先達から学ぶ

今日はふだんのおべんきょ仲間じゃなくて、「おべんきょ仲間の先輩たち*1」の発表会です。
ん〜。まぁ発表内容についてはええか。
いや、おもしろかったんですけど、結局半年ではさほど深められないということなんでしょうね。もっとも、わたしがそれ以上の年限をかけたからといって、深めらえるかどうかははなはだ疑問ではありますが^^;;。でも、「研究」じゃなくて「研修」としては、とても意味があることなんだろうなぁと思いました。自分でテーマを探して、自分でそれについての認識を深めるという経験は、たとえその人が直接人権に携わらない部署についたとしても、自分の置かれた場所でなにができるかということを考えるためのひとつの契機になり得るんじゃないかと思います。
てことで、とても眠いけど来てよかった…。

*1:メッチャ簡単に言うなら公費で半年研修に行った人々で、まぁ将来のエリートやろな。もっとも、人権が「エリート」かどうかは、はなはだあyうわこらなにをすr

飛んだ…

で、懇親会。みんなファイトを燃やしています。なわりに、ぜんぜん店へ移動しようとしない。業を煮やしたわたしは若い子らを誘って
「行こ!」
とさっさと移動。ところがお店に着いてから、待てども待てども後続部隊が来ません。
20分ほど待ったところでようやくみなさん到着。さて、呑みましょう!
しばらくすると、東さんが到着。なぜかわたしを引っ張って
「みんなに紹介する!」
とか言ってくださいました。紹介しておられる内容、半分くらいわかった気がするけど、「過分な紹介」でした^^;;。
やがて、京都に宿を取っておられるUさんOさんコンビに
「そろそろ終電の時間ですよ」
と言うと
「帰るの、やめた」
とか言います。あのね…。まぁ、今日もお酒はセーブしているし*1、もういいわ。つきあうことにしましょう(笑)。まぁ、東さん、家に泊めてくれるって言ってるし。
ところが、そうは問屋が卸しません。ここはカッパ横丁。すぐ近くには堂山があります。元気な講師団は、ここからゲイバーに行きたいとか言っているようです。ちなみに、ダイヤモンドさんはここで離脱。最後にもう一回ハグ(笑)。
で、ゲイバーに移動。ん〜、いい感じのゲイバーです。でも、なんとなくビアンバーも気になるな。てことで、UさんOさんといっしょに探検。いや、同じビルにあるみたいなんですけど、店がありません。思い切って「その場所」にある店の人に聞いたら「つぶれました」とのこと。嗚呼…。
てことで、店にもどったわけですが、んなもん、どこかの時間で出るわけがありません。てことで、閉店時間まで遊んで、帰ったのは始発でしたよ。もう、ダメ…。

