表現者たちと

昨日はあまり飲まなかったのですが、別にそんなにすっきりとした朝ではないので、寝不足なんだなと。
午前中は授業だらけです。が、昨日起こったことが起こったことだけに、やはり「沖縄の歴史」は伝えたいなと。ということで、こないだ研修旅行で沖縄に行った2年生には「沖縄人権学習ビデオ」を見せることにしました。このビデオ、今年は担任団の判断で見せてなくて、学年のあるクラスがとりくんだ演劇を見せたんですよね。別にその芝居がどうということはないのですが、「意図」があって「そのために」つくった「教材」と、文化祭の発表を、人権学習の教材として同レベルで扱うのは、人権学習を実施するものとしてはどうかと思うのですが、たぶんそんなことを考えるのはわたしだけなんだろな。ちなみに、そのビデオはここで見せて、みなさん「自分たちはこんなこと知ってるけど、これをナイチャーの高校生は見てるんだ。すげえ」って言ってくださったものなんですけどね。
まぁいいや。
子どもたちは「研修旅行に行く前に見たかった」って言ってました。そりゃそうです。だって、「ひめゆり学徒隊」のことは知ってるだろうし、ガマのことも知ってるだろうけど、あのビデオにはそれは出てこない。つまり、出てくるのは「知らなかったこと」なんですよ。だから、それを知って沖縄に行けば、ひとつ深く見たり聞いたり会話することができるんですよ。そんなこともわからないって…。
まぁいいや。

で、夜は大分のお友だちの子どもさんが京都のとある芸術系の大学にいるので、うちの子どももまじえて近所の飲み屋で呑み。ふたりはまさに「表現者」です。ひとりは映画のセットを専門にしていて、もうひとりは絵です。同じ視覚を用いた表現だけど、片や動画で片や静止画。
「映画がすごいのは絵が動くこと。そして音が出ること。でも、絵ってすごいよね。映画は1秒間に24枚もの絵を使って表現してるけど、それをたった1枚の絵で表現するってすごい」
でも、互いへのリスペクトがあるからか、自分のアドバンテージと相手のすごさを語るわけです。
このふたりの視覚を用いた表現者たち相手に「言葉」の表現者として立ち向かうのは楽しいですね。
「たしかに視覚を用いた表現はすごいね。でも、手触りと臭いは伝えられない。たしかにテクノロジーで乗り越えようとしてるけど、それはあくまでも疑似体験でしかない。それを伝えられるのは、実は言葉だと思ってる」
なんだかムチャクチャです(笑)。
そんな話から、「映画や絵画における真実と虚構」みたいな話で、やはり出てきたのは川上量生と宮崎駿の話とか「ゆきゆきて神軍」が出てきたり。
いやぁ、映画って、ほんとにいいもんですねー
それではさよなら、さよなら、さよなら
てことで、10時半にバイバイ。飲んだ帰りの夜道を子どもと一緒に歩く日が来るとはなぁ…。
あ、ちなみに、今日は日本酒2合かな。まぁ飲みに行ったにしては飲まなかったからよしとしましょう。ちなみに、こっそり持ち込んだ炭酸水はやはりうまかった。これでええんとちゃうかな(笑)。