社納さんとの呑み会はおあずけ(;_;)

ほんとうは社納さんと呑みたいんだけど、今日はがまん。新幹線に飛び乗って、到着したのは藤沢です。明日は恒例の教育研究集会。なぜか今年も共同研究者らしいです。うーん。共同研究者と言えば、池上さんや多賀さんや古田さんや、かつては木村さんや中島さんや。あるいは榎井さんや森さんや。なんしか、そうそうたる人々が思い浮かびます。これは荷が重い。なのに、今年も声がかかるのはなぜなんだろう。うれしいけどね。
てことで、わたしに最初に声をかけてくれたH田さん*1と合流して、さらにYまとくんとも合流して、焼肉屋さんへ。さらにM野さんもやってきて、おいしいお肉とおいしいワイン、そして楽しい話や楽しいケンカというステキなひとときを過ごしました。
で、夜はH田さんのおうちにとめてもらって、おつれあいさんと「木工楽しいねトーク」とか「「やりたくない」と思った日にやるとケガをする」トークとか。そうこうするうちに1時になりました。
あかんあかん。明日が本番です。

*1:ネイティブ「ベイベー」スピーカー

「貧困」の状態から「希望」を見出すために

今日は午前は出勤日です。なんでも、明日の教員採用試験でやる模擬授業の予行演習をするとか。声をかけてもらったので、やはり行かねばなと。
みんな、試験でもないのに真剣な顔つきです。んー、人の授業はクセがよくわかるなぁ。ま、授業での目線の配り方とか立ち位置だとか、いくつかアドバイスみたいなことをしたりして。まぁ、そんなもんができるような人間ではないのですが^^;;

で、午後は研修会。
テーマは「シングルマザー」です。となると、当然のことながら、スピーカーは社納葉子さんです。
実は、このテーマでガッツリと話を聞くのははじめてです。否が応でも関心が高まります。で、聞きはじめると…。
なるほどなぁ。シングルマザー家庭における貧困が、どのような形でシングルマザーと社会を切断していくのかが、すごくよくわかります。そして、その切断が貧困を再生産していく。個別の状況がどのような社会状況から生み出されるのか、社会状況がどのような個別の状況を生み出すのか。そのあたりがとてもわかりやすく語られました。
さらに社納さんはライターさんなので、単なる「当事者話」にはなりません。なんというか、人間観というか、そういうものがにじみ出てきます。それがシングルマザーへのまなざしのあり方のモデルとして目の前におられる。そんな感じがしました。
質疑応答もおもしろいですね。シングルマザー家庭に対してあまりいい思い出を持っていない教員もおられます。そんなのを遠慮せずに出してくれるのがうれしい。例えば「電話で怒られた」とか。それに対して社納さん、苦笑しながらも「あー、それはねぇ、八つ当たりですね(笑)」とわかりやすく説明してくださいます。たしかに八つ当たりはよくないです。でも、八つ当たりしないとどうしようもない時に、たぶん「こいつは見捨てない」と思ってもらえたのが八つ当たりされた教員なんでしょうね。他にも「ウソをつくのはひとつのスキル」という名言もありました。ウソをつかなきゃどうしようもない時に、ウソをつける関係であれば、あとで「あの時ウソついてん」とも言える。なんか、そういう人間関係が大切なのかなぁ…。
単に「シングルマザー」というだけではない、いろんなことに気づかせてもらえる話でした。