教わる立場

どんどん試験範囲が終わるので、これは困ったなな3年生の授業。しかたないので、文化祭の演目ぎめの話とかしてたら、ある生徒が突然井言いはじめました。
「性別って言葉、おかしいと思うんです。だって、2つにわけられるってことでしょ?でも、ほんとはいろんな性があるんですよね。例えば、自分のことをどう思うかとか、誰が好きになるかとか…」
「そんなん、どこで勉強したん?」
「テレビで見て、すごく興味を持ったんです」
「ふーん(^^)」
ついつい
「他にも「社会の性」ってのも考えられるよね。あとね、身体の性も…」
って言おうと思って、やめました。

なんだろう…。
一生懸命考えながら、自分の中から言葉を見つけて、わたしに考えを伝えようとしてたその子の姿は、「性の多様性」がその子の中に位置づいていることを感じさせてくれたんです。
だから、わたしは「教えてもらう立場」を大切にしたいと思いました。
その時の気持ちは…。
見知らぬ街で、ふいに懐かしい顔と出会えた感じ?
とてもうれしかった。

忘れものをとりに帰る

中間試験までまだ一週間半あるというのに、もはや試験範囲が終わってしまいました。
なにしよう…。
まぁ、週末課題を配って
「今やってもいいよー」
ってことで逃げ切るかな。
てことで、朝からプリントをせこせこつくりました。
で、教室に行ってプリント配付。
と、大切なものを忘れていることに気がつきました。で、あわてて職員室にとりに帰って、再びプリントを配付。
「みんなね。これ、忘れてた。でも、絶対忘れちゃいけないものだった。みんなが忘れそうにになってる今、もう一回思い出そう」

子どもたちは、不思議なほど一生懸命読んでました。
うん、まだまだやれる!