今度、車いすユーザーを含む飲み会をすることになりました。で、店を探すわけですが…。
その過程で、いろんなことに気づかされます。
いや、かつて「電動車いす3台縦列駐車」な飲み会をやったことはあるので、その気になればバリアを参加者一同で踏みつぶすことも可能だってわかってるんですけど、それは車いすユーザーさんの「意思」というか「趣味」というか「ノリ」というか「茶目っ気」というか、そういうのにかかってるんですよね。で、今回は「踏みつぶしタイプ」じゃないので、車いすユーザーがあたりまえに一緒に飲める店にしようと思いました。
で、探しはじめたけど。
わからない!
「ない」とか「ある」とかじゃなくて、そもそも情報がない。いや、探せばいろんな人がそういうサイトやブログをつくっているみたいなんですけど、例えば、食べログとかぐるなびとか見ても、わからない。例えば、「バリアフリー対応」って書いてあっても、それが「どの程度のバリアフリー」かがわかりません。てか、そもそも「バリアフリー」についての記述がない。いや、店としたら情けない話なんだろうけど、「バリアフリー非対応」と書いてあれば、それはそれでひとつの情報です。でも、書いてなければ、いちいち問い合わせないといけない。
まぁ、結局は「あそこなら大丈夫だろう」と思ったところに実際に行って、店の予約をして、ユニバーサルトイレの確認をして…。ユニバーサルトイレ、施錠されてます。「事務室までインターホンを」って、自然がガッツリ呼んでる時はどうすんねん(;_;)。
まぁ、そんなこんなで、数日いろいろ悩ませてもらいました。というのと、いかに「障害がない状態」を前提に社会がつくられているかということの一端を教えてもらいました。
でも、こんな経験しなければわからないよなぁって思った時、これ、授業のネタになるなと。15分はもつなと。
そんなことを考えてしまうわたしですわ^^;;。
いやあ、ほんまそのとおりですわ。昨年から東九条のお店開拓にはげむ私ですが、いざJ○○○の人と一緒に行けるお店は、ほんと限られてる。四条でもそうです。中途半端な「バリアフリー情報」はあっても、ユーザー目線のは少ない。当事者も結局、狭い範囲のクチコミに頼らざるをえなくて、新しい駅ビル(トイレの心配がないのが大きい
)などに流れてしまう。膨大な商売可能性が埋もれている気がするなあ。できれば、楽しく、おもしろがりながら変えていけたらなあ、と思いつつ。
前に四条烏丸の「そじ坊」でJ○○○の人、見かけましたよ。諸事情があるので避けたんですが…。けっきょく、そうやって「あそこにいた」ってので情報を蓄積するしかないのかなぁ…。
しかし、今回みたいな経験をすることが「気づき」なんでしょうね。問題は、そんな気づきをさせてくれる人とのつきあいの機会が奪われている人が多いってことかな…。