打ち合わせ

で、夜は来月のアクティブラーニング(笑)の打ち合わせです。
ビールを2杯とワインをボトル3分の2くらい。そして焼酎を呑んだらフラフラです。でも、歌も歌ったし、楽しくしゃべれたし、実験をやろうとも思えたし、たぶんいい打ち合わせでした。
にしても、カウンター形式。実現できるだろうか(笑)。

どうすればいいんだろう

今日は、とある人権教育関係の研究会的連絡会の「管外視察」です。年度当初に「どこがいいだろう」という話が出たので、迷うことなく「柘植中学校」と言ったら、ほんとうにそうなりました。で、なぜ柘植中学校かというと、この日のレポートがすごくおもしろかったからです。とにかく、連続性と接続というキーワードにしたがってさまざまなとりくみを分厚くしておられるし、さらにいろんなことを取り入れていく柔軟さがあります。その現場に行ってみたいと思うのは、当然です。
で、バスに揺られて中学校に到着。
入った瞬間から、子どもたちの成長のために何が必要かを考え、それを提供していることが伝わってきます。顕著に出るのは、なんと言っても掲示物です。
その掲示物に込められた意味が伝わってきたのが、授業参観のあとのプレゼンです。
例えば「アドリブ力をつけたい」という話。なんか、スタティックな学力とダイナミックな学力があるなら、後者です。でも、後者の学力は前者がある程度できていないとできません。が、前者の延長線上にあるものでもない。パラダイムの変換が、たぶん必要です。
前者の力は、一日一枚の日記でつける。これも、小学校1年からやっているわけで、ハンパないです。そんなベースがあるからこそ、アドリブということが実現できる。
いま、「アクティブラーニング」とか言ってますが、そんなことはずっと前からいろんなところで試行錯誤しているわけで、それは形式ではなく、例えばこの「アドリブ力」みたいなところにあらわれていると、わたしなんかは思うのですが、まぁええか。
こんな柘植中学校も「次のステージにいきたい」と考えておられるんですよね。具体的には「ハードルをあげる」こと。全然具体的ではないんですけどね(笑)。でも、なんか伝わってくることがあります。
この「次のステージ」は、いままでの延長線上にありながら、その延長では到達しない。それをどうしようかと試行錯誤しておられるのですが、そんなことまで語っていただけました。
なんかもう、すごく刺激的だったのですが、振り返って、高校でそれをそのまま実践できるかというと、それは難しい。難しいけど、エッセンスをうまく抜きとれないかなぁ。そんかことをぼんやりと考えてました。

お題はふたつ

なんか、高齢者の自動車事故のニュースがタイムラインを賑わせていますが…。なんか、政府も「安全対策」とか言ってますが。
たぶん方向性が違いますね。
かつて車が高級品だった頃、それこそ高度経済成長の入口ぐらいの時は、車なしでは生活していたし、できていた。でも、そういう地域社会が高度経済成長によってつぶれていった。そして、車なしでは生活できない社会ができてしまった。
安全対策はすればいい。それは、高齢者のためというよりも、すべての人のためにすればいい。でも、向かうべき方向はそこじゃないです。少なくとも安全対策は車メーカーがやることで、政府がやることではない。
別に高度経済成長以前にもどせと言うわけではないです。そんなのは無理です。
ではなく、今の技術力をもって、なおかつ車なしで生活できる地域社会をどうつくるかって話です。それが実現できたら、雇用も増えるし、環境にも優しい社会ができるんじゃないかと思います。
が、たぶんそういう社会は富の一極集中を狙う人にとっては、あまり歓迎できない社会でしょうね。だから、「安全対策」などという車の販促をしようとする。その新しい車を買うのにどれくらいの金が必要やねん。結局、車メーカーが得をする構図ですな。

今日、とある場所で差別的な発言がありました*1。その瞬間、気持ちはどんよりです。
指摘しないという選択はありません。それは、すべての人にとって不幸です。わたし以外はね。「指摘する」って、メッチャめんどくさくてしんどいです。なんでそんなめんどくさくてしんどいことをさせるねんと、思わずどんよりです。でも、しかたないです。
「今の発言は不適切だと思います」
「そうでした」
「次の機会にあなた自身の言葉で撤回をしてください」
「はい、すみません」
「わたしにすみませんという必要はないです」
発言があった瞬間、そこでわたしから指摘しようかと思いましたが、やめました。そして「あなた自身の言葉で撤回」と言いました。それは、発言した人の名誉を守るためです。なぜ発言した人の名誉をわたしが守らなきゃならんのか、さっぱりわかりませんが、でもそうしてあげようと思ったのです。
指摘をする側はそこまで考えてしまう。
そして、わたしに「すみません」です。謝ることではないんですよね。でも、謝りが出てしまう。あるいは、謝ってもいいけど、その対象は指摘する力をデパワーされているもっとも傷ついている人なんですよね。
でも、きっと発言した人は、謝り撤回したら忘れちゃうんだろうなぁ。そして、「あの時にね」と言ったら「それは謝罪し撤回したから終わったこと」って思うんだろうなぁ。
なんかそんなことが、澱のように心の中に沈殿します。差別的な発言とは、そういう破壊力を持っているってことです。

