で、懇親会。
テーブルが3つほどあったのですが、気がついたらシンポジウムは全員同じテーブル。しかも、そこに「しみじみ歩く人」もいたりして、なかなか濃いぃ懇親会でした。
まぁ、懇親会への参加のしかたとしてはあまりよくないのかもしれませんが…。

で、一次会が終わったところで解散。
順子姐さんと
「どうしましょう」
「じゃぁ、軽く」
ということで、新梅田食道街へ。
しばしふたりで今日の反省などしみじみとしていると、なぜか京都から来られたO島さん登場。さらに、どこかで研究会&打ち上げが終わったKさんとO田さんが合流。
結局、なんかいつものメンバーやな状態で夜は更けていくのでした。

.jp公開シンポ

今日は午後から.jpの公開セミナー。それにしても、なんというかなメンバーでもありますね。なにせ、三橋順子さん・山本蘭さん・鶴田幸恵さんにわたしなんで。でも、論客としては、わたしはあきらかに一段下。かなりなアウェイ感があります。
朝起きていろいろチェックをすると、きちんと講演原稿をつくっておられるかたもいらっしゃいます。う〜ん、まだなにを話すか考えてないわたし^^;。でも、役回りとしては理解しているつもりなんで、その線でいきましょう。途中でVTRを見てもらおうと思ったけど、与えられた時間は30分。編集しなきゃ。で、ソフトをダウンロードしてきて編集準備を整えたところで、ホテルをチェックアウト。
会場近くでガソリンを補給して、会場へ。画像の編集なんかをしていると、シンポジストのみなさんが続々と登場。みなさん、なごやかにあいさつをしておられます。と、鶴田さんがふと質問しておられます。
「いつきさんは?」
「あそこに」
「え?あぁ!いた…」
なんでも完全にオーラが消えてたみたいです。えー、ふだんはそんなにオーラがやかましいのかなぁ^^;。
と、そこに山本蘭さん登場。わたしよりオーラがありません。もう、仕事が大変で、ろくに休む暇もないらしいです。大丈夫ですかいな…。

で、シンポ開始。
まぁ、内容は多岐にわたるのでおいといて。でも、互いの立ち位置の違いがはっきりしたという意味では、なかなかいいシンポだったのかな。
ちなみにわたしの立ち位置は…。

わたしは 「活動家」とか「運動家」では ありません。人々がわたしにどういう レッテルを貼っているかは知りませんが、少なくともわたしのアイデンティ ティはそこにはありません。では、 わたしのアイデンティティの基盤は何かという と、「学校教育労働者」です。 つまり「学校教育」というある種 の権力関係に基づいたフィールド、教育という労働をしているということです。
で、なぜこの確認が必要かといいますと、わたしの物事への判断基準は「0− 100」ではないということです。言い換えると、「正しさの中にも間違いがあり、間違いの中にも正しさはある」と考えてい ます。と同時に、わたしは「弱さ」や「情けなさ」や「あいまいさ」や「もろ さ」なんかを、とても大切だと思っています。なぜなら、そういうものの中に真実が含まれている可能性があると思っているからです。

ある意味、とてもずるい立ち位置だと思うし、「弱さ」や「情けなさ」や「あいまいさ」や「もろさ」に依拠した瞬間に、限りない自己肯定というか、自己弁護というか、ベタに言うなら「いいわけ」がなりたってしまうので、そこのバランスが難しいのではありますが^^;。
で、そんな話から、結局、トランスジェンダー生徒交流会をしながら考えたことを話してみました。
他の3人とはまったく異なるアプローチなんで、やっぱりアウェイ感満々だったのですが、わたしが語れることはそれくらいなんでねぇ。
あと、論議の中で
「あ!」
と思ったのが、「GIDは病気か否か」という話なんですが…。みなさん、「精神疾患だ」「身体疾患だ」「脱病理化だ」みたいな話をされていたのですが、わたしの発言は
「どーでもいい」
でした。結局、わたしの感覚はそういうことなんです。正しさを求めないわたしですから(笑)。
そうそう、アウェイ感のもうひとつの原因は、わたし以外が全員関東(東京)を拠点にしておられるということもあったかもしれません。それは、LGBTにかかわる論議になった時に感じました。まぁ、ここに関してはわたしは語るべき言葉は持っていないので何も言えませんでしたが…。

まぁ、そんなこんなで4時間半に渡るシンポジウム終了。
さすがに疲れた…。