今日は休みの日だから仕事なんてしたくないのですが、やはりたまりまくっているんですね。なので、ちょいと時間がかかりそうな仕事をすることにしましょう。
で、どういう仕事かというと、人権学習用のDVDづくりです。
いや、沖縄関係の人権学習をしたいんですが、これが教材がない。
そもそもわたしの守備範囲になかったということをさっ引いても、どうも世間にあまり出まわっていないみたいです。あ、人権担当だからといって、すべてに網羅しているわけではありません。逆に、専門が深ければ深いほど他のことについてはわからない場合の方が多いかと思います。まぁわたしは浅いので、その分だけ広いっちゃぁ広いんでしょうけどね…。にしても、「沖縄 人権学習 DVD」で検索しても、ほとんどでてきません。まぁ出てくるとしてもジャンルとしては「平和学習」なんですね。でも、人権学習的には、例えば「なぜ沖縄が唯一の地上戦の場所になったのか」とか「なぜ基地が沖縄にたくさんあるのか」とか、その「なぜ」のところを問いたいわけです。その教材がなかなか見つからない。
考えてみたら、「人権教育のための国連十年国内行動計画」にも「個別の課題」としてあげられていないからなぁ…。
で、某所でぼやいたら、お友だちが
「探してみる」→「あったよ」
と連絡をくれました。
てことで、DVDづくりです。まぁ幾多の困難を乗り越え(笑)、なんとかDVDの作成を終了。終わったら夕方でしたよ。
でも、これでなんとかなるかな…。

” に15件のコメントがあります

  1. 「日本本土」で最後の地上戦が行われた地は樺太ですよ。
    (日本本土といえば沖縄を含む)

    > 例えば「なぜ沖縄が唯一の地上戦の場所になったのか」

    本気でこんなことをお書きになっているとは思えないけど
    念のため。

  2. 沖縄が(日本本土で)唯一の地上戦でないことは
    Wikipediaにさえ書かれていることなのですが、

    あえて土肥さんが「沖縄が唯一の地上戦」と言い切ったあたり
    土肥さんのもうひとつの顔が見え隠れして面白いです。(^^;

  3. > htさん
    ありゃ。ほんとうだ。
    これはわたしの無知でした。ご指摘ありがとうございます。

  4.  沖縄に関係する問題の中に、人権問題があるのはそうなんでしょう(例えばかつて、沖縄出身者に対する差別があったとか?私は見たことないけど。最近は芸能人が多いなど、かえって憧れの対象かも)。そういや創氏改名じゃないけど、ヤマトンチュが読みやすいよう名字を変えさせられた、なんて話も聞きますよね(渡嘉敷→冨樫、とか)。

     ただ、
       > 「なぜ基地が沖縄にたくさんあるのか」
    これについては、あの位置にある以上、どうしてもある程度は仕方ないかと。極東の要石みたいな位置にありますからねー。

     仮に日本が非武装中立を宣言し日米安保条約を破棄、自衛隊も廃止したとしたら、中国か米国が沖縄を、なんだかんだ名目を付けて占領しに来るでしょうね。

  5. > 樹村さん
    琉球に対して皇民化政策がとられたということはありましたよね。あと、個人レベルで言えば、例えばアパートの入居資格で「琉球人お断り」みたいなものがあったとも聞いています。
    まぁ芸能人のことについて言えば、韓流ブームも同じようなものかも…。
    基地の件は、たしかにそうなんですが、たぶんそれだけではないところもあるんじゃないかと…。

  6.  皇民化政策そのものは"差別"じゃないでしょう。ヤマトンチュと同じ扱い。「琉球処分に伴う抑圧」とは言えるかもしれませんが。

      ※ 植民地朝鮮に対する皇民化政策も同様。差別と言うより、
       「併合(事実上の侵略)植民地化に伴う抑圧」かと。

    アパート入居資格や、あるいは就職での差別などは私も聞いたことがあります「かつてあった」と。

    > 韓流ブームも同じようなものかも…

     そう言えば、神奈川の高校日本史担当教員が、授業でハングルと韓国目線での歴史を教えて「私は韓国人に生まれたかったっ!」とやったというのがこちらでは話題になりました。この教員さん、熱烈な韓流ファン?あるいは左派系の人?それとも統一教会の信者さん?