*1:ガチで、呑み会が多すぎるので、最近お酒はセーブしています。みなさん、くれぐれもいつきに必要以上にお酒を与えないでください(笑)。

関西性教育セミナー

今日は夜は大阪で関西性教育セミナーがあります。「世界」を知ることができる数少ない機会です。とりあえず、お勉強をしに行きましょう。
会場は淀屋橋近辺。大阪駅から歩こうと思っていると、
「いつきさん」
と呼ぶ声が。OさんとUさんのおふたりでした。てか、なんで広い大阪駅でバッタリ会うんだ?でも、うれしいです。結局3人で会場へ向かうことにしました。
会場に着いてしばらく待っていると、本日の講師団が来られました。で、ミルトン・ダイヤモンドさんとがっちり握手。完全に顔を覚えられています(笑)。
まずは講師団の自己紹介から。東さんの人選もあったのかもしれませんが、トランス関係の研究者が心なし多いような。なかでも、Winterさん*1とElizabethさんのおふたりの話が興味を惹きます。個人的な興味としては、Winterさんのグループに行ってトランスをめぐる最前線の話を聞きたい気もするし、でも、今後のことを考えるとElizabethさんのグループに行って子どもたちの支援について話を聞きたい気もするし…。どちらのグループに行こうかなぁ。と思っていたら、おふたりでひとつのグループをつくってくださいました。ラッキーです。
まずはWinterさんからICD-11についての話。某所にあったように、Winterさんは「Gender Incongruence」を提唱されています。なぜ「Dysphoria」を使わないかというと、「distressを強調するのは精神疾病というとらえ方だからだ」と言っておられるような気がしました。いや、英語、わかりません。そもそも、ICDの中での位置づけも「精神疾病でも身体疾病でもない第三のジャンル」というふうに根本的に変えてしまおうと思っておられるみたいです。おもしろいなぁ。「DSMは精神疾病分類だから、どれだけ脱病理化をはかっても精神疾病から逃れられない」という主張(とたぶん言っていた気がする)が印象的でした。
続いて、Elizabethさんからオーストラリアの若年層トランスの話。メッチャ簡単に言うと、日本と一緒です(笑)。理解する親もいれば理解しない親もいる。理解する学校もあれば理解しない学校もある。制服のある学校もあれば制服のない学校もある。そんな中でいきいきとしている子もいればそうでない子もいる。そりゃそうだ…。でも、簡単に言うと、「特効薬はない」ということなんでしょうね。「これをこうしたらこうなる」みたいなことじゃなくて、ひとつひとつのケースに個々あたっていく以外方法がないということなのかな。
で、おふたりの話の中で印象的だったのは「子どもには治療は必要ない」ということでした。「サポートが必要なのは、親や学校」という話も出てきました。そりゃそうだ。でも、某所でHさんの発言が書かれていますが、「日本では医学疾患の方が、学校のサポートが得やすい」んですよね。まさに「病院に連れて行けば病気になり、交流会に連れて行けば変態になる」なんですよね。
それにしても、2時間ほど英語のシャワーを浴びると疲れます。で、ずっと通訳をしてくださっていたS々木さんに
「英語がわかるといいですね。わからないと半端なく疲れます」
というと、
「いや、英語がわかっても疲れます」
とのことでした。まぁ在日外国人の子どもたちのストレスも、こんなのなんだろうなぁ。
てことで、セミナーは無事終了。みんなで記念写真を撮って、ミルトン・ダイヤモンドさんやElizabethさんとハグハグ。

*1:≠ういんたさん(笑)

完全オフ日

うーん、「家の中で一番暑い場所」から部屋を変えてみたけど、目覚めはイマイチかなぁ。確かに圧倒的に涼しいんですけど、ソファベッドの具合がイマイチしっくり来ません。まぁしゃあないか。おいおい居心地よくしていきましょう。
さて、昨日までのバタバタがウソのような今日一日です。ほんとになーんにもありません。さて、長い一日、なにをしよう。
とりあえず、ブログの更新(笑)
そうこうするうちに、昼ご飯。昨日はしごしたにもかかわらず、今日もなぜか徳島ラーメン(笑)。

とはいえ、「おみやげ用」のを家でつくりました。とはいえ、トッピングに肉がないといけないので*1、豚肉を砂糖と醤油で甘辛く煮込んだのをつくりました。もやしはもちろんシャキシャキで。案外軽い感じで食べられました。でも、はしごは無理なんだやなぁ^^;。
昼からは軽く部屋の整理をしたり、ちょっとレポート考えて挫折したり(笑)。
そんなこんなで、気がつくと10時半。さて、寝ますか…。
ね、寝られへん_| ̄|○。さては、昼間のんびりしすぎたか^^;?

*1:たぶん

一応このエントリで

朝起きて、冷蔵庫を開けたら空っぽ。あたりを見渡すと、空き缶だらけ。君たち、どれだけ呑んだんだ。というか、わたしのモーニングチューハイ、一本ぐらい残しておいてくれよ(;_;)。それでも一本だけ冷凍庫に入っているのを見つけて、そいつをちびちびやります。そのうちチェックアウトの時間が迫ってきたので、大急ぎで片づけ開始。でも、「子どもたち」は
「川!川!」
と騒いでいます。しゃーないヤツらです。
で、チェックアウトギリギリの時間にようやくコテージを出ます。ここで、K野さん以外のみなさんとはお別れです。ほんとうにお世話になりました。
で、川に到着。みんなはしゃいでいます。川に落としあいをしています。あまりにも典型的な川遊びです。やがて、みんな反省をはじめました。

