予想外な一日のはじまりから

朝、出勤すると支店長から電話。
「今日の会議、何時からや?」
「え?会議?」
「今日、会議やろ?」
「え?あ?あ!」
会議があるのをすっかり忘れていました。てことは…。夜は呑み会か(笑)。
会議の時間までは明日の出張とか、副支店長に言われた資料づくりとか。そうこうするうちに、転勤のあいさつに来る人や退職のあいさつに来る人。なんか、3月はイヤですね。人の往来がはげしいです。
会議では一年の振り返りとか、なんとかかんとか。このメンバーで集まるのも、これまた最後なのかなぁ。
夜の呑み会には古い仲間が遊びに来てくれました。いろいろ話は参考になった(笑)。でも、少し遅かったかな…。
で、せっかくなので二次会。このあたりで、急激に体調が悪化してきたので、退散です。
しかし、職場の近くで呑んだら、こんな時間に出ても終電かよ…。

朝、目が覚めると5時半です。
しばしボーとして、その後、とりあえず朝ごはんを食べることにしました。まぁ、あまり食欲もないわけですが…。たぶん、ここ3日間の暴飲暴食が来てますね。
で、N尾さんの車に乗せてもらって会場へ。にしても、眠いです。居心地のいい職員室でウトウトしながら出番を待ちます。
で、9時過ぎにお座敷開始です。
実は、子ども対象のお座敷はものすごく緊張します。人によっては子ども対象のほうが好きという人もおられますが、わたしはどうやら違うようです。なにせ、子どもは正直です。おもしろくなければ、速攻おしゃべりか寝るかです。少なくともこちらを向いてはくれない。そんなふうになると、空回りがはじまって、メッチャ疲れます。
さて、今日はどうだろう…。
とりあえず、つかみはOKです。カウントダウンも一緒にやってくれます。これはノリがよさそうだ。ということは、途中でダレる可能性もあるな。こわいなぁ…。と思いきや、ガッツリくいついてくれる子どもが多数。
たぶん、ここの学校もいろんな経験をしてる子がたくさんいるんだろうなぁ。そういう経験が、制服の下に隠れてる。逆に言うなら、制服は子どもたちの生活を隠してしまうんですよね。それはある面ではいいんだろうけど、ある面ではとても困ります。
てことで、最後の知識的なところも食いついてくれたままで、最後まで到達。時計を見ると、ぴったり1時間。
「てことで、おあともよろしいようで」
で終了です。

終わってからは、懇談タイムです。
ポツリポツリと生徒さんが来られて、それぞれの悩みを話して下さいます。みんな答えは持っている。でも、その答えを確認するために来られるんですね。わたしができるのは、それを聞くことくらいです。あえて言うなら、お座敷ではしなかった話を少しだけ。

その後、再び居心地のいい職員室でまったりした時間を過ごして、昼過ぎにおいとまです。
それにしても、身体がクタクタです。早く帰ろう。
家に帰ると5時すぎ。着替えてふとんにもぐり込んでたらパートナーが帰ってきました。少しマッサージをしてもらって、少し復活。でも、お風呂入ってビール呑んで、9時くらいには眠くなってきたので、ふとんに潜り込んだら爆睡です。

前夜祭

目が覚めたら9時。まぁいいでしょう。
とりあえず、朝ごはんのユッケジャンスープだけいただいて、新中野へ移動。東京のランチは、やはり「どうげんぼうず」でしょう。まだ2回目なのに、ヒロチカさん、顔を覚えててくださいました。しかも、煮卵もサービスしてもらえてうれしかった!次は「しばき」にチャレンジですね。
で、秋葉原を経由して、成田へ。明日は成田の高校でお座敷です。
とりあえず、ホテルでグダってから、お友だちのN尾さんと合流。しばし成田を散策して、前夜祭の開始です。
なんか、調子に乗って語ってしまったな^^;;。
で、近くのパブでもう一杯。ここでも調子に乗って語ってしまいました。アカンやつです。
てことで、12時就寝。
明日のことを考えてるのか?

