で、あまりにもおもしろかったので、思わず「呑みませんか?」と言うと、「じゃ、うちで」と快く応じてくださる、今回わたしに声をかけてくださったM宅さん。しかも、教職員の方々キャンパス内に住んでおられるから、みんなに声をかけておられます。気がついたら10人ばっか集まっての宴会になっていました。
それにしてもいいです。
30年前の学校を思い出します。
あの頃は毎晩のようにみんなで集まって晩ごはんを一緒に食べながらいろんな話をしていました。今はそういうの、あるのかな…。でも、ここにはそれがきちんとあります。
たしかに不便かもしれない。たしかに金銭的にきびしいかもしれない。でも、ここの生活はとても豊かな気がします。
途中「生徒の会議があるし」とか「寮のミーティングがあるし」とか抜けられる人もおられます。なんか、勤務時間とかいう感覚がここは違います。でも、農業高校だから当たり前か。生き物あいてですからね。で、帰ってこられて、また飲むわけです。
わたしは帰りの電車があるので9時すぎにおいとま。でも、また遊びに来たいな。今度は泊まりがけで(笑)。
月: 2015年8月
ファンダメンタル
今日は三重県内にあるキリスト教系の農業高校でお座敷です。
とりあえずいつもの時間の地下鉄に乗って、のんびりと向いましょう。途中、原稿書いたりしながら、とりあえず定時に到着。さてさて、どうなるかなぁ。
集まってこられたのは25人くらい。後で聞いたら、これでほぼ全員だとか。ちなみに、生徒数は3学年で60人いないとか。てことは…。生徒二人に教職員ひとり。すごい比率です。聞くところによると、けっこう保守的な方もおられるとか。しかもその理由が「信仰ゆえに」とのことです。これは難攻不落かな?
なんしか、必死で笑いをとることにつとめるも、どうしても笑ってくださらない方もおられます。一方、メッチャ笑ってくれる人もおられて、そこで元気をもらって再びネタをふるという2時間を過ごしました。でも、時間を経るにしたがって雰囲気も柔らかくなって、「笑ってくださらない方」もところどころで吹き出しておられたから、まぁ、わたしの勝ちかな(笑)。
話のあとはお昼ごはん。ここは全寮制の学校なので、もちろん食堂があります。出されたごはんのおいしいこと!
そりゃそうです。魚以外はすべて自給自足。てか、厨房の中にあった調味料を見たらメッチャいいのを使っておられます。なんでもこの農業高校は有機農法にこだわっておられて、調味料にもこだわりがあるとか。
ごはんのあとは学校をゆっくりと案内してもらいました。農作物はもちろん、牛も鶏も豚もいます。ほんとのほんとに本格的です。ちなみに、教職員の方々も半数以上が学校の敷地内に住んでおられるとか。またその家が、なんというか、年代物だったりします。しかも、建っている場所に「思い思い感」があって、なんともおもしろいです。
で、午後は話し合い。
みなさんの話を聞いていると、とても真剣です。この真剣さって、もしかしたらファンダメンタルだからこそなのかもしれません。保守とは旧態依然という意味ではなく、変革の方向を指すのかなとも思いました。
なんか、最後の方になると「レズビアンのセックスはいいですよ」とか「インサートだけがセックスじゃないですよ」とか、ぶっこんだ発言まで引き出してもらい、しかも校長さんが「これから時間がかかるかもしれないけど、セクマイの子らが普通に通える学校へと変えていかなきゃならない」とか言ってくださり、かなりおもしろい話し合いの時間が持てました。
タッチの差
朝目を覚ますと、あちこちに人が倒れてました。もちろんわたしもそんなうちの一人だったわけです。
とりあえずノロノロ起き出して、自分の部屋のカギを探します。とにかくシャワーが浴びたい。
そうこうするうちに、みんな起き出してきて「おはようございます」。
