例えば
「夏休み、教室はクーラーなし」
とします。そうしたら、学校は節電できます。で、たぶん生徒たちは来ません。その生徒たちは家でクーラーのある生活をするでしょう。トータルで考えたら、どちらの方が節電効果があるのかなぁ。
例えば
「パソコンはバッテリーで運用せよ」
とします。ところが常時バッテリーで運用すると、バッテリーの寿命は短くなります。となると、バッテリーの交換が必要になる。で、古いバッテリーの処理とか新しいバッテリーの製作には電気がかかる。トータルで考えたら、どちらの方が節電効果があるのかなぁ。
わたしの住んでいるところは、おそらくは京都の中でも涼しい方です。朝や夕方はクーラーは必要ありません。窓を開けて扇風機をまわせばけっこういい気持ちです。でも、まぁ都市部ではこういうところは珍しいでしょう。ヒートアイランドでは、おそらくはクーラーなしでは生きていけないかも。ただ、そこでクーラーをかけると、当然の事ながらヒートアイランドはより激しくヒートするわけで。となると、ますますクーラーなしでは生きていけない。この連鎖はどこでとめることが可能なんだろう。
おそらく「エコ」って、かなりトータルで考えないと、結局精神論と自己満足で終わってしまうんじゃないかなぁ。