学会としてそれは必要なのか?・GID学会2日目

朝、7時に目覚ましをかけてたのが幸いして、遅れずに会場に到着。
第1会場のプラグラムは…。当事者のワークショップらしいです。ごめんやけど、ええわ。
てことで、第2会場へ。
まずはトランスとフツーの人の心理検査の結果の比較。結論は「トランスもフツーの人でした」でした(笑)。そりゃそうだ。
続いて、MMPIを使った心理検査の結果。こちらは「当事者はたいへん」だったんですけど、「比較群がなかったらダメじゃん」という指摘をくらっておられました。そりゃそうだ。
おもしろかったのは、MMPIを各種採用試験に使ってることへの批判の演題かな。まぁ、わたしも心理検査をはじめて受けたとき「これは答えられへんわ」と思ったけど、あれを採用試験で使ったら、そらあきませんわ。
あと、岡山の「封じ込め」の演題は、これまたデータがおもしろかった。
にしても、いつも思うんですけど、例えば小学生にとって身近なところにいる大人って、親と教員くらいなんですよね。なので、「支援してほしい人」とかいうことになると、その2者しか出てこない。でも、これ、リスキーだと思うんですよね。だって、小学生にとっての教員って、基本担任だから、ひとり。で、仮に両親がそろっていたとしても、大人は3人。で、この3人が理解がある可能性は、やはり低い。てか、そもそも親とか論外という話もあるから、教員一人しかいない。「だから教員は研修して」とかいう話になるんでしょうけど、やはりリスキーだと思います。じゃどうするかというと、リスクは分散させる。具体的には、いろんな大人がかかわれるようにする。それも、教員だけじゃなく、例えば少年野球チームの監督とか、塾の教員とか。そうすれば、どこかにひっかかる可能性がたかくなる。でも、なかなかそうはならない。なぜか?それは教員以外の大人は「研修」の対象としにくいからなんじゃないかな。でも、それは責任の転嫁のような気もしますね。
なんてことを考えたのですが発言したら、小学校の教員が正反対の意見を述べられたりするわけです。どころか、「クラスにひとりからふたりいる。自分も今まで何人もの性別に違和を持つ子どもを担任してきた」という発言まで飛び出して、思わず隣にいたUいんたとわたしが同時に「違うよ」とツッコミを入れたにもかかわらず「いたんです!」と反撃。
もうね。
理解があるのはわかる。正義感にあふれてるのもわかる。そして、少しは知識を身につけたのもわかる。でも、GID学会という、ある種のプロパーが集まるところで複数の人間から「違うよ!」というツッコミが入ったら、そこにはなにかあるんですよね。そこについては謙虚にならなきゃならんと思うんですよ。
ま、こういう教員がGIDの子どもをつくりだし育てるんだよな。

で、お次は「中年期・老年期の性同一性障害」。我がことながら、もう、笑いっぱなしです(笑)。石丸さんからは詳細なデータから「中高年におけるトランス女性とトランス男性のあり方の違いに」みたいなのが提示され、松本さんは「意地悪ばあさん」を使いながら中高年のジェンダーのあり方に切り込み、針間さんは予想される問題点をていねいに列挙されました。で、鶴田さんが、これまたエスノメソドロジストの面目躍如といったところです。ちなみに、S倉さんからの「サンプルの偏り」みたいな質問に対して、「理解可能なんだからコミュニティの成員」とかいう返事をしていて、ここがまた爆笑でした。
で、血まみれ映像はしんどいので、次のシンポジウムは休憩タイム。テンガの販売をしておられる人と鶴田さんとわたしの3人で社会がくトークでもりあがってました。
最後のシンポジウム「哲学との対話」は、あまりにも話が高度すぎてついていけない感じではありましたが、松永さんのDSMの変遷や思想の話は、とてもわかりやすかったです。
てことで、今年のGID学会もおしまい!

残りは打ち上げです。なんか、20人くらい集まって、中華料理屋→中華料理屋→居酒屋→カラオケで、終わったのが4時。
アカンやん。

にしても、今回の学会で不可解だったのは、当事者のワークショップやシンポジウムがあったことですね。
んー
まぁ、啓発のための場であれば必要なのかもしれないけど、学会のプログラムとして必要なのかなぁ…。

