情報を減らす

今日は三重の教員のI垣さんと呑み。いや、別にはじめは呑む気はなかったんですけど、なんとなく「行きましょか」と。
でも、これがおもしろかった。
発端は全同教の三重のレポートの裏話からはじまったんですが、いつの間にか「教える」ことについての話になっていきました。
もともとわたしは「小学校教員のような高校教員」を目指していて、教え方も小学校でのやり方をずいぶん参考にしています。でも、あらためて小学校教員やってる人の話を聞くと「へぇー」ってなります。
今日教えてもらったのは、図形の面積なんかの問題を出す時に「わざと情報を減らす」ということ。
情報が少なくなると情報がほしくなる。で、そんな時、勉強が苦手な子は、やみくもに情報を集めるんだけど、「なんのためにその情報を集めてるのか」「その情報をどう使うのか」ということを考えてない。なので、結局解けなくなる。じゃあどうするかというと「必要な情報を得る」ためのトレーニングをしようということなんですね。そのために、情報に穴を開ける。そして、「どの情報な必要なのか」を考えさせる。
なるほどなぁ…。

アクティブラーニングとかICTとか、いろん「横文字」を氾濫させているけど、「なぜそれか」なんてことを現場に考えさせない。「これからは必要なんだ!」とか言ってる。でも、「なんのために必要なのか」ということを考えることが必要だし、その結果「不要」という結論が出るかもしれない。で、そこまでを含みこんでやらなきゃならんと思うんですよね。