識があります。最近ではTRPでお会いしました。いつも満面の笑みをたたえながら、富山の地で実践しておられる学生たちとのできごとを言ってくださいます。いつだったか「自分はカミングアウトしないんだけどね」って言ってくださったことがありました。
林さんがやっておられることの意味は「カミングアウトしなくてもできる」です。
何かやると「それがカミングアウト/アウティングにつながるのでは」と不安になる方がおられます。そういう方は、やりたくてもできなくなってしまう。「そんなことはないんだよ」ということを林さんは自分の生き方を通して伝えておられると思っています。そしてそれは「当事者でなくても実践できる」というわたしの基本的な姿勢と響きあうところがあるのです。
そんな林さんがカミングアウトされたということの衝撃は、わたしにとってはすごく大きなものです。それは「泣けた」とかいうものとは異質のものです。
わたしは「カミングアウトできる社会をつくりたい」と思っています。それは「カミングアウトしなきゃならない社会」と対極にあると思っています。林さんのカミングアウトは、いまこの時が「カミングアウトしなきゃならない社会」であるということを明らかにしたと思います。
林さんがカミングアウトしなかったのは、もちろんクローゼットでいなければならないという状況があるからではありますが、それと同時により積極的な意味があったと思います。その選択を変えさせられたということの衝撃です。
そして、今朝、岡野八代さんもカミングアウトされたことを知りました。
こうやって、口を閉ざしていた人々の口をこじあけるような社会への怒りとか悲しみとかやるせなさとか、いろんなものが押し寄せてきます。

さらに林さんをとりあげた新聞が出てきた。林さん自身がおっしゃっている通りアウティングです。口をこじ開けられた人を消費する社会。でも、抗議を受けた当の議員はなにもない。
わたしがめざすのはこんな社会じゃない。

2番目に好きな県のトップ3に入る街にて

朝、いつもの時間に目が覚めました。そりゃそうです。目覚ましを切ってないです。ちょっと眠いけど、まぁええかなと。で、お腹が減ったので、コーヒーを淹れてパンがないので小麦粉と卵でべた焼きつくって朝ごはん。その後、庭の屋根の復旧作業です。なんでも、こないだの台風の時対策しなかったらしく、えらいことになってます。とはいえ、ポールを組み合わせただけで、一切接着してないので、簡単にバラバラになって簡単に元通りになります。チキチキマシンみたいなもんです。
で、昼前まで考えごとをしてスタート。
「ひかりは西へ」
ってフレーズがあったなとか考えながら、西へ西へと移動して、着いたのは中津です。ここは生まれてはじめて大分でお座敷をやった場所です。あの時は新幹線のチケットを送りつけられて「これで来い」みたいな世界でした。その後、何度か中津に呼んでもらって、さらに大分市竹田市佐伯市にも呼んでもらうようになりましたが、その原点みたいなもんですね。
とりあえずホテルにチェックインして再び考えごと。と、迎えに来られる時間が来たので出発です。今日の主催は、とりあえず「D&Iを考える会」です(笑)。まぁまさにそうですよね。
てことで、200人ばっか来られた方に向けてお座敷開始です。今日の中身はミッション2。久しぶりです。ところどころ忘れてます。てか、最近はミッション2とミッション3が混在しはじめてるので、少し整理をする必要があるかなと。
そんなことを考えながら、いい調子で話をしてました。話が進むうちに、聞いてくださっているみなさんの顔が緩んできます。なんなんだろ。和んでくるというか優しくなってくるというか。もしかしたら、なんとなく「安心」を感じてくださっているのかな。もしもそうだったらうれしいな。
途中、いつも言ってるフレーズ「「はい!わたしがそうです」なんて言わなくていい」ってところで、思わずアドリブが出てしまいました。ま、その話は後で書くとして、でも、まさにこの時代この時にお座敷をやることの意味を鋭くつきつけられ考えさせられます。そしてそんな時代だからこそ、みなさんは和やかな笑顔で聞いてくださったんだろな。

お座敷のあとは呑みです。
前からお世話になっている人と、今回すんごくお世話になった「D&Iを考える会」の会長さん(笑)と、最後にステキなあいさつをしてくださった方と4人です。みなさん、おもしろい経歴を持ち、おしろい日常を過ごしておられて、そんなのをワイワイ話をしながら笑いっぱなしの3時間半でした。でもみなさん、明日も仕事なんだよな^^;。

