人権啓発ドラマ

今日は午後に人権教育関係の会議があって、そこで人権啓発ドラマを見たのですが…。
内容は部落差別にかかわる結婚差別を真正面からあつかったものです。2014年制作のもので、「cちゃんねる」なるものも出てくるし、連絡はLINEでとってるし、車は赤のPRIUSだし、なかなか「いま」を反映しています。それだけに、つくりそのものも今風だし、結末は感動的だし。部落問題そのものについても、ネットの問題出てくるし、部落であることを伝えるかどうかというテーマもあったり、都市型部落も農村型部落も出てきたり、ほんとによく考えられています。まぁ、てんこ盛りです。これを30分という尺の中で見事につくられています。
見終わって、涙も出てきました。
が…。なにか引っかかるものがあります。なんだろ…。

わたしは基本的には人権啓発の映像にドラマを使うのはキライです。使うならドキュメンタリーです。てか、そもそもドラマがあまり好きではない。
なぜなのかずっとわからなかったのですが、今日のドラマを見て「あぁ」と思いました。人権啓発ドラマって、化学調味料の味がするんだ。いわば「コンソメ味のポテチ」です。強制的に涙をしぼられる感じがする。
でも、現実ってそんなもんじゃないです。涙が出るシーンは、人によってさまざまだし、あるシーンをどう見るかは、見る人に委ねられています。もちろん、そのシーンを使うと決めるところに制作者の意図があるというのは前提ではありますが。でもそれは「天然素材」なんですよね。リアクションはそろわない。だからこそ豊かです。
それに対して、「化学調味料」の味は強制的であり均一です。たまにその「強制唾液プレイ」を経験するのはいいかもしれないけど、でもしんどくなってしまいます。
たぶんそういうことなんだろうなぁ。
少なくとも豊かな「天然素材」がものすごくたくさんあるという、ほんとにぜいたくな(笑)環境にいさせてもらっているからこそ、たぶん「化学調味料」の強制力を拒否するのかな。
そんな気がしました。

不思議やわ

今日は本来は月一回ある会議の日です。でも、欠席することにしました。もちろん原因は「ピシッ」です。とにもかくにも不安なので、行きつけのカイロプラクティックに通院です。
いつもの通り、足首をパタパタやりながら「ふむ、ここはOK。ここかな?ふむ」とつぶやきながら、あちこちのツボをちょい、ちょいと触られます。で、「テストします」と力の入り具合をチェック。カイロプラクティックだけど、ボキボキはありません。
30分ほどの施術のあと、「骨のズレはありませんね。まぁ、身体と心のストレスで神経の流れが遅れてたみたいです。それを整えました」と不思議なことを言われたのですが、たしかに腰の痛みも足のしびれもなくなったので、そうなんでしょうね。
不思議やわ。