「期待と不満がひとつにーなってー」♪・GID学会1日目

朝、新幹線に乗ってKうさんと合流。そのまま東京へ。今日〜明日、第18回GID学会です。
はじめての参加が第3回で、そこからはずっと参加し続けているので、気がつけばもしかしたらそれなりの古株になっちゃったのかも。
とりあえずホテルにチェックインしてプラプラ歩いて会場へ。しかし「日本教育会館」を使うか(笑)。
で、学会がはじまりました。
まずは松永さんの講演です。
性同一性障害を「身体の性別と性自認の不一致」ととらえるのではなく、「性同一性と自我同一性の統合がはかられていない状態」ととらえるという松永さんの考え方。なるほどなと思いました。さらに、松永さんの「語る」ことを通した「自己物語の再構築」という診察の方針も、これまたなるほどなでした。
続いて、今回注目しているシンポのうちのひとつ。「児童期・の性同一性障害」それにしても、シンポジスト4人のうちの3人が関西か…。
中山さんの話は、それそのものはおもしろくはなかったんだけど、関東の医療関係者がなにを考えているかがわかるという意味では貴重でした。ちなみに、「考えられる連携先」としてあげられていたのが文科省通知と一致していたのは「アレ」やなぁと。
S藤さんが「交流会」のことを少し話してくださって、これはかなりうれしかったですね。ちなみに、紹介された3人は、最後まで聞いたところで全員特定できてしまいました。交流会にかかわるって、そういうことなんですよね。と同時に、交流会ではわからないことを医療関係者は知っている。当たり前のことだけど、子どもは単独では存在してなくて、家庭や学校の中で人に囲まれながら生きています。そこにはダイナミックな変化が常に起こっている。でも、医療も交流会も学校もそれらのうちの一部しかわからない。だから、医療と敵対するのではなく、相互に補完しあいながら子どもにかかわっていかなきゃならないんですよね。
続いて文科省の役人さんの講演。通知を出すにあたっての裏事情的なところがほんの少しあったので、ま、それは収穫かな。でも、「調査」の中身をいろいろ話しておられましたが、それはプレスリリースにあるので、そこを見りゃわかるかなと。
で、質問。まずは感謝を述べた上で「ピアサポートをどう考えるか?校則に言及した意見はあったのか?同性愛についてもっとやらなきゃならんと思うけど、どない?」みたいな。まぁ、どれもこれも文科省としては何とも言えない話なんだろうけど、あえて出す必然性はあると思うのです。で、答えは「各学校で」です。たぶん、そのあたりがあったのかな、N島さん@岡山から「現場に丸投げで無責任」のいう発言があったりして、なかなか萌えました。やはりN島さん、すごいなぁ。
続いて、「青年期・成人期のGID」。これも気になってたんですけど、休憩なしはきつい。とりあえずトイレに行って、ロビーにいる人と雑談して、会場の中に入ったのですが、完全に乗り遅れてしまっていました。
で、懇親会。食べられなかった。
で、二次会。30人くらいの宴会は、なんか、混沌としてました(^^)。
で、3次会。Kうさんは、やっぱり呑み友達やなと。

にしても、たぶんわたしはもう登壇することはないんやろな。第7回のGID研究会ではじめて「トランスの高校生の進路保障」のシンポジウムを組んで以来、それなりに問題提起もし、自分なりには実践も研究もし、たぶん「学齢期のトランスジェンダー」という分野では、まぁそれなりには専門的な人間になってきたとは思うのですが、それと「学齢期の「GID」」とは違うんでしょうね。シンポジウムで質問した時に指名されなかったのはショックやなぁ…。質問すらさせてもらえないのかと。
あ、服と背景の色が一緒で見えなかったのか(笑)。

「すき間」を探そう

今やらなきゃならないことは「すき間」を探すことです。言い換えると、そこが「すき間」であることを言わなきゃならない。
「すき間」を探すのは、けっこうたいへんな気がします。なにせ、「「ないこと」の証明」ですから、まぁいわば「悪魔の証明」みたいなもんです。でも、実際には不可能ではない。どちらかというと、壁の向こうに柱がない場所を探す感じですか。
「トントン」と叩く。手応えがある。ここは違う。「トントン」と叩く。妙に響く。もしかしたらここ?
そんな感じかな。ただ、壁の向こうの柱なら「ないところ」が多いんだけど、「すき間」は「あるところ」が多いという話。だから、あちこち叩きまくらなきゃしかたがない。そして、叩く場所が多ければ多いほど、「そこに隙間がある」ことがより確実に言える。
だから、たぶんここからはペーパー読みまくりな何ヶ月かがあるんだろな。ついでに言うと「すき間ありませんでしたー(笑)」ってなるかもしれない。
でも、それがおべんきょ(^^)。