多様性・つながり・実践

今日はSEEセミナーの2日目。幸い台風は関西を通過したようです。でも、昨日の夜はずいぶんと風が吹いたようです。
で、会場へ。眠いな。
今日の午前は池上さんの「生徒生殖の健康」です。なんか、池上さん、そこに立っておられるだけで強いオーラを感じます。そして、スライドがまったく進みません(笑)。なにせ、「モントリオール宣言」からはじまるはずなのに、『性のタブーのない日本』の紹介とか、『古事記』の話とか、ひたすら日本における性の歴史を語られます。でもこれ、すごく大切ですよね。おそらく日本の性教育を牽引してこられたからこそ、「日本に性の歴史抜きに日本の性教育は語れないよ」ということを言っておられるんでしょうね。ほんとにそうです。でないと、
「それは海外のことだからね」
でおしまいになってしまいます。
さらに「人権ってなに?」というワーク。「人権ってわがまま」にどう反論するか。それができないと、やはり勝てない。そんなことをたっぷりとやってからの「モントリオール宣言」の説明です。そして
「権利がないと健康はない」
とばっさり。そして、ジェンダーの平等へと流れていきます。でも池上さんはそこで決して「海外の事例」を優先しません。日本の江戸時代のさまざまな書籍をもとにして説明されていきます。そこから「生殖と性別二元制」の話へ。さらに江戸時代の中条流の話なんかを交えながら、避妊の話なんかをされました。なんか、うまくまとめられませんね。
で、午後はわたしの担当「多様性・つながり・実践」です。このお題をもらった時なにを話そうかとずいぶんと悩みました。ましてや、そうそうたるメンバーの中のわたしです。じゃぁ、わたしのアドバンテージはいったいなんだろうと考えた時、「高校で人権教育をしている」しかありません。なので、今回は「学校」と「人権教育」にこだわりながら話をしていこうと決めました。かつて自分が担任として性教育をおこなった経験や人権教育の研究者が人権教育をどのようにとらえているか、そんな中から自分が何をしてきたのか。それがどんなつながりや広がりを持っていったのか。そういう変遷は、わたし自身の変遷でもあります。そんな話のしめくくりは、かつて「暴走機関車」が「わたしのために」言い放った「いつきちゃんはオレなんや」でした。たぶん、あのひとことこそ「多様性・つながり・実践」が結集した言葉だったんだろうな。
みなさんが時間通りにされているので、わたしも1時間ジャストで話を終了。
続いて、野坂さんと吉田さんによる「性の安心と安全」です。ここでもされたのはバウンダリーです。子どもの側からのバウンダリーと支援者の側からのバウンダリー、あるいは支援者自身のバウンダリー、こういうものをどう設定するのかです。とりわけ、子どもが「No」と言えるためにはどうすればいいのか。逆に「No」と言われた子どもをどうするのか。いや、大人もか。そんなワークの最中、わたしは池上さん・東さん・小貫さんと「講師の公的な立場と私的な立場のバウンダリー」みたいな話とか、ミスを犯す権利とかについてもそもそ話。これはかなり楽しかった。
そんなこんなで、長い長い2日間のセミナーも修了です。
おわってから、10人ばっかで近くの居酒屋で乾杯。でも、東京に帰らなきゃならない人もおられます。ちょっとずつ人が減っていって、最後に残ったのは4人。時間を気にしつつも帰れません。が、ここでもバウンダリーが必要です。10時前に解散。その後、なぜかIっぽくんが「行きたい!」と言った天一へ。今日も箸が立つ天一です。