10時にお友だちのS藤さんが来てくださって、倉吉までドライブ。まずは「鳥取県男女共同参画センター」へ。ここの図書コーナー、すごく充実してます。さすがは鳥取。続いて「二十世紀梨記念館」へ。ここ、ガチで梨の記念館です。たぶんかなり専門的。二十世紀梨にかける鳥取県の本気を見てしまいました。で、昼ごはん。向かうは「旬門」です。出てきたご飯を見てびっくりです。
しかもおいしい!必死で食べていると、さらにこれが出てきました。
もう、おかしいやろ…。てことで、満腹になったあとは足湯です。
さてと。たっぷりしたから鳥取駅に向かいますか!東京にも大阪にも行けないけど、鳥取の頭数になれたら、それはそれで意味があります。
ところが、途中事故渋滞があって、予想外に時間がかかってしまい、デモが終了した直後の到着になってしまいました。でも、そこにおられた主催の方が「参加人数にいれておきますね」と寛大なお言葉をくださいました。てことで、今回ものすごくお世話になったN野さんからもらった写真を貼り付けときます。
さてと。あとはおみやげを買って、バスで帰りますか…。
出張玖伊屋的な
強いからカムアウトできるわけじゃないんだ…
今日は鳥取でお座敷です。今回はバス移動。3列シートで楽ちんです。到着したのはお昼ごろ。会場に移動して、とりあえずパソコンの接続です。その後昼ごはんを食べながら打ち合わせ。今回は「虹色らくだ」のみなさんとの座談会もあります。どうしようかと思ったけど、打ち合わせの結果「出たとこ勝負」になりました(笑)。
で、話。会場はほぼ満員です。だいたい100人くらいの参加だとか。これでひとつの分科会だから、全体では5〜600人の参加なのかなぁ。すごいです。鳥取。
全体的に若い人が多いみたいです。でも、けっこう年上っぽい人もおられるので、古すぎるネタで滑りまくることもなく、無事和やかに話し終えられたかな。ただ、2時間のネタを1時間40分に短縮したので、もしかしたら聞き取れなかったかもしれませんな^^;;。
で、後半は座談会。3人の大学生のうちふたりは人前で話をするのがはじめてだとか。楽しみです。ちなみに、3人とも非トランスでして、これはいいなと。
今回の座談会の最大の収穫は「カミングアウトする強さはどこから来るのか?」という質問への答でした。ひとりは「親にはまだカミングアウトしていない」って答えられて、隠そうと思えば隠せる非トランスのカミングアウトの困難が出てきたかなと。それから、友だちへのカミングアウトの経験で、カミングアウトは「はずみ」だったという話も出てきました。で、おもしろかったのは、その「はずみ」のカミングアウトに対する友だちの反応で、拒否的な反応の友だちもいたけど、受容的な友だちもいた。そういう友だちの存在に勇気をもらえたという話が出ました。
たぶんこれなんですよね。
一般的には「強いからカミングアウトできる」って考えがちなんだけど、カミングアウトは強いとか弱いとかじゃなくて、はずみだったり切羽詰っていたりするところからってのもありうるわけです。問題は、そのカミングアウトを受けとめられたかどうかという経験をするかどうかなんですよね。受容の経験をした人はその経験から強くなれる。なんか、そんな気がしたんですよね。
うん、おもしろかった。
違いはどこか→もったいない→反省会(笑)
今日は一日校内研修です。
午前は保健部研修会。hyper-QUの説明と、スクールカウンセラーさんの不登校にかかわる話です。
hyper-QU、あまり好きじゃないんですよね。いや、とても役に立つのはわかります。わかるんですけど、なんか、そのことで教員の「嗅覚」みたいなものが損なわれてしまう気がするんです。もちろん「嗅覚」をある程度持っている人が自分の嗅覚を確認するために使うという方法はあると思います。でも、はじめから使ってしまうと、それに頼ってしまうというか、嗅覚が育たないというか、そんな気がしてならないのです。
