PDCAサイクルのこととか

最近上野千鶴子さんの発言が炎上していますが…。ヘタレのわたしは、SNSではなくブログに書くわけですが。
あれ、皮肉なんじゃないのかなぁ。あるいは反語表現?もしかしたら「If I were」の世界。まぁ、雑なところは多々あるんだけどね。
わたしは、この間、ずっと「右肩上がりの幻想はやめよう」と思ってます。「いつまで成長したいねん」と。「去年の身体計測の時より2%身長が伸びるのが目標」なんて、無理に決まってます。もちろん、経済と身長は違うから、ダメダメな比喩ではあるし、経済については疎いから、もしかしたら打出の小槌のように成長は可能なのかもしれないけど、でもね。
例えばPDCAサイクルというやつ。あれ、再現性が高いところにおいて「カイゼン」するためのひとつの手法なんだけど、それが教育現場にも降りてくる。教育現場なんて、再現性が限りなくないところなんですけどね。
ひとつの例として、進路達成をあげると。例えば、大学進学率をあげるという目標があったとして、同じ生徒が同じ条件で何年にもわたってチャレンジしたら、もちろん教育の成果が一定測定できるかもしれないけど、そんなことはありえないです。たぶん、一番大きな要因は入学生の学力なんで、そうなると入力変数の要素がすごく大きくて、効果の測定なんてできるはずがない。さらに、進学率の上昇をパーセンテージで設定した日にゃ、指数関数で、底は1より大だから、極限値は発散するに決まってます(笑)。
なんかね。無理なんですよ。もちろん、一定のところまでは可能なんだけど、どこかで転換点はある。そこでやり方を変えないとダメだと、わたしは思ってるんですけどね。
なーんてことをもやもや考えていたら、「なぜここに日本人」で、フィジーで学校を「立て直した」人の話が出てきて、またもやこれかと。
立て直したきっかけは部活(笑)。
いや、なかなかやり手だし、熱意も行動力もあります。とてもいい人です。
でも、部活(笑)。きっと、日本にフィードバックされる気がする。
なんか、暗澹たる気分になりますねぇ…。

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