で、夕方からおべんきょ。
今日の内容は「認知行動療法」。最後はパニック障害の治療法までやっちゃうっていう、とても実践的な内容でした。

そもそも、ある出来事があって、それに対して感情がわきおこるわけなんですが、そこはストレートにつながっているわけではないというところが今日のスタートです。
なぜなら、ある悪い出来事があったとしても、「落ちやすい人」と「落ちにくい人」がいるからです。そこで、出来事と感情の間に「信念(belief)」があるとしたのが「エリスさん*1」みたいです。
とても簡単に言うと、エリスさんは、「落ち方向」に行く原因を「信念」が不合理な方に行くところに求めて、その「不合理な信念」に対して「論駁」することで「合理的な信念」に気づかせようとしたとか。なかなかハードです(笑)。

で、もうひとり、「ベックさん」は、その「信念」の部分を「自動思考(自然にわきおこってくる心の中の声)」と、そういう「自動思考」の背後にある「スキーマ(考えの傾向)」にわけて考えて、両方あわせて「認知」ってしました。
で、認知療法はベックさんの考えの延長にあって、「認知」全体を変える方法を考えた。ま、最近は「スキーマ」はきついので「自動思考」を変える方向でやるみたいですけど。
で、その方法として紹介されたのが「カラム法」。
「出来事」「それに対する感情」「結果としての考え」「その考えとは別の考え」「別の考えによって感情はどうなったか」というのを表にして、具体的に「別の考え」があることを実感し、身につける方法みたいです。

で、こうした認知療法と、パブロフなんかがやった「古典的行動分析」がくっついて、「認知行動療法」が出てきた。
認知行動療法の基礎的なモデルは、ある「環境」にとりまかれた時、「認知」「行動」「感情」「身体」がたがいに関連して動くってことみたいです。
で、その一例として「パニック障害」がとりあげられました。

今日紹介された治療の場合、中心となるのは「段階的エクスポージャー」と「カラム法」です。つまり「不安を取り除き」「より合理的で現実的な考え方を身につける」ってことですか。
ただ、エクスポージャーって、簡単に言うなら「慣れ」です。パニック障害起こしてる人間を、パニック起こしそうなところに連れて行って慣れさすんですから、まぁたいへんっちゃあたいへんです。なので、その前段階として、ラポールだの、治療方針の説明だの、「怖さの一覧表」をつくるだの、いろんなことをします。

しかし、完全に心理屋さんの世界になってきましたよ^^;;。でも、知っておくのは悪くないですよね(^^)

*1:どこかで聞いたなとずっと思ってたんですけど、「舞姫」か(笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です