なので、「ふーん」とか思いながら聞いていたのですが…。
話の内容はわかりやすいです。とりわけ個と集団の関係をうまく説明されます。なので当然のことながら「クラスづくり」にも言及されます。ほとんどこの間やってきた「クラスづくり」を中心に据えた人権研修と変わりないです。じゃあ違いはどこにあるんだろう。
後半のスクールカウンセラーさんの話は、もちろん「個人の把握と対応」に焦点があたります。おそらくは、2つセットに意味があります。つまり、hyper-QUで集団と個を把握して、スクールカウンセラーさんの話からその対応を考える。おそらくはほとんどの教員は「それで事足れり」とするんじゃないか。となると、人権の出番はなくなってしまう。
じゃあ違いはどこにあるんだろう。
それは、おそらくはそうした集団やこの背景にある「社会」に目を向けるかどうかの違いなんじゃないかなと思います。さらにいうなら、その社会を変革すること。それこそが人権なんじゃないかな。
となると、これがまたやっかいなんですね。なぜなら、そんなことをしなくちゃならないと考える教員はそんなに多くないってことなんです。つまり、集団と個を把握し、「しんどい個」を支えればOKと、ほとんどの教員は思うのではないかと思うのです。で、確かに学校の役割はそんなもん、というよりも、それでも「よくやってる方」だと思うんじゃないかな。なので「社会」まで行くと「やりすぎ」「そこまでする必要はない」と考えてしまう。つまり、教員って、極めて「福祉的スタンス」なんじゃないかな。
と考えると、「そうか」と思うのです。校内補習は手伝ってくれる。なんなら隣保館学習会も手伝ってくれる。でも、「高友」にまでいくとガクンと減る。「そこまでする必要はない」。わたしなんかは、校内補習も隣保館学習会も、高友へのネタでしかないんですけどね。
てことで、午後は人権研修会。今日はリビングライブラリです。集まってくれたのは「シングルマザー」「アメラジアン」「在日コリアン」「部落出身者」「トランス女性」「ゲイ」と、まぁ、よくぞこんなにというか、みんな友達関係じゃんというか、友だちにはマイノリティしかいないのか状態です。でもま、たぶんマイノリティしかいない。それは、「公認の」マイノリティというわけではなく、例えば「人権をガチでやる」教員なんていうのも学校教育現場ではたいていマイノリティなわけで、たぶんそんな人ばっかりなんでしょうね。
今日は2セッションやることにしました。てことは、組み合わせは6C2通りあるので15通りかぁ。
わたしは「部落出身者」と「在日コリアン」の話を聞かせてもらいました。おふたりとも大学生(大学院生)なんだけど、すごくいい話をしてくれました。なんだろ。自分のアイデンティティを構築していく過程をていねいに話してくださった気がします。その背後には、どれくらい自分を見つめ、どれくらい家族を見つめ、どれくらい社会を見つめてきただろうと思うと、やはりすごいとしか言いようがありません。
にしても、全員聞きたかったなぁ…。
で、当然のことながら反省会です。
ちなみに、おとついは「無理か?」と目の前が真っ暗になった反省会ですが、どうやらできそうな感じなので決行です。
いやぁ、よく食べ、よく飲み、よくしゃべりました。楽しかったo(^^)o
決断した
とにかく再度の出血だけはしゃれにならないので、今日は大事をとって仕事を休むことにしました。といっても、健康診断と短時間の会議しかないんですけどね。いや、健康診断はさすがに興味があったんですけどねぇ。とくに血液検査の結果が(笑)。
で、決断したのはもう一つ。午後にあるお座敷もキャンセルです。こちらは「延期」になるので、別の言い方をしたら「先延ばし」になります。いろいろ忙しくなってしまうのですが、やはり身体には代えられません。
もしかしたら、成長したか(笑)?