*1:あえて「差別発言」とは書かないことにしますが、まぁそれはあれですわ

歯が痛い

昨日の帰りのバスで奥歯というか歯茎というか、そんなのがメッチャ痛かったです。たいていはすぐにおさまるんだけど、なかなか痛くなくならない。これはヤバイなと。
でも、帰りにビールを呑みましたけどね(笑)。
で、今日も痛い。
たいてい疲れがたまると痛くなるんですけど、疲れがたまってるわけですね。そりゃ当たり前ですわ。こんな生活してるとたまります。
てことで、メッチャ怖いけど、歯医者を予約。さらに、今日行こうと思っていた研究会はキャンセル。
おとなしく家に帰りました。大切大切。

言葉があふれる→クズたちの宴

今日の午前はフィールドワークです。3コースあるなかで、わたしが選んだのは「芝原」です。だって、三番叟は見なくちゃね。
ところが、これがすごかった。
芝原生活文化研究所の辻本さんの話は、ものすごくおもしろくて、ものすごく興味深くて、ものすごく勉強になりました。
それにしても三番叟というか、エビスさん、おもしろい。でも、そのおもしろさって、たぶんエビスさんを操る技術に裏打ちされているんでしょうね。前にも聞いたことがあるけど、「歩くように操る」んですよね。それがすごい。ほんとにエビスさんが歩いてるんですよね。
その後、フィールドワーク。ほんの少ししか歩けなかったけど、京都とはまったく違う農村の風景は、かなり新鮮でした。
そんなこんなで、あっという間にフィールドワークが終了。さてとあとは…。

駅に着いたところでK野さんと合流(笑)。近くのお店に行って飲みはじめたんだけど、なんとなくK原さんとも飲みたくなってメールしたら、なんと年休とって飲みに来はりました。クズや。てか、クズの3人そろい踏みです。
あとは、グダグダと4時くらいまで呑んで、ラーメン食べて、バスに乗るのみです。
京都駅まで行った時に、なぜかKよぽんがたまたま京都にいることが判明。では飲みましょうということで、A部さんも交えて3人で呑み。
マジでアカンやつや。

コメントは15分

今日の集まりは午後スタートです。なので、午前は部屋でのんびり過ごしました。少しペーパーをいじってみたり、コメントを考えてみたり。
11時から打ち合わせ。分科会担当者もレポーターも知り合いなので、あまり緊張感はありません。和気あいあいと打ち合わせをすませるわけですが、担当者から「分科会では和気あいあいとしすぎたらアカンで」と釘をさされるなど(笑)。
お昼ごはんを食べたら、いよいよ集会のはじまりです。

まずは全体会。徳島県教組から裁判闘争の報告。報告を聞きながら、自分は何にもできなかったなぁと、ひたすらすまない気持ちでいっぱいになりました。あとの夕食交流会の時に冨田さんに謝りに行こう。
その後四国朝鮮初級中級学校の子どもたちの発表です。みんなうまいわ。というか、小さな学校で、生徒数も少ないんですね。そんな中でみんなが互いのことを大切にしながら学校生活を過ごしていることがよくわかります。中学生の声変わりをした子が小学生と合唱をしていて、しかも小学生をカバーする感じで歌ってる姿に、「ほんとにいい学校なんだなぁ」と思いました。なんか、京都の朝鮮中級高級学校を見に行った時のことを思い出しました。それにしても、中学生のアピールを聞いて、中学生にこんなことを言わせるこの社会ってなんなんだろうと、あらためて感じました。
で、いよいよ分科会。わたしはもちろん「両性の自立と平等を求める分科会」です。
共同研究者の仕事って、いままで「たいへんだなー」「すごいなー」って思いながら見てただけなので、いざ自分がその立場になると、緊張しちゃいます。とにかく、レポートをていねいに聞くこと。そして、論議の内容をていねいに聞くこと。そこに、フォローを入れたり「足りないな」と思ったことを補足すること。そして、全体の論議が拡散するのではなく締まる方向に持っていくこと。そんなことを考えながら、みなさんの論議を聞いていました。
でもまぁ、言いたいこともあるわけです(笑)。なので、最後は好きに話させてもらいました。

で、懇親会。
共同研究者の席は前の方だったりするわけで、まいったなと。いろんな人とあいさつしたり話し合ったり。そうそう、冨田さんのところに「路上で声をあげてます。でも、まったく支援できなくて、ほんとにすみませんでした」って謝りに行ったら、冨田さん、わたしのことをご存知でした。なんでだろ…^^;;。
そうこうするうちに二次会です。お友だちを3人ほど誘って、二次会でもりあがり、さらに久々に「カフェいつき」を開店してみたり。そしたら、冨田さん、カフェに来られました。なんか、お友だちたちは、「まさか冨田さんと話ができるとは思ってなかった」って喜んでました。
表で話をする時と、少人数でゆっくり話をする時とではテンションが違います。「闘う冨田さん」ではなく「ひとりの冨田さん」との出会いはとても貴重なひとときでした。
が、さすがに飲み過ぎです。床で寝転がっているうちに半分寝てたのかな。みなさん
「ちゃんとベッドで寝るんだよ」
って優しく声をかけてくださって、「カフェいつき」も閉店です。