さて、帰ろう。

「性教育における価値と倫理」

今日から明日は、この夏でもっとも楽しみにしているイベントがあります。SEE(Sexuality Education & Empowerment)主催のイベント、「性教育における価値と倫理セミナーがあります。なんといっても、講師陣が超豪華!東優子さんからはじまり、小貫大輔さん→トンミ・パーラネンさんと続き、翌日は池上千寿子さんです。そして、〆は野坂祐子さんと吉田博美さんによるワーク!途中、ひとり「なぜこいつが?」ってのがいますが、それはおいておきましょう(笑)。さらに、受講生がすごい!簡単に言うなら、各地で実践をしてたり講師をしたりしている人が集まっておられます。
てことで、9時過ぎに会場に到着。すでに準備がはじまっています。準備を手伝おうとしたけど、結局わたしは朝ごはんを食べるだけでした。
で、まずは東さんの「性教育5W1H」。性教育をめぐる価値の対立からはじまって、世界の最先端の話へと向かっていきます。東さんの話は、いつ聞いても元気がでます。が、少し翌日の準備をしていたりして…。
続いて、小貫さんの「人権としての性教育」。いきなりブラジルのHIV啓発のビデオなんか見せてもらいました。この人の話を聞いていたら、ほんとうにsexっていいよなぁと思うんですよね。「よだれが出そうなほどすてきなキス」とか、メッチャいい表現です。で、たしかに北欧は進んでいるけど、発展途上国といわれる国々も実は進んでいるんですよね。結局、先進諸国が一番遅れているのかもしれません。小貫さんが強調されたのは「性教育「への」権利」ということかな。この「への」=「to」をどう考えるかってことなんですけど、なんだか途中から「ワーク」がはじまって、これがまた「またこれか」と笑ってしまうのですが、おもしろい。わたしは前にも経験しているので、少し相対的に見ることができたけど、なるほど「バウンダリー」が変わるんだ。
そして、午後からはトンミさんの「価値と性の倫理」。とても簡単に言ってしまうと、従来の「価値を教え込む」教育とそれへの批判的な立場からの「自由な」教育、あるいは「保護主義的な教育」と「主体を大切にする教育」って、実は境界線がすごく難しいということです。それへのひとつの回答として「capability(潜在能力)」が提唱されているようです。また、もうひとつが「agency(主体性)」かな。とてもわかりやすいスライドにこんなのがありました。

Teaching valueValue neutrallity(価値を教える→価値ニュートラル)
Telling whato to do→Open discussion(何をすべきかを教える→オープン・ディスカッション)
Restriction and rule→Smallest interventions(規制と規則→最小限の介入)
Overprotectiong→Supporting agency(過保護・過干渉→エージェンシーのサポート)
Demonising change→Learning new culture(変化を悪いものとする→新しい文化を学ぶ)
Worry and fear→Identifyng real problems(心配と恐怖→実際の問題が何であるかを同定)

んー、前に「フィンランドの包括的性教育」についてのセミナーでも感じたことだけど、「誰でもミスをする。それをどうサポートするのか」ということが一貫している感じですね。そして、その「ミス」も含み込んでの「自己決定」を優先する。少なくても、自分の授業においてはこういうスタンスでいきたいなぁと、あらためて思いました。

で、懇親会。
なんかもう、豪勢です。でも、ワインが足りない。てことで、Iっぽくんに「ワイン買ってきて」とか頼んでしまったり。さらに「何本?」と聞かれたので、事務局が「2本」と言ってるのに「3本」とか言ってしまったり。ほんとうにクズです。
が、今日は台風。かなり迷ったけど、2次会はパスだな。

これまた恒例のフィールドワーク

朝、トイレに行きたくなって階段を降りようとしたら「まめた」が気づいたらしくメッチャ歓迎されて、きっと野入さん起きただろうなぁ…。
てことで、6時起床。まだ日が出てません。これぞ沖縄クオリティです。その代わり夕方が長い。なので今日も20分ばっか走って筋トレの朝です。
で、荷物を宅急便に出して、そのまま大学へ。今日は1年生の発表があります。ひとり4分の発表が10人。そこに質疑応答が入るから、なかなかなもんです。
でも、おもしろいですね。まだ興味が固まっていない1年生は、「〇〇地域について ー〇〇を中心にー」ってやるんだとか。おもしろいのは興味が固まってる学生のじゃなくてこっちです。もちろん、興味が固まってる学生さんのはおもしろいんです。興味が固まってるからこそ、いろいろ知ってるし、さらに調べてるし。でも、興味が固まってない人のは「興味がないこと」をしなくちゃなりません。その無理矢理感がいいです。
たいていの学生さんは自分の出身地について調べられます。単にそれだけならおもしろくなりません。そこに「〇〇を中心に」がつくからおもしろくなります。このサブタイトルを考えるためには、地域を掘り下げないといけない。そこで、かつて自分が疑問に思ったこと、そして放置していたことと出会うんです。そうやって「立てた問い」を掘り下げていく過程は、「興味が固まってる」人と何も変わりません。というか、かつて放置していたことと再び出会ったからこそおもしろい。
そして、質疑応答が、またおもしろい。実はここには野入さんの「仕掛け」があるんですね。でも、その「仕掛け」のおかげで、学生さんが「わからないまま適当に話したこと」とか「思いもよらなかった問い」なんかに出会わせてもらいます。そこへのレスポンスが発表の質を上げていきます。
そうしたやりとりの場にリアルタイムでいられた90分は、本当におもしろかったです。