ちなみに、出血箇所とおぼしきところを写真に撮ってお医者さんに送ったら「かさぶたのところからですか?」とのこと。確かに写真を見てみると、縫合あとのかさぶたがはがれて出血しただけのように思えます。それだったら、まぁ心配ないですわな。
う〜ん、決断せねば…
昨日の二日酔いというわけではないのですが、やはり体調がイマイチです。それでも今日は数少ない出勤日です。行かなくちゃ…。
で、なんだかんだと仕事をしようとするのですが、体調がイマイチで動く気が起こりません。身体が動かないと頭も動きません。となると、仕事がはかどらない。せめてラッコスタイルで仕事ができたらいいのですが、職場には無線LANが飛んでいるわけでもないので、非常に困る。うーん。
まぁ、それでもなんとかかんとか仕事を終えて、帰り道は買い出しをして、ついでの家族のために「おいしいもん」を買って、家に帰りました。
で、トイレに行ったら、ほんの少し出血。
強烈にイヤな予感がします。「舞台衣装」があかんかったんでしょうね。さらにそれをはいた状態でカウンターに行ったのもまずかったか?てか、その次の日もずいぶん歩いたし、今日もずいぶん歩きました。
でも、最後の処置から1ヶ月たっているからなぁ。もう前みたいなことはないと思うけど。
お医者さんにはすぐに連絡をとって、当面できることを教えてもらいました。ま、一安心です。
さてと、明日の出勤とお座敷をどうするか。自分なりに方向性は決めたけど…。
台風なんかに負けないトリプルヘッダー
昨日の今日なので、「舞台衣装」はカバンに入れて出発です。にしても、台風来てるんですよね。今日のお座敷はあるのかなぁ…。
とりあえず、北河内にある中学校へ。ここでの話には「舞台衣装」は使わないので楽ちんです。わたしを呼んでくださった方は、なんかのんびりした方で、それがとてもいい感じです。会場に入ったら液晶テレビを出されたので「あー、マウスポインタが使えないのできついんですよね」と言ったら、あらためて準備を開始されました。それがすごい。いろんな人が手伝われます。たぶん、みんなが手伝ってくれる人なんでしょうね。
で、話を開始。半分くらいは座りながら話しました。聞いてくださるみなさん、はじめは「どんなかなぁ」と、お互いに間あいを測る感じでしたが、途中から徐々にわかってきたのかな。聞いてくださるみなさんの表情が柔らかくも真剣な感じになってきました。こういうの、やはりうれしいですね。ちょっと早めに起きて来てよかったなぁ。
続いて大阪市南部の中学校に移動。ちょっとおなかが減ったので、近くのラーメン屋に入ってお昼ご飯。もちろんビールは呑みません。だって、眠いもん。
実は、昨日の夜1時くらいまで今日の夜にある宴会のお店の交渉をしていました(笑)。
で、学校について話をしたら、どうやら開始時間を30分間違えていたことが判明。てことは、さらに30分余るわけですね。てことで、体調のことを考えてソファで横にならせていただきました。で、気がついたら寝てました。
時間が来たので「舞台衣装」に着替えて会場の部屋へ。午後は中学校区の研修会だとかで、小中の教員の方が来ておられます。こちらは「旧ネタ」です。さてどうなるか。なにせ大阪はレベルが高いからなぁ…。
はじめのほうは面食らっているというか唖然としているというか、反応がイマイチというかついてこれないというか、そんな感じでしたが、1時間を経過したあたりからガッツリと食いついてこられる方がどんどん出てきて、なんかうれしかったです。終わってからも何人かの方から声をかけていただいて、個別に話をできたりしました。
その後、お友だちが聞きに来てくださっていたので、作戦会議も兼ねて「乾杯の練習」をしに近くの居酒屋へ。で、みっちりと練習を積んだあと、十三に向かいます。
十三というと、当然のことながら「あらい商店です。今日はとあるイベントの打ちあげです。今日は火曜日ですが、しかも台風ですが、無理を言ってあけてもらいました。もう、ホルモン鉄板鍋からドリッパからハチノスだらけです。至福の瞬間です。当然ビールはおいしいです。
途中から、またまた別の作戦会議になりましたが、どうもなんだかむずかしい。おかげさまで、作戦会議の相手の方にえらい迷惑をかけてしまいました。すみません。って、ここ、読んでないだろうけど…。
てことで、いい感じでしあがった「トリプルヘッダー」の一日でした。
無理の上塗り
で、そのままS院へ。今日はカウンターです。
今日は2時間の長丁場。1時間ちょい過ぎたところで、そろそろ身体が限界です。なにより舞台衣装をそのままにしてるのがダメみたいです。なんしか、休み休みやらなくちゃ。
にしても、なんでこんなしょーもないことにつきあわなきゃならんのかなぁ。まぁ、人と会えるのは楽しいけれど、ほんとうに腹が立つ。
なので、終わってから軽く呑み。
ここでクールダウンして、ようやく落ち着きました。
が、身体は舞台衣装に対して限界だな。明日は方策を考えなきゃ。