仕事にしろ、考えを深めるにしろ、それをするための条件はひとそれぞれな気がします。
どこかにこもって、ひたすら集中を高めて出していくタイプもいれば、例えば散歩をしながら考えるタイプもいるかと思います。で、わたしは…。
たぶん「ながら族」ですね。
身体は頭を使わない雑務をしながら、頭は別のことに振り分ける。こうすることで、頭を単独で動かすための、けっこう長い時間が確保できます。でも、頭と身体が同時に動かせる時間はけっこう限られています。
で、そうやって漠然と考えながら、考えの圧力を高めていきます。まぁ、例えて言うならば、時間がペットボトルで、考えが空気ですね。
充分に圧力が高まると、ペットボトルはロケットとして飛んでいきます。それが「言葉」みたいなイメージです。
なので、一番大切なのは、圧力を高めること。でも、これが難しい。バラバラな「考え」や頭の中にちりぢりに存在している「キーワード」を、ていねいに拾い集めて、それを、綿菓子を支えるようにふんわりと持つ。そこまでの過程がなかなかできません。
たぶん、何かが足りない。集めるために中心となる地点?でも、中心はあらかじめあるのではなくて、それは結果として存在するもののはずです。
そんなことを漠然と考え続ける以外、わたしには方法はなさそうです。
でも、それこそが圧力を高めることらしい。