心が騒ぐ

火曜日に、ちょいと耳打ちされた情報について、昨日一日考えて、少し決意めいたものが芽生えてきたので乗ろうかなと。
と思ったけど、もう少し調べると、これは無理だなと。
なんというか、たぶんわたしは「ルート」を間違ったんでしょうね。今のことを進めてその先に「X」が存在するには、わたしは歳を取りすぎてる。でも、「X」を目指すにはルートが違う。
なんか、好きなところを掘ったんでは温泉はわかず、温泉がわくところを掘らなきゃならなかったんだなと。でも「好きなところ」も、もっと掘れば温泉はわくかもしれないけど、それをするには時間がない。かと言って、もう一回場所を変えて掘り直すにも時間がない。
じゃ、どうするか…。
基本は「温泉がわく」と信じて掘り進めるしかないです。その上で現実的なことを考えるなら、掘ってる場所を単に深さだけを追求するんじゃなくて、少し広めに掘る。
たぶん、そんな感じなんだろな。

さてと。前を向こうかな…。

淡々と

今日は特になにもない1日です。何もない時は、ほんとに何もありません。なにせ、午前中は合格発表だから、生徒は登校禁止。生徒がいない学校はほんとに穏やかです(笑)。で、会議もない。
なので、雑用です。
成績処理の最終段階やってみたり、必要な郵送物の準備をしたり。はたまた原稿をいじったみたり、少しペーパーを読んでみたり。
夜は呑み会もないので、まっすぐお家へ。ま、考えてみると、先週の木曜日からずっと呑み会続きだったから、もうたいがいにせいよと。
家に帰ると誰もいません(笑)。ひとりの家は、生徒のいない学校と同じで、静かです(笑)。なので、届いたbluetoothのスピーカーの接続やって、お風呂入ってビール呑んで。そのうちパートナーが帰ってきたので、しばし話を聞きながら台所の片づけやって、あとはテレビ見て。
やがてみんな帰ってきたけど、わたしは眠くてしかたないです。てことで、早々に寝ちゃいました。睡眠不足が少しは解消できるかな。

偲ぶ会

で、大阪市内に移動して、恒例の某会議。その後、いつものお店で呑み会です。
今日はいつも一緒に呑んでいた大島さんを偲ぶ会です。大島さんがいつも座っていた席に蔭膳です。

しばし大島さんの思い出話でもりあがったあとは、いつもの話題に突入。ま、そんな感じです。
でもま、「呑んだら死ぬよ」ってストップかけられてたらしいんだけど、もうストップしなくていいから、きっと一緒に呑んでたよね(^^)。

また来たくなるやんか(笑)

今日はとある「全国高校ラグビー大会優勝校」で1年生対象の「思春期講座」です。これ、14人の講師を呼んで、子どもたちは聞きたい人の話を聞くという、ものすごく豪勢な講座です。なにせ、西谷文和さんなんかも講師でおられるんですから。
わたしの話を聞こうとした子どもは全部で22人。あと、つきそいの教員がおふたり。と、興味を持たれたのかな、プラスおひとりが聞いてくださいました。
いやぁ、子どもたちの視線がまぶしい。なんか、キラキラした顔で話を聞いてくれます。まぁ、話の方はいつものグダグダ漫談で、話の内容もわかるかどうかわからないネタですが…。ほんとにもうしわけない^^;;。
にしても、いつものことですが、一番ウケるのは、やはり教員なんですね。まぁ、わたしのネタが同世代ネタなので、しかたないっちゃしかたないです。一番うしろに座っておられる教員にやたらウケてました。

話が終わって、つきそいの教員としばし雑談。
おひとりは「全国制覇したクラブの監督さん」です。いやぁ、萌ます。なんでも、この方、「どの話を聞きたい?」ってなった時に、まっさきに手をあげてわたしを選んでくださったとか。マジで光栄です。で、それがなぜかというと、「きっと自分のクラブにもいるだろうし、自分の器を広げるためにもぜひ聞きたかった」「実は去年LGBTのことを人権教育でとりあげたかったけど、自分にはまだその力量がないと思ってできなかった。今の子らが3年になった時の最後の人権学習でやりたい」という、熱い思いだったんですね。なんか、すごいうれしかったです。
で、もうおひとりが、これまたおもしろい。なんか、話をすればするほど「なんか、似てるなぁ」と。てか、お会いしてしょっぱなにfacebookの画面を見せて「共通の友人、これだけいます*1」って言われるわけで、そりゃ似てますわな。で、みなさんが帰られてからも「じゃ、もうちょっとしゃべりましょか」となって、しばらく話をしているうちに「じゃ、ちょいと呑みましょか」ってなるのは、当然の話です(笑)。
てことで、1時間ほど呑み。ひとり呑み友だちが増えたかな。

*1:H下ちゃんとかIルソンさんとか