前泊

昨日に引き続き、今日も心がささくれだってます。で、午後にはとんがりました。
そんな心を持って、それでも休みをとって、バスに乗って、着いたのは徳島です。明日〜明後日、人権教育実践交流会なるものがあって、なぜか「共同研究者」なるものをすることになってしまっています。ちなみに、他の共同研究者の方々は、大学のセンセとか、全国レベルの研究会の役職の方とか。一高校教員はわたしだけです(笑)。
てことで、前日夕食会の場所へ。
ここで、ささくれてとんがった心を少し鎮めます。なんか、やはりこういう場所があるって大切なんだなって、あらためて思います。でも、それは職場にはない。それもまたそんなもんなんでしょうね。
で、9時に解散。その後誰かと飲もうかと思ったけど、部屋に帰ってひと息ついたらそんな気もなくなって、しかも20日の準備関係の連絡がひっきりなしに入ってきて、気がつくと10時です。じゃ、チューハイでも買ってきて、さっくりやって、さっさと寝ましょう。

大切さ

「大切、大切」ってみんなが言うけど、「金は出せません」ということがよくあります。
これ、「国防」と比較すればわかります。「国防は大切」と言って防衛費を出さないなんてことはたぶんないです。
お金を出さないのは、ほんとうは「大切」って思っていないからなんだと思います。
例えば「教育」。「これは教育の課題だ」と、さも教育が人を動かすかのような口ぶりで人々は話します。これだけを聞けば、あたかも「教育は大切」と言っているかのように聞こえます。でも、ただでさえ少ない教育予算をさらに削減しようという動きがあります。「お金がない」というのがその理由です。でも、防衛予算はついたりするわけです。結局、「めんどうなことは学校に押しつけておけば自分はやらずに済む」という他人任せな魂胆が透けて見えます。その背後にあるのは、教育を道具としてしか考えていない、すなわち「大切とは考えていない」という発想です。
人権もそう。誰もが「人権は大切」と言います。でも、お金を出したがらない。逆に「大切なことなんだからボランティアで」とまで言う人もたまにいます。「安上がりな人権だな」と、わたしなんかは思ってしまいます。
こんなことを言うと「いや、そんなことはない。大切だと思ってる」と言われる方もおられます。というか、たいていの人はそう言われます。「教育」も「人権」も大切だと。
でも、そういう人にとっての大切さは「その程度の大切さ」ってことなんだろなと(笑)。

「今日はすっきり」

教室に入って、いきなり「君たちのせいじゃないんだけど、なんか、今日は心がささくれだっててな」と言うと、子どもたちは「さぁ来た」と手ぐすね引いて待ってくれます。いい子らです。まぁ、授業がつぶれるからなんですけどね(笑)。
「トランプか?」
と聞いてくれます。授業をつぶすためには、自分もそれなりに情報をもってないといけないということが、少しわかってきたようです。
「それな」
と、そこからひとくさり。
で、子どもたちは
「今日も二日酔いなん?」
と、これまた定番の質問です。そんなことはない。
「おとついワインボトル1本あけて、昨日は1列目2列目の人に「今日は酒臭いと思うしごめん」って謝ったけど、昨日はほとんど呑んでないから、今日はすっきり!ざまぁみろ:-p」
と答えて
「さぁ、授業はじめるで。宿題あったよな」
と授業をスタート。
まぁ、この7m×9mの中は平和だわ(笑)

ダメな日

朝、1時間年休をとろうかと思ったけど、その瞬間、授業変更で1時間目に授業があるのを思い出して、あわてて出勤。でも、しんどいです。まぁ、自業自得です。
で、1時間目。
「昨日な、ワイン、ボトル1本あけてしもてん。前の方の人、酒くさいし、ごめんな」
と、最初に謝っておくのが大切です(笑)。
今日の授業は復習の日。
「今までの授業がわからん人は前へ。わかる人は後ろへ」
「先生、全員後ろ行ったらどうすんの?」
「寝る!」
笑われました。でも、10人くらい前に来たので、その子ら相手にどこまでも基礎へと降りていきます。最後は分数の計算のコツまでやって、授業は終了。

あとは雑務です。しんどいけど雑務です。合間を縫って、大統領選。トランプの勝ちかぁ。
それにしても、トランプについては
「ヤバイなぁ。どうすんねん」
と言うんだけど
「日本もそうとうヤバイけどね」
って言ったら黙り込むのはなんでだ?どちらかというと、日本のほうが先にヤバくなってるはずなんですが…。

さぁ、さっさと家に帰って、早めに寝ようかな。