「はい、これ」
と手渡されたのは、えらい上等そうなお弁当です。目立つなぁ…。でも、おいしそう。おそらく宴会に使えそうなお弁当なんでしょうね。
で、H加古川駅へ。と、乗る予定の電車がウヤです。え〜!間に合わない。それでもとりあえず、ほにゃららして、なんとか予定の電車らしきものに乗ることができました。
にしても、電車の中で見知らぬおじさんにつぶやかれちゃいました。
「みんな仕事している時間に、弁当ぶらさげて、なにやってるんだ。おかまみたいなヤツが…」
はい、至極まっとうな批判でございます。いろんな意味で全部あたってますm(_ _)m
てか、すごい観察眼だなぁ。このおじさん。
とにかく電車の中でお弁当を広げます。やっぱり目立つよなぁ。でも、背に腹は代えられません。おいしかった!
で、到着したのはO阪F立大学です。ここは毎年来ているので、だいたい雰囲気はわかっているつもりです。が、今年は何かが違う…。そうか、前の方があいているんだ。なんとなく、みなさん、遠いです。にわかに緊張が走ります。
さらに、講義の前にレポートの説明をされていたのですが、これが長い。10分とられちゃいました。てことは、1時間20分?もう、焦りまくりです。しかも、学生さん、まったく反応がありません。いや、まったくということはないです。あちこちで局所的に顔が大爆笑しています。ところが、声が出ない。まったく出ない。皆さん、笑いをこらえています。もうね、なんでこらえるのか、さっぱりわかりません(;_;)。
結局、1時間20分、笑顔しかないお座敷が終わりました。まいった…。
でも、終わってから駆け寄ってきてくださった学生さんもおられました。わたしの真っ正面で、ずっと反応してくださっていた人です。
「自分自身はストレートだけど、今年のレインボーパレードにはじめて参加して、たくさんのレズビアンの人に会えた時、
「やっと会えた」
と思うと同時に、
「みんな隠さなきゃ生きていけないんだ」
と思った」
とのこと*1。その時の思いを思い出されたのか、途中から満面の笑顔に涙があふれています。なんか、こっちまでうるうるきちゃいました。いいなぁ、この感性。
てことで、今年のお座敷はすべておしまい。とはいえ、個人的には「年度」で考えているので、まったく終わった気持ちはありませんが…。
帰りはなぜかシュタイナー学校の生徒さんと一緒。なんじゃかんじゃと話をしながら帰りました。
なんでもみなさん、今回、ミュージカルをするとかで、その勉強ために聞きに来られたとか。遠いところをわざわざ。職場とだったら近いのにね。てことで、
「なにかあったら遊びに行きますよ」
と伝えてバイバイ。
*1:だいたいこんな感じ