     それはさておき。

    > たぶんそれだけではないところもあるんじゃないか

     かつては、いつきさんのお考えの通り、「それだけではな」かったと私も思います。極東で軍事的脅威なのは中国より圧倒的にソ連だったので、沖縄にあんなに多くの基地があったのは明らかに過剰。そういう意味で、それを差別、と言うならそうかも。

     でも、今は、沖縄の基地もだいぶ減ったし、中国の軍拡と周辺諸国(や少数民族)への横暴が目に余るようになったし。現状レベルの基地なら、ある程度やむを得ないような気がします…

  7. あ、「差別か?抑圧か?」の話↑は、別に当時の日本政府を弁護しているワケではないことを、ご理解いただけると幸いです。
     「その切り口ではなく、こっちの切り口の方が適切では?」
    喩えて言うと
     「Aと言う病ではなく、Bと言う病では?」
    みたいな。切り口が適切な方が、教訓や対応も適切になるかしら?と。

     また、沖縄への差別問題については、教材という形にはなってないと思いますが、D大神学部卒の佐藤優氏(ルーツが沖縄にある)が何か書いていたと記憶します。お忙しいでしょうから、今、読んでいる時間はないでしょうが、そのうち一読されると良いかも。

     ご存知でしたらすみません。

  8. たしかに「抑圧」ですね。>皇民化政策
    神奈川の教員の話はちょこっとだけ聞きました。う〜ん…。
    佐藤さんの本、また読みます。とりあえず、今は「歴史は眠らない 2010年12・1月沖縄・日本 400年/地震列島・日本の教訓」を読まなくちゃ^^;;

  9. かつて政府も沖縄戦を「唯一の地上戦」と言っていましたが
    2010年から樺太千島の戦いも本土における地上戦であるとして
    「唯一の地上戦」という言い方をしなくなりました。
    (閣議決定)

    このことについて琉球新報という新聞が
    「沖縄戦を矮小化する意図がある」という意見を掲載しました。
    http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-162452-storytopic-3.html

    つまり樺太千島の戦いで亡くなった民間人3,700名を無視しなければ
    「唯一の地上戦」という沖縄の立場が揺らぐと言っている。
    3,700名など瑣末なものだ、ネグリジブルだと。

    沖縄人はどこまで醜くなれるのか。

  10. えー今さらですが・・・「極東の要石」と、地政学上仕方がないという説はすでに相当疑わしいものとなっています。
    http://blogs.yahoo.co.jp/okinawa_maxi/60002211.html

    今、沖縄に基地があることで起きていることを知らずに沖縄人を「醜い」とは。あきれ果てたので書き込みました。
    いつきさん、横から失礼★

  11. くりともさん、こんにちは。

    なんか、私の書いていること「要石」と、htさんが書いていること「醜い」をゴッチャにして論じておられるので気になりました。私と、htさんとは、まったく別人で、裏で相談も何もしていません(互いに面識はあるけど、思想その他背景はまったく別です)。書いているコメントもまったく独立だと思います(少なくとも私はhtさんのコメントはまったく気にせず、いつきさん宛にだけコメントを書いています)。そのあたり、ご理解いただけると幸いです。

    また、お書きになっているURLは、この問題で極めてアリガチな論点で、そのサイト自体は初見ですが内容自体は当然既知です。いつきさんの元エントリからはかけ離れてしまいますので、ここでは論じませんが。

  12.  ちなみに私、htさんには嫌われたみたいで、この1年半ちょい、オン又はオフですれ違うことがあってもガン無視されております。なんで嫌われたのか、鈍感な私にはよく分からないのですが。