で、ここからが毎年恒例のフィールドワークです。
思えばはじめて行ったのが「伊波普猷のお墓」でした。そこから「嘉数高台」とか「アメラジアンスクール」とか「ヒストリート」とか「不屈館」とか「シュガーリーフ」とか「クラブハウス」とか、ありとあらゆるところに連れて行ってもらいました。それがわたしの沖縄への眼差しにどれほどの変化をもたらし、ヤマトへの眼差しにどれほどの変化をもたらしたことか。
今年のテーマはひとつは「嘉手納」です。
てことで、さっそく道の駅へ。まずはイモを持ってこられた「野國總管」さんとご対面。

「もしもこの人がイモを持ってこなかったら沖縄はどうなってたんだろうねぇ」と野入さん。ほんとですね。
そしていよいよ道の駅へ。まずは3階の資料館。とても栄えていたかつての嘉手納の姿がそこにあります。基本的にわたしは沖縄のことを何も知りません。だからこそ、新しい知識がどんどん入ってきます。とはいえ、「かでな道の駅」には前にも来てます。ただ、今回はここがメインなので、それはそれで「心構え」が違ったりします。資料室の真ん中には、かつての嘉手納と今の嘉手納を重ねた地図があります。

そしてまわりには戦前の嘉手納の生活の写真があります。そこには嘉手納の人々の淡々とした日常があります。例えばそのひとコマが農林学校の学生たちです。みんなで比謝川にピクニックに行ったのかな、そんな写真の次に、残された門柱の写真が映されました。あのピクニックのメンバーの何人が生き残れたんだろう。戦争前の人々がどんなふうに日常を過ごしてたのかなということを、あらためて感じました。
「あした戦争がはじまる」なんて誰も思ってない。思っているのは「はじめよう」と決断した人だけです。でも、「思ってなかった人」も否応なく巻き込まれていく。それも、命まで。だからこそ、そういうシステムを変えようとしたはずなのに、でもそういうシステムを「国民」が選択していく。そんなことが「道の駅かでな」から伝わってきます。
そしてもうひとつ、そんな展示室から一歩出ると世界が変わります。展望室からは基地が見えます。戦闘機の離発着を待つ人がてんこ盛りです。そこにどんな思いが介在してるのかはわかりません。が、「いる」んです。そしてそこにわたしも「いる」。わたしはなぜいるんだろうと考えさせられることに、そこに「いる」ことの意味を考えさせられます。
やがて「道の駅かでな」をあとにして、「燃える井戸」に行きました。炎天下を歩いていると、轟音が鳴り響いて、横から聞こえているなと後ろを振り返ると飛び立つF15らしき後ろ姿が見えます。ちょうど12時のエーデルワイスのオルゴールも戦闘機の轟音で消されます。そして着いた井戸は、単なる井戸です。

でも、かつてこの井戸は、基地内で流出したジェット燃料が混ざった水が出てきてました。水を柄杓ですくってそこらにまいてマッチを放り込んだら燃えたんだとか。貴重な井戸水がそういう汚染をされるんですから、本当に生活に直接害を及ぼしているわけです。
ここからいわゆる「ロータリー」に向かいます。この「ロータリー」は米軍に接収された時大量の軍用車両がスムーズに走れるようにつくられました。

ちなみに、現在はこんな感じ。

でも、目的地はロータリー近くの嘉手納中学校です。ここに農林高校の門柱が立ってます。

資料室の写真ではわからなかった痕跡が間近で見るとわかります。それはこれ。

機銃掃射の玉のあとです。よくぞこの門が立ってたという思いと、やはりどれだけの人が殺されたんだろうという思いが、あらためてやってきます。
とはいえ、お腹は減る。なので、近場の定食屋さんへ。cannonicalな「煮込み定食」があったので、お願いしたら、メッチャおいしい。