1時間ほど遊んだら、ようやく満足したのか着替えはじめました。
その後、昼ご飯を食べに行きます。まぁ徳島ですから徳島ラーメンですね。とりあえず、「徳島ラーメンらしいラーメン」ということで王王軒へ。まぁ、「基本を押さえる」というところでしょうか。
ところで、どこからともなく
「はしごをしよう」
という悪魔のようなささやきが聞こえてきます。う〜ん。とにかく小を頼みましょう。
出てきたラーメンは、めっちゃ濃い豚骨スープに醤油味ががっつり効いています。これ、小でよかった。おいしいけど、わたしには辛い。でも、するすると入ってしまいました。
で、みんな
「もう一軒」
とかはしゃいでいるので、もう一軒らしいです。今度は、いまK野さんがもっともおいしいと思っているいもおです。
こちら、小がありません。えらいことです。とりあえず並を頼みました。出てきたラーメンを見た瞬間、おなかがいっぱいになりました。で、お味の方は。はっきり言って、こっちの方が好みです。スープの味付けのバランスが自然です。おいしいです。でも、おなかが拒否っています。どうしたらいいのかわかりません。結局Tに
「悩みがあるねん、聞いてくれる?」
「なんですか?」
「食べきれへんねん。食べて」
と悩みを聞いてもらってお店から出ました。いや、店の中で座っているのもしんどかったんです。
ここでK野さんやH川くんとお別れ。
あとは後ろにベッドをつくってずっと寝ながら京都まで帰りました。
い「どうしよ。わかば(笑)?」
T「やめときましょ(笑)」
い「K淵さんいたら、ぜったい行ってるな」
T「帰れませんやん」
と牽制球を投げ合って、徳島合宿終了。
さて、お家に帰ってゆっくりしよう。

で、合宿

その後キャンプ場のコテージに移動して、徳島の教員&今日の出演者&その仲間たちで合宿です。
みんな川遊びに行きました。でも、わたしはさすがに疲れて、ベッドでゴロゴロ。てか、さっさとビールが呑みたいんだけどなぁ…。
ようやくみんなが帰ってきたのはいいんだけど、君たちぬれた足でコテージにあがるの、やめてくれないか?何回床を拭いても足りないじゃないか。
で、お風呂に入って、ようやく乾杯です。
そうこうするうちに、遅れて到着のMックスを連れてK野さん登場。ここでようやく正式に乾杯。ビール呑んで、焼き肉食べて、今日の感想を皆さんから聞くべく勝手にコーディネーターして*1、気がつくと落ちてました。

*1:完全に迷惑な仕切り屋

慣れない仕事

昨日は早く切り上げたので、今日の体調は悪くありません。とは言え、最近夜が暑くて寝不足気味であることは確かです。なにせ、クーラーのない二階の部屋の風の通らない部分のハイベッドで寝ているわけで、もう、家の中で一番暑いところですから。
てことで、なんとなくぼーっとしながら、それでもなぜか4人ばっか車に乗せて徳島へ。予定していた時間より30分ほど遅かったはものの、どうにか到着。
今日は、人権教育セミナーとかで、シンポジウムです。タイトルは「外国にルーツをもつ若者たち −共生のポトフ−」です。で、わたしの役まわりはコーディネーターです。ちなみにパネラーは、「暴走機関車(以下、T)」と「国流の核弾頭(以下、M)」とYちゃん@在日外国人生徒交流会生え抜きのメンバーです。これ、メンバー集めてみたはものの、どういう流れになるのかさっぱりわかりません。いちおう徳島の高校教員対象ということで、ていねいにやらなきゃならないはずなんですが、集まったメンバーはあまりにも上級編というか脇道編ぽいです。でも、逆に言うと、外国籍が少ない徳島の場合、
「国籍が日本だからいいじゃん」
ではないということがわかるから、それはそれでこのメンバーでもいいのかも。
まぁそんな感じではじめました。まずは簡単に自己紹介。
「ネタをひとつね」
と無茶ぶりをした割りに、みんなちゃんとネタを入れます。
M「え〜と、じゃぁ混血児あるある。○○○」
ウケません。思わず
「みんな、自虐ネタで生きている人たちだから、ウケないとたいへんなんです」
と、わけのわからないフォローを入れてしまいました。まぁ、コーディネーターの仕事ですね(笑)。
その後、各自20分ずつ自己紹介。
みんな、ちゃんと穴を残して20分ジャストで終えていきます。やるな…。その後、名前のことやらアイデンティティのことやら国籍のことやらなんだかんだで1時間ほど話。
で、10分休憩の後、質疑応答やら、さらにそこから「教員に望むこと」みたいな話。
あっという間に3時間が過ぎて終了です。
ん〜、たぶん、みなさん、たぶんそれなりに楽しみながらも、いろいろ考えてもらえたんじゃないかなぁ。もっとも、わたしはなんにもしなかったですけどね(笑)。