     まぁ、そのくらい、私とhtさんは独立に書いている、思想信条も異なる、と言うことです。

     また、さっき書き忘れましたが。私、沖縄は行ったことがあり、ホンの少しだけでお恥ずかしいですが、普天間の状況、嘉手納の状況も見聞したこともあります。昔から関心があったので。また辺野古座り込み隊の基地?となっている宿(大浦湾の奥)に泊まり現地の様子も直接見聞きしたこともございます。また、我が家の比較的近くにも基地はあり、そこからある程度(クドイけど少しだけですが)現地の辛さも想像が出来ます。

     くりともさんが「起きていることを知らずに」とお書きになっている、その根拠が不明ですね。

     あ、繰り返しになりますが、この件でhtさんがどうか?はまったく知りません。念のため。

  13. いつきさんを挟まずやりとりするのもどうかと思いつつ、少しだけ。

    確かにごっちゃにしたレスでした。その点、失礼しました。

    「起きていることを知らずに」と書いた根拠は、知っていてまさか現状を「差別」と見ないというご意見があるとは、私の感覚では理解しがたかったから、ということです。

    総じて、上記に書き込まれている3人のみなさんのやりとり全体のトーン自体に、暗澹たる思いがして書き込んだというところです。

  14. > 知っていてまさか現状を「差別」と見ないというご意見が
    > あるとは、私の感覚では理解しがたかったから

     これはまるっきり逆でしょうね。知る前、例えば私が沖縄に関心を持ち始めたおよそ30年前、色んなメディア、例えば大昔あった朝日ジャーナルなどを読んでいるだけでは、差別があると思っていました私も。自分で差別を直接見聞きしたことは一度もありませんでしたが。

     でも、他の基地の街を見たり、直接沖縄に行ってみたりすると。確かにかつては差別があった(特に戦前はヒドイ)と思うけど、いわゆる復帰後は、ジワジワと少しずつですが改善されたなぁ、と感じますね。

     沖縄出身者に対する本土での差別は、今も昔も私は直接は知らないので比較出来ませんが。現地に限れば、今では他の基地の街と大差ない状況にまで来たかと。位置的に基地がまだ多いことと、その中に気の荒い海兵隊がいるので、その分はややキツイけど。

      ※ ちなみに、海兵隊の基地は、今後10〜30年くらい
       で沖縄からいなくなると思います。軍事技術の発達
       で、あのタイプの兵力はどんどん前線から遠ざかる
       傾向があるので。
        10年待たなくても今でも、どんどん沖縄駐在海兵
       隊の人数は減る傾向なのはそのため。
        嘉手納は、海兵隊より後まで残ると思うけど。

      ※ 経済が低迷してる状況は今もありますが、これは
       大需要地から離れているなどによるもので、差別と
       は関係ないし

    くりともさんは、現地に行かれてどう思われました?他の(つまり本土の)基地の街の状況と比べて、どうですか?

     ちなみに、「今も差別はある!」論者で有名な一人に、私も↑でいつきさんに紹介していますが、評論家の佐藤優氏がいます。でも、彼の論説を読んでも、あまり妥当に感じないんですよね…

  15.  あ、書き忘れました。

     地理的な問題からとは言え、今も沖縄の方々にご負担をおかけしているのは事実なので、そう言う意味で沖縄の方々に申し訳ないとは思います。

     ただ、それを差別ゆえとは思わない、ということです。念のため。

     また、米軍が前線から遠ざかる傾向にある(フィリピンから撤退し、在韓米軍を削減し等々)のは、上記のように軍事技術の進歩もありますが、財政的にもそうですね。

      ※ 在韓米軍削減をノムヒョンの功績と勘違いしている人が
       マレにいますが、あれは米国の都合の方がずっと大きい

    基地だけ残し、そこの短期的防衛は現地国軍に任せ、米軍兵は時々訓練しに来るだけ、にどんどんなるでしょう。在沖縄海兵隊兵員も、繰り返しになりますが、今後10〜30年程度でそうなると思います。海兵隊用の(飛行場などの)基地と、嘉手納の空軍は、その後もしばらくは残ると思いますが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です