これでワンコインですか…。ちなみに野入さんは中身そば。

食後、「ロータリー」に向かいます。なんか、象徴的な風景です。

「沖縄防衛局」「入国管理局」その上に「日の丸」。
で、バスに乗って浦添に向かいます。途中、軍用機が低空飛行をしています。

たぶん、嘉手納基地に着陸するのかな。それにしても、なぜ電柱ときれいにかぶるかなぁ。
で、向かったのは平敷兼七さんのフォトギャラリーがあります。


一歩入ると、息を呑む空気感です。でも、決してイヤな空気感ではありません。なんなんでしょうね。当たり前の日常を当たり前に写してる。単にそれだけなんだけど、それをよくしたよなと。だって、厳しいであろう現実の中にある当たり前の日常の表情を「撮る」なんて、ハンパないです。でも、この日常を撮ることを通して、「沖縄」を表現しなきゃならんと思われたんでしょうね。ほんとにジワジワくるものを感じながら、さんぽです。
平敷さんが愛した町並みを歩くと、ヒゲをたくわえた平敷さんがひょいと顔を出しそうです。こんな町並みがなぜ残ってるのかというと、そこにも「基地」があります。ここ、「58」が通っているので、交通量が多く渋滞箇所でもあります。しかも海岸の方は基地に押さえられているので、駐車場をつくるとかいうことができない。なので、米軍接収後の姿がそのまま残っているということなんですね。
それにしてもきれいな坂道です。

なんかサンフランシスコみたいです。
「東京美容室」

「すばやー」

「そば屋」をそのまま屋号にしているという。
そしてウガンジュ。

ラクラしそうに楽しい町並みを歩きながら、空港でのごはんをゲット。
ギャラリーに帰ると平敷さんの娘さんが帰ってきておられて、ひとしきり話。
さてと、でもそろそろ空港に向かわなきゃ。てことで、フォトギャラリーをおいとま。ここで野入さんともお別れです。3日間お世話になりました。来年もお世話になれたらうれしいな。
空港に着いてチェックイン。と、は?25分遅れ?てことは、到着も25分遅れ?
関西空港に着いたら、45分遅れに拡大。jetstarは奈良線かい!てことは、ラピートの最終まであと5分。jetstarの降り口から南海の改札まで走りました。ここで走れるのは、ふだんのランニングのおかげですね。さらに、新今宮から動物園までラン。てことで、なんとか今日の宿泊所にはたどりつけました。
まいった…。

今年も脳みそフル回転

朝、思ったよりも早く目が覚めたので、少し走ることにしました。といっても、せいぜいが4キロってとこですか。でも、湿度が高いからか大汗かきました。
で、野入さんお手製のメッチャおいしい朝ごはんをいただいて出発です。今日は毎年恒例の琉球大学のお座敷です。
わたし、この琉大のお座敷は毎年楽しみにしています。とにかく学生さんの反応がいい!もちろん大笑いをされるとかそういうのじゃないんですけど、心や脳みそが動いているのが伝わってくるんです。さて、今年はどうかな?ちなみに、今年は野入さんから「ワークショップを入れること」という指示が入っているので、いちおう用意しました。さらに最後に少し時間も必要なので、最終的には1時間ちょっとの内容まで切り詰めました。さてどうなるかな…。
話は不思議なほどon timeで進んでいきます。しかも、ところどころに埋めておいたネタにガッツリと反応してくださる学生さんがおられて、とてもうれしいです。てか、関西限定のネタに反応してガッツポーズってどないやねんo(^^)o。
で、ワークショップに突入です。やはりここで15分は使いますね。てことは…。残り10分か…。ここで10分では終わらないんですよね。最後は話さずに終了。でもまぁ、いちおうキリまでいったからいいかな^^;。

で、昼ごはんはオシャレなイタリアン。ここは沖縄の野菜を使ってつくられてます。ランチタイムはアンティパスタがバイキングで、それだけでおなかがいっぱいになります。
続いて午後はゼミに乱入。今年も仕切りをさせてもらいました。これがまた楽しい!いつもなにが題材なのか、その瞬間までわかりません。配られたレジュメを見て話を聞きながら、論議をどう持っていくかとか、どんな質問をするか、さらにはそれを通して何に気づいてもらい、どんな方向に卒論を導くか。そんなことを脳みそをフル回転でまわしながらの90分です。
今日の発表者はふたり。それぞれに発想がすごくおもしろいです。あとは、ほんの少し足りないところに気づいてもらえたかな。
さらにそのあとは留学生のマスターの人の相談になぜか乗るはめに。ここまでくるとさすがにきついのですが、幸か不幸か実践畑の話になったので、なんとなく話をすることができました。
てことで、都合上3コマ分くらい脳みそ使いました。あー、気持よかったo(^^)o。