結局サシ呑み

終わってから岸さんを誘って呑みに行こうと思ったのですが、どうやら岸さん、体調が優れないようで、やんぺ。さてどうしようと思ったのですが、一緒に岸さんを迎撃しようと思っていた同級生さん
「ふたりで呑もうか」
ということになって、結局呑みに行くことになりました。
それにしても、同級生さん、なかなかおもしろいなぁ。今回何人か誘ったけど、試験の前日で来られないとか、子どもが「家に帰りたい」と行ったので来られないとか、タイミングが悪かったんだけど、また誘いたいなぁ。

複合下層としての都市部落

今日は人権教育の研究会です。
午前中は分科会。今年は久しぶりにレポートを出すことにしました。さてさて、今後どうなることやら^^;。
で、午後からは全体会。記念講演は岸政彦さんです。どんな話が聞けるのか楽しみです。
基本的には2010年に岸さんがおこなった大阪市内にあるH地区*1の実態調査と、2000年に大阪府市が行った生活実態調査の比較から、都市部落のありようを考えようという話です。で、キーワードとして「貧困化・高齢化・流動化」の3つをあげられます。
このあたり、京都の都市部落に関しても外川さんなんかが早くから指摘しておられたし、わたしも感覚的には感じていました。とくに、前ふたつは最後の「流動化」によってもたらされます。「部落における人の流入出」というと、古くは「差別から逃げるために流出する」というふうにとらえられがちでしたが、実際には、もっと生活レベル、主として住居の問題かなと思います。これが、法律がなくなった時点でさらに加速されているということも感じていました。
岸さんの講演の中でこのあたりが実際のデータとして出されたのですが、まぁ驚くべき数字です。特に10年前の数値との比較において、より深刻化していることがよくわかります。
で、岸さんの主張として、従来部落問題は「身分的地域的差別の問題」としてとらえられてきたけど、そこに実際には「経済的貧困」が重なっているということ。まぁこれだけを言うと
「いやいや、行政闘争の中で指摘してきたことやん」
ととらえられがちですが、もう少し微妙な感じなんですね。おそらくは、過去の運動は、どちらかに振れてきた。つまり、「差別の問題」という時には「経済の問題」を少し退け、「経済の問題」を指摘する時は(差別は経済から生まれるという形で)「差別の問題」を少し退ける。でも、実際には複合した問題なんだということなんでしょうね。だからこそ「貧困の受け皿」としての都市部落のとらえ方がでてくる。
で、おもしろいなと思ったのは「アイデンティティの動員を含む総合的貧困対策としての部落解放運動と同和対策事業」というとらえ方です。これ、「部落のアイデンティティってなんだろう」ということと密接な関係があります。部落解放運動と言えるかどうかわかりませんが、少なくとも教員になってすぐの頃のわたしは「同じ」という主張を生徒たちに伝えてきました。でもその後部落史を勉強する中で「違い」を見いだしてきました。それは、「日本人ではない」ということではなくて、「日本人の中にもさまざまな違いがある」というあたりまえのことでした。そう考えた時、いろんな学習会で「同じ」という主張と「違う」という主張が同居する妙な場面があったことに気づいたりもしました。ここのむずがゆさこそが、「部落のアイデンティティってなに?」ということ、さらにそのことを通して「アイデンティティってなに?」というあたりを模索する、ひとつの提案があるなじゃないかなぁと、ふと思ったりしました。

*1:(笑)

乱入

なんでも、今日は夕方から中学校区の懇親会だとか。それも、記念すべき第一回。てことで、わたしもこっそり混ぜてもらいました。
それにしても、総勢80人の懇親会は壮観です。しかも、単なる飲み会じゃなくて、各園校の紹介も趣向をこらしています*1。もう、すばらしすぎです。
とても楽しかったのですが、ひとつだけ気になったことがありまして…。でも、そんなん言ったら、楽しさに水をさすよなぁと、柄にもなく考えていたら、
「最後にひとこと」
と言ってもらえたので、思い切って言っちゃいました。
「あの…、独身の方がたくさんおられて、今日は出会いの場でもあるんですよね。すばらしい!できれば、女と男のカップルだけじゃなくて、女同士のカップルや男同士のカップルもいっぱいできたらステキだなと思います」
さぁ、新幹線の終電の時間が迫ってます。帰りましょう。

*1:特に幼稚園