聴く人の力

朝、一通のメールが…。
「午前中に原稿ね」
とのこと…。無理です(;_;)。
でも、そんなに量は多くないし、半分以上できていたので、授業の合間を縫って、なんとか原稿を渡したり。
で、午後の授業もこなして、子どもたちと同じ時間に下校。今日は夜に四日市でお座敷です。
近鉄特急の豪華な旅を終えて、お座敷会場へ。今日の会場は、公民館の和室です。お座敷の前には地域の放送で宣伝が入ります。いや、音、メッチャでかいし。そんなに宣伝せんでええし。
会場に着いてしばらくしたら、なんか、続々と来られます。これはたいへんです。どうなるんやろ。
やがて、和室が満員。和室の満員は、洋室の満員のはまったく違います。メッチャひしめきあって、熱が入ってます。この人らを笑わせられるのか(←なんか違う)。
ところが、つかみからいきなり爆笑して下さいます。これはいけるかなo(^^)o。そこからあとは、なんだかネタにものすごく敏感に反応して下さいます。
考えてみると「ネタに肥えてる人」ばかりだと、確かに高度な笑いは追求できるかもしれませんが、「庶民的な笑い」が成立しないのかもしれません。で、お笑いトランスのはしくれとしては、「庶民的な笑い」でなんとかしたいのですが、「高度な人々」だと成立しない。もしかしたら、それはそれで不幸なのかもしれません。
まぁ言うなれば、高級料理しか「うまい」と思えない人より、O将のギョーザが「うまい」と思える人のほうが、もしかしたら「うまい」と思える回数が多くて、その分幸せなのかもしれません。
てのはひどいかな。
でも、ほんとうにみなさん、とても楽しそうに聞いて下さいます。人によっては、ネタをふる前にネタに気づいて「先行的笑い」をしちゃう人がおられて、それはそれでかなり高度だなと。
そんなこんなで、予定の1時間半を一〇分オーバーして、なんとか終了。いやぁ、聴く人の力は、わたしから力を引き出してくださるんだと、あらためて思いました。

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