そのあとはPIN-UPにおじゃまして、すてきな写真を見せてもらったり。
で、野入さん家でディナーです。野入さんも沖縄の食材を使って、めっちゃヘルシーかつおいしい食事をつくられます。いつもごちそうになりながら、「すごあなぁ」と思ってます。ちなみに、早め早めに仕込みをしておられるみたいで、そのあたりもすごいなぁ。
が、11時になったあたりでふたりとも眠くなったのでお開きです。明日も朝が早いです。

ゆんたく→オーシッタイ

朝起きたけど、走れる時間じゃないので断念。そのまま朝ごはんを食べながらゆんたくです。テーマを決めて話するのも大切ですが、テーマを決めずに心のおもむくままにのんびり話をすることも大切ですね。てことで、昼前までのんびりしました。
が、ここからが問題です。なにせ車がない。沖縄は車がないとどうしようもありません。いや、歩けばいいのですが、なにせ暑いです。今年に関しては、たしかに「沖縄は関西の避暑地」状態ですが、それでも太陽のパワーはハンパないです。なので、レンタカーを探したり、知りあいに「貸して」と無茶ぶりしてみたり。そんなこんなでKんちゃんが来てくれました。すみませんすみません。

てことで、フィールドワーク開始です。
まずは腹ごしらえ。宮里そばをめざしましたが定休日。なので、玉家へ。おぉ!うまいわ!ダシがすごいです。
てことで、お腹もいっぱいになったので、とりまファーマーズマートでおみやげをゲットして、そのまま宅急便で送ってしまいました。
お次はオリオンビールの工場見学でしたが、予約してなかったので待ち時間が長い。なので断念です。
ということで、「オーシッタイ」に行くことになりました。
ここ、1982年に電話と電気が通じたというところです。めっちゃ秘境です。とにかくgoogle先生の言うとおりに走って行くと、カンバンがありました。

ここからが山道です。せまい!と、通れません(笑)。

がけ崩れでした。なので引き返して、他の道にチャレンジです。と、見逃しそうな道がありました。そこを走って行くと、再びカンバンが!

さらに細い道を延々とドライブです。まぁ、Kんちゃんはこんなの慣れてるみたいだし、実はわたしも慣れてます。なので、ワイワイ言いながら走っていると、目的地に着きました。

なんか、大草原の小さな家みたいなたたずまいです。
ここ、昔はカフェをしておられたらしいのですが、現在は閉店しておられます。その代わりと言ってはなんですが、蜂蜜を売っておられます。

中に入れてもらって、お茶を飲ませてもらったり、蜂蜜の試食をさせてもらったりしながら、いろいろ話を聞かせてもらいました。
なんでも、いまは12軒もおられるとか。さらに小さい子どももおられるとか。「へー」とは思いますが、ここに移住されるかたもけっこうおられて、近年では3.11をきっかけに来られた方もおられるとか。たしかにこんなところに住むのもいいなぁと、なんとなく思ったりもしますね。
ということで、パートナーのために蜂蜜をゲットして、オーシッタイを脱出。そのままバスに乗って、向かうは普天間です。ちなみに、あえての路線バスの77番。延々とバスに乗ったけど、キャンプ・シュワブの前を通ったりキャンプ・ハンセンの前を通ったり、さらにはコザ暴動の場所やクラブハウスの前を通るので、けっこう楽しかったかな。さらに普天間でバスを乗り換えて、真栄原到着。
ここで晩ごはんです。どこに入るかさんざん悩んで、入ったのは「みの家」です。お店情報無いですけど。ここがなかなかのいいお店です。地元の人が愛してる感じで、地元のちょいワルおじいの話す言葉がウチナーグチでさっぱりわからなかったりして、楽しい時間を過ごしました。
で、今日の最終目的地の野入さん家へ。
1年ぶりの再会を喜び、しばし積もる話をしているうにに、あっという間に0時です。いかんいかん、明日が本番ですがな。

朝、起床は4時55分。あまりにも早すぎます。でも、起きなきゃならんので、エイッと起きました。台所に行くと下の子どもがなにやら必死になっています。どうやらmail dropが不調らしいです。では、行きの電車で解決策を考えましょう。にしても、家の時計が遅れてたみたいで、あやうく地下鉄に間に合わないところでした。そのままはるかに乗って、ほっと一息。メールを見ると…。
なに!jetstarが欠航?マジか。どうする?
jetstarが欠航した場合代替便は…。出してくれないのね。てことは…。peachだ!てことで、無事予約もできて、3時間ばっか第2ターミナルで読書です。飛行機の中ではしばし睡眠&インタビュー読みです。うーん、おかしい。たしか前に聞いたことがあったのになぁと思って、前のインタビュー読んだらあっさり見つけました。やった!
ふと目を下に向けると、どこまでもきれいな海です。

