今日は大阪にある医療系の学校の教職員研修です。
にしても眠いです。行きの電車の中で爆睡してしまいました。そんな体調なので、とにかくテンションあげなきゃ。というよりも、時間が…。
そもそも2時間かかる話を「1時間半で」って言われるんですが、実は無理なんですよね。「いや、講演なんて1時間半やろ」って言われたら、そりゃそうなんですが、無理なものは無理なんです。
だって、例えば部落問題であれば「当事者ばなし」「結婚差別」「部落史」「A地区の実態調査より」みたいに、自分のフィールドに特化した話ができるし、例えば「部落史」の話の時に「当事者ばなし」は要求されない。同様のことは、在日でも障害でも、まぁ言えるかと。
でも、セクシュアリティの話になると、とたんに「基礎的な話をしていただいて、ご自身の話も、あ、できれば子どもたちのことも」って、幕の内弁当みたいなことを頼まれるんですよね。同じことを部落問題に置き換えると「あの人とあの人とあの人」の話を合体したような話にならざるを得ません。となると、単純に考えて4時間半〜6時間かかります。それを2時間に圧縮してるわけで、そこからさらに30分削るのは無理です。てか、30分削ると、中身がなくなるとかいう話もあるわけで。
まぁ、単純に知識の獲得だけであれば、本を読めばすむ話です。てか、そのほうが豊かで正確な内容が書いてあります*1でも、わたしに依頼されるということは+αを考えておられるんだろうし、わたしもそこしか話せない。それが「削れない30分」の中にあるんですよね。
なんてことを考えるヒマもなく、今日も2時間の内容を1時間半でしゃべるべく1.3倍速くらいのスピードで話し続けました。
いや、「笑い」には「間」というものが…。わかってるんですけど、そんなヒマはないです。なので、笑いが少ない。いや、そもそも「笑いのレベル」が低すぎるのか?そんなことはないです。笑っておられる。なのに、飲み込んでおられる。もしや…。
話し終えて、謎が解けました。笑っておられたのは京都出身者でした(笑)。たぶん、大阪出身者が笑わないところで笑ってしまう自分がわかっていて、なんか、遠慮しながらも、笑いがとめられなかったんでしょうねぇ。
最後は地元ネタで和やかに話あって、今日のお座敷も終了。
そのあと、友だちと合流して呑み。もちろん1軒ですむはずもなく、2軒目では1時間しかないのにワインボトルを頼んでしまう暴挙に出たり。
それでもなんとか終電には間に合って、無事帰宅。