「愛」は届いたのか…

インタビューが終わったら、三人で「わかば」に移動。実は社納さんから
「おたふく希望!」
というリクエストがあったんですが、定休日ですから…。でも、
「すじ肉は絶品です!」
と言ってあるので、たぶん満足していただけるでしょう。
実は、社納さんとはこの「試合」にかかわってはじめて出会ったんですよね。で、実はあの「試合」の総括を、わたしはまだきちんとできていませんでした。なんとも言えないモヤモヤとしたものが、いまもずっと残っています。おそらく社納さんもできていなかったんじゃないかなぁ。知らず知らず、あの「試合」をめぐる話へと移行していきました。で、わかったことは、おそらくは社納さんもわたしと同じ思いを持っておられるであろうということでした。まぁ、そうでなければ、あの「試合」に参加しようとは思いませんよね。
なんか、とりとめもなく、でもたぶんとても大切なことを話していると、知らぬ間にビールはハイボール濃い目へと変わっていきます。とてもいい夜です。
でも、いかんいかん、そろそろ出なくちゃ帰れない。

遠くの理解者、近くの理解者

とにもかくにも、昼間は淡々と仕事。
実は耐震工事の関係で荷物の整理をしなくちゃならないのですが、日常業務をしながら荷物の整理は、とっても難しいです。まぁ、単にやる気が起こらないだけのことなんですがね(笑)。
それでも、夕方には目がちぎれそうな感じがしたので、仕事は完全にストップ。定時にあがりです。
で、京都駅へ。なんでもO府の人権関係の団体がインタビューしたいんだとか。担当のM村さんとは1月にひょんなことでお会いして、けっこうおもしろい感覚もってはるかたやなぁと思いました。でも、わたしなんかにインタビューしても、なんもしゃべることないし、あるいはすべて既出だしとは思いましたが、まぁ、しゃべっているうちに新しいことを思いつくかもしれないからいいかと思って引き受けたんですよね。
で、あとで聞いたら、実際書かれるのは社納葉子さんだとか。久しぶりやなぁと、ちょっとうれしくなりました。
で、インタビュー開始。
どうもわたしはへそ曲がりなのかな。いや、へそ曲がりなんだよな。ひとつの質問への答えを少しずらして話すクセがあるみたいです。例えば
「なにか転機みたいなものはありましたか?」
とたずねられると、
「小さな変化が少しずつあって、徐々に変わっていったから、「これ」っていうのはないですぇ」
みたいな。
でも、ひとつ話をしながら新たに気づいたことがありました。
わたしは自分がトランスであることに気づいた当初、「遠くの人」からカムアウトをしていったんですね。近くの人はやっぱり怖いですからね。で、その頃って、遠くの人は理解を示してくれるけど、一番近くにいるはずの生徒たちはわたしのことをクスクス笑ったりオカマ呼ばわりしていたんですよね。
で、いまはというと、わたしのことをあまり知らない生徒とたち、まぁ、少し遠い生徒たちは、相変わらずわたしのことをクスクス笑ったりはします。でも、一番近いところにいる生徒は、まったくそんなことがない。ちなみに、その子らには特にはカムアウトはしてません。
結局、カムアウトが重要なんじゃなくて、日常の積み重ねが大切なんやろなぁと、インタビューを受けながらふと感じたという、まぁそれだけのことだったんですが、新たな気づきでした。