那覇に着くと、いつもの光景。

ここで、Mーりーさんと合流して高速バスで名護へ。今日から明日は名桜大学におじゃまです。バスターミナルにはY一が来てくれて、とりあえず大学に移動。なぜか1時間ほどインタビューを受けました。Y一、おもしろいことを考えたなぁ。
インタビューが終わったら1時間ほど時間があります。走るが…。てことで、はじめての沖縄ラン。
で、今日のメインイベントの「3丁目」。それぞれの「自己紹会(笑)」と「トップニュース」を話あったのですが、話のメインはMーりーさんが出した「シーサー兄弟」についてです。なんか、話を聞きながら「怒り」と「せつなさ」が同居するなんとも言えない気持ちになりました。
その後、エントロで懇親会。ここおいしい!食べ物もワインもおいしいです。そしてグラスがおしゃれ。

しかも安い!
めっちゃ満足して宿泊所に帰って、もう少し交流と思ったけど、見事に寝ちゃいました。

はまる

今日から平日の夏休みがはじまります。でも、朝から定時の出勤です。まぁ、あたりまえっちゃああたりまえなんですが、かつてはそのあたりはルーズっちゃあルーズでした。で、
「そんなの通用するのは教員の世界だけだ」
って言われたら
「それが教員の世界なんだ」
と開き直るのが正しいんでしょうね。
つまり、定時はあっても終業はてきとうです。そういう暗黙的半裁量労働制が教員の働き方なので、時として始業もてきとうになってもいいという暗黙の世界があったんです。まぁこのご時世、始業はきっちり、終業はてきとうという鬼のような世界になったので、ほんとのほんとにどうでもええわと思ってます。
ちなみに、合宿も勤務です。中日は6時〜22時まで16時間連続勤務です(笑)。で、代休はありません。まぁ、だから開き直るのが正しいと、わたしは思ってます。
なので、いつもの電車に乗って出勤です。昼前に赤点とった子らの補習をしたり、副支店長とケンカしたり(笑)。
その後、少し本でも読もうかと。研修ってやつです(笑)。
で、読みはじめたのが、いまさらながらの『BL進化論』です。動機としては、「ホモソーシャルな関係」なのかそうではないのかを考えるにあたって、腐女子枠の検討が必要かと思ったというだけのことです。で、あらためて「腐女子のこと知らんな」と思って図書室で借りたと。ちなみに、この本最近までなかったんですが、前にリサーチした時に司書の人が買ってくれました。ええ図書室です。
で、読みはじめたのですが、おもしろい!ミソジニーホモフォビアヘテロノーマビリティがテーマのようです。ドンピシャです。が、これにはまってたら泥沼です。
今日明日で読みきるぞ。

で、夕方から某在日外国人教育関係の生徒交流会の打ち合わせ。こんなことやってるからおべんきょがすすまないんだけど、打ち合わせの相手があまりにもすごすぎて、一緒に行ったAっちゃんがビビってました。
その後、なぜかうちの近くで飲んで、家に帰ったら10時半。
明日の準備をしなくちゃ^^;

今年はひと味違った・放送部合宿3日目

起床は相も変わらず6時半。「うぐぐ」と思いながら起きて、ジャージに着替えます。今日も発声の横で筋トレです。
朝ごはんを食べたら番組発表会。
今回の3チーム、すべてがスライドショーでした。それにしても、それぞれの班がまったくバラバラです。他の町の火の見櫓とのちがいに着目した班、グローバルな視点から見た火の見櫓を扱った班、そして火の見櫓そのものについて扱った班。音楽の選択も独特です。けっこう楽しませてもらいました。
それにしても、これがドキュメントに出たらもっといいのになぁ。
そして、「まとめ」をして出発です。昼過ぎに職場に到着。荷物をおろして今回の合宿も終了。さぁ、帰って遅めの昼ご飯です。
昼ご飯を食べて、少しおべんきょ。本を読んでいるうちにウトウト。やっぱり疲れてるなぁ。