試験前の風景あれこれ

来週は定期試験。いよいよ試験前も大詰めです。当然勉強しなきゃならんわけです。
とあるクラス。試験前のおさらいをしているわけですが、いまいちピリッとしません。てか、寝てるやつもいるし。さらに「あと一問!」というガツガツ感がありません。かつての同僚が言ってた「勉強を値切る」ってやつですね。よほど自信があるのか、それともどーでもいいのか。
別のクラス。試験前の最後の追い込みをしているわけですが、これまたピリッとしません。他の授業のノートを写しているやつがいます。「数学の授業中に社会のノートを写して、社会の授業中に英語のノートを写して、英語の授業中に数学のノートを写したら、結局全部わからなくなるよ」と、とても優しく言ってあげるのですが、どうやらその意味がわからないみたいです。ちなみに、「きれいなノートは必要ない」と、あらかじめ生徒に言ってあるのに、わざわざノートをきれいに仕上げてくるやつがいます。授業中勉強していたら、もっと汚くてあたりまえのはずなのにね。だって、線とかいっぱい入るし、ところどころになぐり書きみたいに斜めに書く文もあるし。少なくとも、いま、わたしが「おべんきょ」でつくっているノートはそんな感じです。

そうそう、わたしは授業中、寝たくても寝られないタイプです。小学校〜大学まで、たしか寝た経験はありません。まぁ、大学は授業に出てなかったという話はありますがね^^;;。
別に真面目というわけではなく、単にそういう性格というか性質というか、そういう人間なんです。
例えば研修会なんかでも、うーん、最近はたまに意識が飛ぶことあるか(T_T)。でも、そんなに露骨には寝ませんねぇ。
興味深いものは当然として、あまり関心がない内容であっても、なんとなく聞いてしまうのです。で、2時間の話の中で「ほ(^^)!」と思えるものがひとつあれば「うん、よかったやん!」と思えるタイプなんです。んな、2時間の間、ずっと「ほうほう!ふんふん!おー!」とか思わせるの、たいへんじゃないですか。少なくともわたしはできません(笑)。
でもね、試験前の振り返りは50分間「実」のある話ですわ。それは確実です。それを寝るのはいかがなものかと思います。例え数学が嫌いであってもです。もっと言えば、例えわたしが嫌いであってもです。授業とは、担当の好き嫌いとは別のところにあると、わたしは思っていますからね。

まぁいいや。
で、放課後
「教えて」
と来る生徒がいます。めんどくさいなと思いながら
「どれ?」
「これ」
「あー、これのどこ?」
「ここのこれ」
ここまで絞ってくれると助かります。あとは口頭でやっちゃいます。
考えて考えて考え抜いた問題だったら、口頭で充分です。生徒が問題を覚えるところまで考えているからできることです。質問なんてものは、そこまで考えてから来るものだと、基本的にはわたしは思っています。

とあるクラブの生徒たちが
「お願いしまーす!」
とやって来ました。顧問から
「頼んます」
と言われていたので
「はいよ」
と教えます。はじめは
「ほんまは男ちゃうん」
とか、ありがちなクスクスをしていた連中も、「わかる補習」をすればこちらを見る顔つきがまったく変わります。終わり際には
「ありがとうございましたー!」
と、大きな声でお礼を言われてしまいました^^;;。
と、去年教えた生徒が
「来年、授業担当して」
とか来ます。
まぁ、いろんなことがある一日ですよ。

さてと、今日は早く帰れる日だし、家に帰ってビールビール!

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